モンスター/グレンゼブル

Last-modified: 2023-11-01 (水) 19:43:16
種族
飛竜種
別名
蛮竜(ばんりゅう)
登場作品
MHF
狩猟地
高地

目次

生態・特徴

全身を覆う棘だらけの甲殻と、頭部と一体化したような角が特徴の飛竜種。
地形の高低差が激しく、天候も安定しない高地の環境条件に対し、独特の進化を遂げて適応した飛竜。
見るからに攻撃的な容姿であり、それに違わぬ荒々しい気性をした肉食性の飛竜。
ハンターズギルドから「蛮竜」とも呼ばれる辺り、その凶暴性が窺い知れる。
しかし、驚くべき事に高地に生息するエルペやブルックなどの草食種のモンスターは
グレンゼブルに対してほとんど無警戒である。
一方のグレンゼブルも、積極的にエルペ達に襲い掛かるという事は滅多に無く、
むしろ共存関係を築いている。
これはグレンゼブルが逃げる獲物は必要以上に追わず、
威嚇にも怯まない外敵にのみ襲い掛かるという独特の習性を持つためである。
そのため普段は比較的大人しく、縄張りをただ悠然と闊歩しているだけである事が多い。
ハンターや他の大型モンスターなどの外敵に対しては、本来の攻撃性を剥き出しにする。
非常に鋭く頑丈な角、刃のように薄く鋭い縁の翼、棘の生えた強靭な尻尾など、
全身が武器と言っても過言ではなく、それらを存分に活かした豪快な肉弾戦を得意とする。
尻尾は非常に頑丈な筋繊維で構成されており、よほど集中的に切り刻まれない限り
決して容易に切断されることはない。
最大の特徴と言える角を使った攻撃は多彩で、いずれも非常に強力。
この角の強度は力いっぱい地盤に叩き付けても傷一つ付かないほどであり、
突進の際には洞窟の石柱を積み木の如く簡単に突き崩すほどの威力を見せつける。
なお、刃物のような翼を大きく広げながら突進するため、
不用意に角だけを回避しようとすれば、すれ違いざまに切り裂かれてしまう。
強靭な翼は大きく羽ばたけば、武装したハンターを空高く巻き上げるほどの烈風を巻き起こす。
高所からは自らの身体を地面に激突させるかのように急降下し、
その着地の瞬間には周囲に衝撃波や振動まで発生させる。
さらに落とし穴に落ちても角や翼を振りかざして激しく暴れ、ハンターの接近を許さない。
その力任せな暴れ方を見れば「蛮竜」と呼ばれるのも頷けるだろう。
なお、遠距離の相手に対しては、高圧水流や水弾のブレスを撒き散らして対応してみせる。
グレンゼブルの狩猟において、もう一つ注意を払わなければならないのが、高地の気象状況である。
グレンゼブルの身体に生えている棘は、天候の安定しない高地での生活の影響により、
避雷針のように雷を引き寄せる特性を持っている。
このため、天候が荒れ始めるとこれに乗じて勝負を決めようと考え、
通常以上に狂暴化するという習性を持っているのである。
天候が荒れそうになると周囲を確認するような挙動を取り、雨が降り出すと天に向かって咆哮、
落雷にも全く動じず、ただひたすら外敵の排除のために暴れ続ける。
強靭な個体は尻尾を振り抜いた勢いで棘を射出し、
遠距離攻撃と同時に落雷を誘導するトラップとして活用する事もある。
なお中には、角や翼などがより大きく、より鋭く発達した特異な個体の存在も確認されている。
このような個体はその荒々しさを更に加速させており、
その角による一撃は時に地盤をひっくり返してしまうほどの衝撃を産む。

