・降り注ぐ、奇跡の煌めき
進行内容
ハデスは倒れ、
世界樹の力……命を育む黄金の光が、
東ウルブカの地に降り注ぐ。
アドゥリンへと帰ろう。
- 神の化身から自動的に進行。
Sajj'aka : 脱出の際に見えた
世界樹……その力が降り注いでいる。
Sajj'aka : 命を育む、黄金の光よ。
Arciela : 命を……。
Morimar : 女王さん、無茶しやがったな……。
また多くのもんに、助けられちまったなぁ。
Sajj'aka : そうだな。
Morimar : 姫さん。
それと、[Your Name]……。
Morimar : よく頑張ったな。
Morimar : そして、最後の戦いに
立ち会えなくて、すまなかった……。
Arciela : いいえ、そんな……。
Morimar : いや、おまえさんらの活躍で
冥王ハデスの脅威は晴れたんだ。
古きものを代表して礼を言うぜ。
Morimar : ありがとうよ……。
Morimar : まあ、事態がすぐに
好転するほど、世の中は甘くねえからな。
むしろ、大変なのはここからだ。
Morimar : さあ、戻ろうぜ。
わしらの還るべき場所によ。
Arciela : はい!
Arciela : 私たちも帰ろう、アドゥリンへ。 - ケイザック古戦場から西アドゥリンへ移動するとイベント。
Tiana : ああっ!
おひめさまもー!
Arciela : え……!
ティアナ、ちゃん……?
Tiana : ありがとう!
Tiana : どうしたのって、
助けてもらったら、お礼は当然です!
Tiana : あたし、夢を見ました。
Tiana : まぶしい金色の光の中から
おっきくて真っ白なドラゴンに乗った、おひめさま、
そして、[Your Name]さんを!
Tiana : それですっごい光に包まれて
目をつむって、目を開けたら、おじぃちゃま……。
Tiana : それに、パパに、ママ。
みんなが、ティアナを囲んで泣いていたの。
Tiana : ティアナはずっと寝てたって。
最初はよくわからなかったのですけど……
Tiana : すぐわかりました!
Tiana : おひめさまと
[Your Name]さんがね!
Tiana : ティアナを
森で助けてくれたときみたいに、今度は、
なが~い夢から覚まさせてくれたんだって!
Tiana : そうなのですよね?
Tiana : ううん、
夢じゃないのです!
Tiana : [Your Name]さん、
聞いてください。
Tiana : ティアナは
おひめさまに助けてもらったときに、
魔法って、すっごいなって言ったの、
覚えてますか?
はい
いいえ
Tiana : えへへ、
嬉しいのです!
Tiana : むー!
……ほんとに覚えてないのです?
あんなふうに魔法を使えたらいいなって、
あのとき思ったのです。
Tiana : でも……。
ティアナは決めました。
Tiana : ティアナは
[Your Name]さんみたいに
なりたいのです。
Tiana : 開拓者になるって決めました!
Tiana : そして、おひめさまみたいに
森と仲良しで、たーっくさんの動物たちと
いーっぱい友達になるのです!
大変だぞ
ライバル誕生だな!
Tiana : はい!
大変でも、頑張るのです!
Tiana : ライバル!
Tiana : ティアナ、負けません!
みんなで修業なのです!
Tiana : それじゃあ、またね!
Tiana : [Your Name]さん!
おひめさま! ありがとーーー! - 東アドゥリン・アドゥリン城門前のPloh Trishbahkに話しかける。
許可、ですか?
Ploh Trishbahk : 問題ございません。
[Your Name]様が来られることは
事前に伺っておりますので。
Ploh Trishbahk : さあ、どうぞ。
(場面移動)
Arciela : あ、[Your Name]。
Arciela : この部屋であなたと
一緒に話すことも多くなりましたよね……。
Arciela : もう何回目かな?
ふふ、ちゃんと数えておけばよかったかも。
Arciela : え、あれですか?
……野菜のジュースです。
Arciela : 朝一で収穫された
野菜で作ってもらったの。
Arciela : シビック・アボレタムの
チャルヴァヴァさんが届けてくれたんです。
Arciela : 一口飲んでみますか?
Arciela : アドゥリントマトをベースに
菜園で取れたほかの果実をミックスして味を
調えてみたんです。
Arciela : ……どうかな?
