・十二家会
進行内容
開拓での目覚ましい活躍が認められ
「十二家会」なる集まりのあとに開かれる
晩餐会に招待されることになった。
場所は、東アドゥリンにある居城とのこと。
- アドゥリン城門前のPloh Trishbahkに話しかける。
Ploh Trishbahk : 晩餐会への招待状のご提示
ありがとうございます。
Ploh Trishbahk : ……申し訳ございません。
晩餐会は、十二家会終了後に開かれますので
受付は、15時から22時の間になります。
Ploh Trishbahk : お手数ではございますが
受付時間に再度お越し頂けますでしょうか。
ありがとうございます。
Ploh Trishbahk : 開拓者の
[Your Name]様ですね。
十二家当主様方より、お話は伺っております。
どうぞ、門の先へお進みください。
Ploh Trishbahk : 坂を登った先がアドゥリン城。
城内では使用人が案内してくれますので
通された広間で、しばしお待ちくださいませ。
Ploh Trishbahk : ……それでは、
心行くまで晩餐会をお楽しみください。
(アドゥリン城内へ)
Chero-Machero : この1ヶ月で、
すでに3つだよ!
Chero-Machero : バナジウム鉱の発見なんて、
ここ数年なかったのに。
Chero-Machero : ほら、開拓者募集は
大成功だったじゃないか!
Hildebert : そう……じゃろうか。
Hildebert : われにはこの地に
危機が迫っておるように
感じられてならない……。
Hildebert : 禁を犯して開拓を続ければ、
恐ろしいことが起こるぞ。
Chero-Machero : ふっ。老いたな、
イルドベール(Hildebert)。
Chero-Machero : そろそろ息子に
家督を譲ったほうが
いいんじゃないか?
Chero-Machero : 誰が何て言ったって、
開拓は続けるべきだよ!
Chero-Machero : そしてもっと儲けるんだ!
Hildebert : 愚かな……。
Hildebert : 欲に負け、
大地のことわりを軽んじるとは、な。
Hildebert : 「初代王」の遺言も無視し、
世俗にまみれては、
女神の加護も失うぞ……。
Chero-Machero : そんなことはないね!
Chero-Machero : いいかい?
世界にもっと目を向けるんだよ!
Chero-Machero : 中の国も、近東でも、
なんだっけ、ほら、あの……。
Chero-Machero : そう! 冒険者だ。
Chero-Machero : そいつらを使って、
ここのところ急激に……。
Hildebert : 大地のことわりも介せぬ、
あのような胡乱な輩……。
Chero-Machero : だから
じーさんアタマ固いんだって!
Hildebert : おぬしに
老人呼ばわりされるほど
耄碌はしておらん。
Svenja : ふたりとも……
そのへんまでにしてくださいませ!
Svenja : 自らの涙より生まれし
子どもたちが互いに言い争うなど、
女神様が知ったら、お嘆きになりますよ?
Chero-Machero : うっ。
Hildebert : む。
Svenja : はあ。
困った人たちですね……。
Melvien : やっ!
[Your Name]君……だろう?
Melvien : なんで知っているのかって?
Melvien : はは。
[Your Name]は、自分が
どれくらい有名なのか知らないんだなぁ。
Melvien : [Your Name]の噂は
城下だけで囁かれているわけでは
ないからね。
Melvien : 僕たちは
おおいに感心してるんだよ!※七支公を討伐している場合。
Melvien : 聞いているよ、
七支公を打ち倒したってね。
Melvien : すごいじゃないか!
Melvien : 森の守護者とか
言われているが、あれらは開拓計画を
進める上で大きな障害だったからね。
Melvien : それを
打ち倒したというのだから
君への今後の期待も大きくなるというものだよ!
[Your Name]……
知ってるかい?
Melvien : 神聖アドゥリン都市同盟が
結成されて約100年。
Melvien : とくに
ここ10年ほどでアドゥリンの島々の
人口は倍になった。
Melvien : しかも、
いまだに増え続けているんだ。
Melvien : 人の数が増えれば、
食べるものだってより必要だし、
住むところだって必要だ。
Melvien : でも、
いきなり島の大きさは
倍になんてなりゃしない。
Melvien : 小さな島には限界がある。
Melvien : あまり声を大にしては言えないけど、
Melvien : このままでは
神聖アドゥリン都市同盟は
遠からず滅びる。
Melvien : だから!
