ベルトコンベア、インサータ、チェストなどによるアイテムの運搬や保管の流れ。
やや詳細な情報は運送ネットワークアップグレードへ。
ベルトによる運送システム 
ベルトの種類一覧 
全9種。
工場内での主な運送手段で、特性の違う3種類がある。さらにそれぞれに速度別の3種類がある。
移動速度 (タイル/秒) | 秒間運搬量 両レーン*1 (個/秒) | 搬送ベルト | 地下ベルト | 分配器 | 必要な研究 | |||
1.875 | 15 | ![]() | 搬送ベルト | ![]() | 地下ベルト | ![]() | 分配器 | 搬送ベルト:なし 地下・分配:物流学 |
3.75 | 30 | ![]() | 高速搬送ベルト | ![]() | 高速地下ベルト | ![]() | 高速分配器 | 物流学2 |
5.625 | 45 | ![]() | 超高速搬送ベルト | ![]() | 超高速地下ベルト | ![]() | 超高速分配器 | 物流学3 |
製造派生表
![]() | → | ![]() | → | ![]() | ||
![]() | × | |||||
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× | ||||||
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※高速地下ベルト・高速分配器などは高速搬送ベルトから作るのではなく通常の地下ベルトや分配器から作る
搬送ベルト 
基本的なベルトコンベア。単純に上に乗ったアイテムを矢印の方向に送る。
1マスに2列のアイテムが流れるラインを持つ。(他の二種類も同様)
ベルトの形状は周りに接続されたベルトのパターンによって柔軟に変化する。
地下ベルト 
最大5マス(高速は7・超高速は9)先まで地下を通すことができ、ベルト同士の立体交差が可能になる。
同速度の地下ラインは同じ向きに重なると近い方同士の接続に書き換えられてしまう。
別速度の地下ラインは同じ方向に設置しても交わることはない。
地下ベルトの始点終点に、地下ベルトの向きと垂直に流れてくるベルトが合流した場合
地下部分に近い列がせき止められ、遠い列のアイテムが合流し流れる。
分配器 
2本のベルトのアイテムを交互に取り込み、2本のベルトへ交互に分配する。前後のベルトは1本でも良い。
1本→分配器→2本の配置なら1本のベルトのアイテムを2本のベルトへ1:1の割合で分配する。
複数並べることで更に細かい割合で分配することができる。
2本→分配器→1本の配置なら2本のベルトを交互に1本のベルトへ合流させることができる。
(ベルトの合流自体はベルト同士を合流させるだけでも良いが左右位置が偏る)
2本→分配器→2本なら2本のベルトから流れるアイテムが均等にされて2本のベルトへ流れる。
いずれもベルト内の左右位置は維持され、分配器だけではベルト内の左右の偏りも変化しない。
なおベルトとしての分配器は前後にしかアイテムを通さず、真横から分配器へのベルトを配置しても合流しない
(真横からインサータでの出し入れは可能)
分配器の動作設定 
分配器をクリックすると、分配器の動作設定ができる。動作設定機能はVer.0.16で実装された。
- 入力・出力の優先順位
- 入力優先順位を設定をすると、優先側の流れを止めないように入れて、出力に余裕があれば反対からも入れる
- 出力優先順位を設定をすると、優先側の流れが最大になるまで流し、入力が多ければ余った分を反対へ流す
- フィルター設定
出力優先順位のオプション。アイテムを指定すると、そのアイテムは必ず優先された出力側に流れ、他のアイテムは必ず非優先の出力側に流れる。
フィルタインサータとの違いのひとつとして、分配器によるフィルタリングは電力を必要としない。
インサータ 
Inserter=挿入するもの。搬入出装置。
一本腕を動かして、地面から箱、箱から組立施設、といった具合にアイテムを移し替える。
- 掴むアイテムの数
インサータスタックボーナスの研究を進めることで、一度に掴めるアイテムの個数*2が増加する。
「スタックサイズを上書き」のオプションを指定することで、インサータが持つ本来の性能よりも少ない数だけしか掴ませないようにできる。
- 動作速度
種類によって動作速度が異なり、時間あたりの搬入出個数に関わる。また、動作速度の遅いインサータでは高速・超高速ベルトに流れているアイテムを掴めないことがある。掴み損ねた場合でも動作分の燃料・電力は消費される。
- フィルタリング
フィルタインサータとスタックフィルターインサータは、指定したアイテムのみを掴む。
フィルタインサータは最大5種類、スタックフィルターインサータは1種類のアイテムを指定可能で、ホワイトリストの場合は指定されたアイテムのみ、ブラックリストの場合は指定されなかったアイテムのみを掴む。
移動先が組立機などの場合はフィルタリングしなくても、移動先で必要とされているアイテムしか掴まない。
- インサータが搬送ベルト上にアイテムを置くときの位置
Tipsを参照。
- 回路による設定
指定した条件が満たされる間のみ動作させる事ができる。詳しくは回路ネットワーク・物流ネットワークを参照。
- インサータの消費電力
- 下記の表における稼働時の消費電力は瞬間的な最大消費量であり、常時稼働時の平均消費量はおよそ半分。
- 燃料式以外のインサータは、待機時にも電力を消費する。
消費量は極わずかだが大量に並べれば多少の電力消費になる。基礎インサータ1,000本での待機消費は400kw。 - 稼働率が低い場合はより低ランクのインサータのほうが消費を抑えられる。
稼働率が極端に低い場合は待機消費の無い燃料式インサータが最も消費エネルギーが少ない。
