MHFに登場する狩人祭武器で、リオレイアをモチーフに作られた大剣。
もはや同じ"大剣"と呼ぶべきかどうか悩むほどに、かけ離れた形状を持つ異形の武器。
目次
概要・性能
- リオレイア原種の甲殻で鍛え上げられた大剣で、無属性。
巨大な刃が先端と中腹、さらに背の3か所に取り付けられた特異な形状をしており、
太い雌火竜の棘が何本かあしらってある。
- ニフリート⇒ニフリートウーム⇒ニフリートドゥーフ⇒ニフリートドゥシャーと強化し、
その後さらに親方印武器のニフリートドゥーム、もしくはHC武器のニフリートドグマへと派生する。
派生が違うため、両者は似て非なる性能。武器名 攻撃力 会心率 スロット 斬れ味(匠) レア度 ニフリートドゥーム 1392 -25% 0 白 9 ニフリートドグマ 1296 -15% 1 白 5 - いずれも高い攻撃力にマイナス会心と、ありがちな物理性能を誇る。
MHFは剛力珠の存在で見切り+3以上の発動は常識と化しており、
ニフリートでマイナス会心を目にすることは基本的にない(会心率自体の優劣はあるが)。
ドゥームは親方印武器の特殊能力で抜刀/納刀が1.2倍速となるため、
大剣が得意とするヒットアンドアウェイ戦法の長所をより引き出すことができる。
一方、ドグマはHCクエストでは紫ゲージによって火力が増大し、
さらにレア度が5と低いため、SR81から運用することも可能。
用途に応じてどちらを生産するかを決めるといいだろう。
- ただ、ニフリートの本当の目玉はそういう数値面ではない。
武器説明文に「異形」とある通り、この武器は普通の大剣ではない。
特殊リーチ武器実装の狩人祭始まって以来、初の極長リーチ大剣なのである。
通常の大剣の約2倍の距離まで攻撃が可能で、
フルフルの放電中も被弾など心配せず余裕で溜め斬りをぶちかませるほど。
普通に狩るだけならさすがに他の大剣に譲る場合が多いが、
極長リーチ大剣の最たる長所は高所の尻尾切断が簡単という点である。
特に他の部位の肉質が硬いグレンゼブルなどに大きな効力を発揮してくれることだろう。
- ただし、極長リーチは武器の根元に攻撃判定を持たないゆえ、デンプシーとの相性は最悪で、
狙った部位に当たらない、味方を転倒させ放題、
さらにニフリート元来の問題として属性を持たないために手数を稼ぐメリットがない。
背の低い普通のモンスターには是非とも担がないようにしよう。
- 生産には狩人祭武器なので祭典の証だけで済むが、
ニフリートドゥシャーで飛竜種の秘珠3個に雌火竜の紅玉2個を要求される。
また、ニフリートドゥーフでは雌火竜の甲殻を33個と、かなりまとまった数が必要になる。
なお、親方印派生のニフリートドゥームには古龍種の顎を4個使用するが、
これは凄腕上がりたてではほぼ行く機会のない剛種シェンガオレンの素材。
ヤド破壊15%&報酬なしに期待するよりは、おとなしく『剥ぎの極意・古龍種の顎』か、
古龍種の顎が報酬に該当するなわばりクエストの配信を待とう。
- 極長リーチ大剣はニフリート実装後も続々と登場し、
巨龍剣【オリンポス】やアッシェ・レベルなど、同じ土俵に立つライバルは増えている。
その中でもニフリートは無属性としての攻撃力特化や、作成難易度の低さがウリと言える。
ヒロイック・デス
- MHF-G6にて登場した、ニフリートドゥシャー及び別派生のニフリートドグマから派生するG級技巧武器。
- G級系統武器では初となる極長リーチ大剣となり、
更にG級技巧武器では初となる狩人祭の武器からの派生強化である。
- 派生した瞬間にニフリート系列の欠点であるマイナス会心が消滅し、
凄まじい長さの紫ゲージが発生する。
攻撃力も下手な覇種武器を凌駕する1873となり、
派生先を見てびっくりしたハンターも少なくなかったのではないだろうか。
- 無論これはLv1での話であり、強化していくとその攻撃力はどんどん伸び続ける。
最終段階であるLv50では2467、武器倍率にして約514という凄まじい数値になる。
斬れ味も少し伸び、もはや匠や斬れ味といったスキルが無くても十分戦闘を持続可能だろう。
もちろん、リーチは極長のままである。
- 驚異的な攻撃性能を持つこの武器であるが、残念ながら空色ゲージはない。
もし空色ゲージがあったら既存のG級大剣達は全て過去になるのではと言われるほどの大事件になっただろう。
では空色ゲージ大剣と比べて圧倒的に弱いのかと言われると、そういう訳でもない。
現状最高クラスの物理火力を持つ艶妃大剣【恒久】に比べると確かに火力面では劣るものとなっているが、
リーチ長大剣のタイムレスバトルには倍率面で開きがあるため、
先方の空色ゲージとこちらの紫ゲージの火力差はほぼないに等しい。
- また、G級技巧武器としての便利な特殊効果や、
そもそも数少ない極長リーチ大剣であるという強烈なアイデンティティも見逃せない。
MHF-G6では大剣のリーチを拡張するシジルが実装されたが、
既に実装済みのランスや片手剣のリーチ拡張シジル同様、攻撃力低下のペナルティがある。
そのため「高い攻撃力を有するリーチ極長の大剣」という地位はそう簡単には揺るがないだろう。
G6で登場した天廊の番人戦ではこの武器を用いている大剣使いが多く、
空色ゲージの無い大剣ではあるが、大剣使いに愛用されている武器であると言えるだろう。- ちなみにG7ではリーチ極長の天廊武器が登場。
こちらは空色ゲージの発現も不可能ではないがそれほど長いものではないため、
G級技巧武器の特殊効果、紫ゲージの長さ、
そしてシジルによる強化を見込んでヒロイック・デスを使い続けている人は少なくない。
- ちなみにG7ではリーチ極長の天廊武器が登場。
- またヒロイック・デスはそれまである意味イロモノ的な存在であった「極長リーチ大剣」について、
モンスター次第だが極めて有効な局面があるということを証明してみせた武器とも言える。
その後G級武器・始種武器・G級進化武器にもリーチ極長武器が追加されたが、
いずれも局面次第で強く光るものがあると認識されるに至っており、
その点でヒロイック・デスの残した功績は大きいと言える。
- もちろん、リーチ極長は大剣との相性はそれなりに良好であるとは言え、
その使い方を誤ると真価を発揮できないのは先に述べた通りである。
余談
- 銘の「ニフリート」とはロシア語で翡翠を意味する言葉である。
おそらくはリオレイアの緑色からとられているのだろう。
翡翠ならもっとふさわしい奴がいるが気にしてはいけない
強化後につく「ウーム」「ドゥーフ」「ドゥシャー」もそれぞれロシア語であり、
それぞれウーム=知恵、ドゥーフ=精神、ドゥシャー=魂となる。
- ヒロイック・デスの「ヒロイック」はこの武器同様「英雄的」と訳せるが、
直訳すると「勇ましい死」となる。
関連項目
武器/狩人祭武器
モンスター/リオレイア
武器/火竜武器
武器/刻竜大剣 - ニフリートの形状を基礎に、UNKNOWNカラーの配色となっている