概要

  • MHFシーズン9.0より登場の飛竜種の大型モンスター。
    上記の通り、天候によって行動パターンを変えるという一風変わった生態を持つ。
    リーゼントのようにも見える角がチャームポイント。
    この角を馬鹿にしてもキレたりはしないので安心しよう。
  • 体格は飛竜種の中でも比較的大柄であり、厳つい棘だらけの甲殻など、
    見た目にもパワー型の飛竜であることを感じさせる。
    故に蛮竜の別名通り野蛮で凶悪そうな印象を受けるが、
    戦闘時以外はああ見えて意外と温厚らしく、興奮した時のみ凶暴化するようだ。
    グレンゼブルは一応肉食の飛竜なのだが、
    高地に生息する草食獣のエルペやブルックとは共存しており、
    どちらかと言うとむしろ紳士的かつ漢気に溢れたモンスターなのかもしれない。
    • アニバーサリーの公式設定資料集で肉食だと言われる以前は、
      草食種と共存していると言う設定から、草食や昆虫食、鉱石食などいろいろ議論されていた。
  • 高地は不安定な天候で知られているが、天候が荒れるとグレンゼブルは非常に凶暴になる。
    ゲームでは怒り移行時に、天候が荒れる→天候が荒れたのをグレンゼブルが確認→怒るとなっている。
    雨が降っているとグレンゼブルの一部の攻撃が強化される。
    ちなみに下位では怒らないため、天候も時間経過以外では荒れない。
  • 基本的にクエスト開始時は高地のエリア5におり、ハンターがエリアに入るまでは一切動かない
    (ベルキュロス同様、ハンターがエリアに入った時点でエリアホストが設定される)。
    ハンターがエリアに入ると空から着地して威嚇咆哮をし、戦闘開始となる訳だが、
    その時低確率で着地に失敗してこける
    その後普段どおりに威嚇の咆哮をするのが強がっているようでなんだか微笑ましい。
  • フォワード.3にアップデートした際にグレンゼブルがターゲットのクエストが追加されたが、
    クエスト名はというと「高地の迷惑蛮竜」である。
    なお高地で迷惑なモンスターの称号は後年別のモンスターが受け継ぐ(?)ことになった。
  • グレンゼブルは、HR2におけるギルド指定クエストの一体に抜擢されている。
    下位個体ということで怒り状態にはならないものの、
    頭や脚などの比較的狙いやすい部位の肉質が堅いという特性を持つため、
    そこを意識して攻撃を当てていかなければ苦戦することとなるだろう。
    また、G級個体はハンターナビストーリークエストにおける重要な局面で登場する。
    特にハンターナビでは、MHFのG級クエストが如何なるものか教えてくれる先生的なポジションでもある。

