【ナイトリッチ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:57:01

概要

大きな剣と盾で武装し、ピンク色の鎧を身に着けたガイコツの騎士のモンスター。
上位種に【ナイトキング】【ヴァルハラー】が、亜種に【マチルダ】【デッドセーラー】がいる。
【ゾンビ系】の中でも特に強敵で、外伝作品でもゾンビ系の上位クラスとして登場することが多い。
星ドラでは亜種に「斧皇 ゲンザ」がいる。
リッチ(Lich)は、古英語の「死体」に由来するアンデッドモンスターの種族名(「裕福」を指すリッチの綴りは「rich」)。
初出は20世紀前半のアメリカの小説家、クラーク・アシュトン・スミスの作品とされる。
後にTRPGの元祖である「ダンジョンズ&ドラゴンズ」において、「骸骨の姿をした最強クラスのアンデッドモンスター」という設定が固まった。
そのため一時期は、有名な「ビホルダー」などと同じく、D&D由来のモンスターとしてリッチという名を避ける傾向があった。

DQ7

【ダークパレス】【激流の洞窟】などに出現。
攻守共に優れたステータスを誇り、ちからためをしたり、【凍える吹雪】を吐き、【痛恨の一撃】を繰り出す。
ちなみに痛恨の一撃の動作は上半身が飛んできて剣で一刀両断にするというド迫力の動作。
【公式ガイドブック】によると【マヒャド】【ザオラル】も使うようだが、MPが0の上に頭がいい(判断力が高い)ため使わない。
図鑑では呪文を使うときの物と思われるアクションを確認できるため、最初は呪文を使う設定だったのかもしれない。
ゾンビ系のモンスターなので【ニフラム】が効くこともあるが、あまり期待はしないこと。
【ヒャド系】以外の呪文はよく効くため、惜しまずに使って倒してしまった方が危険は少ない。
【モンスターパーク】では「我輩は強いんだー!」等と叫んでいる。戦闘での判断力はいいが、頭はよくないらしい。

リメイク版

一匹目二匹目三匹目
名前ナイッチトリーナサヤ

新たに20のMPが割り当てられ、マヒャドとザオラルも回数は少ないが使うようになった。
が、ここまで来てマヒャドはそれほど痛くなく、そもそもコイツの脅威は痛恨の一撃と凍える吹雪であるため、それらの頻度が落ちたことにより弱体化したと言える。
ただ、ザオラルを使われると面倒なので、早く片付けるに越したことはない。
派遣時の名前がやけに女性的だが、これはマチルダと同じグラフィックのためだろうか?

DQ9

【ガナン帝国城】【閉ざされた牢獄】、ナザム西の高台や【宝の地図】の洞窟の火山マップに出現する。
新たな最上位種であるヴァルハラーが登場したことで、ラストダンジョンの敵からラストダンジョンの1つ前の敵となった。
【ゾンビナイト】を従えた高位の騎士らしく、命令に背いた部下は黙って切り捨ててしまうらしい。
7と同様に高い攻撃力を誇り、痛恨の一撃や凍える吹雪で強力な攻撃を仕掛けてくる。
ただ、前作のヘルクラッシャーやボーンファイターと同じくHPが低く、ナイトキングと戦闘能力は僅差になっている。
単純に攻撃するだけでなく、テンションを溜めたり【やいばくだき】で攻撃力を下げるなどの頭脳プレーも。
前述の通り部下には厳しいが、従う部下には寛大なようで、ザオラルで蘇生を行う一面もある。
ゾンビ系のため炎や光属性が有効だが、手に持った盾でガードされることも多いので気をつけたい。【メラ系】はガードされるが、【イオ系】【バギ系】はガードできないのでそれらを使うのも手ではある。
また、【ドミールの里】ではイベント戦闘でお供にゾンビナイトを付き従えて戦うことになる。最終盤クラスの火力を持つ輩が襲ってくるわけで、戦い方とレベルによっては苦戦するだろう。人によっては直前に戦う【グレイナル】より強いとか強くないとか。
 
概要に書かれている通り名前の「リッチ」は「裕福」の「rich」ではなく古い英語で「死体」の意味の「lych」であるのだが
持っているお金が140Gと多めなことや、なかなか豪奢な装備であることからひょっとしたら本作では両方の意味があるのかもしれない。
落とすアイテムも通常が【ソードブレイカー】、レアで【ダークシールド】とかなりの物。【ぬすむ】で狙ってみるのもいいだろう。

