武器/天廊武器

Last-modified: 2023-11-22 (水) 21:04:40

MHF-G6にて登場した武器群。
MHFの独自要素である「特殊武器」カテゴリの1つである。

目次

概要

  • MHF-G6アップデートから登場した「天廊」にて発見された文献に記された、
    古代文明の技術を用いて作成される武器群*1
    天廊武器の生産素材は「狩煉道」で得られる狩煉道ポイントとの交換で入手できる。
    • かつては天廊が舞台となる「天廊遠征録」の報酬からの入手であったが、
      その天廊遠征録の廃止に伴い、狩煉道がその役目を引き継ぐこととなった。
  • 生産、強化は通常の武器とは異なり、工房にいる「天廊武具ネコ」が担当している。
    ボウガンのパーツ装着だけは親方が行う。
  • 武器アイコンには「T」のアイコンが付与されている。
    武器レア度については明確な表記がないが、後述の特性上かなり特殊なレア度設定がされていると思われる。
  • 天廊武器はMHFの独自要素である「武器に特殊な装飾品を付けカスタマイズできるG級武器や、
    武器自体に自動発動スキルが付与されている烈種武器の特性を更に強化したものとなっており、
    その最大の特徴は「武器の全てのパラメータを細かく設定できる」こと。
    言い換えれば「自分だけの武器を作成できる」ということである。
  • 天廊武器は、全武器種に2種類以上は存在している。
    リーチ設定の概念がある武器種は最大で8種類と多めの数が存在するが、それ以外は2、3種類ほどになっている。

性能

  • 狩煉道ポイントと生産素材との交換レートは低く、
    天廊武器の生産自体は狩煉道を少し進めれば簡単にできる。
    しかし、その初期性能は下位の初期武器レベル
    狩煉道はG級から挑戦可能なコンテンツなので、生産段階では実用に堪える性能とは決して言えない。
    ここへ「天封印」を焼き付けてパラメーターを追加し、
    宝玉」を用いてそのパラメーターを強化し、
    天廊石」を装着してスキルを追加することで自分だけの武器を作成するというシステムになっている。
    • なお、かつての天廊遠征録はHR1から挑戦可能であり、
      HR1の段階で見れば天廊武器はかなりの性能を誇るものとなっていた。
  • 剛種武器ではないため、剛種武器の特徴である近接武器の弾かれ無効効果は無い。
    ただし斬れ味は強化によって剛種武器やG級武器のような特殊な斬れ味が発現する他、
    弓は剛種武器同様の強撃ビン強化能力を最初から有する。
    また、ライトボウガンは天封印の焼付けによって超速射機能を有することが可能だが、
    使える弾は1種類に限定されている上に「後天性超速射」に該当するため威力が大きく低下する
    一方、ヘビィボウガンは排熱噴射機構を使うことはできない。
    先述の通りかつてはHR1から生産可能な武器群であり、
    その時点で排熱噴射機構レベルの固定ダメージ技を使用できてしまうとバランス崩壊確定であったがゆえの設定か。
    更に、狩護防具とG級狩護防具が有する「防御能力の強化機能」も、
    天廊武器使用時に発現する。
    ただし天嵐防具、覇種防具系統の武器強化効果は発現しない。
  • 最終的な性能は、カスタマイズ次第ではあるがシジル未装着のG級武器Lv50を超え、
    GR800辿異武器と素のスペックがほぼ同じぐらいになる。
    しかし超高属性+超高物理+長い空色ゲージといったものは作成できず
    また辿異武器のようなシジルによるカスタマイズ、武器装飾品スロット、辿異種の発達部位特効などを一切備えていない。
    よって、他の武器群を淘汰するという性質のものではなく、それらに足りない部分を補ったり、
    後述の天廊石を活用して差別化していくべきものと言えるだろう。
    これは性能自体が引き上げられている第7弾の天廊武器にも言える話ではある。
  • ちなみにMHF公式で「天廊武器性能シミュレーター」というものを用意しており、
    これを使えば性能とコスト、必要素材を簡単に調べることができるようになっている。
    天廊武器を作る前にこれで自分の作りたい性能を実現できるかチェックしてみるとよいだろう。
    ただし斬れ味については、斬れ味レベル+1スキルが適用されていない状態になっているので注意。
    Lv4(第7弾以降はLv1)で斬れ味レベル+1スキルを発動させると空色ゲージが発生し、
    Lv5(第7弾以降はLv2)で斬れ味レベル+1なしで空色ゲージが発生する。
  • なお第2弾の武器と第1弾の武器の属性や状態異常、斬れ味に差はない。
    第3弾、第5弾、第6弾の武器は斬れ味が1~2弾と異なり、
    コストに対し通常属性が上昇しやすいという特性を持っている。
  • 各天廊武器では攻撃力が微妙に異なっているが、
    かつての入手可能階層*2による優劣は付けられていない。
    「使いやすいリーチの武器」「属性が上昇しやすい武器」は若干攻撃力が低く、
    逆に「使いにくいリーチの武器」は、若干攻撃力が上がっているという感じである。
    武器種によってもこの振れ幅は大きく異なり、例えば最大で武器倍率50近くの差がでる片手剣に対し、
    双剣は僅か10程度の差しかない。
  • 天廊武器は特殊な強化方式であるためか、武器自体にレア度が設定されていない。
    そのため、HC適正ボーナスを得ることができなくなっている。