戦闘概要

  • 一応空も飛べる飛竜だが、外見からも分かるように飛行しての戦闘はメインではなく、
    パワフルな肉弾戦を多用するモンスターである。
    もちろん肉弾戦だけでなく、高圧水流や水弾のブレスによる遠距離攻撃も行う。
    動きそのものはこの骨格の飛竜の中では早いほうではない。
    簡単に言ってしまうと、動きは遅いが高い火力を持つという典型的な重火力モンスター。
  • 突進の終わり際に尻尾をなぎ払うという性質があり、このなぎ払われた尻尾にも当然判定がある。
    その為自分が狙われている場合、スレスレで回避するときは回避方向を誤ると尻尾が被弾してしまう。
    また、狙ったハンター目がけて飛びかかる攻撃もある。
    動きを見れば左側(グレンゼブルから見て右側)が安全なことが多い。
  • 麻痺、落とし穴、閃光玉に対する対策が徹底的に施されているのも特徴。
    ただしMHF-G以降のモンスターのような「有効時間の低減」ではなく、
    それぞれに対して露骨とまで言われたカウンターが存在している。
    • 麻痺は解除後に麻痺ガスを使用してハンターを逆に麻痺させてくる
      グラビモスなどと同じモーションだが、有効範囲は広い。
      因みに天候が荒れた際の落雷はハンターだけでなくモンスターにも当たり判定があり、
      更には麻痺判定まであるので勝手に雷に打たれて麻痺状態になる事がある。
      攻撃のチャンスではあるがカウンターの麻痺ガスもしっかり放たれる為、引き際を見誤らないようにしよう。
    • 落とし穴は一応効くのだが、何と翼爪を振り回して暴れてくる
      当然それに被弾してしまうとダメージは免れない。
      実装から長らく経つが、落とし穴中にそのような反撃行動を行うのはグレンゼブルと、
      同一モーションを継承したUNKNOWNのみである。
    • 閃光玉は上記2つより露骨ではないが、普通に暴れまわるため効き目は無いに等しい。
      そして、剛種は閃光玉そのものが効かない
  • 上位以降のグレンゼブルは怒り状態と共に天候が荒れる。
    この怒り状態が曲者で、何と攻撃倍率が全てのランクで2.2倍になる。
    あのリオレウスに匹敵する怒りっぷりであり、下位では怒らないことも相まって、
    実装当時は上位の攻撃で即死するハンターが続出した。
    • 一応寝かせると怒りは解除される。
      起こすと再度怒るのだが、グレンゼブルの怒り移行モーションは非常に長い。
      その為睡眠武器を絡めると、上手くいけば長時間何もさせないということもできなくはない。
      余談だが何故か下位・上位より剛種の方が寝やすい。
      HR5(旧HR100)前のハンターでは剛種武具が作れないことも相まって
      「上位個体のグレンゼブルは下手な剛種より恐ろしい」と言われることすらもあった。
      また、毒ダメージもかなり有効。
  • 弱点属性は火・雷・龍。
    …なのだが、G級以外は明確に属性が通る部位は非常に限られている。
    なのでG級以外はあまり属性は気にしなくてもよい。
  • 物理もかなり極端で、尻尾の先端と翼の先端に生えている結晶が最大の弱点となっており、
    怒り時にはなんと打撃が95、斬撃でも85通る。だがピンポイントで狙うのは容易ではない。
    それ以外の部位は、斬は腹・背中・尻尾、打は背中と尻尾、弾は背中と腹に通る。
    一応怒り時に軟化するが、弾以外は少々狙いにくい部位に弱点が集約している。
    • 穿龍棍で挑む場合、尻尾以外は全部位でリーチ短モードの方がダメージが出るようになる。
      これは上述した明確な弱点部位を有するため。
      その為穿龍棍では非常に狩りやすいモンスターの一体に数えられている。
    • 余談だが、腹下の隙間を潜りぬけることができない。
      後述の点もあり、実装から数年は片手剣と双剣で挑んではならないモンスターとされていた。
  • 部位破壊も中々曲者であり、特に尻尾切断はアクラ種を除くとMHF中1・2を争うほど切断条件が難解。
    まず、尻尾の甲殻破壊を行わないと切断ダメージが蓄積されない
    甲殻を破壊すると切断ダメージを蓄積できるようになるのだが、体力が20%を切らないと切断できない
    (切断ダメージが十分に蓄積されていれば、体力20%を切った瞬間にブーメランを投げても切れる)。
    そして最大のポイントとして、麻痺・睡眠・シビレ罠・気絶・転倒中は切断できない
    • ちなみに最後の切断を行う瞬間に上記の状態異常になっていなければいいので、
      シビレ罠や麻痺で拘束して切断ダメージを積み重ねることはできる。
      その為、(サイズによってはブーメランなどが欲しいが)片手剣や双剣でも切断は十分可能である。
      だがこの辺りの条件が細かく周知されていなかったこともあり、
      フォワード時代には片手剣や双剣での参加を禁止する募集も少なくなかった。
    • なお角破壊もかなり厄介で、ただでさえ硬いのに4回怯ませる必要がある。
  • 彼の技はそれまでの飛竜種モンスターにはないモーションが多く、
    特異個体やUNKNOWNなどに技が多く継承されている。
  • G10で下位と上位個体が大幅に弱体化しており、特に上位個体の攻撃力は下位以下となった
    (これは上述した怒り時攻撃力2.2倍補正があるためと思われる)。
    部位破壊専用素材は下位はギルド指定クエストで確定入手可能で、
    上位は角以外は基本報酬で入手できるようになっている。

代表的な技

3連頭突き
その特徴的な角を地面に何度も打ち付ける技。
一部の段階で被弾すると膝崩れ気絶になってしまう。
G級では後述するがこれが強化される。
水ブレス
グラビームのモーションで繰り出される水ブレス。
剛種ではなぎ払ってくる。また、グラビームと異なり出始めにも判定がある。
グレンゼブルはこれ以外にも、着弾すると拡散する水玉を飛ばす攻撃も行う。
ボディプレス
グレンゼブルの技としては珍しく飛行して繰り出すもので、
羽ばたいてハンターの真上まで浮上し、勢いよく着地する。
岩盤が割れたりはしないが、着地の衝撃波が距離を取ったハンターを追撃する
暴風
エスピナスやドラギュロスのように体を持ち上げ、
2回羽ばたいたあと凄まじい暴風を発生させつつバックジャンプする。
怒り時の威力は凄まじく、上位個体で多くのハンターがこれにやられることになった。
UNKNOWN第6形態(HR5・覇種)の確定行動はこれのアレンジである。
棘飛ばし
剛種・G級で使用する技。
嘶いたあと素早く回転し、周囲に自身の棘をばら撒く。
洞窟内なら何も起こらないが、屋外だとハンターが接近した瞬間、落雷が発生する。
さながら避雷針の如くである。
落雷のダメージは馬鹿にできない痛さなので注意されたし。
ちなみに時間経過でも落雷が起こる。

