武器/ヒロイックザンナバル

Last-modified: 2023-11-21 (火) 14:27:15

傑作グレートナバルタスク」を元に作られた新鋭の武器。
勝るとも劣らない仕上がり。

目次

概要

  • MH4で新たに登場した、大海龍ナバルデウスのチャージアックス。
    あるクエストをクリアすることで竜人問屋から素材交換で入手できる、ナバルデウスの素材から作られる。
  • 見た目はナバルデウスらしい白い武器である。
    剣は青白く発光しており、シーストライカーの様に無骨ながらもどこか美しさを感じる。
    盾は非常に分厚く重厚さを感じるが斧モードに変形すると青白い発光体が姿を現しガラリとイメージが変わる。
    武器解説に傑作グレートナバルタスクを元に作られたと書いてある通り、
    剣の持ち手や盾にあしらわれている鎧毛と神秘の発光体がその面影を残す。
  • 交換限定のモンスター素材を用いて作成される武器の中では唯一、デザインも武器カテゴリも新規のものである。

性能

MH4

  • 生産段階であるナバルクラノスから強化することでヒロイックザンナバルを入手可能。
    その性能は、
    • 攻撃力720水属性250と、ナバル武器らしく物理寄りの能力…
      というかMH4全盾斧中第2位の物理攻撃力
    • ビンは榴弾ビン。榴弾ビンの威力は武器倍率に依存するため
      この武器の高い攻撃力と噛み合い火力に拍車をかける。
      さらに榴弾ビンの効果によりスタンと肉質無視ダメージが狙え、汎用性は高い。
    • こんなに高い攻撃力を持ちながら会心率0%。ついでに通常属性なので火力は安定している。
      因みに全盾斧で最高の攻撃力を誇るのは伝説Jレガシーだが、
      あちらは会心率が-25%なのが致命的な上、斬れ味も止まりである。
      故に最強の物理性能を誇るのはヒロイックザンナバルである。
    • 上記に加え発動でこれでもかと言わんばかりに白が40現れる。
    と、空きスロがないこと以外は非常に優秀。というか今作で物理最強の座を争える性能
  • 水属性盾斧には他に、ダレン・モーランから作成可能な豪盾斧【伊邪那美】が存在するが、
    あちらは属性ダメージを重視した性能なので競合はしないだろう。
    一方で攻撃力に優れた榴弾チャージアックスとしては、リオレウス希少種の烈日斧ヘルメスイクサがライバルとなる。
    攻撃力では劣るが、会心率によって期待値の差は僅か2.875まで迫っている。
    そして白ゲージの長さはヘルメスイクサの方が20長いことから、
    斬撃ダメージに限れば、斬れ味が長持ちするヘルメスイクサの方が有利である。
    ただし攻撃倍率が高いナバルの方が榴弾ビンのダメージで優っているため、総合ダメージはほぼ互角と言っていい。
    物理偏重型のチャージアックスというカテゴリーであれば、この二つが最終到達点である。
    属性の違いで使い分けると良いだろう。
    ただ唯一の問題は、いずれも作成難度が異常に高いということである。
  • 本武器が真価を発揮する場面は、ブラキディオスやテオ・テスカトルなどの属性より物理攻撃が有効なモンスターである。
    また、水属性が有効でないラージャンやジンオウガなども、物理攻撃に弱いことから最適解となる。*1
    また、弱点属性がばらけやすい連続狩猟でも、優れた攻撃力で活躍してくれる。