生産と強化

  • 天廊武器の生産には「秘文書」というアイテムを要する。
    第1弾は「焦げた秘文書」、第2弾は「白銀の秘文書」、
    第3弾は「血塗られた秘文書」か「黒ずんだ秘文書」、
    第4弾は「封印された秘文書」、第5弾は「清められた秘文書」、
    第6弾は「縛られた秘文書」、第7弾は「託された秘文書」で生産可能。
  • 強化については秘文書と同じく狩煉道ポイントとの交換で入手できる「宝玉」を要する。
    勇ましき宝玉」で攻撃力か会心率、
    加護の宝玉」で斬れ味レベルや砲撃レベル、反動・装填速度など、
    閃きの宝玉」で状態異常値か属性値をUPさせることができる。
    なお、これらのパラメーターには「コスト」が設定されており、
    武器の上限コストの範囲内で自由に強化していくことが可能。
    ただし、一度強化すると元に戻すことはできないので慎重に。
    • 属性と会心率のみ、天封印を別のものに上書きすることでリセットすることができるが、
      当然それまでに使った宝玉は戻ってこない。
  • 強化一回あたりの上昇率は、強化していく過程である程度上下する。
    これはMHFのランク毎の武器性能上昇を参考にしているらしく、
    単純に言えば強化幅が小さくなる天嵐・覇種武器相当になると急激に伸びが悪くなり、
    その後G級昇級(武器綬・極を使う強化)後にはG級武器同様性能の上昇が大きくなっていき、
    GLv50相当の性能になったら再び上昇幅が小さくなるという感じになっている。
    ただし、一定量の強化を行うと1回の強化で消費されるコストが上昇していく事から、
    基本的にコスト1あたりの強化幅は強化すればする程悪くなっていく。
  • 近接武器において、実際のダメージは斬れ味補正と攻撃力の掛け算になるが、
    スキルやその他の攻撃力上昇要因にもよるが、
    攻撃力のみを強化した場合と、斬れ味ゲージを空色ゲージまで強化した上で攻撃力に特化した場合とでは、
    概ね同程度の攻撃性能になるように調整されているようである*3
  • 会心率と属性値と状態異常値は後述の「天封印」をセットすることで初めて強化が解禁される。
  • なお、同じコストでも要素や武器種によって上昇値は異なる。
    例えば双剣で状態異常を引き上げた場合と片手剣で引き上げた場合、
    後者の方が同コストでより高い強化が望める。
    これは無論バランス崩壊にならないための処置である。
    ちなみに、強化できる数値には限界値が存在している模様。
    例えば斬れ味は一定以上強化するとそれ以上の強化ができなくなる。
    また、双剣の麻痺と睡眠値は最大でも50までしか上がらない。
    これは過去に発生した問題(こちらの記事に詳しい)からであるが、
    根本的なシステム改変によりその問題が解消された現在でも麻痺と睡眠の属性値は50が上限のままとなっている。
  • ちなみに強化を行っていくと武器アイコンの色が変わる。
    最大コストまで強化を完了する武器アイコンが赤色になるので、最大強化の目安になるだろう。
    • 強化の仕方によっては端数が出てしまい、どうしてもコストを使い切れなくなることもある。
      性能面での影響はごくわずかだが、最大強化の証明である赤アイコンにできなくなってしまうため、
      T300(最大強化天廊武器)指定に乗る際に面倒なことになる可能性がある。
  • 余談だが、斬れ味を最終強化することで最終的な斬れ味は400、つまりデフォルトでMAXに達する
    他のシリーズでは珍しい例ではないが、MHFでデフォルト斬れ味がMAXになる武器は、
    ファミ通の特典の双剣であるデモンズやセルレギオスの武器くらいである。
  • あくまで一例ではあるが、投入コストと攻撃力・属性値・斬れ味のパフォーマンスに優れるのは、
    それぞれコスト150・50・100を投入した時、とされている。
    会心率を振らない場合の上記コスト配分時、必要な宝玉の数は、
    勇ましき宝玉が447個、閃きの宝玉と加護の宝玉が各100個ずつとなっている。
    もちろんこれは一例であり、基本的にはプレイヤー自身で必要なステータスを決めて割り振っていくとよい。
    ガンランスは砲撃Lvの強化でもコストが若干必要なことも忘れずに。
    • なおボウガンは属性値がないため閃きの宝玉を必要としない。
      リロードと反動の強化で加護の宝玉を使うが、最大で150個となっている。
      ただ、ライトボウガンはそこまで極端に反動と装填を強化する必要性が薄く、
      速射スキルを使う場合はそれこそ反動や装填すらコストを振る必要がないため、
      残コストを全て攻撃力に割り振るような極端なセッティングが可能。
      しかしその場合、勇ましき宝玉を700~900個近く使うことになる。
  • 天廊遠征録の廃止後は、生産素材と宝玉、天封印については、
    狩煉道、狩人祭歌姫狩衛戦・真説の3コンテンツで入手が可能となっている。
    この内、狩煉道では狩煉道ポイントとの交換で入手でき、
    歌姫狩衛戦・真説では、戦歌の章期間においてギルド貢献ポイント交換が用意され、そちらでの入手が可能。
    狩人祭に関しては、祭ポイント交換で対応される。
    なお、元々「二区の報酬限定」だった生産素材については、HR5以上という交換条件が別途設けられている。
  • 2018年10月24日より追加された天廊武器は、
    比較的高難度の狩煉道のポイント交換でのみ入手できる秘文書を使って生産する。
    入手難度も他の天廊武器より高めに設定されており、
    狩煉道11ステージのクリア、及びGR200以上である必要があり、一週間に入手できる数も限定、
    更に、生産時に件の「託された秘文書」の他に、
    各武器種毎に異なる★1辿異種の発達部位素材が1個必要になる
    また、攻撃力と属性値強化に「武器魂」「武器綬」は必要ないが、
    その代わり各段階ごとに★2~★4の発達部位素材が要求される
    この入手性もあってか、下位~G級武器Lv49相当段階の性能がオミットされており、
    生産時点でG級武器Lv50(GR200辿異武器)級の性能が発現するようになっている。
    強化段階も簡略化され、合計コスト100でパラメーターを調整していく。
    強化に必要な宝玉は緩和されており最大まで強化した際の性能も、従来のものより高めになっており、
    辿異武器どころか、物によってはG級進化武器Lv100に匹敵するスぺックを発揮できるようになっている。
    ただし武器スロットは一切存在しないうえに、
    総合性を大きく補佐する天廊石スロットが近接武器種にはそもそも存在しない、
    ボウガンはリロード、反動強化系スキル天廊石の使用で、
    G級進化武器Lv100に近い数値が発現できる調整となっているが故に実質、天廊石スロット無しと言え、
    天廊石の自由度を求めようとすると、レア12辿異、始種武器と大差ない数値に収まってしまう。
    よって、総合性でG級進化武器Lv100に勝る訳ではないと断言できる。
    もちろん、辿異武器との比較についても発達部位特効効果がないため、
    対・辿異種戦における利便性の面で勝るわけでもない
    点には気をつけたい。
    また、上記条件故にG級昇級直後の生産、GR200時点でのフル強化は不可能である。
  • 2019年1月30日には、上記と同系統武器のリーチ違いが一部実装された。
    ただし生産素材となる秘文書は変わらない

