アドゥリンの魔境/黒衣の紳士の招待

Last-modified: 2014-11-12 (水) 00:45:19

・黒衣の紳士の招待

進行内容
 命からがら逃走した一行を
 テオドールが待っていた。
 カミールの山頂で待つと、彼は言い残す。
 さっそく、カミールの山頂へと向かおう。


  1. ラ・カザナル宮天守のOminous Posternを調べる。
     
    Arciela : この扉の奥に……ハデスが。
    Arciela : でも、モリマーさんに
     ダラクァルンさんが、まだきてないね。
    Arciela : どうしたのかな……?
     
    なにか言う?
     中へ入ってみよう
     もう少し待とう
     
    「中へ入ってみよう」
    Arciela : ダメですよ。
     わたしたちだけで中へ入るなん……
     
    「もう少し待とう」
    Arciela : そうですね。
     もう少し待ちま……
     
    ??? : ([Your Name]!
     アドゥリンの若姫よ!)
    Arciela : ダラクァルンさん?
    Darrcuiln : (戻れ!
     その先に進んではならん!)
    Arciela : 扉が……!?
    Arciela : こ、この力は……!
    Darrcuiln : (ぐっ、しまった……!)
    (転移される2人と1匹)
      
    Hades : ようこそ。
     待ちかねたよ、アシェラ姫。
     そして、[Your Name]……。
    Hades : ふむ。
     ひとり足りないようだが……?
    Hades : まあいい。
    Arciela : メルヴィアン!
    Hades : 人はみな、心に闇を抱えている。
     それは生まれ持った呪いのようなものだ。
    Hades : 知っているかい?
     人は死に、肉体が失われたとしても、
     魂は不滅なんだ。
    Hades : そして、いずれは新たな生を受ける。
    Hades : そう、囚われ続けるんだよ。
     心の闇は、魂に深く刻み込まれているからね。
    Hades : そして、生前の記憶は忘却され
     はじめから無駄な時を、延々と繰り返すんだ……。
    Hades : そう、終わることのない。
     命の循環、輪廻……。
    Hades : そんな生き方にどんな意味がある?
     真実の先に待っているのは、ただの絶望だ。
    Hades : だからこそ、
     僕は死による救済を行うのさ。
     愚かなモノ達を残らず、すべて、ね。
    Hades : そして、
     僕らは本来在るべき姿へと回帰する。
    Arciela : ……。
    Hades : それのなにがいけない?
     死は破滅ではない、新たな生……。
    Hades : そう、魂の救済なのだ。
    Hades : 世界は気紛れだ。
    Hades : 時折、特別なモノが生を受ける。
     僕はそれを「魂の覚醒」と呼んでいるがね。
    Hades : あの王、オーグストもそうだ。
     世界に名だたる聖人、偉人、変人、奇人……。
     なにかに突出したモノたち。
    Hades : いまこの僕の前にいる君たちも
     そうなのかもしれない。
    Hades : 何らかのメッセージなのか。
     幾重の転生を繰り返してきたこの僕ですら、
     いまだわからない命題だ……。
    Hades : 楽園の扉を、
     開くべきモノかもしれない。
    Arciela : 転生……楽園の、扉?
    Hades : ……ふ、ふふ。
     僕は何を語っているのだろうな。
    Hades : ……まあいい。
     ここへきたということは
     僕の邪魔をする気なのだろう?
    Hades : そう、あの時の
     オーグストと同じように。
    Hades : 滑稽だね。
     この僕に挑もうなどと、無謀にもほどがある。
     しかも、君たちだけでとは……
    Hades : 身の程を知るといい。
    Hades : そして、絶望しろ。
    Hades : 絶対的な力の差というものになッ……!
    Morimar : ハァデェェエエェスッ――!!!
    Hades : そんなに吠えたら
     奇襲にならないだろう?
    Morimar : ヘッ、ほざきやがれ……!
     こちとら、足止めできりゃあ御の字なのよ!
    Darrcuiln : (すまぬ、主殿。
     止めることかなわず、こんな事態に……!)
    Morimar : ……まだだ、
     まだこいつには勝てねぇ!!
    Morimar : ダラクァルン!
     姫さんを乗せて、[Your Name]と
     ここから逃げろ!
    Darrcuiln : (承知した!)
    Arciela : なぜです!
     みんな揃った、いまなら……!
    Morimar : 違う、そうじゃねぇ!
     わしらには勝てねぇ「理由」が……
    Hades : よそ見してる場合か?
    Arciela : モリマーさん!!
    Morimar : ゲホッ!
    Morimar : ……くそったれが!
     老人は労りやがれっつーの。
    Hades : ははは。
     そんなに元気な老人がどこにいる?
    Morimar : ケッ、イヤミな若造だぜ。
    Morimar : あの頃くらい
     憎たらしい容姿なら、
     こっちも、やりやすかったんだがな……。
    Morimar : 調子狂うぜ、くそったれが……!
    Morimar : おい、ダラクァルン!
     いつまでぐずぐずしてやがんだ、おまえは!
    Morimar : さっさといけ!
     あんまり年寄りを働かせるんじゃねぇよ!!
    Morimar : 姫さん!
     そして、[Your Name]よ!
     わりいが説明してる時間はねぇんだ……。
    Morimar : いまは引け。
     あとのことは、「アイツ」に任せてある……!
    Morimar : 長くはもたねぇが
     お前らが逃げる時間稼ぎくらいはしてやるさ。
    Hades : ……懲りない男だな。
     おまえの心がへし折れたときの顔が楽しみだ。
    Morimar : オラァァァーーー!!!
    Darrcuiln : (乗るのだ、ここを離れる……!)
    Arciela : でも……!
    Darrcuiln : (急げ!)
    (モリマーとハデスの攻防)
    Hades : ふふ。
     おまえのようなタイプは、いくら痛めつけても
     簡単に折れるような玉じゃあない。
    Hades : 最も効果的なもの、それは……
    Hades : 仲間の犠牲だ。
    Hades : こんな感じにな。
    (逃げる2人と1匹に向かって攻撃)
     
