・神の化身
進行内容
人の持つべき性(サガ)を切り捨て、
ハデスは上位存在として覚醒する……。
みなの力を1つに、
最後の戦いに勝利せよ!
- バトルフィールド「天守に座すモノ」クリア。
Hades : この、力は……!?
Hades : 貴様もッ、
貴様もだというのか……!?
Hades : 世の理が生みし、特別な存在……。
Hades : いや、在り得ぬ。
Hades : 認めぬぞ……!
Hades : 我が名は……。
Hades : 我が名は、ハデス!!
大冥宮の主にして、輪廻の輪から抜けしモノ!
Hades : 永遠に囚われ続ける
心の闇より、すべての者を救済する……のだッ!
Hades : ……足りぬのか。
まだ、人の身であった頃の甘さが
残っているというのか……。
Hades : 人であったことが、弱みならば……。
Hades : その欠片が少しでも
残っているのならば、ここで全て捨ててしまえ。
Hades : 人の弱さなど、いらぬッ……!
Hades : そうだ……
一片も残さず、この身も、心も……
Hades : すべてッ!
Hades : オォォォオオオオオォオオオオーーー!!!
Arciela : な、なに、あれは……。
Arciela : きゃあっ!!
(ハデスの姿が一変する)
Hades : 『願エ』
Hades : 『願オウ』
Hades : 『ウツシミノ終ワリ ヲ』
Arciela : あ、あ……。
(ハーサーカとテオドールが飛来)
Teodor : 無事だな?
Arciela : テオドール、おじさま……?
Teodor : さあ、立つのだ。
いつまでも呆けている場合ではないぞ。
Arciela : ハーサーカさん!
(ハーサーカ、ハデスとの戦闘の末動きを封じられる)
Sajj'aka : グッ、不覚……!
Teodor : 覚えておられるか?
Teodor : かつて、あなたに仕え、
裏切った者……
Teodor : 私め、テオドールを。
Teodor : 再び、御前に立つことを許されよ。
Teodor : 我が声、お聞き届け願いたい。
Teodor : 心の闇を晴らすことに
専心し、あなた自身がその闇に囚われている。
Teodor : 終わりなき悪夢より、
どうか、目を醒まされよ!
Hades : 『集エ』
Hades : 『集マレ』
Hades : 『我ガ 救済ノ光ノ下 ヘ』
Arciela : おじさまっ……!!
Teodor : ……残念だ。
Teodor : あなたはもう、
自分自身すらも認識できぬのだな。
Teodor : せめて、
かつての朋友として……
Teodor : あなたの魂を、心の闇を……。
ここで斬り捨てよう……。
Teodor : さあ、最後の戦いだ。
心せよ、アシェラ、[Your Name]!
だいじなもの:タルタロスの魂魄醒を手にいれた!・タルタロスの魂魄醒
タルタロスの魂魄が ますます深い闇をたたえ、 周囲へ絶望をもたらしている。 目醒めた闇が冥王ハデスのもとへと 導いてくれるだろう。
- バトルフィールド「神の化身」
Hades : 『集、エ…… 我ガ 救済、ノ……』
Hades : 『救イ 掬オウ 汚レシソノ魂ヲ』
Hades : 『聴ケ 傾聴セヨ 奇跡ノ福音ヲ』
Teodor : 立つのだ!
私との戦いはこんなものではなかったぞ!
Teodor : クッ! しまった!
アシェラ……!!
Teodor : ぐっ、この力はッ……!?
バ、カな、まさか……私、の…………
まさか感じていないの……?
Arciela : 私を置いて、いかないでッ……!
Arciela : そんな、おじさまッ!
Arciela : あ……あ、あ…………
ごめ……な、さ………………
Arciela : ハーサーカさん!
(モリマーとダラクァルンの亡骸を引き上げる)
Arciela : !?
Sajj'aka : この場に残してはおけぬからな。
Teodor : ……まだだ。
なにか、様子がおかしい。
Hades : 『渦巻…… キ』
Hades : 『……逆 巻ケ』
Hades : 『常闇 ……ノ 奔流 ヨ……』
Teodor : あなたは、それほどまでに……。
Teodor : ……致し方あるまい。
Arciela : なに?
Arciela : オーダーサインが……!?
『母なる大樹よ、その力を再びこの地に──』
『──掲げるのだ──』
『──オーダーサインを──』
『──放て、光龍の息吹を──!』
Arciela : ハデスの、姿が……。
Sajj'aka : これは、奇跡か……。
Arciela : ロスレーシャ……。
Teodor : オーグスト……。
Arciela : えっ?
そんな、まさか……!?
August : ロスレーシャ……。
Rosulatia : 『……この者らの活躍なければ、
母なる大樹の未来は消えていました。』
Rosulatia : 『感じます。
この者らの魂が、冥王に囚われていた魂と共に
まだこの場に留まっているのを。』
Rosulatia : 『いまならば、まだ……。』
Rosulatia : 『ただ、この子だけは
魂だけでなく、肉体が傷つきすぎて……。』
Teodor : わたしに任せてくれ。
Teodor : かつて、彼を死の淵より
呼び戻した我が血の力、ダラクァルンへ注ごう。
Teodor : この力が、呪縛となるか。
救いとなるかは、わからないがね……。
Rosulatia : 『世界樹は、生命を司る樹。
その力の一端を、この者らに授けましょう。』
Rosulatia : 『……母よ。
承りし恩恵に報い、
この者らに偉大なる祝福を──。』
Darrcuiln : (ぐっ……うぬ……。)
Morimar : ……こりゃあ、
どういうこった?