タイプ変更

  • 狩猟笛、ガンランス、スラッシュアックスF、ボウガン、弓で設定可能なカスタマイズ要素。
    それぞれ、音符、砲撃タイプ、ビン、弾速、矢タイプ、曲射などを自分の好きなものに設定することができる。
    • なおMHFにて弾速がパラメータとして可視化されたのはこれが初である。
  • 変更には専用素材の「脈動する液体」が必要となる。

天封印

  • 天廊武器に焼き付けることができる紋様。
    MHFではシジルという武器自体をカスタマイズするシステムがあるが、仕組みとしてはこれに近い。
    この天封印が天廊武器の主たるカスタマイズ要素と言える。
    天封印は「太古の砕金」1個で生産が可能。
  • 天封印には属性値、会心率、状態異常などが込められており、
    これを天廊武器に焼き付けることで焼き付けた要素の強化ができるようになるようだ。
    ガンナーについては属性値の印で属性弾の装填が解禁され、
    状態異常の印で状態異常弾が解禁されるほか、状態異常ビンの強化が行われる。
    ライトボウガンの速射と超速射も天封印で追加する形となる。
  • ちなみに複属性の天封印はない。
    双属性にすることは状態異常と属性両方の天封印を焼き付けることで可能となっている
    (第3弾、第5弾、第6弾の武器には天封印スロットが1個しかないため不可)。
  • 天廊武器に属性を付与した場合、武器の外見にも変化が現れる
    天廊武器は標準では無彩色の金属質なカラーリングになっているが、
    通常属性を付与すると武器の中心部分が付与した属性に応じた色で発光するギミックになっている。
    また、状態異常属性を付与すると納刀状態から武器自体に状態異常をイメージしたオーラが纏われる。
    そのため、プレイヤーがどの属性・状態異常を付与しているのか一目で分かるようになっている。
    • なお、これらのギミックは属性の天封印を付与した時点で発現する。
      つまり、属性値が未強化(属性値0)でも発現するのである。
      天封印スロットが余っていれば、
      属性の天封印を付与してギミックを好きにカスタマイズしてみてもいい……かもしれない。
  • 天封印のスロットは武器によって異なる。
    天廊石と合計して3スロットという制約であるので、天封印スロットが2つであれば天廊石は1スロット、
    天封印が1スロットであれば天廊石は2スロットという感じである。
    そのため天廊石スロットが2個の武器は、焼き付けられる天封印が1つしかない、
    ということになり、双属性にしたり属性+会心率にしたりすることができない。
    天封印スロットの数だけでも強化の方向性を見定める必要性はある、と言えるだろう。
    ちなみに第3弾と第5弾は天封印スロットが1となっており、それ以外は2となっている。
    また、天封印スロットが2つ以上あってもシステム的な理由で属性+属性や状態異常+状態異常、
    速射+速射や超速射+速射といった組み合わせはできない。
    一度焼き付けた天封印は取り外しできないが、別の天封印で上書きすることは可能となっている。
  • ボウガンは現状では天封印で属性弾と状態異常弾を解禁する仕組みであるため、
    2つの属性弾を使える銃や毒・麻痺両方の弾を撃てるようにしたり、
    2種類の速射や超速射を持たせることができないため、総合的な汎用性は他の武器に比べ高いとは言えない。
    幸い実弾はかなり充実しているので、
    作成の際はどのような性質を持つボウガンを作るかよく検討したほうがよいだろう。
  • MHF-G8にて、「[双剣]刃打術」等シジルにしか存在しなかった
    「特定のアクションの威力、効果を強化する」効果を持つ天封印が作成可能となった。
    二区の番人討伐報酬限定で入手できる「太古の潤滑油」というアイテムが1~3個必要。
    これによって天廊武器の元々の高いカスタマイズ性が更に高まると言える。
    • これによってG級武器の取り柄が無くなってしまうのでは?と思うことがあるかもしれないが、
      属性、会心率も最初から基本性能として定まっており、シジルスロットを全て底上げに使えるあちらと違い、
      こちらは属性、会心性能の付与にも天封印が必要であり、
      スロット数も1~2と限られているため完全に立場を奪えるとは言い難い。
      また、この天封印の追加によって更に性能チューニングの吟味が必要になるとも言える。
  • MHF-Z下の2017年11月アップデートにて、
    新たに「辿異スキルを付与する天封印」が実装、翌週11月8日より解禁された。
    キー素材となる「狩煉の印」と、辿異種の素材を用いる事で生産が可能で、
    同キー素材は、狩煉道を11エリア以上進行させることで解禁、
    1000Pで1週間に5個まで交換、入手可能となっている。
    キー素材の入手は難しくないが、
    辿異種の素材は1種類が置き換わった以外、同辿異スキルを備えるスキルカフと全く同じであり、
    大量生産は別の意味でハードルが高いものとなっている。
    • なお、この天封印は全て「辿異スキル天封印」の系統に属している。
      同系統の天封印を複数焼き付けることは出来ないルール上、
      スロット2個の天廊武器にて、辿異スキルを2つ付与する事は出来ない
  • 前述した「託された秘文書」を使うものについては、
    天廊石スロットが存在せず、天封印スロットが3つ存在するものがある。

