アドゥリンの魔境/晴れぬ戸惑い

Last-modified: 2013-11-05 (火) 16:43:19

・晴れぬ戸惑い

進行内容
 アシェラは、ユグナスの
 伝えたかった意図がわからず困惑していた。
 感情的になる一面を見せたが、
 その不安な胸中を語ったことで、
 彼女も少しは元気を取り戻したようだ。


  1. セレニア図書館でイベント。
     
    Arciela : [Your Name]……?
     あなたもここに何か用なの?
     
    どうする?
     悩み事を聞いてみる
     好きなお菓子を聞いてみる
     好きな男性のタイプを聞いてみる
     
    「好きな男性のタイプを聞いてみる」
    Arciela : え、はい?
     好きな、男性のタイプ……ですか?
    Arciela : ごめんなさい。
     いまはそんな気分じゃ……。
     
    「好きなお菓子を聞いてみる」
    Arciela : えっ!?
    Arciela : す、好きなお菓子、ですか!?
     わたしの!?
    Andreine : あの……若姫さま。
     ここはその……図書館ですので。
    Arciela : ご、ごめんなさい。
     静かにします……。
    Arciela : こほん。
    Arciela : ええと……。
     す、好きなお菓子、ですか……。
     そうですね。
    Arciela : チョコクレープの白蜜がけとか
     ウィッチヌガーのメープルシュガー倍盛りとか。
    Arciela : ああ、
     ガトーオーフレースも捨てがたいかも。
     ベリーの酸味が甘さを引き立ててくれるんですよね。
    Arciela : 食べ過ぎです、って
     グレンエスからも怒られちゃうんですけど、つい……。
     って、な、なんでそんな話を?
     
    どうして?
    「元気がなかったから」
    Arciela : えっ?
     はい、それは意表を突かれました……けど。
    Arciela : あ……。
     あの……ひょっとして気遣ってくれてる、のかな?
    Arciela : うふふ。たしかに一瞬、
     何を悩んでたか、忘れちゃいました。
    Arciela : まさか、こんなところまで来て
     わざわざスィーツ談義をする人がいるなんて
     思わないですよ。
    Arciela : ありがとう、[Your Name]。
     今度ゆっくりスィーツのお話で
     盛り上がりましょう。
    Arciela : 実は……。
     ちょっと悩んでて……。聞いてくれますか?
    Arciela : あにさまのこと……。
     もちろん、あの姿のまま戻らなかったら
     どうしよう、ということと。それと……。
    Arciela : あのとき、あにさまが、
     わたしのほうを指差したのは何故だろうって。
     ずっと、それを考えているのだけど、
     正直わからなくて。
    Arciela : あのときも、
     色々な人たちが色々なことを言っていたけれど。
     わたしには、どれも正解に思えなかった。
    Arciela : みんな、
     自分の言いたいことを言っていただけ……。
     そんな気がして。
    Arciela : 本当の意味はわからない。
     けれど、その言葉の裏によくない感情が
     あるっていうのはだけは、なんとなくわかるの。
     小さい頃からそうだった……。
    Arciela : [Your Name]……。
     わたし、もうどうしていいかわからないよ。
    Arciela : わたしたちは、
     ウルブカの奥へと突き進むべきなのかな?
    Arciela : それとも、初代王の遺志通りに、
     立ち入っちゃだめで退くべきなのかな?
    Arciela : 日毎に諍いばかりが
     大きくなっていっている気がする。
    Arciela : このままじゃ、
     アドゥリン都市同盟は分裂してしまうかも……。
     内乱になるかもしれない。
    Arciela : そうなったら、
     開拓を進めるべきかどうかなんて
     議論自体が吹き飛んでしまう。
    Arciela : それに……。
     わたしにはウルブカの地で起きている異変が、
     開拓のせいばかりではない気がしているの。
    Arciela : 明らかに、今までこの地で
     見たこともない魔物が現れたりしてるし。
    Arciela : あにさまは、なんではっきりと
     教えてくれなかったんだろう。
    Arciela : それとも、[Your Name]が
     言っていたように、もう心と心で
     会話をすることもできないくらいに
     身も心もリフキンになってしまったの……?
    Arciela : ごめんなさい。
     感情的になっちゃって……もう大丈夫。
    Arciela : あにさまの掛けた謎が、
     わたしには解けない。
    Arciela : こうして、何日も
     セレニア図書館に通って色々調べてみたけれど。
     手掛かりになりそうなことは何も……。
    Arciela : [Your Name]……
     あれから、あなたの持っている
     ロスレーシャの実に何か変化があった?
    Arciela : そう……。わたしはでも、
     [Your Name]ならば、
     あにさまの意図が読み解けるんじゃないか
     って思ってる。
    Arciela : あなたは、
     リフキン族の女王ロスレーシャにも
     認められた人だもの。
    Arciela : わたしは最近、
     森に行けてないけれど。
     [Your Name]は開拓者だから
     通っているのでしょう?
    Arciela : 何か気づいたら、
     真っ先に教えてね。お願い。
    Arciela : わたしは、もう少し
     ここに通って調べてみるつもり。
    Arciela : 話を聞いてくれて、
     少し気持ちが軽くなったわ。
     ありがとう、[Your Name]。

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