とっても甘い
うぐっ……!
これは、間接キス……?「うぐっ……!」
Arciela : どうしたんですか!?
Arciela : [Your Name]。
Arciela : 「毒を盛ったな」
……なんていったら怒りますよ?なにか言う?
毒を盛ったな
……悪ふざけでした
(ぼそぼそ……)「毒を盛ったな」
Arciela : もう!
そうなら、わたしも倒れてます!「……悪ふざけでした」
Arciela : ほんとにもう、
仕方ないですね、[Your Name]は。「(ぼそぼそ……)」
Arciela : え?
なんて言ったんですか?なにか言う?
……悪ふざけでした
……を見る
ま、マリアミ渓谷……!?「……を見る」「ま、マリアミ渓谷……!?」
Arciela : もう、
あなたって人は……。
Arciela : え?
Arciela : ……てっ!?
Arciela : ちっ、ちち、違います!
まだわたし、口をつけてませんから!!
Arciela : 味を聞いてるのに
なんてこというんですか! もうっ!
Arciela : [Your Name]も
そう思う?
Arciela : あの菜園では、まだ粒も小さくて
収穫量もそれほど多くないけれど
……それでもこんなに美味しい。
Arciela : 森で採れた苗が、
こうして成長して、実を付けていく……。
Arciela : 森で採れたものというだけで
まだ多くの人が、抵抗を持っているけど……
Arciela : いつか、アドゥリンのみんなも
こうして食べたり飲んだりしながら、
笑いあえる日がきますよね!
Arciela : わたし、これから
どんなに歳月が過ぎようと、きっと今日の
この味を忘れないと思う……。
Arciela : [Your Name]に
飲んでもらえてよかった!
Arciela : こほん。
忘れないといえば……。
Arciela : わたし、この前
ここであったこと忘れないよ。
Arciela : こうすると、ね。
いまでも、あなたの熱を感じるの……。
Arciela : あの頬の痛み。
でも、それはあなたからの優しさ……
ううん、心の強さ……なのかな。
Arciela : それを分けてもらった。
Arciela : わたしはそう思ってるよ。
まだ痛む?
……強すぎた?
あのときは、ごめん
Arciela : ええ、痛みますよ。
Arciela : とっても!
Arciela : はい。
Arciela : ひとに手を上げるなんて
[Your Name]はひどいです。
Arciela : 許さないっていったら、
どう責任を取ってくれますか……?
Arciela : お返しです♪
Arciela : あのね、[Your Name]。
Arciela : あなたと初めて出会ったとき。
不思議な予感があったんです。
ここから何かが始まる……というような。
Arciela : あなたの周りには、
アドゥリンの誰とも違う風が吹いている。
そんな気がしたの。
風が?
……
Arciela : ……うん、そう。
[Your Name]の周りに吹いているのは、
「変化」という名の風……。
Arciela : わたしは──
わたしたちは、立ち止まっていた。
Arciela : 目の前で起こっていることを、
ちゃんと見ようとはしていなかったの。
Arciela : 世界樹が枯れつつあったことも、
冥宮がふたたび開かれつつあったことも、
知らなかった。
Arciela : そんな長い凪の状態を
あなたという風が吹き、そして……
街に、アドゥリンに変化を与えた。
Arciela : 最初は緩やかに……
次第に大きく広がって、わたしたちは
知らないうちにその風を背に受け
一歩ずつ歩みはじめ、いまこの時がある……。
Arciela : あなたのおかげです。
[Your Name]……。
Arciela : おぼえているかな?
Arciela : わたしたちは弱くても
大切なひとのためになら強くなれるって話。
Arciela : みんながみんな強くない。
願うことしかできないけれど……。
その気持ちを大切にすれば、きっと強くなれる。
Arciela : ……わたしは、
ずっとそう信じて願っていたの。
Arciela : でも、
きっとわたしだけじゃない。
Arciela : 森に生きるもの全て……。
森の守護者である七支公たち、森の精霊たち
リフキンたちも、きっと……。
Arciela : ひょっとしたら、
開拓者に危害をあたえるものたちでさえ……。
Arciela : ありがとう、
[Your Name]。
Arciela : アドゥリンを……
ウルブカの森を護ってくれて……。
Arciela : そして……。
わたしを最後まで護ってくれて……。
Arciela : 私……
Arciela : あなたのことが……
本当に……
Arciela : …………。
Arciela : はい?