天廊石

  • 天封印同様に天廊武器に装着可能なアイテム。
    こちらは装着することで「自動的にスキルが1つ発動する」効果が発揮される。
    これらはスキル枠を消費せず、同じ系統のスキルは重複せず効果の高いものがあればそちらを優先する。
    つまりはスキルを決められること以外は烈種武器の付与スキルと同じである。
    そしてこれで発動したスキルは剛種防具系統の「スキルアップグレード」効果の対象外となる。
  • 天廊石は天廊の番人の討伐報酬限定で入手可能
    そのため入手するだけでもかなりハードルが高い。
    天廊遠征録時代は(性能はともかくとして)踏破報酬や宝箱報酬で普通に排出されるものであり、
    天廊の番人戦ではレアな天廊石が入手できるという位置づけだったのだが、
    その天廊遠征録が廃止された今では天廊の番人戦しか入手手段が残されていないのである。
  • 天廊石は専用のスロットに装着して使用する。
    天廊武器によってスロット数は異なり、武器ステータスウィンドウにて確認できる。
    取り外しも可能だが、ギルド貢献メダル500枚、
    または1000NPで交換できる天廊石用触媒という貴重なアイテムを使用する。
    非常に高価なので、ご利用は計画的に。
  • この自動発動するスキルであるが、天廊の番人戦で入手できるものは非G級のスキルに限られている。
    非G級のスキルとは言えその幅は非常に広く、ランナーやダメージ回復速度といった便利スキルから、
    攻撃力UP【絶大】、見切り+5、剣術+2、斬れ味レベル+1と言った強力な攻撃スキル
    果てにはいたわり+3と言ったG級防具でも発動するのが難しい強力なスキルまで確認されている。
    G級スキルが発動する天廊石は、詳しくは後述するがこれらの石を「合成」することで作成可能。
  • 当然、スキルの重さによって入手率は大きく変化する。
    とはいえ先述した通り現在では天廊の番人戦でのみ入手できるということもあり、
    一般の天廊石よりレアな天廊石の方が入手しやすいということもあり得る
    もっとも、見切り+5などの本当に高性能なものとなるとまた話は違ってくるが。
  • このスキルによって天廊武器のユニーク性は更に向上し、
    例えば簡単なスキルでも天廊武器で発動させることによって秘伝書取得以降厳しくなるスキル枠を確保したり、
    強力なスキルの天廊石が見つかったらそれに任せて防具側のスキルを充実させる、ということもできるだろう。
  • お守りがそうであるように、強力な天廊石を手に入れるというのは誰しもが考えることである。
    天廊武器を自分好みに強化した後は、この天廊石を探すために天廊を昇ることになるかもしれない。
  • なお、適応撃や絶対防御などの、俗に言う「希少スキル」の石は今のところ存在していない。
    合成でも該当スキルの石を入手することはできない。

天廊石の再生

  • MHF-G8より、第二区の調査解禁と同時に追加されたシステム。
    不要になった天廊石を別の石に変化させることができる。
  • システムとしてはシジル生産システムに近く、
    不要になった天廊石を5個投入してゲージを100%まで溜め、新たな天廊石を1個生成するというものとなっている。
    変換レートが5:1と悪いため、あくまで不要な天廊石の再利用と考えた方がいいだろう。
    特に天廊石の希少性が大幅に上昇している現在ではうかつに利用できない。
    再生には天廊石5個(種類・レアリティ問わず。5種類の石を1個ずつでもいい)以外の素材やゼニーは使わない。
  • 再生の結果出来る天廊石のうち、ほとんどは千里眼の石や気まぐれの石といった、
    はっきり言ってそこまで強くはないものばかりである。
    しかし極めて低確率ながら剥ぎ取りの石、いたわりIIIの石、根性の石IIなど、
    天廊の番人限定産天廊石が出来る。
  • このように、極低確率という条件を含めると、
    すべての通常スキル天廊石が出来るという訳であるが、再生に使える天廊石は合成石を含めた全種類である。
    つまり、番人討伐などでいたわりの石IIIを入手しているユーザーが、
    天廊石の再生をする際間違ってその石を使ってしまう可能性もあるということである。
    再生を行う際、誤って貴重な天廊石を選択して泣いてしまわないようにしたい。
    上述したように石そのものの入手が難しくなった現在では、より慎重に「再生」を行いたいところである。

天廊石の合成

  • 同じくMHF-G8より追加されたシステム。
    こちらはG級ハンターのみが行うことができる。
  • 太古の溶解剤」という専用アイテムを複数個使用し、
    天廊石を合成して新たなスキルをもつ天廊石を作成することができる。
    新たなスキルとはズバリG級スキルであり、これによって更に強力な天廊石を用意できる。
  • 合成に使う天廊石とその結果は決まっており、
    例えば底力の石II(火事場+2)と根性の石II(真根性)を合成することで、
    怒II(ブチギレ)の石」を生成できる。
    射手(剛弾)、扇射の石や代償、炎寵(紅焔の威光)の石など、強力な複合スキルの石も作成できるようになる。
    例えば代償の石の場合は匠の石&攻撃の石IIIなど、
    強力なスキルの天廊石を合成するにはレアリティの高いor天廊の番人限定の天廊石が必要になる。
    • ただし、これらの石は絶対に武器で発動させたほうが良いというものではないため*4
      たとえ番人・天廊石再生限定の石が必要になって大きな格差が生じるとは言い難いものとなっており、
      同時に1種のバランス調整にもなっている*5
  • また、強力なG級スキルの石程必要な溶解剤も多くなり、費用も高くなる。
    たとえば例に挙げた射手の石で発動する剛弾は防具で他スキルと共存しつつの発動難度が高く、
    それでいて強力なスキルであり、素材となる石3種も比較的出やすいのだが、
    この石を合成するのに必要な溶解剤は5個で、1000000Gzの費用がかかる。
  • 始種武器の特権を簡単に奪わないようにする配慮と、G級スキルのノーリスク発動のバランス調整か、
    キーアイテムである太古の溶解剤自体、かなり入手しづらいアイテムとなっている。
    溶解剤は原則として天廊二区の番人討伐限定(剥ぎ取り、及び討伐報酬)だからである。
    入手率自体は低くはないが、そこそこの個数が必要なので手軽に用意できるものとは言い難い。
  • これらの要素が相まって、通常スキルの石以上にロストが痛いものとなっている。
    外す際は苦労してでも天廊石用触媒を使ったり、代替の石を作っておくなどバックアップもしっかりしたい。
  • 天廊遠征録が廃止されてからもラインナップの更新は続いており、
    2017年7月アップデートにて、それまで存在していなかった一閃剣神
    巧撃閃転痛撃の石のレシピが追加された。
    なお、この中で一閃の石のみ、上位段階の石は前段階の石をベースに合成する必要があり、
    その過程で大量の溶解剤も必要になることもあって入手難易度は非常に高い。