剛種

  • 元々は攻撃倍率と体力が更に高く(攻撃力5.0、HP20000)なっていたのだが、
    G9.1の調整で攻撃倍率4.40、HP17600に調整され、当時の上位から若干強化されるに留まる。
    現在の上位と比較すればかなり手強いので注意。
  • 怒り状態の倍率強化は言わずもがなだが、
    実装当初から防御力を高めていればそこまで苦戦はしないとされていた
    (上位のインパクトが非常に強かったが故かもしれない)。
  • 剛種防具はなく、部位破壊専用素材もシーズン10までは存在しなかった。
    フォワード.1では尻尾剥ぎ取り限定の「飛竜種の逆鱗」が実装されたモンスター2体中の1体であり、
    多くのハンターにいろんな意味で衝撃を与えることになった。
    ちなみに、もう1体はドラギュロス
    あちらと比較すると睡眠を絡めれば楽に狩猟できるという利点があり、
    そのためフォワード.4ぐらいまでは睡眠ガンと大剣を利用した睡眠ハメが流行っていた。
    • なお、G9.1で飛竜種の逆鱗の入手難度が大きく緩和され、
      グレンゼブル本体の剥ぎ取りやクエスト基本報酬で出るようになっている。

特異個体

  • 見た目の変化
    • 角が槍のように鋭利、かつ巨大化している
    • 翼が一回り大きくなり、翼爪が肥大化している
    • 脚が赤みを帯び、太く発達している
    • 脚の爪が黒ずみ、一回り大きくなっている
    • 腹皮の下に橙色のラインが入っている
    • 顎下の棘が伸びている
  • フォワード.4、8月1日より下位の戦慄クエストで先行配信された。
  • まず、酷評を受けていた各種攻撃の当たり判定が大幅に見直され、特に尻尾回転などが回避しやすくなった。
    無論、回避できるかは個人の問題であるが、
    少なくとも判定時間が短縮し、回転とは逆方向への「しなる当たり判定」はオミットされているため、
    明確に以前よりも改善されている。
  • 新技として、角と尻尾を振り回しながら前進し、地面を穿つ攻撃や、
    角を振り上げてから力を溜め、勢いよく振り下ろして周囲広範囲を一気に吹き飛ばす攻撃を得た。
    後者は後ろ側にいれば当たらないが、正面や腹下に立っていると巻き込まれる。
    特に剛種では問答無用に即死するほどの破壊力であるため、予備動作を見てしっかりと回避したい。
  • また、剛種はしばらく戦っていると、たまに怒り中にキョロキョロしてから大きく足踏みをし、
    全身から水蒸気(湯気?)を噴出、さらに上の怒り状態へと移行する。
    この状態では攻撃に水属性が付加、噴出する水の影響で攻撃範囲が広くなるほか(特に尻尾先端付近)、
    攻撃力が大きく上昇し、俊敏性も増してターボ状態となる。
    しかし、移行にかかる動作の時間が長く、その間に怯ませれば移行を防ぐことができるため、
    この動作中はハンターからすれば単なるサンドバッグ状態となっている。
    しかも、猛攻をしのげば解除時に行動を確定でキャンセルして翼を羽ばたく動作をする。
    これももちろん隙だらけである。
    元々隙の大きいモンスターだったが、これによって更に隙が大きくなった。
  • なお、ハードコア補正によるステータス強化は殆ど発生しない。
    剛種に至っては怒り時の攻撃力が少し減るぐらいである。

