【シャール】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:26:26

DQ11

【クレイモラン王国】の女王。眼鏡をかけた金髪の女性。
英語版での名前はFrysabel。リーズレットからはFryssyという仇名で呼ばれることもある。
 
町の人から話を聞けば分かるが、若さ故かいまだ政治能力・精神面に難があるようだ。
だが国民の信頼は厚く、家臣や兵士からも先王に通ずる雰囲気と政策方針を評価されており、数年もすれば立派な女王になるという声もある。
またその一方で国内にファンが多く、側近の女戦士が言うには身分に関係なく求婚する者も何人かいるとのこと。
物語が始まる1年ほど前に父親である前王、【クレイモラン王】が亡くなり、クレイモランの国王に即位している。しかし、主人公たちが訪れる3ヶ月前に【リーズレット】に城と城下町を氷漬けにされ、自身も魔道書の中に封印されてリーズレットに成り代わられてしまった。
 
主人公一行の活躍によりクレイモランの城と城下町は氷漬けから解放されるが、リーズレットの再封印の際の【エッケハルト】の呪文詠唱が不完全だったため、解放されずに魔道書の中に取り残されてしまう。
 
その後、魔道書の中から主人公に助けを求め、やっと救出される。
救出後は謝礼として、王家に伝わる宝である【ブルーオーブ】を渡してくれた。

ちなみにエッケハルトから国の宝について問われた際、父親である前王、クレイモラン王の遺訓ともいうべく言葉を引用し、「厳しい冬を耐えぬき 勤勉にはたらく クレイモランの民。それこそが この国の宝」と答え、自身が本物のシャール女王であることを証明した。この点、一国の女王としての自覚と責任は身に付いている様子である。
 
リーズレットに国家を危機に陥れられ、国王になりすまされたにも関わらず、悩みの相談に乗ってくれたということで側近に取り立てるという、意外にも器の大きい女性でもある。
正直、一国を治める主としては賢明な行動とは言えないが、しょっちゅう喧嘩もするが姉妹同然の仲を築き上げ、リーズレットに対して一部で否定的意見もあるものの国民と上手くやれている様子を見せている。
加えて、その後のリーズレットは国に様々な形で貢献しており、特に過ぎ去りし時を求めた後の世界では国防の要となっているため、結果的には正しい判断となった。
実際にシャールの人を見る目は中々のもので、ブルーオーブを貰った後に話してみると、主人公が何かしらの大任を帯びた人物だと見抜き、主人公への協力を約束してくれる。
また大臣の話を聞くと、クレイモラン王国は悪魔の子騒動に対しては中立な立場を保っており、その理由は「確たる証拠が無い」「根拠のないウワサを信じない」というシャールの方針のもと。
後々に勇者の疑いが晴れた頃には城の貴族から「聡明さだけなら先代の王にも負けない」という評価が聞ける。
 
一方で、献上品の【ジャンボウニ】が届かないと不機嫌になって三日三晩自室に引きこもる、掃除が苦手で侍女に任せっきりなど、残念な一面もあったりする。
酒が飲めるということで、年齢は成人であることは確定。クレイモランでは何歳から成人なのかは分からないが、【イシの村】では16歳で成人である。これと同じだとすれば、シャールも少なくとも16歳以上である。
その真面目そうな見た目のわりにかなりの酒好きで、城下町の酒場はシャールの頼みで世界中からいろいろな酒を取り寄せてるらしく、酒場のマスターは「そのうち王立の酒蔵でもできるんじゃないかな」と予想している。
しかもPS4版・11S3Dモードだと自室ベッドのすぐ横に酒瓶が置かれている。
夜に酒場に行くと彼女がリーズレットに恋愛相談を持ちかけているのを確認できる。ある近衛兵に思いを寄せているが、お互い奥手なためになかなか進展しないらしい。
なお、王族と臣下という身分の差については、同作中にて【ロウ】の妻は元書店の店員で平民であったし、主人公の父の【アーウィン】も元近衛兵であったことから、ロトゼタシアにおいて身分の差婚はそんなに問題のあるものではないようだ。
ちなみに異変後や過ぎ去りし時を求めた後は、どちらも時期的に大きな問題を抱えているためか、夜に酒場にいってもシャールとリーズレットを見かけなくなる。
余談ではあるが、その近衛兵は誰かは言及されてはいないものの、玉座の間の扉の左側にいる兵士がシャールがいずれ身分相応の人と結婚するのではないかと心配したり、女王と仲良くなるためにはリーズレットとも仲良くなった方が良いと考え、シャールと仲が良い(ように見える)主人公を恋のライバルと意識したりと、話を聞く限りではシャールに惚れている節がある。
さらに言うとシャールはここを通るたびに彼に声をかけるようなので、おそらく彼が思いを寄せている相手であろう。
 