余談

  • この武器の存在が明らかになったのは天廊の情報が解禁された直後であるが、
    当初はその外見や天廊のシステムから「MHFにも発掘武器が登場か!?」と話題になった。
    実際にMHF公式に「発掘させるのか?」という問い合わせが多く寄せられたことが、
    後のインタビューで明らかになっている。
  • 天廊遠征録は当初コンセプトではMHF最大のエンドコンテンツとして企画されており、
    その点から天廊武器の作成難易度が凄まじく高かったり、
    他の武器と比肩するものになるまでに膨大な時間を要するのではないか…という声が多かった。
    これに関しては上に挙げたHR100(当時)帯における性能設定の理由として、
    「あとから始めた人が剛種武器を作るには大変な労力が必要になる*6ため、
    天廊武器を作成することで天廊武器を用いて剛種に挑む、というショートカットができるように」
    という事が挙げられており、
    剛種武器超えの難度はそれほど難しい設定にはなっていない。
    最大強化に関しても、よほど極端な調整(例えば全ステータスを攻撃力に振るなど)をしなければ、
    一度の開催で十分狙っていけるものとなっている。
  • なお天廊武器実装直後に「攻撃力が低い」という問い合わせが多く寄せられ、
    次の開催時に合わせて攻撃力の上方修正が実施された。
    また、弓の強撃ビン強化効果もこの時に付与されている。
  • 天廊武器は始種武器同様に、G級武器Lv50の一強一択状態を変えた存在であると言える。
    MHF-G5まで、G級最前線環境においてはG級武器と同カテゴリのG級技巧武器以外、
    選択肢は事実上存在していなかった。
    天廊武器は上記の上方修正の結果、最大まで強化を行うことで(プレイヤーのカスタマイズにもよるが)
    それなりに強力なシジルをつぎ込んだG級武器と同等の性能を発揮することができるようになった。
    G7からは「GLv50orT300*7」という募集が見られるようになり、
    後に実装された始種武器同様、G級武器以外の選択肢を提示することが出来るようになったと言える。
    • なお当初は募集がG級武器Lv50指定の一択状態であったため、
      カテゴリがG級武器Lv50ではない天廊武器は普及しないと予想するプレイヤーが少なくなかった。
      orで表記していることからも分かる通り、天廊武器がG級武器の存在意義を完全に殺してしまった訳ではなく、
      あくまで新たな選択肢が追加されたという状況になっている。
    • G8で天廊石の合成が可能になったが上述の通りの状況であり、
      やはり他の武器の選択肢が潰えてしまった(天廊武器一択になった)訳ではない。
      二区の天廊武器についても性能としては一区で作れるものとの差はなく、
      リーチにもクセがあるため二区を攻略しないとまともな天廊武器を用意できないわけではない。
      むしろ、報酬やギミックの関係上最初の天廊武器を鍛える過程では、
      一区を中心に攻略したほうが早く最大強化できていた。
      現在では二区を順調にクリアできるのであれば、二区の方が相対的に鍛えやすい。
      • これは当初の二区では基本報酬で宝玉が一切出ない仕様(代わりに天廊石が出る)だったため。
        後に9/30にリファインされ、宝玉が基本報酬で出るようになった。
        これによって一区よりも多くの宝玉が入手できる、という触れ込みだったが、
        実際は天廊石は変わらず残っている、つまり天廊石との抽選になるため、
        相対的に第一区より入手しづらいという点は変わらなかった。
      • 公式では明記されていないが、
        その次の回より各種報酬で出現する宝玉の1枠あたりの量が2区では2倍になったため、
        ようやく1区よりも宝玉の入手量が相対的に増える傾向になった。
  • また、天廊武器が原則1度の開催で1個しか作成できず、複数個生産するにはサブキャラクターを用いるか、
    番人の討伐が必要不可欠となることに対する不満も一部には存在していた。
    これについてはMHF-G7で焦げた秘文書が宝箱報酬で入手可能となったことである程度の改善を見ている。
    天廊をやりこむと不要な天廊石が余りやすい(故にアイテムボックスを圧迫しやすい)という難点もあるが、
    これについてもMHF-G8で実装される再生と合成で、ある程度の改善は図られた。
  • 様々なカスタマイズが可能な天廊武器だが、唯一リーチのカスタマイズだけは出来ない仕様となっている。
    これについては天廊武器のバリエーションで解決が図られており、
    必然的に特殊リーチの存在する武器種の方が、無い武器種より種類が多い。
  • MHF-Zでは新たな武器カテゴリとして辿異武器が登場したが、
    上述したように武器単体のポテンシャルとしては、最終強化の辿異武器と天廊武器はほぼ同格になる。
    天廊武器は、長らくこれらの独自要素である「辿異スキル」に対応していなかったが、
    2017年11月アップデートにて、辿異スキルを備える天封印が実装され、
    同時に、辿異スキルが天廊石のスキルを認識しない不具合も修正された。
    辿異スキルと、スキルを直に発動できる天廊石との相性は、非常に良いものであるが、
    石自体の入手難度が跳ね上がっていることや、武器自体が古い事から復権には至らなかった。
    入手元の天廊遠征録が狩煉道へ移行したこともあって、テコ入れはあまり期待されていない状況であったが、
    MHF-ZZにて新武器種のマグネットスパイクに、実装当初から天廊武器が2種ラインナップされている事が判明、
    そして2018年10月24日のアップデートにて上述した、性能にテコ入れがされた天廊武器が登場した。
    天廊武器の可能性は、ここに来て大きく広がったと言ってもいいだろう。
    • なお性能上はG級進化武器Lv100に近いポテンシャルを出せるようになっているが、
      近接武器は天廊石を装着できないことや、どの武器も武器スロットを装飾品及びシジルに当てられない事、
      辿異武器の発達部位特効効果などが無いこともあり、
      従前の武器が全て過去になったという訳ではなく、選択肢が広がったと解釈すべきであろう。
  • モンスターハンター展において展示された資料にて、似たアイディアが公開されている。
    それは武器強化案の一つとして考案された「部品付け足し加工」というもの。
    これは素材を使って少しずつ加工することで、攻撃力や斬れ味・属性などの要素を、
    プレイヤーの好みでカスタマイズしていくことが出来るというシステムだと説明されている。
    強化素材がモンスターの爪や牙であること、素材によって見た目が変化すること、
    使用によって損耗する等の要素を除けば、その仕組みは天廊武器の強化にかなり近い。
    無印開発中のアイディアのようだが、ゲームバランスや容量の都合で実装困難だったのだろう。
    実際のゲームでは、サーペントバイトの派生シリーズなどに名残が見られる。