DQM2

モンスターズ2ではゾンビ系の高位モンスター。
見た目通りの肉体派で、HP、攻撃力、守備力が高い伸びを見せる。一方でMPは伸び辛く、重そうな見た目ゆえか、素早さはやや低め。【ワイトキング】と違って成長が早めなので、比較的序盤に作ったとしてもそれなりには活躍できる。
ストーリー中では【天空の世界】の死者の城でボスとして戦う。
【天空の剣】(3DS版は【天空の衣】)を守っており、城の仕掛けを恐れずに自分の元へ辿り着いた主人公を讃える。PS版では、【????系】の魔物を連れているとさらに褒めてくれる。
戦闘では凍える吹雪と【デアゴしょうかん】を使い、攻撃力も高い強敵。この段階でデアゴはかなり強力であり、これの分だけこの後の【ムドー】より苦戦するかもしれない。さらにGBイル版限定で【めいそう】も使うため、RTA勢には事故ポイントとして認識されている。
仲間にした時に覚える特技は【ザキ】【くろいきり】【やいばのぼうぎょ】。剣士ながら剣技は一切覚えないが、配合親が【ギガスラッシュ】等を覚えるため、問題は無い。配合方法は【がいこつけんし】又は 【しにがみきぞく】 ×【キラーマシン2】 【じゃりゅうせんし】 【ヘルパイレーツ】のいずれか。
こいつを血統にワイトキングを生み出せる組み合わせが多数存在する。
また、こいつを相手に【サイコピサロ】と配合すると、【オルゴ・デミーラ】ができる。

キャラバンハート

こちらではゾンビ系廃止に伴い【悪魔系】へと移行。
その堂々たるルックスが受けたのか、SSランクと悪魔系最強の地位を得た。
HPと攻撃力が抜群の伸びを見せ、他のステータスもかなり高いなど地位に恥じない強さ。
耐性もかなりのもので、攻撃系にも状態異常にも強いが、休み系には注意しよう。
覚える特技はザキ、【デイン】【せいしんとういつ】
転身方法は【ワイトキング】【ダークキング】【だいまどう】の心など。

ジョーカー2

ゾンビ系のBランクに属し、一般配合で作れるほか、夜間の遺跡地下に出現する。
ヒャド系とダウンを無効化するが、ゾンビ系らしくデイン系には弱い。
そして困ったことにザキ系を無効化しない。上位ゾンビ系なのに……。
特性は【ギガキラー】【せんせいりつアップ】で、マスター級辺りで2枠を出してくる奴をびっくりさせる程度のことはできるかも知れない。
が、ギガキラー持ちはもっと強烈な奴がいるので、コイツ自身は割と立場が無い。
それよりも今回は【なげきの亡霊】が特殊配合でなければ産まれなくなったので、
その素材としての価値が重要視される。
所持スキルは「【ふうえんのけんぎ】」で、これも単体で使ったり【けんごうSP】を習得したりするのに結構有用。
とはいえクリア前なら決して弱いモンスターではなく、むしろギガキラー持ちなのを活かしラスボス戦では活躍を期待できるくらいなため、決して馬鹿にはできないいぶし銀である。

テリワン3D

ゾンビ系BランクなのはDQMJ2と同じ。野生では出ない。
【キラーアーマー】×【しりょうのきし】の特殊配合で生み出せるが、位階配合でも普通に生まれる。
しかし【カウンター】【メタルキラー】、ギガキラー、【アンチみかわしアップ】【メタルスター】【はぐれメタルキング】対策として最強の特性がズラリと並ぶ。
また、攻撃力やHP・すばやさに加え、【究極配合】でマヒや混乱を無効化できるため、強力なアタッカーとして活躍できる。
弱点は守備力がやや低めな点とザキが素通りすることだが、スキルで補えば特に問題はない。
上位種のナイトキングはすばやさが高くなり、【会心かんぜんガード】がつくかわりにカウンターがなくなるので注意。とはいえ頼りになるモンスターなので、こいつ共々仲間にして損がない。

イルルカ

引き続きゾンビ系Bランク。
今回は【天空の世界】の死者の城の最奥部でボスとしても待ち構える。
このとき限定で特性【AI2回行動】【全ガードブレイク】を持つ。
お供にがいこつけんしを二匹連れている。
三匹とも主に斬撃の特技を使ってくるので、【マヌーサ】などが効果的。
位階配合では生まれなくなり、テリワン3Dと同様の特殊配合でしか生み出せない。
 
【新生配合】でときどきテンション、メガ・ギガボディ化でAI1~3回行動、ギガボディ化でスタンダードキラーを習得する。
ナイトキングは新生配合するだけで三種のキラーが揃うが、こいつはGサイズにする必要がある。
もちろんその場合はスキル【いごっそう】は勿体ないので付けない方が良い。
スキルは「ふうえんのけんぎ」。

ジョーカー3・3プロ

残念ながら上位種のナイトキングともどもリストラされてしまった。

DQM3

ゾンビ系Cランク。【がいこつけんし】【ピサロナイト】の配合で生み出せる。
特性は【1~2回行動】【会心率アップ大】(Lv20)、【メタルキラー】(Lv40)、【スモールキラー】(Lサイズ)、【おいうち】(Lサイズ)、【みかわし無効】(LサイズLv60)。
所持スキルは【マッドキラー】
 
