【へんしん】

Last-modified: 2024-10-29 (火) 03:53:13

概要

ここで解説する「へんしん」は漢字で書くと「変身」、すなわち姿を変えることを現す。特撮やアニメなどのヒーローが戦闘の際に普段の人間の姿からヒーローの姿に変身するのが有名。
DQシリーズでは【モシャス】の呪文が登場。当初は主人公側のキャラクターの能力をコビーする用途での変身だが、DQ4以降ではイベントでも登場している。アイテムとしては【へんげのつえ】があり、こちらはパーティ全体の見た目を変えるためのものである。
魔物側は人間を騙すために変身の技を使用していることが多い。また、大ボスに多く見られる形態変化も変身の一種である(【変身(魔王)】を参照)。
 
以降では「へんしん」「変身」という名の【特技】について解説する。性質としては竜に姿を変える【ドラゴラム】と似たものである。

DQ6

怪物に変身して戦うことができる特技。
ドラゴラムのように、操作不能になった上で設定された攻撃を繰り返すようになる。
【アモス】が最初から使える他、実は仲間の【どろにんぎょう】がレベルアップで覚える。
 
変身後に取る行動は、通常攻撃と【じひびき】が多く、【しんくうは】【たいあたり】も使用する。
変身中は耐性等も固有のものに変化しており、SFC版では回避率も1/16に上昇する。
 
【りせいのタネ】を飲んで変身を制御できるようになった…という話のはずだったのだが、
冒頭の通り変身すると操作できなくなり、勝手に動き出す。そして無謀なたいあたりで自滅することもある。
しんくうはが出てくれると強力なので、【アモス】を仲間にした直後はそこそこ使えるが、
ある程度職業の経験が溜まってきて自前の特技を覚えると上述の使いにくさから忘れられていく。
特に、一番強力なしんくうはを自前で覚えてしまうとほぼ存在価値が無くなる。

リメイク版

どろにんぎょうが仲間にならなくなったためアモス専用の特技となった。
鋭い牙で噛みつくようにもなったが、回避率上昇が無くなっている。

DQ7

名称が「へんしん」から「変身」へと変更になった。
【プラチナキング(職業)】★7で習得するという、超レア特技と化す。
 
さぞかし強力なのかと思いきや、効果はDQ6のものと全く同じで、
通常攻撃、たいあたり、地ひびき、しんくう波を使ってただひたすら戦い続けるだけ。
ステータスはレベル、HP、MPは変わらず、力145、すばやさ65、身の守り130、賢さとかっこよさは0を基本とし、これに装備分の上昇や職業の補正がつく 。力はレベル40過ぎくらいの主人公並みで身の守りもレベル60後半くらいのメルビン並みと結構高いが、プラチナキングになれる頃にはたいしてステータス強化にもなっていない。
こんなもの習得するんだったら【はぐれメタル(職業)】みたいに【マダンテ】の方が良いのだが…。
リメイク版では変身後のグラフィックを確認できるが、その姿はアモスと同じである。
 
DQ6同様耐性も固有のものに変化し、「全属性に弱耐性」になるので、
プラチナキング職に就いている状態からだと普通に耐性が下がってしまう。
 
もはや完全に趣味の領域にある特技だろう。
貴重な【プラチナキングの心】を使って、素っ裸からいきなりプラチナキングになったキャラでもなければ
この変身を覚えるまでに相当長い間修行を重ねてきているはずなので、
変身して使えるようになる特技程度は元から使える場合がほとんど。
耐性の面でも操作不能になる面でも、変身しても損しかしないと言っても過言ではない。
 
というか、なぜプラチナキングが習得するんだ?
プラチナキングになるまでに、数々のモンスターに変身してきたからだろうか。
 
【ドラゴンクエスト7のあるきかた】では「パーティー全員を変身させると操作の手間が省けるので便利」と書かれていたが、そもそも主人公以外は【めいれいさせろ】以外の作戦にしておけば【AI】が動かしてくれるので、やるにしても主人公を変身させるだけで充分である。
むしろ全員を変身させるとピンチ時のリカバリーが全くできなくなってしまうので絶対にしてはいけない。ただでさえ勝手に体当たりして自爆するのだからなおさらである。
一方で同じくオートで動くドラゴラムは「変身と異なりMPを消費するから注意」としているが、変身を修得=プラチナキングへの転職ができるような時期に多少のMP消費をケチる必要がない上に、その引き換えとして多大なリスク(勝手に体当たり発動)を背負うのはどう考えても割に合わない。
フルオート戦闘をしたいなら素直にドラゴラムを使おう。

DQ10オンライン

引き続きプラチナキングが使う技として登場しているが、表記が「変身!」になっている上に効果も全く異なるものとなっている。
【変身!】を参照。