Grennith : ……アシェラ様。
十二当主様方から大事なお話があるとのことです。
晩餐会場のほうへお越しください。
Arciela : あ、うん……。
すぐいくわ、グレンエス……。
Arciela : ありがとう。
Grennith : ……お急ぎを。
Arciela : ……。
Arciela : あの日から
まだ、みんなと和解できてないんだった。
Arciela : 大変なことばかり
続いてたから……
Arciela : ううん、違う。
理由を作って、忘れようとしてたんだ。
Arciela : ちゃんと向き合わないとだね。
(暗転)
Arciela : あ、あの……。
Hildebert : ……。
Arciela : イルドベール、様。
Hildebert : アシェラ殿。
どの面下げてここにいると思われても仕方がない。
Hildebert : そなたの言う通りだ。
Arciela : え……。
Hildebert : ……そうだ。
我々はいつしか、互いの言い分を押し通すことだけに
躍起になって、国を、民を顧みていなかった……。
Hildebert : 最初はそうではなかった……。
目指すべきものは一緒だったはずなのだ。
Hildebert : ……いや、もはや
なにをいっても言い訳にしかならんのはわかっている。
Hildebert : そして、わしは……
Hildebert : 偽りなくまっすぐに貫く
そなたの正論に、すっかり頭に血が上ってしまった。
Hildebert : いや、だからといって
わしはいってはならぬ、言葉を口に……。
Hildebert : 出てしまった言葉を
いまさらなかったことにはできない。
Hildebert : 許されないことだ。
……それでも、謝らせてほしい。
Hildebert : アシェラ殿。
あのときは本当に申し訳なかった……。
Chero-Machero : よ、よう、アシェラ。
Arciela : え、チェイロマチェイロ様……?
Amchuchu : そそ、びっくりしたでしょ!
Amchuchu : ……って、あれ?
あんまり驚いてない?
Amchuchu : ま、別にいいか。
Amchuchu : ちょっと前にさ、
国中に黄金の光が降り注いだでしょ?
Arciela : 世界樹の……。
Amchuchu : へ、世界樹?
Amchuchu : まあ、なんでもいいんだけど
あれのあとすぐね、いきなり飛び起きたのよ。
Amchuchu : 俺は真理を見た!
Amchuchu : とか、意味不明なこと叫んでたけど。
Chero-Machero : 意味不明じゃねー!
俺は見たんだ、真理ってやつを、この目でっ!
Amchuchu : はいはい、真理真理。
真理はあとで聞いたげるから、黙れ。
Amchuchu : まあ、こいつがこんなだから
アシェラもさ、察しがついたんじゃない?
Arciela : まさか。
Amchuchu : そゆこと。
Amchuchu : あの円卓の間での騒動のあと
あたしら十二家のゆかりの者たちの間で起きた
原因不明の意識喪失の被害者ね……
Amchuchu : みーんな、意識が戻ったわ。
Arciela : ……!
Arciela : よかった……。
みんなが無事で、本当に……。
Arciela : ティアナちゃんも
夢じゃ……夢じゃ、なかったんだね……。
よかった……よかった……。
Chero-Machero : あ、あのよぅ……
俺も悪かったよ。あれよあれよと
その場の流れに乗っちゃうクセがさ……。
Amchuchu : そうそう、悪い癖だよね。
言い訳がましいところもそうだしさ。
Amchuchu : これを機に、マリアミ渓谷よりも
深~く反省してもらわないとだよねー。
Chero-Machero : ダァー!
横から茶化すんじゃねーよ、アムチュチュ。
俺はなぁ、至って真面目にだなぁ!
Amchuchu : だったら素直に
謝ればいいだけでしょ。
Amchuchu : 計算早いクセに、あったま悪いわね。
Chero-Machero : ……ぐぅ。
Chero-Machero : ごめんなさい。
Gratzigg : アシェラ殿。
それと、開拓者の[Your Name]。
Gratzigg : お主らがなにをしていたか。
大体のところは、話を聞いている。
Gratzigg : こうして我らが
この場に再び一同が集まるという、きっかけを
作ってくれた者達からな。
Arciela : ……きっかけ、を?