    どうする?
     かばう
     立ち塞がる
     
    「かばう」「立ち塞がる」
      
    Darrcuiln : (なっ……!)
    Arciela : モリマーさん!!
    Darrcuiln : (なんてことをっ……!)
    Morimar : 馬鹿やろう、止まんなッ!!
    Darrcuiln : (見捨てることなどできぬ!
     我も残り、共に戦おうぞ……!)
    Morimar : 腑抜けたこと抜かしてんじゃねぇ!
     無暗やたらに突っ込むなって教えてんだろーが。
     いまが、そのときなんだよ……!!
    Morimar : ガッ、ハッ……!
    Darrcuiln : (主殿ッ!!)
    Darrcuiln : (なっ、なにを……!?)
    Morimar : たッ、たまには……、わしのッ!
     いうことを、黙って聞きやがれ……ッ!
    Hades : 得物を投げ捨てるとは
     ずいぶん余裕じゃないか……。
    Hades : なぁ、モリマー。
    Darrcuiln : (主殿ッ!)
    Morimar : 来るん、じゃねぇ……!
    Morimar : ヘッ、
     わしのしぶとさなら……理解してんだろ?
     ……ったく。
     主従とかぬかす前に、主の命令を聞けってえの。
    Morimar : 行けぇッ! ダラクァルン!!
    Darrcuiln : (……ッ!?)
    Arciela : [Your Name]!
     
    どうする?
     いまは任せよう!
     一緒に戦おう!
     
    「一緒に戦おう!」
    (ハデスに倒されるイメージ)
    Darrcuiln : ([Your Name]!
     主殿の意志を無駄にしないでくれ……!)
    Darrcuiln : (頼むっ! さあ!)
     
    「いまは任せよう!」
    Arciela : でもっ!
    Darrcuiln : (若姫よ!
     主殿が抑えている、いましかないのだ……!)
    Darrcuiln : (我が背に乗れ!)
    Arciela : は、はい……!
    Morimar : わしがこうして
     この野郎を抑え込んでるいまなら
     あの扉から出られるはずだ!
    Morimar : 全力で駆け抜けろ、ダラクァルン!
     いけぇッ!!
    Darrcuiln : (すまぬ! 主殿……!)
      
    Hades : いつまで掴んでいるつもりだ?
    Morimar : グッ……。
    Hades : 誰かの入れ知恵か?
     なにを知った、モリマー?
    Morimar : さあて、どうだかね……。
     てめえに教えて、なにか、わしに得でも?
    Hades : フン、まあいい。
     とんだ茶番に付き合わされたものだ。
    Morimar : グッ、ガ……!?
    Hades : 頑丈さが売り
     ……というだけではないようだな。
    Hades : ふむ、その異能の力、
     あの裏切り者から与えられたものか……。
     くく、死ねないというのは、どんな気持ちだ?
    Morimar : ……。
    Hades : その呪縛から解き放ってやろう。
     言い残すことがあれば、特別に聞いておくぞ。
    Morimar : ヘッ……。
     いうことなんざなにもねぇさ、次の世代に託した。
     老兵は去り逝くってな……。
    Morimar : まあ、なんだ……。
     俺を逃がした、オーグストと同じ最期たあよ。
     嬉しい、もんだ、ね……。

アドゥリンの魔境
前のシナリオ次のシナリオ
天守へ至る鍵黒衣の紳士の招待七番目の守護者