元ネタはD&Dに存在する「ガントレット・オブ・オーガー・パワー」。
装備するだけでSTR(ちから)が種族最大値になるという前衛クラス憧れのマジックアイテムである。
FF1でセーバーの効果になっているのは、能力値を変化させる仕様がなかったためだろう。
以後の作品では装備するだけでちからが上がるようになり、元ネタに近くなった。
- D&Dにはさらに力を上げる「ベルト・オブ・ジャイアント・ストレングス」(巨人の力のベルト)というものもある。
この2つの元ネタが合わさったものが、この巨人の小手だろう。
力が上がるのもさることながら、ムダに重いのが最大の特徴。
とはいえ、どのシリーズでも入手時点ではそこそこ「硬い」部類なので使える。
サガ・スカーレットグレイスでは『鬼力の小手』が登場する。こちらのほうが訳に近い。
関連項目:アクセサリ/【巨人の小手】
FF1 
防具の1つ。使うとセーバーの効果がある小手。
ただしFC版FF1ではセーバー自体が効果の無いバグがあるため無意味。
- 防具としては二級品の上に、FC版だとアイテム所持数に制限もある。
海底神殿で入手できる。
FF1(WSC版以降) 
リメイク版全般では効果があり、セーバーが黒魔道士本人にしかかからないため、こっちは凄く役に立つ。
これとヘイストのかかったスーパーモンクは本当に手に負えない。
セーバー同様重ねがけが可能なので、繰り返し使用&ヘイストとのコンビネーションにより
比較的攻撃力が弱いジョブでもカオスを一撃で倒すことが可能になる。
ストライとのミックス、ヘイストとの併用を実験(10ターン)した所、忍者で20hit4000ダメージを与えた。
WSC版以降では多くの武器防具をアイテムとして持ち歩ける為さらに凶悪。
- 防具として二級品であること故に、特殊な制限プレイでもない限り、誰かが装備している可能性も少ないのでガンガン使おう。
FF1(GBA版以降) 
GBA版以降ではオリハルコンと組み合わせると、歩く永久機関と化す。
残念ながら、SOCの風の囁く洞穴の町のフロアなどで買うことはできない一品ものである。
FF2 
力が上がる小手。ミシディアの町で売っている他、ヒルギガースが落とすことがある。
ただし重量があり魔法干渉も大きいため、回避率の低いキャラや魔法をメインにつかうキャラは使いづらい。
- 逆に言えば早めに回避率(レベル)を上げておけば、パワーリストまでの繋ぎになる。
- パワーリストとは違い、属性耐性がないので、魔法に弱いのは他の重装備と同じ。
回避回数の低い4人目のキャラクターに装備させて、後列から弓を引かせるというのも手。
しかし、GBA版ではSORの関係上、レイラ以外にはおすすめ出来ない。
実は、巨人の兜よりも重くて、魔法干渉も高い。
なので、少しでも素早さや魔法関連のパラメータを意識するのであれば、巨人の兜にしよう。
因みに、能力上昇は重複しないので、装備するのはどちらか片方だけにしよう。
- 但し、PSP版では能力上昇は重複するので、巨人の兜と併せて装備させると、ずば抜けた威力そ発揮してくれる。
ディストの段階で、バーサクを1回使ってあげるだけでヒルギガースを一撃で倒せるのは爽快である。
FF4 
防御力10、回避率0%、魔法防御力0、魔法回避率0%。
セシル(パラディン),カイン,ヤン,シド,エッジが装備可能。
またSFC~PS版のみリディアも装備できる。
オーガとバーサオーガのオーガ系、それとステイルゴーレムが落とす小手。
小人に耐性があり、力と体力+10。防御力も10とクリスタルの小手に並ぶ。
戦士系が装備可能な優秀な防具。
唯一巨人耐性を持つ防具でもある。
- FF4では体力の半分が防御力に加算されるため、実質的な防御力は15となり防御力だけなら小手では単独トップ(あくまで小手の中での話であって、腕装備全体で見れば上には上がいる)。
- カインは盾、兜、鎧で対竜防御特効と3属性耐性を得られるのでこれを装備して攻撃力・守備力を増強し(魔法回避は落ちるが)、ドラゴンの小手をセシルに渡せば対竜防御特効を追加できて効果的。
お揃いコーデが崩れるのが難点。
エブラーナの洞窟に出現するステイルゴーレムが最も高い確率で落とすのでお勧め。
2~3個くらいならよほど運が悪くない限りは簡単に手に入る。
4のレアアイテムとしては最も入手しやすいと思われる。
- 他のレアアイテムのドロップ率が低すぎるだけで、これも十分時間がかかる。そもそもステイルゴーレムの出現率が低いため、そう簡単には手に入らない。
- エブラーナ城にある眠りの剣の入った宝箱から出てくるステイルゴーレムから粘るのもよい。とりあえずブレイクで仕留められるのでテラがいればなんとかなる。お供のスカルジャーは聖属性か炎属性の武器で片付けよう。
- ↑「宝箱のモンスターは宝箱の中身をドロップするという仕様なので、通常ドロップは得られない。」とアイテムドロップにあるけど…
- 普通に倒すだけだと何回倒しても宝箱の中身しか落とさないはず。ただ、アレイズなどで復活したモンスターは通常ドロップ判定するようなので、テラのMP回復に溜め込んだエーテル・エリクサーをつぎ込めば複数入手も……?
