主に鳥竜種の大型モンスターが使う突進攻撃。別名:暴走。
目次
概要
- 表現するなら首を左右に振り回しながら、ドタバタと走り抜けるような突進。
ふざけた技名だが、これが公式である。
珍妙な見た目と名前に反し、予備動作が分かりにくく、初心者にとっては恐怖の攻撃となるだろう。
イャンクックやゲリョスは口からブレスを撒き散らしながら突進してくる。
軽く横に転がって避けた場合、これらをまともに浴びないように気をつけよう。
- 使用者はイャンクック、ゲリョス、イャンガルルガとその亜種・特殊個体の面々。
MHR:Sではプケプケも似たような攻撃を習得している。- その他、一部の海竜種が似た行動を取ることがあり、こちらもパニック走りとして認識されている。
鳥竜種
イャンクック
- パニック走りの創始者とも言えるモンスター。
走行中は左右に火炎液を撒き散らす。
極端な前傾姿勢で突っ込んでくるため、大概はバランスを崩して滑り込む。
- MH4は事前に踏ん張る予備動作が追加された。
更に、大抵バックジャンプ後に行うことが多いため、旧来と比べて対処しやすくなったと言える。
しかし狂竜化していた場合、一度通り過ぎても
方向転換して再度突っ込んでくるため警戒を要する。- 更にギルドクエストのレベル76以降の個体は、
予備動作がオミットされていつものパニック走りに戻ってしまう。
これに狂竜化の特徴も加わるとかなり恐ろしい事になる。
- 更にギルドクエストのレベル76以降の個体は、
- MHXXのG級個体も予備動作なしのパニック走りを再び使ってくる。
獰猛化している場合は一撃で半分以上の体力を奪っていくこともザラなので、
油断せず回避に集中しよう。
- MHWildsでは怒り状態に限り、ノーモーション突進を繰り出すようになった。
しかも、怒り状態では連続でパニック走りを繰り出してくる。
因みに、非怒り時には予備動作付きの突進を行う。
予備動作分かりにくいけど。- おまけに、ブルドーザーを連想させる嘴擦り付け突進も習得。
ホーミング精度が未来予知レベルで良く、スピードが若干ハンターを越しているというトンデモない性能をしている。
しかも、イャンクックの大技扱いである。
- おまけに、ブルドーザーを連想させる嘴擦り付け突進も習得。
ゲリョス
- 左右に毒ブレスを吐き散らしながら駆け回る。
その身に溜め込んだ狂走エキスの賜物か、連続で走り回ることも珍しくない。
発達した強靭な脚のおかげで、突進後にすっ転んでいたイャンクックとは異なり、
パニック走りの後も踏ん張って別の行動に繋げてくる。
- 時折、所定の位置まで飛んで行った後、特定のルートを連続で爆走する事もある。
軌道上に立って居なければ、走り終わるまでに態勢を整えよう。
慣れれば軌道上で待ち伏せて迎撃する事も出来るが、大概はそのまま轢かれるので止めた方が良い。
- MH4では垂直な壁面だろうがお構いなしに疾走できるようになった。
また、疲労するとイャンクックと同様、停止できずに転倒してしまう。
- MHWildsでも相変わらずの性能で続投。
つまり、ノーモーション突進である。
今作では、毒ブレスのエフェクトが視認性の悪い液体チックになっているのが特徴。
怒り状態では、連続パニック走りを行う。
一度の突進で相手を通り過ぎた瞬間、振り向いて再度突進を当てにかかってくる。
イャンガルルガ
- 本種の行動の中で最も恐れられているものの一つ。
ブレスなどを撒き散らさない純粋な肉弾攻撃だが、
MHP2G以前はノーモーションかつ軸合わせなしという性質のせいで
予兆も何もなく吹っ飛ばされるハンターが続出した。
MH4以降は事前に軸合わせするようになったが、
パニック走り自体に予備動作は一切無いため、やはり猶予は非常に短い。
