Medic

Last-modified: 2012-09-20 (木) 22:28:15

敵にダメージを与えるだけが能じゃない。
パーティに一人は欲しい癒し系ビルドでポーション要らずの旅などいかが?

構想

全クラス中で唯一の能動的回復スキルHoly Boltを駆使して戦う…と言えるかは微妙だが、とりあえず戦ってるということにしとけ。
もちろんライフ回復のオーラは必携。

戦い方

基本はPrayerパッシブボーナスを満載したMeditation(またはCleansing)オーラを展開しつつ、前線のパーティメンバーや傭兵に向かってHoly Boltを連射。
Prayerオーラを直接展開すると、何もせずともマナがゴリゴリと減っていく罠があるので要注意。

敵にUndead属性が付いていれば直接射撃でダメージを与えることも可能。
修正されたBlessed Hammerとは違い、Magic Immuneにもダメージが通る。

パーティプレイ

このビルドは基本的にパーティプレイ専用です。
万能型の戦力を追求した装備を揃えると別ビルドになってしまう罠。
パーティメンバーが傭兵に持たせたRW InsightとのMeditationの競合以外は気にすべき点はないかと思います。

良い点

Act2傭兵RW Insight+Prayerコンボがただのお試し版としか思えない強烈な回復力。
Meditation展開時は、キャスター系やマナ消費の激しいビルドからは非常に愛されます。
前線に出ないことが前提なので、頑丈な前衛に恵まれれば貧乏でもそこそこ安全な旅が可能。
実は対Souls最強ビルドの一つ。シナジー込みHoly Boltの対Undead破壊力と当てやすさは別格。

欠点

絶望的なほどソロプレイには不向き。相当しんどい思いをさせられること間違いなし。
Holy Boltでは自分を回復できない。
Holy Boltは敵と味方の双方がロックオン対象になり、また貫通性能もないので、混戦で的確に当てるには慣れが必要。

スキル配分

必須スキルはHoly Boltとその回復系シナジーであるPrayer
ただしPrayerは唯一の「展開中にマナが減る」オーラなので、その回復力だけをパッシブボーナスで引き継げる上位のCleansingMeditationのいずれか一方を常時展開オーラとして強化していくと良い。
余剰ポイントはHoly Boltの対Undeadダメージ強化に注ぎ込むも良し、他の防御オーラを充実させるも良し。

Defensive Auras
Combat Skills

スキルオプション

PrayerHoly BoltMeditationをMAXにしてMeditationを常時展開、残りをHoly ShieldHoly Boltのダメージ担当シナジーへ、というのが基本形ですが、RW Insightを自ら装備してMeditationは抑え、別のオーラを常時展開という豪快なオプションもあります。
Medicらしさを求めるならCleansingSalvation、サポートを強く意識するなら25までブーストしたConviction展開が代表例でしょうか。
RW Insightを装備しつつCleansingを展開すると、ダブルオーラそれぞれにPrayerの回復ボーナスがかかり、半端な攻撃なら数秒で全快してくれる勢いでライフが回復します。
ただし、この場合は他人の傭兵のオーラとの競合が発生するので、Meditation Lv17のRW Insightが必須です。
他者のMeditationに負けてしまうとPrayerの回復ボーナスの影響をパーティに及ぼすことができず、貢献度が半減します。注意して下さい。

標準的な回復特化型構築例
Prayer, Meditation, Holy Bolt, Holy Shield…20(MAX)
Undead対応型ハイブリッド
Prayer, Meditation, Holy Bolt, Fist of the Heavens…20(MAX)
Conviction…1~
対Undead極限Holy Bolt
Prayer, Holy Bolt, Blessed Hammer, Fist of the Heavens…20(MAX)
Meditation…ブースト込み18以上
RW Insight装備前提サポート特化仕様
Prayer, Holy Bolt…20(MAX)
Conviction…ブースト込み25
Meditation…ブースト込み18以上 or Lv17のRW Insight装備のみにして切り捨て

ステータス配分

基本形
RW Insight前提の構成
  • Str: 装備の要求値
  • Dex: 装備の要求値
  • Vit: 残り全部
  • Ene: 初期値

装備

基本はDefensive Auras(とHoly Bolt)ブースト重視。FCRもそれなりに(48か75あれば上等)。
パーティプレイ必須&前線に出ないという前提のため、範囲攻撃の魔法に耐えられる程度のレジストを稼いでおけば良い。
いざとなったらSalvationを展開すればパーティごと救済可能なので、装備はレジスト付きに限ることもないかと。
遂にあの護符が文句無しの最終装備に!

