氷雷山

Last-modified: 2024-04-01 (月) 12:11:05
北国には氷雷山と呼ばれる山脈がある。
極寒の地であり上部には常に雪が積もっている。
高い山々が連なり、この山にはまだ人々の知らない未知の生物も徘徊していると言われている。
通常魔性宿った伝説恐ろしい壊れた
推奨LvLv32Lv53Lv71Lv93Lv119Lv
攻略LvLv38Lv62Lv84Lv112Lv145Lv
階層数4F
探索判定回数
(1階あたり)
踏破前:18回 踏破後:6回(4F以外)・12回(4F)
進行(踏破前)150秒180秒230秒300秒450秒
進行(踏破後)112.5秒135秒172.5秒225秒337.5秒
探索時間(踏破前)03:00:0003:36:0004:36:0006:00:0009:00:00
探索時間(踏破後)00:56:15
(3375秒)
01:07:30
(4050秒)
01:26:15
(5175秒)
01:52:30
(6750秒)
02:48:45
(10125秒)

※時短無し・探索時間等倍での数値

出現モンスター

1Fフロアボス

迷宮称号のフライヤー×2
+ランダムな基本編成

2Fフロアボス

迷宮称号のビッグホーン×2
+ランダムな基本編成

3Fフロアボス

迷宮称号のトロール×2
+ランダムな基本編成

ダンジョンボス

ボス戦前にイベント戦闘【ジークフリート vs ファフニール】が発生する

迷宮称号のアイスドラゴン×1

レアアイテム

ダンジョン内イベント

入り口

北国には氷雷山と呼ばれる山脈がある。

極寒の地であり上部には常に雪が積もっている。

高い山々が連なり、この山にはまだ人々の知らない未知の生物も徘徊していると言われている。

2F

極寒の白い世界でもたくましく生きている生物たちが居る。

緑の豊かな平地とは比べ物にならない過酷な環境を生き抜く生物たちは強い。

そしてこの山の過酷な生存競争の頂点に居るのは竜である。

この地方には多種の竜が棲息しているのだ。

3F

顔を上げると冷たい空気が体温を奪いとった。

しかし、下を向いて白い世界に足跡を付ける作業だけに没入してはならない。

冒険者を襲うのは冷たい空気だけではない。

恐ろしい魔物の牙から自らの命を守るためには顔を上げて歩かなければならない。

4F

村人の話では氷雷山には一本の菩提樹があるという。

雪山でも決して凍ることが無い、不思議な木だという。

その奇跡にあやかろうと、この地方の者からは神木として崇められている。

ダンジョンボス戦前

氷雷山の中腹に一本の木が生えていた。

周囲は雪に覆われた極寒の白い世界である。

そんな中、不思議なことにその木は緑の葉をつけていた。

そして一匹の禍々しい竜が木に巻き付き、葉を喰らおうとしている。

邪竜ファフニールだ。


その木の元へ駆け寄ろうとすると、横から一匹のアイスドラゴンが現れた。

ジークフリートアイスドラゴンには目を向けず、邪竜ファフニールの元へ走った。

それを阻止するように動くアイスドラゴンの前に冒険者たちは立ちふさがった。

雪景色の白い世界に立つ、青白い鱗に身を包む氷竜の姿は幻想的で美しくもある。

冒険者たちは武器を手に持ち身構えた。

今、氷雷山で二つの戦いが始まった。

ダンジョンボス撃破後

冒険者たちはアイスドラゴンを倒した。

氷竜の体が雪の大地に崩れ落ちるのを確認した後、ジークフリートの元へと向かった。


邪竜ファフニールとジークフリートの戦い。


冒険者たちが駆けつけた時、丁度、その勝敗は決した。

ジークフリートの剣に貫かれ、邪竜ファフニールは断末魔を上げて倒れ込んだ。

ファフニールの血が広がり、大地が黒く染まり始めた。

そして全身に黒い返り血を浴びたジークフリートもその場に倒れ込んだ。


ファフニールの血を浴びた者は石と化す。

ジークフリートは黒い血だまりの中、手に剣を持ったまま動かなくなった。


ファフニールの黒い血は大地に広がり続けた。

冒険者たちの足下にもその黒い絨毯はにじり寄ってきた。

まるで全てを呪うかのように山を浸食していく……

大地を腐らせる邪竜ファフニールの血は、氷雷山を覆い始めた。




しかし突然、その血の広がりは止まった。

その代わりとばかりに、ファフニールの死体のそばに立っていた菩提樹が黒く染まり始めた。

菩提樹の幹が黒くなると同時に、邪竜ファフニールの血に染まった大地も色を取り戻していった。

まるで菩提樹がその血を吸い上げるかのように……


黒い大地が白く戻った時、菩提樹はその葉を全て落として朽ち果てた。


菩提樹の下、ジークフリートは倒れている。

倒れたまま動かない。


冒険者たちはジークフリートに駆け寄った。

その姿は黒い石像に変わり、硬く動かない一つの石になっていた。


ジークフリートは邪竜ファフニールと刺し違えた。

冒険者たちはその姿を確認し、その場を後にした。

冒険の手記(全8)

ある登山家の手記1

この寒期に氷雷山を登るのは命取りである。

しかし、今だからこそ出会える発見があるかもしれない。

ある登山家の手記2

氷雷山はなかなかに興味の尽きない山である。

サイキックはこの山を聖地として崇めているとも聞く。

過去にサイキックの賢者がこの山で修行していたというのだ。

その証の一つが山の中腹にある菩提樹である。

その菩提樹は雪景色の氷雷山でも緑の葉を茂らせ、神木として崇められている。

高名なサイキックが植えたものだと言われている。

ある登山家の手記3

菩提樹の場所は麓からそれほど遠くない。

今回もそこに寄ろうと思っている。

雪景色に映える緑は目立つため、目印としても丁度良いのである。

ある登山家の手記4

なんということだ。

菩提樹が枯れている!

枯れない神木が枯れてしまった……

自然の脅威には誰も逆らえない、ということなのだろうか。

ある登山家の手記5

菩提樹へ近づくと、驚くべきものを見ることになった。

そこには黒い竜と、剣を持った男が倒れていたのだ。

そして禍々しい姿をしたその黒い竜は、邪竜ファフニールではないか!

この剣士が倒したのだろうか……

しかし剣士の体は黒い石像のように硬くなっている。

きっと邪竜ファフニールの呪いを受けたのだろう。

ある登山家の手記6

剣士の姿をよく見ると、その背に一枚の菩提樹の葉が張り付いていた。

そこだけは黒く染まっていない。


そして、変化が訪れた。

背中に張り付いていた菩提樹の葉が突然に枯れ始めたのである。

それと同時に剣士の体が色を取り戻していく……

ある登山家の手記7

恐ろしくなった私はその場から逃げ出し、遠くから様子をうかがった。

ある登山家の手記8

やがて肌の色を取り戻した剣士は起き上がった。

そして自らの身に起こった奇跡を訝しむように両の手を見ていた。


その背からは、枯れ果てた葉が一枚、地に落ちた。

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