Vortimere : お久しぶりです、アシェラ殿。
Ingrid : ……ふん。
Arciela : ヴォルティミア様……。
イングリッド……。
Reginald : それと、彼だ。
Morimar : よう、姫さん。
Arciela : えっ、モリマーさん!?
Morimar : ちっとばかし
そこのおねーちゃんとはワケアリでな。
Morimar : おまえらと別れた後
森で引っ掴まって連れてこられたは、いいがよ……
Morimar : 当主様らの前で
いきなり斬られて、わしの傷が治るのを
見せる羽目になるとは思いもしなかったね……。
Morimar : ひでえ女だぜ、ったく。
Ingrid : 冥王もいいですけどね。
Ingrid : 名家同士の問題を蔑ろにして
あちらこちら飛び回るのはどうかと思うわ!
Ingrid : あなたたち、冥王の件が
片付いた後どうするかなんて、
どうせ塵ひとつも考えてなかったんでしょう?
Ingrid : あまりに見てられないから
こっちのほうは、なんとかしてあげたのよ!
Ingrid : 感謝しなさい!
Vortimere : イルドベール殿……。
そして、各名家の当主らには、私から説得した。
私も権力に目がくらんでいた一人だから。
Vortimere : 罪滅ぼし……ではない。
Vortimere : 私は大きな過ちを犯した。
そして、身を引き、外から国の内情を見ることで、
やっと気づいたのだ。
Vortimere : 自分たちが
やってきたことの愚かさに。
Vortimere : これで、犯した罪が
軽くなるとは思っていない。
仮にも聖職者の端くれ、アドゥリンの法に則り
罰を受ける覚悟はできている。
Vortimere : むしろ、その境地だからこそ
気づき……このように行動できたのかもしれない。
Vortimere : アシェラ殿。
イングリッドを赦していただき感謝します。
すべての責任は私にある……。
Vortimere : なんなりと罰を受けましょう。
Ingrid : ……。
Margret : あの日、君たちに取った行動は
たとえどんな理由があったとはいえ、
許されるものではない。
Margret : この場にいる皆がそれを理解し
深く反省している……そのことを伝えるために
集まったともいえるんだ。
Margret : 本当にすまなかったね、アシェラ。
そして、[Your Name]……。
Lhe Lhangavo : アドゥリン家を除く
あたしら十一の名家は、今後一切
派閥争いを行わないことで合意した。
Lhe Lhangavo : ま、上の体制がかわることで
すぐに下の者たちへ波及するのは難しいだろうけどね。
そこは、これまで以上に頑張るっきゃないだろ。
Lhe Lhangavo : あたしら当主の
腕の見せ所ってやつさ。
Flaviria : あたしは推進派っていっても
元々どっちでもいい派だし。
全員一丸で進むってのは、いいんじゃないのー。
Chero-Machero : おまっ、先に
おいしい台詞いいやがって!
Flaviria : あっはっは。
仲良きことは美しきかなってね~♪
Amchuchu : フラヴィリア。
あんた、よく会議すっぽかしてたけどさ
これからは、そうはいかないわよ~。
Amchuchu : そこんとこ、わかってんの?
Flaviria : ……はっ!
Hildebert : アシェラ殿。
アドゥリン家……いや、貴女には我々十一の名家を
ひとつに取りまとめていただきたいのだ。
Hildebert : そう、初代王が掲げた
あのアドゥリン旗の剣のように、再び……。
Hildebert : お願いできないだろうか。
Arciela : …………。
Hildebert : ……やはり、
我々の過ちを許してはくれないか。
Arciela : ……いいえ、いいえ。
許すとか、許さないとか、そうじゃありません。
Arciela : わたしのほうが
あれだけひどいことを言ったのに……
そんな、そんなことを、言われるだなんて……。
Arciela : 全然、思ってもなくて……。
Arciela : わたしのほうこそ
みんなに謝らないとって、思ってて……。
Ikhi Askamot : そんな……こと無いよ。
Ikhi Askamot : わたしたち、こそ……
支えになってあげられなくて、ごめん……。
Arciela : いいえ、いいえ……
そんなこと……。
Arciela : わたし、こんな……。
こんなに嬉しいことなんて、ない、です……。
Arciela : ありがとうございます。
そして、わたしのほうこそ、本当に……
Arciela : 生意気な娘で、ごめんなさい……!
