FF4(DS版)
DS版で登場した幻獣…というかおまけ要素の一種と言ったほうがいいかもしれない。
ステータス育成や見た目の変更、アビリティ設定など非常にカスタマイズ要素が強い。
普通の召喚獣とは異なり、召喚するとリディアの前に現れ、リディアの代わりに戦う。
命令はできず、あらかじめセットしたアビリティをランダムで使用する。
基本的に、その時パーティにいるメンバーが所持しているアビリティ全てをセット対象として選べる。
ただし、「しょうかん」や「ひきつける」のようにセットできないものもある。
レベルを上げても力や素早さといったステータスは上がらない。
その代わりにネミングウェイ・でぶチョコボからプレイできるミニゲームで育成することができる。
ポーチカ育成ミニゲーム一覧(特定のキャラがパーティにいないとプレイできない)
- 【セシルとゴブリン100匹討伐】(パラディンセシル)(対象ステータス:力)
- 【カインと100メートルジャンプ】(カイン)(対象ステータス:体力)
- 【ローザと100秒瞑想】(ローザ)(対象ステータス:精神)
- 【リディアと宿題100問できるかな】(リディア)(対象ステータス:知性)
- 【エッジと手裏剣100投】(エッジ)(対象ステータス:素早さ)
ミニゲームの最高点数は9999点。3位までのスコアの平均を100で割った数値がポーチカのステータスとなる。
早い話、それぞれのゲームでカンストスコアを3回出せば最大値になる。
ミニゲームをプレイしなければ当然0。
実戦で活用する場合、1周目ではエッジ加入まで素早さを上げられないのが痛い。
- デカントアビリティが充実するほど強いため、周回プレイを前提にした能力とも言える。
ミニゲームさえやっていれば序盤から強力なポーチカで戦え、オクトマンモスやマザーボムを簡単に葬れる。
セシルが引継ぎレア装備を使えない時期なので、プレーヤーのストレス軽減のための救済手段ともとれる。
3回行動するか、戦闘不能になるとリディアと交代する。
ただし戦闘不能で戻った場合、リディアも戦闘不能で戻ってくるので注意。
召喚した幻獣が死ぬと召喚者も死ぬという設定を反映しているのかも。
- ランダム行動のため、複数のコマンドアビリティをつけると行動が予測しにくくなり使いにくい。
攻撃アビリティは1つだけにし、残りは「はやくち」「ぎゃくてん」といった非コマンド型のアビリティにすると良い。 - 魔法型なら詠唱が早く全体を減衰無しで攻撃でき、複数の属性を選べる「にんじゅつ」が使いやすい。
物理型ならや行動しつつ倍ダメージの「ジャンプ」との相性がいい。
「ためる」や「あんこく」を入れれば更にダメージを稼げるが、ランダム行動なので運が絡む。
物理攻撃の方がダメージを稼ぎやすいので「げんかいとっぱ」は物理型の方が活かしやすい。 - ポーチカのMPは無限大なので、「たつまき」「つなみ」といった消費MPの大きい四天王アビリティも悪くない。
- 「うそなき」「せいしんは」のように有用ではあるが、一戦闘で一回使えば充分なアビリティを担当させる手も。
キャラクター側のアビリティ枠に余裕が無いときには便利。
なお、魔法系は、「しろまほう」「くろまほう」の形ではなく「●ファイア」「○ケアル」など個別にしか付けられない。
(「うたう」や「にんじゅつ」等も同様)
- 単体掛けと全体掛けを使い分けられる魔法であっても単体掛けしかしてくれない。
敵全体を攻撃したい場合は、全体対象のみの「クエイク」や「にんじゅつ」をセットすべし。 - 敵対象の攻撃魔法は基本的に全部使用できるのだが、「メテオ」だけは使用できない。
- ↑もし使えたらMPが無限大の上、素早さ99で隕石の雨あられとえらいことに…。
「げんかいとっぱ」も付けられるので調整が入ったものと思われる。
- ↑もし使えたらMPが無限大の上、素早さ99で隕石の雨あられとえらいことに…。
ちなみに5大ステータスとMP以外の、HP(現在HPも)や攻撃・防御力、レベルなどはリディアと同じ数値になる。
防具の耐性や、武器の属性・特効もそのままリディアのものを引き継ぐ。
物理攻撃型のポーチカを使う場合はその時点での最強の鞭を装備させておきたい。
- この特性を活かせば、予めリディアが「かいぞう」で敵の弱点に武器属性を変更してから呼び出すことで
ポーチカも物理攻撃で相手の弱点を突くことができる。 - リディアを瀕死状態にしてからポーチカを呼ぶことで「ぎゃくてん」の発動条件を満たすという小技も。
ポーチカはリディアの装備とは無関係に独自のステータス異常耐性を持っている。
ゲーム進行とは関係ないが、ポーチカの顔はプレイヤーが自由に描くことができる。