【アイスの迷宮】【ロッドの守り人】という個体が【ムーンフェイス】2体を引き連れて中ボスとして登場。
戦闘後はムーンフェイスたちも含め仲間となる。【煉獄峠の魔界】で仲間になる【ほのおのせんし】共々Cランクモンスターへの足掛かりとした人も多いはず。
【ワイトキング】との特殊配合で【ナイトキング】ができる。

バトルロード2レジェンド

第一章「よみがえる伝説」から登場したモンスター。【ロトコレクション】で排出率は1/800。
ステータスはHP:825 ちから:126 かしこさ:108 みのまもり:95 すばやさ:17。
技は「ドルマ」と「ナイトメアソード」。
前者は暗黒の呪文で敵1体を攻撃、後者は暗黒の力を宿した剣で敵全体を攻撃。
ナイトメアソードはエフェクトで相当な負荷処理がかかっているのか、当時の筐体では大抵処理落ちして画面がカクカクになっていた。
 
本編でも厄介な敵だが、こいつはこのゲームでかなり有名となる。 
素早さ以外の能力が高いだけではなく、あらゆる攻撃にも強い万能モンスター。
特に暗黒属性に対する耐性は物凄く、大魔王が使う技のほとんどは暗黒属性が付いた技なので、こいつがいることで物凄く楽になる。
「ドルモーア」を食らったとき、周りは300を越えるダメージを受ける中、一匹だけ30程度しか食らわないと言えばその耐性の凄さがわかるだろうか。
状態異常もほとんど通用せず硬いので、対戦、大魔王討伐の両方において一役買ってくれるモンスターだ。
特に大会では勇者+デンタザウルスと合わせて使うプレイヤーが続出した。
あえて欠点を挙げるとすれば、どの技も暗黒属性なため弱点を突きづらく火力が若干低いことと、死霊のツメの「クロスクロウ」で大ダメージを受けるところか。
 
バトルマスター、勇者と組むと、ドルマが「暗黒ゾーン」に変わる。
この技は敵1体を殴りつけ、マントで包んで闇に消し去り【バシルーラ】状態にする。
消えている間は当然どんな技も当たらないので、自分と相手の素早さを考えて使わないといけない。
 
【デビルアーマー】【ゴールデンゴーレム】とチームを組むことで、【黒騎士レオコーン】へと合体する。
この作品の知名度が高かったためか、ナイトメアソードはその後の作品でもちょくちょく使うようになった。

バトルロードビクトリー

さすがに耐性が強すぎたか、打撃耐性の消滅や暗黒耐性の軽減等で弱体化した。
それでも暗黒耐性とバトマス相性というだけで大魔王戦まで十分戦っていけることには変わりない。
 
ナイトメアソードの剣の色が黒から紫に変更、処理時間も早められている。

スキャンバトラーズ

このゲームに出演しているプレイアブルモンスターはDQ10,11に出演しているものが多いがその常識を打ち破っての第3弾への参戦。
赤ボタン技:きりつける→やいばくだき→ナイトメアソード 青ボタン技:つめたい息→こごえるふぶき。
ナイトメアソードのエフェクトがバトルロードの頃より豪華になっている。

ライバルズ

第7弾カードパック「光と闇の異聞録」にて、戦士専用カードとして登場。
レア度はスーパーレア。

3/2/2 ゾンビ系
召喚時:自分の手札に魔王系カードがあるなら、他の全てのユニットに2ダメージ

本編では終盤のモンスターなのに、ステータスは序盤のモンスターの【モーモン】と全く同じ…。
なのでなんとなく弱々しい印象を受けてしまう。まあゲーム設計上そんなモンスターはたくさんいるが…。
 
とはいえ召喚時効果が強く割と性能は高い。範囲除去は魔王デッキの苦手とする速攻デッキによく刺さるので入れて損はない。

ウォーク

2021年3月12日開始のDQ7コラボイベントにて登場。
1章3話でマチルダと戦った後、強敵モンスターとして各地に出現する。
マチルダも内部的にはナイトリッチであるため、終了後にはナイトリッチを倒した扱いでモンスター図鑑に載る。
ゾンビ系にしては珍しくヒャド系のみが弱点。自らマヒャドも使うのに…。
 
HP50%以下で使いだすナイトメアソードが脅威。
全体に最大300程度のダメージもさることながら、高確率で眠らされるという点が最も厄介。
Lv10以降はちからための後に使うため、先頭のキャラはこれ以上のダメージを受けてしまう。
200程度の威力のマヒャドも頻繁に使ってくるため、なかなか起きてくれないことも多い。
痛恨の一撃も最大650程度と凄まじい威力になるため、最悪眠らされてそのまま即死のパターンも。
まもりのたてなどで眠り対策をしたうえで挑むこと。
 
こころは赤色でコストは102。
力や素早さが高く、高グレードではゾンビ系やマシン系へのダメージを高められる。

ダイの大冒険(2020年版アニメ)

第5話の【鬼岩城】前の広場に【大魔王六軍団】のモンスターが集合しているシーンで描かれている。