東の魏の国にある山に、突然鳥居が現れた。 そして空は雷雲に覆われ、止むことの無い雷が降り注いだという。 その異常気象により周辺の村々は滅び、人の住めない土地となった。 ※[魏の崩壊]後に行けるエクストラ・ダンジョンです。
通常 | 魔性 | 宿った | 伝説 | 恐ろしい | 壊れた | |
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推奨Lv | Lv70 | Lv113 | Lv151 | Lv198 | Lv??? | Lv |
攻略Lv | Lv | Lv158 | Lv212 | Lv279 | Lv??? | Lv |
階層数 | 4F | |||||
探索判定回数 (1階あたり) | 踏破前:18回 踏破後:6回(4F以外)・12回(4F) | |||||
進行(踏破前) | 300秒 | 330秒 | 380秒 | 450秒 | 600秒 | |
進行(踏破後) | 225秒 | 247.5秒 | 285秒 | 337.5秒 | 450秒 | |
探索時間(踏破前) | 06:00:00 | 06:36:00 | 07:36:00 | 09:00:00 | 12:00:00 | |
探索時間(踏破後) | 01:52:30 (6750秒) | 02:03:45 (7425秒) | 02:22:30 (8550秒) | 02:48:45 (10125秒) | 03:45:00 (13500秒) |
※時短無し・探索時間等倍での数値
出現モンスター
- 道中出現
- ボスのみ出現
名称 出現場所 タケミカヅチ(中位神魔) ◆ダンジョンボス
1Fフロアボス
迷宮称号のグール×2 +ランダムな基本編成 |
2Fフロアボス
迷宮称号の雷精×2 +ランダムな基本編成 |
3Fフロアボス
迷宮称号のサンダーバード×2 +ランダムな基本編成 |
◆ダンジョンボス
敵はいずれも迷宮称号
レアアイテム
ダンジョン内イベント
東の魏の国にある山に、突然鳥居が現れた。
そして空は雷雲に覆われ、止むことの無い雷が降り注いだという。
その異常気象により周辺の村々は滅び、人の住めない土地となった。
山や民家には所々に真っ黒な跡がある。
落雷により何かが焼けこげた跡だ。
黒い跡だけを残してその土地は無人の地となっていた。
自然の力は強大だ。
災害は、人々のこれまでの努力を一瞬にして押し流してしまうこともある。
どうしようもない自然災害に対して人々はそれを天命と受け入れる。
しかしもし、自然災害が何者かの意思により引き起こされていたらどうだろうか。
人々はそれを天命として受け入れるだろうか。
間もなく鳥居のある山頂にたどり着く。
山に入ってからここまで山の生き物を見なかった。
この山には落雷と焦げた跡しかない。
鳥居が見えた。
しかし、冒険者たちはもう鳥居など見ていなかった。
その上に浮く人物。
いや、人と称することがはばかられる存在を見ていた。
人の形をしている。しかし人ではない。
人であるはずが無い。
宙に浮いている。光をまとっている。
そして何よりも、でかい。
巨人という枠を超えている。
天を仰ぐように人の姿をしたその存在を見上げた。輝く美しい戦衣装を身に纏い、七支に分かれた剣を手に持っている。
稲妻をまとっているかのように輝き、周囲の空気が揺らいでいる。
その存在を見て心に沸き上がる言葉は一つ。
『 神 』
その瞳が冒険者たちを見下ろしている。
来てはいけない所に来た。触れてはならない怒りに触れた。
冒険者たちはその戦慄に震え、覚悟した。
冒険の手記(全7)
この山には神々が住んでいたと言われる遺跡がある。
私の一族は神主として代々この土地を守って暮らしてきた。
しかし、それはもう終わりがきた。
その日は雷雲が立ち込めていた。
そして天を引き裂く轟音と共に稲妻が落ちた。
眩い閃光に視界を奪われ、轟音に耳が聞こえなくなった。
目と耳が閉ざされ、私は身動き一つ取れなくなっていた。
ようやく視界を取り戻した時、私は信じがたいものを見た。
そこには神が現れていた。
神が現れた。
神々しい光に包まれたその姿は神としか言いようが無い。
私は神の前に平伏した。
神は言った。
『我、建御雷神。
祖が星征す力有する唯一神也。
祖国伏羲奉り我が意背きし罪有。
大戦負傷癒えし今
地這う下位神乱す治世に天刑下す
時来たり。』
神のその言葉を合図に、天から光と音が降り注いだ。
そして大地は稲妻に焼き尽くされていった。
神が何を言っているのか分からなかった。
しかし『伏羲』という言葉は聞き取れた。
我らの国の守護神として崇められている神の名だ。
象徴として伝えられているだけではなく、本当に実在する神だということなのだろうか。
真相は分からない。
しかし一つだけ分かることがある。
我々の国は神の怒りに触れたのだ。
天から雨のごとく稲妻が降り、全てが焼き尽くされていった……
★宿った稲妻の剣