描いた顔をスクエニに応募するコンテストもあった(投稿期間はすでに終了)。
- ごく普通の応募もあればネタ色の強い応募もあった(オプーナや阿部さんなど)。
また、ミニゲームで9999点を取るとそれぞれの修行担当キャラの服を入手できる。
これによって身体もある程度メイキングできる(見た目はボディペインティングぽいが)。
- モンスター図鑑完成報酬の「ゼロムス」や3周目突入時にもらえる「ゴブリン」の服なんてのもある。
最終的には、すっぴん+5種類の職業コス+上記2種の8種類を選ぶことできる。
幻獣の町に両親がいる。
ちなみに両親の方の母親は最初何故か眠ったまま目を覚まさない状態に陥っているが、
リディアがバハムートを修得すると目を覚まし、デカントの「リフレクかんつう」をくれる。
- ポーチカを産んだその日から眠り続けているとのこと。
リディアの宿題をきっちりやっておけば序盤における最強の火力となる。
アビリティは魔法を1つに絞れば3ターンを無駄無く効率的に攻撃できる。
- 一方、リディア本体の能力が上がると、ポーチカを召喚するメリットは少なくなる。
レベル71以降のステータスを吟味して、リディアを全ステータスカンストさせた場合は、無用。
「ひきつける」「かばう」も使えないため、FF10のような盾役にも使えない。- 個数の限られたデカントアビリティを使い回せるというメリットはある。
特に「げんかいとっぱ」を付けられるのは大きい。
リディア以外に「げんかいとっぱ」を覚えさせた場合、3人目の5桁ダメージアタッカーになれる。
- 個数の限られたデカントアビリティを使い回せるというメリットはある。
この幻獣は初期ステータスが全て0で使いにくい事や、ミニゲームでの育成が面倒であるため、ネミングウェイと並んで浮いている存在だった。
ポーチカはあらゆる幻獣の素体という追加設定も、本来のFF4の幻獣の設定に食い込んでしまっている。
無かった事になっているのか、FF4TAや小説版に登場しておらず、DS版でもストーリー上で確実に出てくるのはリディアの自己紹介の際に登場するだけである。
ちなみに、召喚士でないとポーチカと会話できない(セシル達にはただ鳴くだけにしか聞こえない)
独特の言葉で話すのがなんとも可愛らしい(声はリディア役の下屋さんぽい)。
ポーチカとはロシア語で「つぼみ」の意味。
- プレイヤーが育てて才能を花開かせると考えればなかなかに的を射たネーミングであると言える。
ワイヤレス通信により、他のプレイヤーとポーチカ同士の対戦が可能。自動操作なので戦略性はあまりないが。
対戦をするたびに相手プレイヤーのハイスコアが自分の記録に混ざる。
相手のハイスコアは同じ記録であっても重複して入り込むため、
例えば9999点を1回だけ出したプレイヤー同士が3回対戦すればハイスコアが3つとも9999になる。
対戦を重ねることで○○へのおもいの効果が強化される(99回まで)。
勝敗は関係なく対戦回数のみが影響。回数を稼ぐだけなら開幕リタイアするのが手っ取り早い。
ミニゲームや対戦の記録はすべてのセーブデータで共通で、なおかつ初期化不可能。
ニューゲームだとポーチカの初期ステータスはオール0だが、
一度でもミニゲームをプレイするとハイスコアがステータスに反映される。
ポーチカを育てた場合、厳密な意味でのニューゲームは不可能になるので注意が必要。
ミニゲームでは点数に応じて景品がもらえる。
序盤の金欠時には意外と重宝する。
もらえるアイテムは以下の通り。
- 1~6999点 ポーション、毒消し、目薬、金の針、山彦草、十字架、テント
- 7000~9998点 ハイポーション、エーテル、ユニコーンの角、フェニックスの尾、コテージ
- 9999点 エクスポーション、エーテルドライ、万能薬、金のリンゴ(セシル・カイン・エッジの時のみ1%で選定)、ソーマのしずく(リディア・ローザの時のみ1%で選定)
9999点台では確率こそ低いが、ステータスアップアイテムをもらえる可能性があるので
得意なミニゲームがあれば粘るのも悪くはない。
ちなみに0点のときは何ももらえないので注意。
消費MP50・待機時間3。
FF4(iOS版)
何と削除されてしまった。幻獣の町にもおらず、親子ともどもなかったことにされてしまった。
上記の理由によりデカント「○○へのおもい」のダメージ量はセシルの「かばう」の回数に依存されることになった。
また、デカント「リフレクかんつう」の入手法も地上、地底、月の各地にいる幻獣たちを探すことに変更された。
iOSなら同じようにタッチ操作でミニゲームも出来るはずだが、どうにもならなかったのだろうか……。
- 開発室のわんちんがポーチカについて言及し、彼の鳴き声が鳴るも、思い出せずじまい。