天廊武器の一覧

  • MHF-Z現在実装されている天廊武器一覧。
    今後もバリエーションは増えていくものと思われる。
  • 見てみるとわかるかも知れないがネクロポリスやゴーストオペラなど、
    何処かで聞いたことあるような名前をしているのが特徴である。
    そこで、ここでは(分かるもののみ)意味も併記してみることとする。
    • ちなみに名前でピンと来た人もいるかもしれないが、
      元ネタはほぼ間違いなくメタル系の楽曲が元ネタだろう(こちら参照
      第2弾と第3弾も見事に合致しており、かなりマニアックな選曲も見られる。
      スタッフにマニアが居るのだろうか?
大剣
焦げた秘文書:ヘイトブリーダー(リーチ長)
白銀の秘文書:デッドナイトウォリア(リーチ極長)
血塗られた秘文書:ベターオフデッド(リーチ長)
封印された秘文書:マスクオブサニティ
清められた秘文書:リビングデットビート(リーチ極長)
縛られた秘文書:シックスパウンダー
託された秘文書:ウォーシップケイオス(リーチ長)、デスロール(リーチ極長)
  • 英語でヘイトは「嫌悪」を、ブリーダー(Breeder)は「種族・血統」を意味する。
    大剣というのも含めて意訳すると「宿敵達が握りし大剣」のようなところ。
  • デッドナイトウォリアは元ネタからデッドナイト・ウォーリアー
    (Deadnight Warrior)で区切るものと思われる。
  • ベターオフデッドは「死んだほうがマシ」という意味。
    元ネタは「You're Better Off Dead!」だろう。
  • マスクオブサニティは「正気の仮面」。
  • リビングデットビートは「リビングデッド(いわゆるゾンビ)の鼓動」と訳せるか。
  • ウォーシップケイオスは「戦争の混乱」。
  • デスロールは、ワニが行う狩猟方法として有名な言葉で、
    モンハンに於いても、一部モンスターの行動がそれっぽいことがネタにされている。
    この武器は刃先が回転しており(天廊武器大剣の大半はそうだが)、
    それを見立てたのかもしれない。
  • ちなみに、大剣は全てチルドレン・オブ・ボドムの楽曲が元ネタになっている様子。
    • ただしデスロールのみ略されているようで、
      正式には「ヘイトクルーデスロール」である。
      武器名の10文字制限を超過してしまうためだろうか?
太刀
焦げた秘文書:ブラッドドランク
白銀の秘文書:ダウンフォール(リーチ長)
黒ずんだ秘文書:フォローザリーパー
清められた秘文書:ダイアボリカル(リーチ長)
託された秘文書:ウィダーシンズ
  • 英語でブラッドは「血」、ドランクは「酔い」を意味する。
    「血に酔いし太刀」という意味になるだろうか。
  • ダウンフォールは「失墜」や「滅亡」を意味する。
  • フォローザリーパーは直訳すると「刈り手に従う」だが、
    元ネタを勘案するとリーパーは「死神」と言えるか。
  • ダイヤボリカルは「Diabolical」つまり極悪非道、不愉快などを意味する。
  • ウィダーシンズはチュートン語(古代ゲルマン民族の一種が用いていた言語)で「反時計回り」を意味する。
片手剣
焦げた秘文書:ヴァイラス(リーチ長)
白銀の秘文書:リジェクションロール
血塗られた秘文書:エターナルグローリー(リーチ長)
封印された秘文書:フロムヘル(リーチ極長)
清められた秘文書:カルマ
縛られた秘文書:ペインキラー(リーチ極長)
託された秘文書:セイクリッドワールズ(リーチ長)
  • ヴァイラスは英語で、ラテン語の「ウイルス」に同じ。意味は「毒液、粘液」。
    所有者に仇名すものを消し去る「毒」と言ったところであろう。
  • リジェクションロール(Rejection Role)は直訳すると「排除、拒絶する役」。
  • エターナルグローリー(Eternal Glory)は直訳すると「永遠の栄光」。
    奇しくも、エターナルグローリーは属性値の伸びが良いという、
    片手剣にとっては本当に「永遠の栄光」と言っても過言ではない性能に仕上げることができる。
  • フロムヘル(from hell)は「地獄から」。切り裂きジャックをモチーフにした同名の映画があるが、
    奇しくもこの武器も同コストでは最も高い攻撃力を持つ。極長なので扱いづらいが…。
  • カルマは仏教用語の「業(ごう)」。「非合理であれど背負う宿命」のように理解される。
    Fではないがこいつの依頼文にも出てくる。
    リジェクションロールに近い攻撃力とエターナルグローリーと同等の属性値を持つ逸品。
    リーチ中を許容できるかで評価が変わるが、天廊石2スロットもあって基本的には非常に強い。
  • ペインキラー(pain killer)は「痛みを殺す者」、転じて「鎮痛剤」の意味を持つ。
    しかし武器名がそのまま「鎮痛剤」ではどうにもおかしいので、
    訳するならば前者の方がいいのかもしれない。
  • セイクリッドワールズは「神聖な世界」。
双剣
焦げた秘文書:ディーモンハート
白銀の秘文書:ウォーエターナル(リーチ長)
黒ずんだ秘文書:アゲインストザウィンド
清められた秘文書:サイレントスクリーム(リーチ長)
託された秘文書:レイヴンハート
  • 英語でディーモン(デーモン)は魔物など「邪悪な超自然的存在」全般を指し、ハートは「心」。
    双剣という武器種、真鬼人解放のデメリットを考えると、所有者を惑わす「悪魔の心」と言ったところであろう。
  • ウォーエターナルは意訳するなら「永遠の争い」と言ったところであろうか。
  • アゲインストザウィンドは「向かい風」。
    同名の洋楽は多いが、元ネタはストラトヴァリウスのフォース・ディメンションからであろうか?
    ブラックシープと同様、こちらも高い属性値と物理を両立出来るようになったと言える。
    また、必要スキル数が多い双剣に取って天廊石で2つスキルを確保出来る魅力も大きい。
  • サイレントスクリームは「静かな悲鳴」と訳せるか。
ハンマー
焦げた秘文書:スカルコレクター
白銀の秘文書:ディメンションゼロ(リーチ長)
黒ずんだ秘文書:ハーツオンファイア
封印された秘文書:ブレイクザチェインズ(リーチ極長)
清められた秘文書:レネゲイド(リーチ長)
縛られた秘文書:ヘレティックアンセム(リーチ極長)
託された秘文書:ダウントゥザデヴィル、ヒーローズリターン(リーチ長)
  • 英語でスカルは「頭蓋骨」、コレクターは「収集者」を意味する。
    「頭蓋骨を集める者」と言ったところであろう。
    ある意味、多くのモンスターを狩猟してきたハンターにピンとくる意味合いかも知れない。
  • ディメンジョンゼロは直訳すると「0次元」。
    0次元は(厳密には違うが)「点」と称されることもある。
    1点を狙うハンマーに相応しいネーミングとも言えるかもしれない。
  • ハーツオンファイア(Hearts on Fire)は「燃える心」。
    秘文書は黒ずんでしまっているがそこから作った武器はまだ燃えることができるようだ。
    Hearts on Fireと言えばロッキー4の主題歌が有名だが、