開拓が必要なのさ!
Melvien : 西には
この島々の何倍もの大地が
広がっている!
Gratzigg : それは
いにしえの法を犯してまで
進めることですかな?
Melvien : これはこれは、
グラッツィグ(Gratzigg)殿。
Gratzigg : そもそも
「ウルブカの地に立ち入るべからず」
というのは、初代王の御遺志ですぞ?
Gratzigg : それが
ウルブカの大地の法。
Gratzigg : 法を犯すものには罰が下るもの。
そうですな、ヴォルティミア(Vortimere)殿。
Vortimere : そ、それは……その。
しかりとも言えますが……
Vortimere : とはいえ、開拓計画は
初代王の血をお引きになるユグナス様の
お決めになった事ですから……。
Vortimere : しかし、そういえば、
ユグナス様は、今日も
会議にはお顔をお出しにならなかった……とか?
Melvien : ユグナス殿は
身体の調子がすぐれない、
とのことですよ。
Vortimere : それは、その……
困りますな。
ええ、そう。大変困ります。
Vortimere : 尊き初代王の御遺志に
逆らってまで開拓の必要を説かれたのは、
ユグナス様ですのに。
Gratzigg : 言い出した当人が
会議に不在とはな!
Vortimere : ですが、ご病気では
致し方ありませぬゆえ。
Vortimere : そう、仕方ない仕方ない。
Gratzigg : ハッ!
それもどこまで本当のことなのだかな。
Gratzigg : 禁忌を犯した罪に怯えて
震えて屋敷に篭っているのやも
しれぬではないか。
Chero-Machero : ちょっとちょっと、
聞き捨てならないことを言うね、
グラッツィグ!
Gratzigg : 言ったがどうした、
チェイロマチェイロ(Chero-Machero)!
Gratzigg : む。誰だ、貴様は。
[Your Name]、だと?
Melvien : 開拓者として
雇った者ですよ。
Melvien : [Your Name]は、
中の国の冒険者と呼ばれる者なのです。
Melvien : 最近、目覚しい功績を
上げたために、褒賞として
この晩餐会に招かれたのですよ。
Gratzigg : ふん。
一攫千金目当ての山師の類か。
Gratzigg : で、なんだ?
ユグナス殿のことか。
Gratzigg : 詳しく知りたければ、
そこの下男にでも
聞いてみたらいいだろう?
Fusilton : あの……その……
わ、わが君は……その体調が、
その……思わしく、なく……。
Gratzigg : 思わしくなく、
では、わからんわ!
Gratzigg : 何がどう
思わしくないのだ!?
言ってみるがいい。
Gratzigg : 薬師も祈祷師も、
この場におるではないか。
Fusilton : ええ……
その……ええと。
(アシェラ登場)
アドゥリン家・ご息女。
アシェラ・V・アドゥリン様!
Arciela : 遅れまして申し訳ありません。
兄の見舞いをして参りましたゆえ。
Arciela : 遅れてごめんなさい、
ヒュージトン。
Fusilton : い、いえ。
アシェラさま。
Arciela : 兄上は、このところ少々
根を詰めすぎたようです。
Arciela : 少し熱もありますし、
大事を取って休ませていただきました。
Gratzigg : ……そ、
そのようなことでは、開拓なぞ……
Arciela : ええ。
わかりますわ。
Arciela : ですから……わたくしも兄上に、
開拓は慎重に進めるべき、
と進言してきました。
Gratzigg : む。
Chero-Machero : えぇ!?
ちょ、ちょっと待ってよ、アシェラ!
Melvien : やれやれ。
兄が開拓を始めたというのに、
あの妹姫はあまり乗り気ではなくてねぇ……。
Melvien : 自分はしょっちゅう
森に入ってるくせにね!
Melvien : っと、
余計な事をあまり
言ってはいけませんかね。
Melvien : 十二家は平等……
とはいえ、あの家は、
初代アドゥリン王の血を引く者たちですから。
Arciela : やっぱり
開拓者として志願してくれたのね、
[Your Name]。
Arciela : 言ったとおりでしょ?
Arciela : 「また会える」って。