Morimar : わしは、確か……。
Arciela : モリマーさん!
ダラクァルンさん!!
Morimar : ……ここは、天守、か。
Arciela : ごめんなさい!
わたしたちがハデスに挑んだせいで……!
Morimar : お、おう。
まずは落ち着いて、状況を説明してほしいんだがな。
Darrcuiln : (うむ、我からも説明を願う……。)
August : 目は覚めたか?
ふっ、相変わらずだな、おまえは。
Morimar : ……?
Morimar : お、オーグスト、か……?
August : 迷惑をかけたな、友よ。
August : おまえが
テラクァルンの子孫か。
おまえ自身は俺のことなど知らぬだろうが
その姿はうりふたつよ……。
Rosulatia : 『王よ……。』
August : ああ、わかっている。
August : 小康状態も長くは続かん。
Arciela : おじさま、これは一体……!?
Teodor : 不完全な門が暴走している。
このままでは、この一帯がタルタロスへ
飲み込まれてしまう。
Arciela : タルタロスに……そんな!
August : 魔力の供給が
途絶えていないのだな……。
August : 友たちよ!
そして、我が血を受け継ぎし者よ!
ここより、早急に離れるのだ!
August : ハーサーカ!
この場にいる皆を乗せて、飛べるな?
Sajj'aka : 無論だ。我が王よ!
August : 頼むぞ。
Arciela : ま、待って……!
待ってください、あなたはどうするのです!?
August : 俺は残る。
一緒に離れるわけにはいかん。
August : ……王として、
あれを止める責任がある。
Arciela : それならば、わたしたちも一緒に!
August : 優しいのだな、娘よ。
August : だが、気にするな。
August : 地上でどれほどの時が
経ったのか、もう俺にはわからぬ……。
August : 古き王が戻ったとて
迎える家臣も……
August : そして、
愛する妻も子も、もはやいない……
そこはもう、俺の還るべき場所ではない。
Arciela : ……。
August : その銀の髪。
そして、深緑の瞳の色といい
俺の娘にそっくりだ……。
August : よくぞ血を絶やさず、
この地、この時を紡いでくれた、感謝するぞ……
Arciela : アシェラです。
……アシェラ・V・アドゥリン。
August : アシェラか、よい名だ。
August : 兄も、いたな。
ユグナス、だったか……この俺に似て頑固な奴よ。
August : あれには悪いことをした。
August : だが、肝の据わったよい王だ。
俺の呪いはすでに解けている。
August : あとは、あやつ次第だ。
August : さあ、いけ。
兄妹ともに末永く暮らせ、アシェラよ。
August : モリマー。
すまぬが、アドゥリンを頼む。
Morimar : ああ、任せろや……。
August : 長くなった。
さあ、いってくれ、ハーサーカ。
August : これが、今生の別れだ。
ウルブカを頼むぞ。
Sajj'aka : ……承知した、我が王よ。
August : 我が血縁を
……いや、数多の運命を手繰り寄せ、導き
よくぞ、辿り着いてくれた。
August : ユグドラシル、ハーサーカ。
そして、俺がこの場にいるのは、如何な奇跡か……。
August : この場の誰よりも
眩き輝きを放つ、[女/男]よ。
August : おまえの名を聞かせてくれ。
[Your Name]
名乗るほどの者じゃない
August : [Your Name]。
August : ……よき名だ。
その名、忘れぬぞ! 決してな!
August : くくく……ハハハ!
それもまたよし! 勇者よ、感謝する!
August : ハデスよ。
おまえとの永き因縁、ようやく断たれる。
August : 終わりにしよう、すべてを……!
August : 滅せよ、ハデス!!
(オーグストが放った光の槍をテオドールが防ぐ)
August : ……なっ!?
August : なぜ止める、友よ!?
Teodor : すまない、オーグスト……。
Teodor : 一度は袂をわかち、敵となり……
Teodor : 悠久の時を、
どんなに憎んで憎み切っても……
Teodor : 出会った当時の
胸の内に輝く思い出の光を消し去ることはできない。
Teodor : それほどまでに、私は彼を……。
Teodor : 私の我儘を許してくれ……。
August : だがしかし、
このまま捨て置けぬ!
Teodor : 私もここに残る。
……そう、彼と共にな。
August : 本気か、テオドール。
Teodor : ああ。
August : …………。
August : ふ、やれやれ。
変わらぬな、貴様のそういうところは。
August : 致し方ない。
残るからには手伝ってもらうぞ、友よ。
Teodor : 無論、そのつもりさ。
August : ふっ、おまえの心の内は
相変わらず、読めぬものだな……。
August : さあ、ゆけ。
August : 多少時間はかかるが、
俺とテオドールの2人ならば、この暴走を
抑え込めるだろう。
Rosulatia : 『あなたたちだけでは、
ありません。』
August : はは、そうだったな。
すまぬな、ロスレーシャ。おまえも一緒だ。
Sajj'aka : 脱出するぞ。
Sajj'aka : 振り落とされぬよう
しっかりと我に掴まっておれよ!
Sajj'aka : さらばだ、我が王よ……。
August : ああ……。
悠久の時の果てにて、いずれまた会おう。
August : とっくの昔に
死は覚悟したのだがな……。
新しい時代を生きる者達の輝きをみてしまうと
心が揺らいでしまうものだ。
August : さあ、はじめよう。
友たちよ。
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