    元ネタはおそらくハンマーフォールというスウェーデンのヘヴィメタルバンドの楽曲だろう。
  • ブレイクザチェインズは直訳で「鎖を斬る」。
  • レネゲイドは「裏切り者」「背教者」などの意味を持つ英単語である。
  • ヘレティックアンセムは「異端者の賛美歌」と訳せるか。
  • ダウントゥザデヴィルは「悪魔へ落ちる」。
  • ヒーローズリターンは「英雄の帰還」。
    同じ託された秘文書から生産するダウントゥザデヴィルとは、
    ずいぶん対象的なネーミングである。
狩猟笛
焦げた秘文書:ゴーストオペラ
血塗られた秘文書:オードトゥジョイ
託された秘文書:マーチオブメフィスト
  • ゴーストは英語で「幽霊、亡霊」、オペラはイタリア語で訳すると「作品、仕事」を意味し、
    今日でよく使われるオペラという言葉としての意味は「歌劇」である。
    笛の奏でる旋律が「幽霊歌劇」を産む、という意味を込められたのだろうか。
    元ネタはキャメロットというヘヴィメタルバンドの楽曲及びアルバムのタイトルからだと思われる。
  • オードトゥジョイとは「歓喜の歌」。
    歓喜の歌と言えば、ベートーヴェンの交響曲第9番の第4楽章で歌われる第一主題が有名。
  • マーチオブメフィストは「メフィストの行進曲」。
    メフィストとは、ドイツで語られる悪魔「メフィストフェレス」のこと。
    こちらも元ネタはキャメロットの楽曲と思われる。
ランス
焦げた秘文書:エンジェルオブデス(リーチ極長)
白銀の秘文書:デリリウムヴェイル(リーチ長)
黒ずんだ秘文書:オーヴァーザウォール(リーチ極長)
封印された秘文書:ネヴァーワールド
清められた秘文書:スターフォール(リーチ長)
縛られた秘文書:イーグルハート
託された秘文書:エンジェルズクライ(リーチ極長)、ディーモンディザイア(リーチ長)
  • 英語でエンジェルは「天使」、デスは「死」、
    オブは主に真後ろの単語で前の単語を修飾する言葉で、「~の~」、「~からの~」等を意味する。
    すなわち直訳すれば「死の天使」。
    天界から地上に死をもたらす天使の如くおぞましい槍と言えるであろう。
    決してエンジェルofデスではない。実装当初はまだゴア武器は無かったが。
  • デリリウムは英語で「狂乱状態、幻覚症状」などを、
    ヴェイル(ベール)は被り物、見せかけ、口実などを指す。
    狂乱の皮を被っているのか、それともベールの下に狂気が潜んでいるのか…?
  • オーヴァーザウォールは読んで字の如く壁を超えるという意味だが、
    転じて「脱獄」「還俗」などを意味することもあるようだ。
  • エンジェルズクライは「天使の叫び」。
  • ディーモンディザイアは「悪魔の欲望」。
ガンランス
焦げた秘文書:エネミーウィズイン
血塗られた秘文書:デッドエンド
託された秘文書:サインオブザウィナー
  • 英語でエネミーは「敵」、ウィズインは「中の、内の」を意味する。
    合わせると「内の敵」となり、意訳して「敵は内にいる」となる。
    本当の敵は自分の心の中にいるという暗示なのだろうか。
  • デッドエンドとは「行き止まり」のこと。
  • G級武器の砲撃強化シジルを生産するにはイナガミ、ナナ・テスカトリ、
    至天征伐戦報酬といった入手難度の高い素材+運が必要になることを考えると、
    だいぶ手軽に砲撃Lv9を得ることができると言える。
    またデッドエンドでは驚異的な属性値を持たせることが可能であり、属性砲の復権も期待されている。
穿龍棍
焦げた秘文書:ネクロポリス
血塗られた秘文書:ブラックシープ
託された秘文書:クラウンレス
  • ネクロポリスはギリシア語で「死者の都」、「死都」を意味する。
    憶測となるが、天廊は古代文明が関係していると言われている場所であり、
    その古代文明関係で死都といえば、かつて栄華を誇り、現在滅んで死都になった場所があるというが…
  • ブラックシープは「厄介者」「面汚し」などを意味する。
    穿龍棍は従来高属性値と高倍率を両立する武器が殆どなかったが、
    ブラックシープの登場でようやく可能となった。
    また、欲しいスキルが多い穿龍棍にとって天廊石スロットが2つもある点も大きいといえる。
  • クラウンレスは「冠の無い」という意味。
スラッシュアックスF
忘れられた秘文書:ダリア
滲んだ秘文書:紅
託された秘文書:ブルーブラッド
  • キク科の植物「ダリア」は複数の花言葉を持ち、「感謝」や「華麗」といったプラスの意味の言葉から、
    「裏切り」「移り気」といったマイナスのイメージが強い言葉など、
    まるでスラッシュアックスのような二面性を持つ花と言える。
  • 属性値特化・天廊石2スロットの赤い天廊武器は漢字一文字の「紅」とシンプル。
    ダリアと対比させると、これまたキク科の植物「紅花」を指すと思われる。
    花言葉は「包容力」「几帳面」「情熱」「化粧」などこれまた様々。
  • ブルーブラッドは「青い血」。
    貴族の代名詞として用いられることもある。
  • いずれも元ネタは日本のロックバンドX(後のX JAPAN)の楽曲と思われる。
    「DAHLIA」(ダリア)と「BLUE BLOOD」(ブルーブラッド)は、
    それぞれ同名の楽曲が収録されたアルバムの名前でもある。
マグネットスパイク
焦げた秘文書:ウィッシュマスター
血塗られた秘文書:ヘッディングノース
託された秘文書:ファントムディバイン
  • ウィッシュマスターはナイトウィッシュの楽曲から。
  • ヘッディングノースはストームウォリアーの楽曲から。
  • ファントムディバインはキャメロットの楽曲から。
  • いずれも明確な和訳が難しい楽曲名があてられている。
ライトボウガン
焦げた秘文書:ノヴァエラ
託された秘文書:リバティ
  • ノヴァエラ(ノヴァとエラで分ける)はポルトガル語で「新時代」を意味する。
    古代文明と照らし合わせてこの「新時代」の意味を考えると「古代文明が滅んだ後の世界」と見ることもできる。
  • リバティは英語で「自由」を意味する。
ヘビィボウガン
焦げた秘文書:メタルアヴェンジャー
託された秘文書:ユーフォリア
  • 英語でメタルは「金属」、アヴェンジャーは「復讐者」を意味する。
    見た限り全て金属で出来ているその銃は、さながら「金属の復讐者」と言ったところだろうか。
  • ユーフォリアはイタリア語で「幸福感」を意味する。
    ただし普通の幸福感よりも病的なニュアンスが含まれることが多い。
焦げた秘文書:シェオル
黒ずんだ秘文書:イーヴルアイズ
託された秘文書:ウェブアレジー
  • シェオルはヘブライ語でギリシア語の「ハデス」に当る言葉で、「陰府(よみ)」を意味する。
  • イーヴルアイズは「凶悪な目」「邪視(邪眼)」など。
    決して、突然右手が暴れだしたり異能の力に目覚めたりはしない。
  • ウェブアレジーはソナタ・アークティカの楽曲「Weballergy」からで、造語である。
  • ちなみに弓は強撃・毒・麻痺・睡眠ビンを最初から装着可能となっている。
    状態異常ビンの強化は天封印で可能となっている。

