【ベルドーサ】

Last-modified: 2020-02-22 (土) 11:04:05

ダイの大冒険 Edit

ダイの大冒険の劇場映画二作目『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 起ちあがれ!!アバンの使徒』に登場したオリジナルキャラの一人。聖水船に乗ってパプニカを目指す合間のエピソードになっている。声優は平野正人。
名前はベルドー「サ」であり、「ザ」ではない。
 
【ザボエラ】の部下であり、『幻夢魔道』の肩書を持ち、ザボエラ一の配下を自称する。
【クロコダイン】が倒され、六大団長召集の時に他の軍団長を出しぬくために送り込まれた刺客として登場。
当初はダイ達の打倒ではなく、下に記す手段で彼らを手中に迎え入れるべく動いていた。
普段は漆黒の甲冑と兜を纏い全身を隠しているが髪の毛の部分がすべて蛇になっており、部下として自分の蛇や【メドーサボール】を操る。
ザボエラの配下というだけあって狡猾な魔族であり、相手の心や思い出を巧みに利用する卑劣な手段をとる。 
 
手始めにソフィアの港を巨大メドーサボールに襲わせ船を破壊させる。
これはダイ達によって倒されたが、街の船乗り達は船が破壊される原因となったダイ達に憤慨し、協力を拒むどころか酒場での騒動に発展してしまう。
その晩、自分の蛇を操り宿で寝ていた【ポップ】【マァム】【アバン】にまつわる夢を覗き込み、【アバンのしるし】をすり替える。
だが、たまたま起きていた【ダイ】の記憶を覗くことができずそのまま撤退。
 
翌日の夜、再び霧と共に大量のメドーサボールを襲撃させ、濃霧でダイ達を分断させてポップとマァムの前に甲冑姿で現れ、夫々覗いた夢の内容に基づいたアバンの演技をして彼等を惑わせる。
マァムに対しては傷ついた子犬に【ホイミ】をかけて傷を癒し、闘争心が昂ぶっている彼女を優しく諌める周到ぶり。
しかしダイの前には姿を見せなかった為、アバンの生存を信じる彼ら2人とそうでないダイの間に軋轢を生む事となる。 
そしてダイ達をパプニカに送る船を製造している灯台の前に誘導し、はじめてダイの前にも姿を現す。
その際偽のアバンのしるしを赤く光らせポップとマァムを完全に信用させるが、本物のしるしを持つダイのそれは勿論光らず、ダイは兜の下で怪しく光るベルドーサの赤い眼光を見抜いて斬りかかり兜を叩き割るが、姿形をもアバン本人に化けていた為、流石のダイも動揺する。
「確かに自分は死んだが、偉大なる大魔王バーンの手で復活し、彼が真の世界平和の為に動いている事を知った」「醜い心を持つ人間のみを滅ぼし、魔物と清き心を持った人間たちが共存する平和な社会を作ろうとしている」と騙りダイを勧誘するが、その浅はかな選民思想丸出しな目的にダイが従う筈もなく声を荒げ拒絶。完全にアバンの虜になったポップとマァムは一緒になってそんなダイを非難する。
 
どうしても自身の軍門に下らないダイに痺れを切らし、「モンスターに育てられた心のどこかに、邪悪な芽が育っていたのかもしれません」と排除にかかる。
そして【アバンストラッシュ】同士の対決をするが相打ちになり、ポップとマァムにダイを殺すよう命令。流石に疑問を抱いたマァムの様子に2人に偽のアバンのしるしを通して操り人形にしようとしたが、【ゴメちゃん】の咄嗟の機転で偽のしるしをはずされる形で阻止され、2人も我に帰る。
もはや彼等を騙せないと悟って正体を現し、自らの魔法で襲い掛かってくる。
 
彼の使用した魔法は岩石獣化呪文【レゴール】
岩石を集めてモンスターにする魔法であり、空飛ぶ巨大な岩石大蛇を作り出した。
この大蛇は、一度崩されても再び岩石を集め再生する。
この岩石大蛇を自由に操りダイたちを苦しめた。
 
途中で2人から盗んだアバンのしるしを嘲笑と共に投げ捨て、それを拾おうとしたポップとマァムを次々と負傷させ、アバンとの思い出を穢し更に仲間まで傷つけられた事に怒ったダイが竜の紋章を発動させ、最後は接戦の末【アバンストラッシュ】で岩石ごと斬られ倒された。
この際レイピアでの剣術を披露しており、紋章を発動させたダイと互角に渡り合っている。
後に【ザムザ】が「妖魔士団は妖魔力においては他軍を圧倒するがパワーと生命力が無い!!」と言っているのに対し【超魔生物】化せずともこれだけの実力があるのであればザボエラ一の配下を自称しても嘘偽りにはならないだろう。
 
ダイとのアバンストラッシュ同士の対決をしているが、当時「空」の技を会得せず未完成状態だったダイのアバンストラッシュと互角に相殺している為、当然だがコイツのアバンストラッシュは上っ面だけを模倣した紛い物である。
本物のアバンストラッシュとの威力の差は原作でも触れられており、コイツがアバン本人ではない事をにおわせる伏線としても機能している。
…コイツの存在があったため、本物のアバンが後に復活した時「このアバンも偽者では?」と疑いの声が出たのも無理はあるまい。
もしアニメ版が最後まで続いていたなら、ポップがアバンを偽者と拒絶するシーンでベルドーサの名前が付け足されていたかもしれない。
 
また、ダイを騙すために語った「バーンの目的」も彼の真の目的を知れば真っ赤な嘘という事が分かるが、人間の醜さを饒舌に語るさまは後の原作での展開を先取りしている。