ストーリー/【FF7のエンディング】

Last-modified: 2024-03-08 (金) 23:35:24

音楽:【星の危機】【スタッフロール】
関連項目:【ジェノバ戦役】【メテオ災害】【500年後】


FF7

精神世界でセフィロスを打ち倒したクラウド
血にまみれたセフィロスの身体は赤色のライフストリームとなって四散し、緑色の光の流れに包まれて消滅した。
一人それを見届け安堵するクラウドはライフストリームの光の帯に包まれ温かな光の柱に照らされる。
光の差す方へ思わず手を伸ばすクラウド。視線の先から誰かの手が差し伸べられそれを掴もうとするが、直後意識が現実世界へと戻り、崩壊を始めた大空洞で自分を助けようとして伸ばしたティファの手に重なる。
足場が割れ星の体内に落ちそうになるクラウド。ティファは尚も手を伸ばすが、今度は彼女の足場が崩れ落ちるも間一髪クラウドが受け止めそのまま無事な岩壁にたどり着く。
岩を登りながらクラウドはティファにつぶやく。
「分かったような気がする」
「星からの答え‥‥約束の地‥‥」
「そこで‥‥会えると思うんだ」
言葉の意味を察したティファも「うん、会いに行こう」と優しく応えた。
何とか安全な場所へよじ登る二人。同時に星の体内の輝きがライフストリームの緑色からホーリーの青色へ変わる。
落ちついたところでバレット達と全員の無事を確認したはいいが、ホーリーが動き出したらここもただでは済まない…。そう話していると再び揺れが襲い上を見上げる一同。
岩石と共に落下してきたのは何と停泊させていたハイウインドだった。
夕暮れの中ついに発動したホーリー。クレーターから一気に解き放たれた光の奔流と共に地底から突き上げられたハイウインドはその力に耐えきれず船体が分解していく。
かろうじて脱出できたクラウド達だがすさまじい衝撃で立っていられない。シドが緊急用レバーを引き脱出艇を発進させてようやく離脱することに成功した。
場面は変わり夜の帳が下りたカームの町
塔の一室に匿われていたマリンは「お花のおねえちゃん?」と何かの気配に気づき窓を開けたが、外は赤い光と不穏な風に満ちていた。
とうとうメテオが地上へ降下してきたのだ。ミッドガルに迫るメテオ。幾筋もの竜巻と落雷に街は破壊され魔晄炉は爆発する。
その時北の空からホーリーの純白の光の帯が押し寄せて、閃光と共にメテオを受け止めた。
真っ向から衝突する二つの究極魔法。その様子はジュノンはおろかコスモキャニオンからも見渡せるほどだった。
しかしメテオは尚もホーリーを突き破らんと降下を続け、ミッドガルは再び赤い嵐に飲まれていく。
ハイウインドからその様子を見守るクラウド達。
ケット・シーはミッドガルの人々はスラムに避難させたというがこのままではスラムも無事では済まない。
レッドXIIIは「きっとホーリーが遅すぎたんだ」と漏らす。
メテオが地表へと近づき過ぎたために消滅にまでは至らず、逆にホーリーとの激突による衝撃はミッドガルはもとより星全体に壊滅的な被害を与えかねないのだ。
打つ手もなく、状況を見守るしかない船内に重々しい空気が漂う。
星の崩壊は時間の問題かと思われたその時、外の様子に目を離さず見ていたティファが何かに気づいた。
地表から緑色の光の帯が現れて天に伸びていく。やがて無数のそれが噴出する様子を見てクラウドは「ライフストリームだ」と確信する。
幾つものライフストリームがうねり夜空を伸びる。外の異変に気づき一斉に窓を開けて様子を見守るカームの人々。
一部始終を見ていたマリンは「来る」と、大きな気配を感じ取る。
押し寄せる緑色の光。地表を覆うほどに溢れたライフストリームの光の帯はミッドガル一点に集まっていき、ホーリーと交わった瞬間眩い光が放たれ皆が目を細めた。
ホーリーもろともメテオを包み込む星の輝き。その中に誰もが優しく微笑む彼女の存在を感じ取った。
それから500年後……。
廃墟と化したミッドガルは緑に包まれ、人々の笑い声が響き渡り、その光景を成長したレッドXIIIとその子供達が見下ろしていた。