装備例

装備オプション

Necromancerの呪いGCと並ぶカス扱いを受けてきた防御オーラGCは、このビルドのためにあると言っても過言ではありません。
他のスキルGCとの交換であればかなり気軽に応じてもらえると思いますので、不要なスキルGCを用意してトレードゲームで募集をかけてみるのも良いかと思います。

究極のブーストを目指すならPal+2、Holy Bolt+3、常用オーラ+3のセプターを探し求めることになります。
Holy Boltのブースト量は1pt劣りますが、オーラのブーストで戦力的には挽回できるでしょう。

Dream Shocker本体がHoly Shockを切り捨てるのと同じで、MeditationRW Insight(Lv17必須)に頼って切り捨て(またはブースト込み18確保で止めて)、Medic本体は別のオーラを二重展開するという方法論もあります。
この場合はオーラやHoly Boltのブースト量が落ちてしまうので、自力取得する常時展開オーラはSalvationConvictionなど、即戦力となるものが好まれます。また、盾が持てない分さらに打たれ弱くなってしまうので、くれぐれも安全なポジションの確保を怠らないようにしましょう。

マゾ向きなソロプレイを堪能したい貴方には、頭にRW Deliriumの装備をオススメ。
Conviction+Conversionで敵を寝返らせ、さらにRW DeliriumConfuseMind Blastで大混戦のカオスをお楽しみ下さい。

その他

育成

やはりパーティプレイが前提ですが、Normal程度なら装備を工夫すればZealotSmiter的な立ち回りでもソロで何とかなります。
Holy Boltのダメージ側シナジーとしてFist of the Heavensを取得するのであれば、経過で1+ブーストのZealが取れるのでそのまま戦うこともできます。
この場合Convictionも取得しておくといいでしょう。

Lv24からはMeditationが取得できるのですが、実はRW Insightが傭兵に実戦投入され始めるLv27以降が第一の山場。
Lv40台まではRW Insightの付属オーラに打ち負けてしまうので、この時期はCleansingを展開するか、自らRW Insightを装備するなどの工夫が必要になってくることもあります。

傭兵

あなた自身がパーティの傭兵隊長的なポジションになります。
副官候補としては、守備力強化にDefianceHoly FreezeオーラのAct2傭兵を起用するのが一般的でしょうか。
自前オーラよりも高レベルのMeditation付きRW Insightを持たせるという自爆をしないように気を付けて下さい。

また、傭兵にまつわる注意点として、Meditationを自力展開すると、マナの概念がない傭兵にはオーラの効果が及びません。
傭兵のライフ回復にはHoly Bolt直接投射か、傭兵にも有効なCleansingオーラを展開してください。

注意点

基本的にソロプレイをしない前提で書かれていますが、どうしてもという場合はConvictionを展開して敵のDefを落としつつ、Conversionで敵を殴って下さい。
強化装備皆無の悲惨なARでも、1+ブーストのConvictionさえあればどうにか当たります。
RW Crescent MoonのようなITD武器でZealしても良いのですが、端からは「それなんてZealot?」と思われてしまい、ビルドのアイデンティティが揺らぎかねません。

ボス戦はAct2傭兵Crushing Blow装備をさせる一方、自身はスロー装備でSmiteを当て、あとは一歩退いて傭兵を背後から全力で癒し続けましょう。スロー効果が切れそうになったらまたSmite、の繰り返しで何とかなると思います。

Holy Boltのダメージ側シナジーにも振っている人なら、ソロでのレベル上げスポットはUndeadの巣窟が狙い目。
Undead以外のモンスターが極端に少ない場所、具体的にはBlood Ravenの地下(Mausoleum, Crypt)やPindleskin周辺がUndead尽くしで非常にオススメです。

おまけ

Medicの名前はDiablo開発元Blizzard社のミリオンセラーRTS「STARCRAFT」のユニット名に由来します。
D2Xでは見かけたことがないので不明ですが、USWestのD2C世界ではこの通称で呼ばれることが多いようです。
Medicではピンと来ない人は「ケアルで戦う白魔導士」「ホイミで戦う僧侶」「Diosで戦うPriest」等に脳内変換し、イメージを微調整してみてください。