ちなみにGBA版だと宝箱モンスターも通常ドロップするようだ。アレイズ技は使えなくなっているが。
グリーンベレー+黒帯道着を組合すとHIT数がうまくいけば3上がるウマーな組み合わせになる。
ちなみに素早さが32に近い場合はグリーンベレーより黒頭巾がいい場合もある。
回避率重視の絡みで最終的にこれでいこうとした俺がいます。最優先はHIT回数重視。
ルビーのゆびわやルーンのうでわと同様にくさいいきを防ぐことができる。
実はヤン、エッジも装備できる。
ダークエルフ(ダークドラゴン)を倒すまでに入手できる小手では唯一の非金属製なので
オーガから入手出来たなら、長く使えるかもしれない。
この小手の欠点は、物理回避と魔法防御・魔法回避が0な為『防具』としての性能は劣悪な事だろうか。
終盤になるにつれ、これが響いて来るようになる。
- 耐性で魔法防御をカバーできる重戦士系でなければ装備するのは危険すぎる。
しかし、重装備で固めてしまうとほかの力上昇装備がつけられない。
上述のようにリディアも装備可能である(SFC版で確認)。何故だ。一体何のために……
なお彼女は成人後パワーリストも装備が出来るようになる。
召喚獣を操るには腕っぷしが必要なのか、あるいはなにかしら怪力への憧れでもあるのだろうか。
- GBA版、PSP版ではリディアは装備できないのでSFC版での設定ミスであろう。
- リディアもこれを装備すれば鞭や弓矢による攻撃がなかなか馬鹿に出来ない威力になる。
彼女は元々知性・精神の両方が高く、それに付随して魔法防御回数・魔法回避率がメンバー中でも特に高くなるため、魔法防御ゼロのこれを装備していてもほとんど問題にならないので意外に相性は悪くない。
売値は5ギル。
FF4イージータイプ 
攻略本にイラストが掲載されている。
FF5の同名アイテムとは異なり、前腕部分に牛の顔が付いてるという非常にゴツい見た目をしている。
ちなみに「力じまんの巨人がつくった」とのこと。
FF4(GBA版・PSP版) 
ストーリー後半でパーティーに復帰するヤン・シド用の腕防具としても有用。
特に専用の腕防具が存在しないシド用としては、攻撃力重視なら力がカンストするまではこれを装備しっ放しでもいいくらい。
また専用の腕防具の性能が微妙なエッジは、これを最終装備とするのもあり。レベル70以降の成長吟味では、巨人の小手で力が強化される分レベルアップ時の上昇を知性に回しやすく、結果的に忍術も強化できる。
FF4(DS版) 
防御力が高く物理回避がないのでカウンターと相性がいい。
相変わらず魔法は素通しなので注意。
今回は魔法回避9がついている。何とクリスタルリングと守りの指輪(10)に次ぐ値。
が、DS版の魔法回避は状態異常魔法の回避率なので、あまり嬉しくない。
体力+10の補正はなくなった。また、これ単体で臭い息は防げなくなった。
DS版の防具全般の共通点だが、種族耐性が消滅している点もマイナスポイント。
尤も、巨人系耐性はポイズンアクスやブラッドソード等でも付けられるので、あまり大したデメリットにはならない筈。
売値は10000ギルと高く売れるようになり、ステイルゴ―レムが12%の確率で落とすので、金策にも役立つ。
FF4TA 
今回はこれが全編にわたって猛威を振るう。
防御力だけでも終盤の篭手に匹敵する性能であり、尚且つ力+10、体力+10という
ステータス補正はアタッカーの火力アップに大きく貢献してくれること間違いなし。
わりかし落としやすいステイルゴーレムがほとんどのフリーシナリオ中で出てくるため、
コイツはひたすら狩られる運命に。
前作ではたとえ入手しても後々すぐにより高性能な篭手が手に入るので
あまり使い道はなかったであろうが、今回はフリーシナリオ内で装備が限定されていたからこそ