FF7のエンディングムービーにはユフィヴィンセントが全く登場しない。
この2キャラは仲間にするもしないもプレイヤー次第なため、
最終決戦時には「両者存在」「両者不在」「ユフィのみ存在」「ヴィンセントのみ存在」
の4パターンが有り得ることになる。
これら全てを網羅するために複数のムービーパターンを収録することが
容量的にも労力的にもできなかったため、あえて完全に無視することにしたらしい。
 
確かに製作上仕方ないことではあるのだが、
クラウド・ユフィ・ヴィンセントというパーティーを愛用していた者は
果てしない悲しみを味わうこととなった。
うん、味わったよ…

  • それなら「両者存在」で作って欲しかったのは自分だけではあるまい。
    • 初見で両者不在のとき「こいつら誰だ?」となるのは目に見えているだろ。

25th メモリアルアルティマニアにエンディングの初期プロットが一部記載。
範囲はセフィロス撃破した直後~ハイウィンド登場まで。
基本的には内容に変わりないが、クラウドとティファの会話が実際のエンディングと違う内容だった模様。


後のFF8・9でもまだ声が入らなくユーザーの想像に任せるためかエンディングムービーは字幕なしの映像だけであり
字幕で会話内容が分かる7は結構異色である。


「宇宙から降ってきた巨大隕石緑色の光が覆い防ぐ」
という画面は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を思い出した人もいたようだ。

  • ライフストリームとサイコフレーム、何となく語感も似てるしねw

DCFF7

DCFF7ではユフィとヴィンセントは別行動をとり、クラウド達が大空洞で戦っている間に
メテオの衝突地点直下のミッドガルで人々の避難と救助を行っていたという設定になっている。
本編のエンディングでもケットシーが「みんなスラムに避難してもらった」と言っていた。

  • 大空洞にいないというのはセフィロスとの決戦に参加していないということなのだろうか、それだと貴重な戦力を避難誘導にだけまわすということなので少し不自然では?(勿論一般人の安全確保も重要だが)
  • というか、あの規模の天災になると多少の避難などなんの意味もないと思われる。
    • 気休めでも避難したがるのが人間の心理かな。

プロローグで(メテオ襲撃時に、住民を救出している)ヴィンセントを救出操作しながら歩くという話もあったのが、制作スケジュールの都合上、いったん削られた---どうしても前作のエンディングでヴィンセントとユフィがいなかったという部分に決着をつけたかったので---
(北瀬、DC公式コンプリートガイド)

本編でハイウィンドに戻って来たケット・シーが「本体はミッドガルで住民の救助中」だから救助活動はやってるんだが、
DC冒頭はまだメテオがFF7のエンディングほど迫ってないんだよね

  • ルーファウスが救助されてる
  • 宝条の死体が八番魔晄炉にまだある
  • ヴィンセントがユフィに「先にクラウド達のもとに戻れ」と言う

この状況は本編エンディング中というより宝条戦後~セフィロス戦前じゃないか?
おそらく最終決戦前クラウドに一日暇を与えられたとき、特に帰りたい場所もない(ルクレツィアは消えたし)ヴィンセントがケット・シーに救助の手伝いを要請されて、それにユフィがくっついてったって感じがしっくり来るかな…
そもそも本編エンディング中だとルーファウスの救助遅すぎないかってなる

  • 本編エンディング中という事になると、ACのモノローグで矛盾が生まれる。(星の体内で全員で闘っている描写があるため)
    • 結局の所は重要な設定『だけ』を拾って作った後付けの話なのでどう考えても矛盾が出る。ちょっと悪い言い方になるが、メインストーリーに大きな影響を与えない『細かすぎてどうでも良い部分』は気にしないのがベストだろう。(無論、細部まで隙のない完成度の高い作品であれば尚良いのだが)