宝具とは?
サーヴァントの奥の手です。
基本的に1騎につき1つのみ保有でき、1回のみ使用できます。
宝具ルール
- 宝具は個別に使用回数を設定します。基本的に宝具の使用回数は各1回までです。
- 基本的にサーヴァントが保有する宝具は一つのみですが、
特別な理由がある場合に限り、GMの許可を得ることで複数保有することも可能です。 - 宝具を複数保有する場合はバランスが取れるよう、
必ず全ての宝具に対してデメリット追加、もしくは下方修正しなければなりません。 - 消費した宝具回数は霊地にて交戦フェイズが発生しない場合のみ1つ回復します。
ただし、宝具で乗騎・陣地を作成している場合、その乗騎・陣地が消滅するまで宝具回数は回復しません。 - 宝具回数を増やした場合であっても、同じタイミングでは1回しか使用することができず、
乗騎・陣地系宝具は同時に1回分しか使えません。 - 交戦フェイズ中に宝具を使用するタイミングは基本的に自分の手番のみです。
- 宝具テキストに「任意のタイミングに発動できる。」と書かれている場合、以下のように読み替えます。
「移動フェイズ、遭遇フェイズ、または交戦フェイズの自分の手番に発動できる。」
また、「交戦フェイズに発動できる。」と書かれている場合、自分の手番でのみ使えます。 - 陣地系宝具はタイミングを書いている場合、交戦フェイズ中の自分の手番に使用することもできます。
ただしその場合は特記しない限り交戦フェイズ終了時で消滅します。 - 乗騎召喚宝具は作成する場合、必ず何らかのデメリットを受ける必要があります。
- 【戦闘続行】スキル(HPが0になった時、HP1で耐える)と同効果の宝具は1セッションで1回しか使えません。
また、スキルとも重複して習得することはできません。 - 【復讐者】スキルを取得しているアヴェンジャーのみ、単純に補正値をプラスする宝具は作成できません。
宝具種別
宝具を作成する際、宝具種別を設定します。宝具ランクはフレーバー。
宝具種別はあくまでも目安のため、必ずしも沿った効果でなくても良いです。
陣地破壊など、得られる効果がある場合は必ず宝具効果に全て明記してください。
この基準効果に加え、所持する宝具数によっては強すぎない程度の追加効果を保有できます。
対人宝具 | 単体に攻撃する場合の補正基準値は10。単体にしか攻撃できない。 |
対軍宝具 | 単体に攻撃する場合の補正基準値は10。 基準値を減らし、複数の前衛に攻撃できる。 |
対城宝具 | 単体に攻撃する場合の補正基準値は10。 基準値を減らし、複数の前衛に攻撃できる。 |
対界宝具 | 単体に攻撃する場合の補正基準値は10。 複数の前衛に攻撃が可能。使用時に令呪1画を消費する。*1 |
対国宝具 | 対界宝具と同効果として扱う。 |
対陣宝具 | 陣地を作成出来る。補正基準値は合計10。 |
固有結界 | 対陣宝具と同効果として扱う。発動時のみ、陣地破壊が発生する。 |
結界宝具 | 対人宝具、もしくは対陣宝具と同効果として扱う。 |
その他 | 基本的には対人宝具と同効果として扱う。 |
複数対象宝具について
複数の相手を対象とする宝具は2通りに分かれます。
- 「相手前衛全てに攻撃できる。」
- 得られる補正基準値は0になります。
- 現在のエリアに存在する、自陣営・同盟を除く全ての前衛に対して攻撃できます。
- 完全に無差別に攻撃することができますが、攻撃したくない相手が存在する場合でも巻き込んでしまいます。
- 「任意の陣営の前衛全てに攻撃できる。」
- 得られる補正基準値は5になります。
- 現在のエリアに存在する陣営を1つ選択し、その陣営の前衛全てに攻撃できます。
- 攻撃したくない相手を巻き込まないことができますが、複数の陣営が存在する場合は相手全てに攻撃できません。
- 勘違いされがちではありますが、複数の陣営を選択して攻撃する効果ではありません。
ただし宝具種別対界宝具のみ、特例として複数に攻撃しつつ補正基準値が10になります。
その場合、必ずコストとして使用時に令呪1画を消費しなければなりません。作成時に消費するのは不可です。
追加効果
宝具は強すぎない程度に追加効果を1~2個付与することもできます。
概ね2つ合わせ、スキル1つ分より弱い程度が妥当です。
ただし、「補正値追加」と「面数増加」は追加効果ではノーコストで持つことはできません。
以下は一例です。
GMの許可があれば、自分で効果変更・新効果作成を行うこともできます。
複数種攻撃 | 物理攻撃と魔術攻撃時、補正値Xを得る。 |
