【騎士】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:51:54

概要

その名の通り、本来は馬に乗って戦う西洋の戦士を指す称号。
ただし、そこから派生した英語のKnight(ナイト、日本語で騎士の訳が当てられる)は必ずしも騎馬を意味しない。
一般的なゲーム作品でのキャラクター付けとしては英語のナイトの意味合いが強く、「重装備で攻撃力は控えめだが防御面の性能が優れた戦士職」と位置付けられることが多い。
ドラクエシリーズではモンスター側には【しりょうのきし】【あくまのきし】など、DQ1から1種以上は出てくるのだが、意外にも人間キャラの騎士は長らく登場しなかった。
本編作品での最初の例はDQ6で初登場した【パラディン】の称号「◯◯ナイト」が該当する。
ただ、DQ6、DQ7のパラディンは武闘家の特徴も強く受け継いだ軽量型の前衛職であり、一般的な騎士(ナイト)のイメージからはやや遠い。
DQ9のパラディンは「聖騎士」というイメージがより強くなっており、HPやみのまもりが良く伸びる一方ですばやさやきようさが極めて低いというDQ6やDQ7のパラディンとは全く違う職業になっている。
 
シナリオ上ではさらに登場が遅く、DQ8の【ククール】が所属する【聖堂騎士団】がシリーズ最初の人間の騎士団である。
しかし彼らは僧侶型のキャラであり、こちらもゲームにおける騎士の一般的イメージからはやや遠いかもしれない。
DQ10では【ガートラント聖騎士団】が登場。活躍はパラディンの職業クエストに限定され、騎馬のイメージもあまり無い。【ドルワーム王国】にも王立騎士団があり、【ラミザ王子】が団長を務める。
DQ11では「騎士道」が物語上重要な役割を果たし、パーティメンバーのうち【シルビア】【グレイグ】が明確に「騎士」である。後者は典型的なパラディン型のステータスであり、前者もある程度前衛的な能力を持つ。
この辺りになってようやく騎士が普通に登場するようになったと言える。
一方で、メディアミックスの漫画作品ではダイの大冒険の【竜の騎士】【カール騎士団】、ロトの紋章の【カーメン騎士団】など、ゲームに先んじて騎士が登場している。
 
敵モンスターでは、おそらくトップレベルで有名な【スライムナイト】を筆頭に、竜にまたがった【ドラゴンライダー】、木馬にまたがった【木馬のきし】、割と普通の馬にまたがった【しにがみきぞく】などが騎士っぽい佇まいである。
ちなみに、上記の死霊の騎士や悪魔の騎士など、馬にまたがっていない「騎士」もしくは「ナイト」と名のつくモンスターは多数登場している。これらは英語のナイトに近いキャラ付けなのかもしれない。

キャラバンハート

ガードモンスターが受けるダメージを軽減させるのが役割の職業。
全身に鎧をまとい、巨大な盾を持っているのが特徴。
その名前や、一応剣を持っているイメージ画に反して、ダメージを与える能力は持っていないので注意すること。
 
乗せた馬車に関係なく、ガードモンスター全員を守ってくれる。
軽減できる割合はランクに応じて上がり、究極連携では全てのダメージを0に抑えることができる。
効果が発揮されるのは乗っている馬車のガードモンスターに順番が回ってきた時から、そのターンの終了時まで。
よって素早さの高いガードモンスターがいる馬車に乗せるか、騎士が動くターンに、馬車のガードモンスターにすばやさに関係なく行動順番が最初になる防御・大防御をさせると良い。
 
また、3ランクの騎士は馬車の周囲を常に見まわることで、敵モンスターに【不意打ち】される危険をなくすという能力も持つ。
心集めや経験値稼ぎのために何度も行うことになる戦闘において、地味ながら多大な貢献をする。
特にランク3の【戦士】【剣士】による1ターン目のブースト効果は不意打ちで無効になってしまうので、
彼らの恩恵を最大限に生かすのならばぜひ乗せておきたい。【重さ】も最小で1なので邪魔にならない。
 
ストーリー本編中で仲間にできるのは湖の洞窟で出会う【ゴードン】と、ドラゴンの角にいる【アイリン】
奇しくも町や村ではなく、危険なダンジョンでのみ出会えるというわけだ。
 

ランクランク名戦闘特技特殊効果
1騎士きしのたて(1ターンの間、全ダメージを30%軽減)-
2ベテラン騎士まもりのたて(1ターンの間、全ダメージを50%軽減)-
3マスター騎士せいなるたて(1ターンの間、全ダメージを75%軽減)みまわり(敵の先制攻撃を受けなくなる)