なお一段落付いたころに城内に行くと、【セーニャ】が「主人公とは四大国の王族同士でお似合いかもしれないから、ユグノアを復興したら縁談が舞い込むかも」とか茶化したり、マルティナがシャールと主人公の仲が良くなったことに触れつつも、旅をしている途中なのだからとシャールに会いに行くことについて苦言を漏らしたり、女戦士がシャールに求婚する人がいるという話をした後に「まあお前が四大国家の王子であるなら話は別だがな」と言ってきたり等々、なぜか主人公の知らないところで妙な話が膨らんでいる。

世界に異変が起きた後

クレイモラン王国に【黄金病】が蔓延し、さらに各地に出現した黄金の氷山によって【ゼーランダ山】への道も閉ざされてしまう。
頼みの綱のリーズレットも国民から元凶と疑われてしまい、彼女の擁護も空しく牢に監禁されてしまっている。
そのような苦境の中、力なくうなだれる様子を見せていたが、再会した主人公たちの尽力によって
真の元凶である【鉄鬼軍王キラゴルド】を倒され、黄金病の一件が解決に導かれたことに深い謝意を表した。

過ぎ去りし時を求めた後

【邪神ニズゼルファ】復活の影響で【魔竜ネドラ】【邪モンスター】として復活してしまい、王国は窮地に陥っていた。
リーズレットですら歯が立たないその強さに、主人公一行へと魔竜の討伐を依頼してくる。
見事魔竜を倒してから話しかけると、報酬として王家に伝わる宝の一つ【クラウンダガー】を渡してくれる。

DQ11S

声優は堀江由衣(後のDQ10オンラインのキュルル役)。
【町の人にウソをつかれる】では、リーズレットが化けている偽シャールにも、本物のシャールと同じ内容のウソが設定されている。
 
【ボイスドラマ】「おいでませ♡スナック氷点下」では上述の兵士らしき相手と交際していたが次第に手紙の頻度が減ってきて、会いに行ったら他の女性とお戯れのところに出くわして破局した、と語っている。その後はあなただけに特別な壺を売ってあげるという男だのマジスロの開店待ちの列に並ばせる男だのと変な連中にひっかかる様子を見せているが、シャール自身はそのダメっぷりに気づいておらず、リーズレットを困惑させることに。

ライバルズ

第9弾カードパック「再会と誓いのロトゼタシア」にて実装。僧侶専用のレジェンドレア。
CVは11Sと同じ堀江 由衣。

2/2/3 冒険者
味方ユニットのHPが回復する度、他のランダムなユニット1体を+1/+1

同パックでリメイクされた【セーニャ】と同じく、強力な回復シナジーを持つ。
対象が自身を含まずランダムなので安定性に欠けるかもしれないが、見返りが大きいのは事実。
自傷もカードプールの増加で気軽にできるようになったので、【ダークペルシャ】などと合わせてセーニャへのつなぎに狙ってくのも有効。
標準スタッツで低コストの冒険者なので、最悪それだけでも【勇者姫アンルシア】を使ったデッキへの採用理由になる。

ちなみにイラストやPVでリーズレットと一緒に映っていたが、リーズレットは魔法使い専用のカードなので基本的に共闘はできない。
敵に彼女がいる状態で他の11キャラを出すとリーズレットが化けてるのではと疑われる。

ドラけし!

DQ11イベント「仲間との別れと世界異変」の前半ステージ「クレイモラン地方」に固有グラフィック有りで登場。
活躍はおおむね原作通りだが、リーズレットの和解は無し。