関連項目

システム/天廊遠征録
フィールド/天廊
システム/シジル - 天封印、天廊石の元となった、武器自体のカスタマイズ要素


*1 G6プレビューサイトでは天廊内で発見された素材をメゼポルタの技術で加工して誕生したと言うことになっているが、ゲーム内で確認できる設定は先述の通りで、後に実装された天廊防具の設定も同様であるため変更された可能性がある。
*2 天廊遠征録では、最初から挑戦可能な第一区と、ある程度の熟練者のみが挑戦可能な第二区があった。
*3 白ゲージで紫ゲージの斬れ味補正を得る天ノ型ガンランスのヒートブレードを除く。
*4 刀匠の石に必要な匠の石は番人限定の石と言われているが、無くても防具側で発動する方が簡単かつ一閃スキルなども同時に高められやすい。また、怒の石は番人・天廊石再生限定の根性の石IIが必要だが、火事場だけが目的であれば番人限定の石が一切無い炎寵の石を作ったほうがコストパフォーマンスが良い。
*5 簡単な例を挙げると先の例で挙げた、番人・再生限定の石が合成に必要な怒の石だが、これが簡単に作れてしまうと特に怒スキルを内包する、烈種ディオレックス素材を用いた烈種、始種武器の特権が大幅に薄れてしまう
*6 大半のプレイヤーがG級に昇級している関係で、通常の剛種武器作成には用事がないハンターが多い
*7 T300とは天廊武器最大コスト強化を指す