奇襲可能 | 奇襲攻撃時、補正値Xを得る。*2 |
陣地破壊 | 陣地破壊が発生する。 |
防御スキル貫通 | 相手のスキルによるダイスのプラス補正を無効にする。*3 |
対魔力無効 | 相手の対魔力を無効にする。 |
タゲ変無効 | スキルによる攻撃対象変更を無効にする。 |
マイナス補正無効 | 相手によるダイスのマイナス補正を受けない。 |
追加補正値 | 相手が自分より(条件)~場合、更に補正値3を得る。 |
面数増加 | 相手が自分より(条件)~場合、ダイスの面数を1増やす。*4 |
特攻 | 竜の属性を保有する相手に対しては更に補正値5を得る。*5 |
回復 | 攻撃後、自分のHPを(耐久値D6)回復する。 |
属性付与 | この宝具でダメージを与えた場合、2ターンの間、○の属性を付与する。 |
数値置換 | 相手は幸運値を使用して〇〇防御を行う。 |
追加効果は強い効果を1つか、弱い効果を2つ…といった感じにフレキシブルに持てます。
なお、追加効果の強弱は環境によっても変わるため、その時のGMの判断を仰いでください。
(例えば「陣地破壊」は他の全員が陣地持ちの場合は強い扱いですが、誰も陣地を持っていない、といった場合は弱い扱いとなります)
複数宝具所持について
宝具はGMの許可を得た場合、2つ以上保有することも出来ます。
このとき、宝具の使用回数はそれぞれ別のものとしてカウントします。
また、単独宝具と強さがほぼ同じになるように弱体化・コスト支払いを行う必要があります。
特殊効果宝具
以上の基準に沿わない、特殊な効果を持った宝具を作成することも出来ます。
どのようなものが作成できるかは以下の見本を参照してください。
防御系の宝具の場合、俗に言う「ターゲット単体化」を作成することも出来ます。
その場合、防御時に得られる補正値は攻撃時のものに置き換えて判断します。
陣地宝具の場合、陣地内でのみ半永続的に有利な効果を得ることが出来ます。
またタイミングを書いている場合、交戦フェイズ中の自分の手番に使用することもできます。
ただしその場合は特記しない限り交戦フェイズ終了時で消滅します。
【戦闘続行】スキル(HPが0になった時、HP1で耐える)と同効果の宝具は1セッションで1回しか使えません。
また、スキルとも重複して習得することはできません。
見本
【宝具】『約束された勝利の剣』(エクスカリバー) 1/1 【ランク・種別】A++:対城宝具 【効果】物理攻撃と魔術攻撃時、補正値10を得る。陣地破壊が発生する。
【宝具】『幻想大剣・天魔失墜』(バルムンク) 1/1 【ランク・種別】A+:対軍宝具 【効果】物理攻撃時に任意の陣営の前衛全てに攻撃でき、補正値5を得る。 竜の属性を保有する相手に対しては更に補正値5を得る。
【宝具】『三千世界』(さんだんうち) 1/1 【ランク・種別】E~A:対軍宝具 【効果】物理攻撃時に相手前衛全てに攻撃できる。 相手の陣地が存在する場合、更に補正値3を得る。 騎乗スキルを保有する相手に対しては更に補正値3を得る。
【宝具】『天地乖離す開闢の剣』(エヌマ・エリシュ) 1/1 【ランク・種別】EX:対界宝具 【効果】令呪を1つ消費して発動する。 相手の前衛全てに物理攻撃を行い、補正値10を得る。陣地破壊が発生する。 相手によるダイスのマイナス補正を受けない。
【宝具】『無限の剣製』(アンリミテッドブレイドワークス) 1/1 【ランク・種別】E~A++:固有結界 【効果】交戦フェイズ中に陣地を作成出来る。この陣地は交戦フェイズ終了時に消滅する。 発動時、陣地破壊が発生する。陣地内では物理攻撃と魔術攻撃時、補正値5を得る。
【宝具】『招き蕩う黄金劇場』(アエストゥス・ドムス・アウレア) 1/1 【ランク・種別】B:対陣宝具 【効果】移動フェイズ、または交戦フェイズに現在地で陣地を作成出来る。 交戦フェイズ中に作成した場合、交戦フェイズ終了時に消滅する。 陣地内では物理攻撃時、補正値10を得る。
【宝具】『十二の試練』(ゴッド・ハンド) 1/1 【ランク・種別】B:対人宝具 【効果】HPが0になった時、HPを(10D6)回復して復活する。
禁止項目
以下の宝具は原則的に作成することができません。
どうしても作成する場合はGMの許可を取るようにしてください。
- 敵陣営の攻撃をそのまま反射する宝具
- 回避・防御不能でダメージを与える宝具
- 即死効果を持つ宝具
- 後衛に対して攻撃を行える宝具
- ノーコスト、またはそれに近い状態で乗騎を召喚する宝具