- ハンターとの距離を詰める際にも頻繁に使用し、
更に後隙をキャンセルして派生行動に移ることが多いのも特徴。
言うなれば、他のモンスターの歩行行動が丸ごとパニック走りに置き換えられているような具合である。- MH4以降ではついばみ、嘴叩きつけ、サマーソルト、そのまま走り抜けの4パターンに派生し、
高レベルギルドクエストやG級ではこれに尻尾回転も加わる。
それぞれ安全地帯が大きく異なるため、パニック走りで距離を詰められる度に
回避方向の択を迫られるという、むしろこちらがパニックになりかねない状況に陥る。
- MH4以降ではついばみ、嘴叩きつけ、サマーソルト、そのまま走り抜けの4パターンに派生し、
- MHW:Iでは遂に予備動作が追加され、ノーモーションの脅威からは解放された…
かと思いきや、今まで以上に突進からの派生行動が増えており、
しかもハンターとの距離によって行動を使い分けてくるため全く危険度は下がっていない。
- ちなみに二つ名個体である隻眼イャンガルルガは、
新技の跳びかかりや嘴突きを多用する関係でノーモーションパニック走りの頻度が減っており、
理不尽さが少なくなったと評されている。
プケプケ
- MHR:SのMR個体が使用する。公式名称は「暴れ突進」。
MH3以降に登場した大型鳥竜種がパニック走りのモーションを使うのは初の事である。
- パニック走りでハンターとすれ違った後、直角に曲がりながら3発の毒ブレスを上に放つ。
毒ブレスは地面に着弾すると毒けむり玉のように紫色の煙幕を発生させる。
パニック走りも毒煙幕もダメージは高くないのだが、その後プケプケは煙幕に身を隠しながら
毒霧ブレスや舌伸ばしで攻撃してくる。
どちらかというとパニック走り自体よりも目くらまし用の煙幕の方が厄介であるため、
プケプケの姿が見える位置に素早く移動したい。
海竜種
ロアルドロス
- ロアルドロスは水ブレスを左右に撒き散らしながら、三角形を描くように走り回る行動を持つ。
同種からは狂走エキスが採れることもあって、ゲリョスの後継者と捉えるプレイヤーもいる。
亜種は吐き出す液体が紫色の毒液になったため、より一層ゲリョスっぽくなった。
ポカラドン
- MHFのポカラドンも同様のモーションを繰り出すが、
水弾が着弾した際のエフェクトがより大きくなっており、攻撃範囲がかなり広くなっている。
余談
- 創始者と言えるイャンクックおよびゲリョスには元々大型モンスターとしては臆病な性格という設定があり、
そこからこのモーションおよび名称が設定されたと思われる。
小さいクセに中々手強い外敵がめげずにいつまでも居座るので半狂乱といったところだろうか。
一方、後から登場したイャンガルルガにはそんな設定はないどころか、
鳥竜種のみならず全モンスターを見渡してもトップクラスに好戦的なモンスターである。
こちらの場合は逆に、思う存分戦えてハイテンションからの奇行ということだろうか……?
- エピオスはハンターと大型モンスターの戦闘に巻き込まれるとパニックになり、メチャクチャに泳ぎ回る。
言うなればパニック走りならぬパニック泳ぎだが、攻撃ではないので行動としては完全に別物である。
- MHP3ではオトモアイルーの性格によっては特定の条件下でパニックを起こして、
その場で8の字に走り回り、最終的にしばらくその場にパタッと気を失うように倒れてしまう。
これもある意味ではパニック走りか。
そのままでは戦力にならないので、蹴るなり何なりして正気に戻してやろう。
ただしかなり速く走りまわるので、キックなど範囲の狭い攻撃だと避けられてしまう事もある。
オトモアイルーの性格が勇敢な場合なら絶対にパニックを起こさないので気にする必要は無くなる。