作成難易度

  • ここで特筆すべきはその作成難易度にある。
    • まずあるクエストをクリアし、竜人問屋でナバルデウスの素材を交換できるようにしないといけないのだが、
      そのクエストというのが
      • 逃げ場の無い闘技場でイビルジョー2頭同時
      • 更に防具・護石禁止
      • 追い討ちに分断スイッチ使用不可
      という「クリアできんのかコレ?」と首を傾げたくなるようなトチ狂ったクエストをクリアする必要がある。
      一応、向こうの攻撃力には下降補正がかかっているようだが…。
      けむり玉はもちろん、罠肉や爆弾、乗り状態といったあらゆる手段を惜しみなく使っていこう。
      勿論同士討ちも狙えるが、前述の通り向こうの攻撃力に下降補正がかかっているのであまり期待はできない。
  • さてそんな鬼畜クエストをヒイコラ言いながらクリアして、いざナバルクラノスを生産しようとすると、
    • 大海龍の甲皮×6・神秘の発光体×1・古龍の血×5といった素材が並ぶ。
      実はコレ、さっきまで散々悪夢を見せてくれたイビルジョーの素材と交換である。
    • つまりこれを実際に集める素材に置き換えると、
      恐暴竜の黒皮×6・恐暴竜の宝玉×1・希望の証G×1・古龍の血×5ということである。
      これに関しては、先ほどのクエストで運がよければ揃うだろう。
      どちらかといえば古龍の血×5の方がストッパーになる人もいるかもしれない。
  • やっとの思いで生産し、これでヒロイックザンナバルに強化できるぞ!と思いきやその強化素材はなんと ナメてんのかコラと言いたくなるような需要の高いレア素材のオンパレードである。
    こんなものを初見で揃えているハンターは筆頭ルーキー並の強運の持ち主か、
    レア素材を使うのに迷いまくったり、そもそも使い道すら思い付かなかったりで溜め込んでいた人、
    あるいは件のクエストに躊躇・苦戦して中々ナバル素材を解放できなかった人ぐらいであろう。
    しかし、製作することができたならその苦労に見合った力を存分に発揮してくれるだろう。
  • G級があるMH4Gでは、G級になると非常に強力な武器や極限強化【防御】の存在があるため、
    これらを持っていくと素材クエストの難易度が激減し、一人プレイでもクエストクリアも充分見えてくる
    上位段階ではこのクエストを受けるのを控え、ナバルレガリアへのG級素材クエストクリアを終えてから
    上位の素材クエストクリアを目指すのもありだろう。

MH4G

  • MH4Gでは海王器ナバルレガリアという更なるG級強化先が登場。
    期待せずにはいられないその性能は
    • 攻撃力1080水属性310
      攻撃力は最高ではないが充分以上に高い。今作では大量のチャージアックスが追加されたため
      流石に物理攻撃力第2位の座は守り抜けなかったが、それでも破壊力は健在。
    • 安定の榴弾ビン。その攻撃力に比例してビンの威力も高く、スタンも狙えるため使い勝手が非常に良い。
    • 斬れ味レベル+1で現れる紫ゲージは20。
      盾斧は斬れ味消費が多い方であるためやや心許ない数値だが、
      他の斬れ味関係スキルでカバーできる範疇だろう。
      白ゲージまで含めると十分な長さとなるものの、
      この盾斧は物理重視であるためなるべく紫を維持したいところ。
      これ以上の攻撃力を誇る盾斧は殆どがナマクラなのでまだマシとも言える。
    • 会心率は変わらず0%。これに関してもレガリアを超える攻撃力を持つ盾斧は
      会心率や斬れ味に問題を抱えているため、大きなアドバンテージである。
    相変わらずスロットは空かないが、素晴らしい攻撃力を持ちながら
    斬れ味や会心などのリミッターが存在しない、安定性と破壊力を両立させた強武器といえよう。
    ちなみにこの武器の武器倍率は300なので極限強化を施すことで320となる。
    発掘武器の最高倍率が340で会心率-10%なので会心込みの期待値では10ちょっとしかない。
    チャージアックスが属性より物理火力が優先されるとはいえ、
    ハンマーや大剣よりは手数があるのでたとえ最高倍率のものでも無属性のものでは超えることはできない。
    スロット差による火力スキルの盛りやすさの違いや、
    こちらより優秀な紫ゲージが40現れて継戦能力で差が出ることはあるが、
    しかし最高倍率の発掘武器というだけで完全に食われてしまう生産武器は山のようにある中で、
    最高倍率に+αがなければ上回れないのはこの武器が優秀な証といえる。
  • 榴弾ビンとしてのライバルは今作から追加されたアカムト武器の覇断斧クーネエンカムと、
    同じく今作から追加されたレギオス武器の叛逆盾斧ガルレギオンか。
    クーネエンカムは匠をつけても斬れ味が青止まりだが規格外の攻撃力1224を誇りビン火力では水を空けられてしまっている。
    ガルレギオンは攻撃力こそこちらより低いものの、高めの会心率と匠不要の斬れ味で斬撃火力で優位に立ってくる。
    オマケに斬れ味修復機能つきで納刀せずに紫維持が可能である。
    火力では双方の得意分野に飲まれることが多く、特化したスキル構成や立ち回りではやや分が悪いといったところ。
    また、汎用という面ではブーストorフォールという手強いライバルもいる。
    こちらより僅かに高い攻撃力に加えて、こちらと変わらない斬れ味にスロット1を備えた強敵である。
    渾沌ゴア武器お馴染みの狂撃化のギミックもあり狂竜化モンスターや極限化モンスターにも強い。
    レガリアはそうした分かりやすい強みを持つ武器と比べると見劣りするが、
    クセのない強さという点では長けており、そこで差別化することになる。
    そこまで酷くない斬れ味なのでクーネエンカムトやガルレギオンのように斬れ味に特に気を使うわけでもなく、
    会心率も0%なのでブーストのようにムラが出るわけでもなく使いやすさが光る。
    総評すると突出した点はないものの単純なバランスがハイレベルで強いタイプの武器と言える。
    どんな使い方をしても一定の戦果を挙げてくれるため、チャージアックス初心者にもオススメの武器である。
  • 非常に安定した性能のため、水弱点のモンスターでなくとも困ったらこれを担いでおけばまず間違いない。
    特に斬れ味面での心配が少ないのが大きく、クーネエンカムでは弾かれが怖かったり
    ガルレギオンでは斬れ味が間に合わない場合などは最適解となるだろう。
    G3に入ってすぐ作成可能となるので、上記2つの武器に対して活躍する場面が多い点も見逃せない。
    G3段階で作るのはかなり骨が折れるが、強力なモンスターを相手取るために作っておくというのも悪くない。
    前述の通り、そもそもの性能が一級品なのでラスボス撃破後の攻略にも心強い味方となってくれる。
  • ヒロイックザンナバルのように宝玉三種と部位破壊素材を要求してくる鬼畜仕様ではなく、
    レア素材は深淵の龍玉(=背反する双逆鱗)と古龍の大宝玉の二種類。
    大宝玉がやや鬼門だが、運が良ければ初見でも作成可能であろう。

