祇園女御

Last-modified: 2020-02-12 (水) 22:24:34

キャラシート

【クラス】バーサーカー
【真名】祇園女御(打ち出の小槌、打ち出の小槌の鬼、一寸法師の鬼)
【容姿】槌を担いだ巨大な女鬼
【英雄点】45(ステ:25、スキル:20):令呪1画消費
【HP】 55 / 40+15
【筋力】A:7(8)
【耐久】Ex:8(10)
【敏捷】D:2
【魔力】B:4
【幸運】E:1
【スキル1】狂化 C-
10点:物理攻撃時、補正値5を得る。物理防御と魔術防御時、補正値3を得る。
【スキル2】打ち出の小槌の鬼 Ex
5点:聖杯に対して明確な望みを持つサーヴァントに対して、物理攻撃時、魔法防御時、補正値5を得る。
【スキル3】魔性 C
5点:キャラシート作成時、サーヴァントの英雄点10を得る。

 

【宝具】『胃内直行急降列車』(えいゆうをのむかいい/えいゆうをためすいかい) 1/1
【ランク・種別】D+:対人宝具
【効果】物理攻撃、奇襲攻撃時、補正値10を得る。
この攻撃の処理後に、交戦フェイズが終わるまで攻撃対象とバーサーカーが生存していた場合、
攻撃対象となった陣営は次の移動フェイズにおいて移動できず、自陣営が移動した場合強制的に同じエリアに移動する。
対象の陣営はこの間バーサーカーの胎内に居るとして扱われ、遠距離攻撃フェイズの影響を受けない。

 

またこの移動フェイズにおいて、攻撃対象となった陣営は
聖杯への望みをバーサーカーに開示する(秘話でもよい)か、秘匿したままにする。
(祇園女御はこの情報を、ロール等個人の目的のために勝手に利用します)

 
 

【属性】混沌・悪・魔性・巨大・女性・聖杯

【キャラクター詳細】
日本にて有名な一寸法師の物語の、その悪役である鬼として現れる怪物。
この鬼はそもそも名のある鬼ではなく、象徴とも言える打ち出の小槌もまた、大黒天の神具でありこの鬼固有の宝具というわけでもない。
祇園女御の名も、平家物語にてこの鬼と勘違いされた者を助命した平忠盛が白河院から賜ったとされる女御の名であり、鬼本人とは一切関係が無い(一般的に忠盛が娶るのは白河院に仕える祇園女御の妹とされる)。

 

その実態は「願望機探索者に与えられる苦難」であり、「英雄選別の試し」の怪物であり、
どちらかといえば願望機として当時成長しつつあった打ち出の小槌が獲得した宝具がこの鬼、という理解が実態に近く、この鬼も願望機(せいはい)としての属性を持つ。
(そもそも“打ち出”の小槌は、『欲しいものがいくらでも出てくるハンマー』であり、『人並の背が欲しいなどという願いも叶えてしまうハンマー』ではなかった筈なのだ)。
物語では一寸法師を飲み込んだこの怪物は、願望機を望む対象の前に巨人として立ちふさがり、それを一呑みにしてしまう。

 

とは言えこの怪物は鬼としてカタチを得、鬼として生きた怪物である。
気に食わぬ者には威と腕力でもって接し、腹を刺されれば小槌さえ与えて逃げ出してしまう、その行動は短絡的で堪え性のない大女以外の何物でもない。

 

だがこの鬼には一寸法師より逃れて以降一つの目的がある。
それは「願望機は相応しき者に」という思い。

 

初期の一寸法師の物語における一寸法師は現在伝わるものよりもやや性悪である。一目惚れした宰相の娘と、父である宰相を策略により仲違いさせ、娘を自分と共に出奔させているのだ。
最終的に大団円になるとはいえ、家と両親と財とを一緒に捨ててしまった娘には、一寸法師と添い遂げるより他に道は無かっただろう。

 

一寸法師の物語が現在伝わる物のように変遷していった影にこの鬼の影響があったかは定かではないが、
この鬼は消滅するまでその身を、正直者が富を得、卑怯者がその報いを受けるという物語のために捧げ続けた。
(マスターに対して名乗る祇園女御の名も、その長い生涯のうちに耳にしたものだろう)

 

単に法師に煽られまくったのが悔しかっただけなのかもしれないが、この在り方は、反英雄として座に登録された現身にとっても変わることはない。

 

今も鬼は正直者=善人を試し、卑怯者=悪人を甘い餌で誘い、踏み潰す。
鬼のすること、加減や加虐の度を間違えてしまうことも多いのだけれど。

 
 
 
 

=スキル前口上=
「アタシに宝具なんてものァ無いがね」
「アタシは願望機(コイツ)にぶら下がって鬼やって来たんだ」
「いや、もしかするとアタシが願望機(コイツ)の宝具なのかもしれないね」
「アタシに名は無いが」
「願望機(コイツ)にゃ大層知れた奴がある!!」
「『打ち出の小槌』たァ、コイツのコトだ!!」
「一寸法師に与えはしたが、結局アタシはコイツが無けりゃあ締まらねぇ!!」
「サぁ!!ぶん殴られたくなったら頭を垂れな!!生きてりゃ願いが叶うかも知れないヨ!!」

 
 
 

=宝具詠唱=
「ほい捕まえた♪」
「ホレホレ必死で暴れな願望機を求める者達よ♪」
「アタシに喰われたらお終いだ!!」
「アンタが願望機(アタシら)に相応しいのかどうか……」
「ちょっと味見をしてやろうって言うんだからサ!!」
『胃内直行急降列車(えいゆうをのむかいい/えいゆうをためすいかい)』!!!!