Svenja : アシェラ……。
Arciela : お申し出、とても嬉しいです。
Hildebert : おお、では……!
Arciela : いいえ……。
アドゥリン家には……わたしには、あにさまがいます。
だから、その願いには応えられません。
Arciela : ごめんなさい。
??? : ならば、私が家督を
おまえに譲るといえばいいということかな。
Arciela : え……?
Ygnas : この姿では久しぶりだな、アシェラ。
Arciela : あに、さま……?
Ygnas : おまえの活躍は、
ずっとみていたぞ……。
Ygnas : 十二家の騒動から孤立し
尚も前へ進む、あの姿こそ、国を導くもの……。
そう、王たる者の資質そのものだ。
Ygnas : わたしは、そう確信した。
Ygnas : オーダーサインは
継承者の証であり、わたしはそれを拒否し
開拓の道を選んだ。
Ygnas : 本来であれば
宝物庫で埃をかぶっていてもおかしくなかった
あの剣を、おまえは気に入り、その手に収めた。
Ygnas : ……思えば、そのときから
もう未来は決まっていたのかもしれないな。
Arciela : そんな、買い被りすぎです……。
Ygnas : さきほどの話だが……
Ygnas : イルドベール殿に
頼んだのは、わたしなんだよ、アシェラ。
Arciela : あにさまが……?
Ygnas : おまえは
この場にいる誰よりも国のことを考え……
そして、行動で示したのだ。
Ygnas : おまえが体験し、
その目で見た世界のことは、話したところで
多くの者は理解できまい……。
Ygnas : だがな、そうした
広き世をみた、おまえだからこそ導ける
新たな未来というものがある。
Ygnas : 私からも願おう。
Ygnas : この国、アドゥリンを
よりよき未来へ、おまえの手で導いてくれ。
Ygnas : 頼む、アシェラ。
Arciela : はい……喜んで!
Arciela : こんな……
こんな、わたしでよければ、是非。
Arciela : ですが、
わたし一人ではありません。
Arciela : どうか、皆さんのお力を
このわたしにお貸しください。
Arciela : よろしくお願いします!
Hildebert : では、アシェラ殿
早速だが、宣言をお願いできますかな。
Arciela : えっ、宣言ですか!?
Arciela : そんないきなり……
わたし、なにも、考えて……
Ygnas : アシェラ……。
おまえの思う、おまえだけの言葉を
ここにいる皆が求めている。
Ygnas : 形式にこだわる必要はない。
Ygnas : おまえが思い願う
国の形をそのまま言葉にすればいい。
Arciela : …………。
Arciela : ……はい。
Arciela : わたしは自らの足で歩き
そして、直に森に触れることで、多くのことを
知り、学びました……。
Arciela : それは決して一人で成せることではなくて
たくさんの人の支え、協力があって
いまのわたしがあるんです。
Arciela : ……開拓については
賛成も反対もあるでしょう。
Arciela : 衝突もありました。
Arciela : でも……
Arciela : だからこそ、これからの未来
アドゥリンはより一層、十二家の繋がりが
必要になると思っています。
Arciela : …………。
Arciela : 森も深く傷ついていました。
Arciela : わたしは、大地の理を重んじ
自然の声を聴き、森とともに発展を目指したい。
Arciela : わたしたちが考え、感じるように
その姿かたちは違っても、森も人と同じ生命なんです。
互いを尊重し、生を享受し、未来へ向けて……
Arciela : ともに歩んでいきたい。
Arciela : どうかそのために、
皆さんのお力を、わたしにお貸しください。
Arciela : この剣の輝きと――
初代王オーグストの掲げた旗の下に――
Arciela : 揺るぎなき結束を
ここに誓いましょう。
Arciela : 神聖アドゥリン都市同盟の
新たな黎明を、ここにいる皆さんとともに
築き上げる事を……
Arciela : アシェラ・V・アドゥリンが、
ここに宣言します!
Morimar : (ヘッ、収まるとこに
しっかり収まったみてえじゃねえか。)
Morimar : (いつの間にか立派になってよ。
嬉しいもんだね。)
Morimar : (もう大丈夫だ、この国は安泰よ。)
Morimar : ([Your Name]。
わしらの役目もこれで終わりだな。
さ、退散といこうや……。)