余談

  • ヒロイックザンナバルを直訳すると「ナバルより英雄的」となる。
    「ナバルデウスを超えた英雄」といった意味合いだろうか。
    ただ、生産素材はイビルジョー素材と交換したものなのだが…。
  • レガリアとは王権などを象徴する物品のこと。王冠や宝剣などがそれである。
    日本の皇室でいうと「三種の神器」がレガリアにあたる。
  • 傑作GNTを元に開発されたとあるが、プレイヤー間でもそれに倣ったのか、
    早くもHTN(=Heroic Than Naval)の愛称をつけられて親しまれているようだ。
    ナバルレガリアの通称ももちろんKNDに倣って「KNR」。
    • HTNで検索をかけると、見る人によってはかなり不快になる内容が引っかかる。
      KBTITと同じそっち系のものなので詳細は省かせて頂くが、
      検索する際には注意すること。
  • 剣の持ち手をよく観察してみると鎧毛を編んだようなものが確認できる。
    おそらくこの武器の持ち手は、「甲皮を重ねて加工、成形し、それを鎧毛で包み込む。」
    といったような形で作られているのだろう。
    このことは変形機構には関係ないが武器のいろいろな部分を観察してみると、新しい発見があるかもしれない。
  • 斧モードで柄になったとき、剣だった部分が若干だが細くなっている。
    刀身の発光体が隠れるため、恐らくこの部分がスライドするのだろう。
  • 盾の先端は、裏面(ハンター側)からみると3分割されているのがわかるが、表面からみると全く継ぎ目が見えない。
    工房の加工技術の賜である。
  • 必要金額がナバルクラノス生産に75000z使うのに対し、
    ヒロイックザンナバルに強化する際は50000zと強化時の方が安く済む。
    珍しいが恐らく設定ミスであろう。
    もしくはそのあんまりな強化難度故に、せめて強化ゼニーだけには慈悲を与えたか。
    そんなことよりも要求素材をどうにかしてくれ
  • 4(G)で設定された上位での攻撃力720(武器倍率200)や、G級での攻撃力1080(武器倍率300)というのは、
    操虫棍のヤマタ(ペダン)の攻撃力620(武器倍率200)、攻撃力930(武器倍率300)と一致している。
    もしかしたら製作側としては各武器種における最強の武器倍率という位置付けなのかもしれない。
  • MH4Gにて発掘装備にもナバルクラノスが登場するようになった。
    生産バージョンとは説明文が異なり、以下のようになっている。

大海龍の巨角を削って作られた盾斧。
深海をたゆたう海王の風格を漂わせる武具。

関連項目

モンスター/ナバルデウス
武器/ナバル武器
武器/グレートナバルタスク - 本武器のモデル。
武器/プリンセスレガリア - 本武器と同じく「レガリア」の銘を冠する。


*1 氷属性のチャージアックスは、属性ダメージに重きを置いたスクアリーアルマードと、全体的な性能が今一つなグランドスターアクスである。