この有難味に気付いたのは俺だけではないはず。
- 俺も気づいた、今回のことでSFCFF4で流用したら使えて感動した。
- 『防具』としての性能も前作同様なので、守りには全く適さないのは相変わらず。そこは注意。
- 正確に言えば、魔法防御力がゼロなだけで物理防御力ならばそれなりに高め。
アタッカーならほぼ全員が装備可能なため、拘るならばやはり全員分集めたいところ。
セオドア編ではセオドア、謎の男(カイン)、ついでに後のカイン編でのシドの分も含めて3個
リディア編ではルカの分1個
ヤン編ではヤン、アーシュラの分2個
エッジ編ではエッジと四人衆の分5個
ポロム編ではダークカインの分1個
月の民編ではゴルベーザの分1個
ついでに終章でのセシルの分も含めてどこかで1個、と、全部で14個集まる。
- ちなみにダークカインは集結編には引き継がないので最低13個でもよい。
ヤン編とギルバート編のモンク僧や衛兵の分(計6個)を狙ってもよい。
リディア編はステイルゴーレムが出ないので難しい。- リディア編にはチャレダンの宝箱に1体だけ居るからコイツが落とすまで粘れば楽に取れる。
既に倒してしまった場合はオーガから粘るしかないが。
- リディア編にはチャレダンの宝箱に1体だけ居るからコイツが落とすまで粘れば楽に取れる。
最終的には最強の座はクリスタルリングに移るが、力不足のザンゲツやツキノワには最終装備候補にもなりうる。
最速入手はバロン城で女性を襲っているオーガのドロップからとなる。ランダムエンカウントはしないのでチャンスは一回きりだが、直前にセーブポイントがあるので敢えて粘るのも一興か。
FFCC 
アーティファクトとして登場。こうげき+3。
DFF 
ドラゴンの小手を元に作成できる小手。装備レベル85以上。
他に聖殻4個とパープルジェム1個、27220ギルが必要。
能力はBRV+36とDEF+55、そしてコンビネーション・巨人の誇りがある。
これの上位防具としてボルグヘルツの魔手がある。
DDFF 
装備LV90以上の小手。BRV+34、DEF+66、巨人の誇り(1/3)。
バトルグローブ、巨人の涙、幻想の祈り×5に155700ギルでトレードできる。
DFFOO 
「巨人の小手【XIII】」。☆5の防具。
スノウの専用装備かつ相性装備で、相性性能は「破壊と力の意思」。
FFRK 
FF1、FF4から腕防具として、FF2、FF5から格闘の武器として登場している。
- 「巨人の小手【I】」
レア6の腕防具。FF1共鳴。
ガーランドのレジェンドマテリア「遊撃【ガーランド】」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
2020/7/10、FF1イベント「今こそ宿命の時」装備召喚第1弾で追加された。 - 「巨人の小手【II】」
レア5の格闘。FF2共鳴。
ヨーゼフの専用必殺技「反乱軍の魂?」付き。 - 「巨人の小手【II】」(記憶の神器)
記憶の神器の格闘。FF2共鳴。共鳴時に全属性と無属性強化【小】の効果を持つ。ステータスは下記。2018/9/18、記憶の神器リリース時に追加された。Lv 攻撃力 命中 1 170 95 50 275 - 「巨人の小手【IV】」
レア5の腕防具。FF4共鳴。
ゴルベーザのバースト超必殺技「アビスクエーサー」付き。修得ボーナスは魔力+10。
2018/4/13、FF4イベント「邪念に操られし者たち」で追加された。 - 「巨人の小手【V】」
レア5の格闘。FF5共鳴。
ガラフの超必殺技「百折不撓?」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
Lv20時のステータスは攻撃126、命中95。