アイコンと名称 | 消費電力[kW] | 概要 | |
稼働時 | 待機時 | ||
![]() 燃料式インサータ | 188 (燃料) | なし | 最も基礎的な搬入出装置。燃料が必要だが燃料をつかめば自動で補給もする。*3 スピードは基礎インサータの0.7倍ととても遅く高速以上の搬送ベルトのアイテムはつかめない。 電力が整えば順次電動のインサータに変えることになる。 ただ電力が不要な特性を活かしボイラーへの燃料投入などの使い道もある*4 |
![]() インサータ | 13 | 0.4 | 基礎的な搬入出装置。これ以降のインサータは全て電力が必要。 超高速ベルトに流れるアイテムを掴めないことが多く高速インサータに置き換えられがち。 それでも消費電力の低さはダントツなので電力事情によっては十分選択肢に入る。 |
![]() ロングアーム インサータ | 19 | 0.4 | 基礎インサータの1.5倍のスピード。 2マス離れた所からアイテムを掴み、2マス離れた所にアイテムを置く。 コンベア越しにアイテムを搬入出したりと柔軟な設計を可能にしてくれる。 |
![]() 高速インサータ | 46 | 0.5 | 基礎インサータの2.8倍のスピードで搬入出できるが、 電力消費は約3.5倍と消費:個数の効率は悪い。 中盤以降はこれをメインに使うようになる。 |
![]() フィルター インサータ | 52 | 0.5 | 高速インサータに特定のアイテムのみを掴むフィルター機能を付けたもの。 消費電力は基礎インサータの4倍と更に燃費が更に悪くなっているので注意。 フィルターは5つまで設定可能。 |
![]() スタックインサータ | 132 | 1.0 | 速度は高速インサータと同じだが 研究を進めることで最大12個のアイテムを一度に掴める。 消費電力は基礎インサータの7倍だが最大研究時にはむしろ燃費は良くなる。 |
![]() スタックフィルター インサータ | 132 | 1.0 | スタックインサータにフィルター機能がつく 設置のたびにフィルターの設定が必要なため、スタックインサータの上位互換というわけではない。 ※フィルターは1枠のみ |
製造派生表
![]() ![]() | ![]() 燃料式 | 発展無し | |||||
![]() ![]() ![]() | ![]() 通常 | ![]() ![]() | ![]() ロング | 発展無し | |||
![]() ![]() | ![]() 高速 | ![]() | ![]() フィルター | 発展無し ※フィルターから↓スタックフィルターは不可 | |||
![]() ![]() ![]() | ![]() スタック | ![]() | ![]() スタックフィルター |
Ver,0.13からインサータスタックボーナスが「インサータ容量ボーナス」に変更されインサータのスタックの仕様が変更された。
- スタックインサータ・スタックフィルターインサータ以外の今までのインサータへの容量ボーナスが減少し最大で+2個(3個)までとなった(以前は最大+4個の5個だった)
- スタックインサータ系はスタック数が初期で2個、ボーナスで最大+10個(合計12個)を同時に移動できる
- インサータ類は搬送ベルトへもスタックできる分を一度に並べることができるようになった
- 反対の搬送ベルトからアイテムを取る際も一度に複数のアイテムを掴んでから運ぶようになった
- 例えば最大研究の高速インサータなら一度に3個のアイテムを搬送ベルトから取ることができ、
最大研究のスタックインサータなら一度に12個のものアイテムを搬送ベルトへと流す事ができる - Ver,0.12までと比べてスタックインサータ以外での運べる量が減少したが、搬送ベルトとのやり取りは高速化している
- スタックインサータの追加により、インサータ類の最大運搬能力も大幅に向上した
- 例えば最大研究の高速インサータなら一度に3個のアイテムを搬送ベルトから取ることができ、
チェスト 
アイテムを貯蔵・保管するための箱類。素材によって容量が異なる。
チェストは流体を保管できない。
- チェストの一覧
容量の単位は個数ではなくスタック数。画像 名称 容量 概要 木製チェスト 16 最も作りやすく、そして最も小さい。
貯蔵を目的としない中継チェストとしてなら終盤まで使える。鉄製チェスト 32 比較的作りやすく、それなりの貯蔵容量。
木が貴重なマップでは相対的に最も低コストとなりうる。鋼鉄製チェスト 48 かなりの貯蔵容量を持つが、序盤は作りにくい。
しかし鋼鉄の量産体制が整ったらこれ一択。アクティブ供給チェスト 48 物流チェスト。
ロボットを使ってアイテムの出し入れができる。
詳しくは物流ネットワークに。パッシブ供給チェスト 要求チェスト 貯蔵チェスト バッファーチェスト - 上限の設定
チェストに自動で入れられるアイテム数(スタック数)の上限を設定できる。設定するにはチェストを開いて赤×のマスをクリックし、上限としたいマスの場所でもう一度クリックする。
赤色となったマスには、インサータやロボットがアイテムを入れられなくなる。プレイヤーが手動で入れることは可能。インベントリからCtrl+左クリックなどでは不可。取り出しに関してはインサータなどでも可能。
- ネットワークへの接続
赤いワイヤー、緑のワイヤーを使って回路ネットワークに繋げられる。
繋げたチェストからは、中にあるアイテムの情報を読み取ったりできるようになる。
- チェスト以外の保管箱
自動車や貨物車両などはアイテムの保管機能があり、インサータで出し入れもできる。インサータの設置位置に関する自由度では、チェストよりも勝る(Tipsを参照)。