G級

  • 2013/9/18よりG★7(GR7)モンスターとして解禁。
  • G級行動として、角突き→振り上げ時に落とし穴を作成し、
    最後の振り上げ時に地面を抉ってグレンゼブルの周囲に岩を落とす行動が追加。
    破片に判定は無く離れれば当たらないが、正面で立ち回っている時は落とし穴の存在もあり危険。
  • ステータスは剛種よりは当然強化されており、特に体力は24000と、
    現在の剛種と比べ非常に高くなっている。
    一方、肉質は原種とほぼ同様になり、属性は雷属性が明確に通る部位が出てくるようになった。
    特に脚に雷20(スキル「属性特効」が機能するライン)通るため、どの武器種でも戦いやすくなった。
  • なお尻尾剥ぎ取り限定素材が存在する。
    ただし入手確率が80%と高く、要求数も1武具につき1~2個程度。
  • ちなみにG級システムの影響で角が更に破壊しづらくなっている。
    なんと7000ダメージ(ノーマルモード・HCモード両方)を与えないと破壊出来ないのである。
    角破壊限定の素材はないが、後述の理由から実装当初角破壊を狙いたいハンターが多く、
    各地で悲鳴が上がっていた。
    現在では穿龍棍のリーチ短モードで頭を殴ると簡単に壊せるのだが、
    必要ダメージ自体は変わっていないため、「削りすぎ」に注意。
  • 上述したが現在ではハンターナビやストーリークエストの大きな局面で登場するモンスターでもある。
    ハンターナビはともかくストーリークエストではG級特異個体限定のクエストがある。

MHO

  • 中国版モンハンであるMHOにも2017年秋頃実装された。
    MHOには本来の生息地である高地が登場しないため、代わりに森丘に登場する
    狩猟地が変わった故か避雷針のような棘飛ばしは行わなくなった。
    • 曲の版権の問題からか、アビオルグ同様実装当初は戦闘BGMが流れない仕様となっている。
      同じく森丘に姿を見せるベルキュロスは戦闘曲が用意されているのだが……。
  • MHOでの登場に際してMHFから幾つか行動が変化している。
    また、怒り時は行動に付随して大量の水飛沫が飛び散るという性質になっている。
    • 突進は既存の尻尾を振り払う技だけでなく、他の飛竜のように倒れ込むものも行う
    • 飛びかかり頭突きは、後ろに後退する予備動作が無いその場で跳躍するものを多用する
    • 力強く羽ばたいて空中へ飛び退く技は、同時にブレスを複数発吐く性質に変化
    • 水球ブレス着弾時の分散が無くなり弱体化、ボディプレスは低空で行うようになった
    • 後方噛み付き→反転尻尾薙ぎ払いが、向きが変わらず側面と後方を攻撃する技に変質した

武具

  • 古株の剛種モンスターであるため、
    武器は下位~上位、剛種、G級武器の3カテゴリから構成されている。
    G級以外はいずれも「怒髪○○」というネーミングであり、
    怒ると苛烈なグレンゼブルをよく表している、と言える。
    ただし剛種武器~始種武器までをよく見ると、豪胆なグレンゼブルのイメージにそぐわない、
    繊細な銘が付けられていることが多い。
    穿龍棍は実装されていないが、G級武器にスラッシュアックスFが存在する。
  • 防具は下位~HS防具、G級防具の2カテゴリ。
    残念ながら下位~HSまでは古い防具ということで実用性は乏しいが、
    実装当初から微妙な性能の割にレア素材のオンパレードということで、
    一発生産クエストなどでレア素材が容易に入手できるようになるまで
    「最強のロビー装備」とも言われたことがある。
  • G級防具は「グレンGシリーズ」の名を冠する。
    剛撃、達人、怒スキルをバランスよく備えた防具であり、
    特にその精錬珠はG★7解禁後から瞬く間もなく、ユーザー達から大人気となった。
    ハンターナビで入手できるグレン剣珠GFの素材元、と書くと今となっては知らないG級ハンターは居ないだろう。
    或いは、そのナビのお題として一番最初に精錬を行うG級防具かもしれない。
    • 防具としては上記3スキルに加え「三界の護り」まで持つ、
      剣士胴部位がMHF-GG頃まではそこそこ用いられていた。
      この部位はMHF-G3以降は装飾品としても人気であり、上記3スキルに加え三界の護りまで付いてくる、
      現在でも使おうと思えば十分現役な装飾品である。
  • 武器も防具もそうだが「一昔前の暴走族チック」な装備となっている。

評価

  • グレンゼブルはデュラガウアアビオルグ同様、
    MHFの環境の変化に呑まれて本体の評価が正確に行われない時代が続いたモンスターであると言える。
  • 実装されたシーズン9.0はモンスターの「ハメ対策」が前面に押し出されたアップデートで、
    怯みハメ対策のために予告なしで変更された変種肉質や、
    ベルキュロスやパリアプリアの落とし穴対策の方が目立ち、それらに対する怒りの声が非常に多かった。
    そしてグレンゼブルもハメ対策が非常に多く、
    当時のMHFはハメで倒せるモンスターの方が評価されやすい風潮があり、実装当初の人気は極めて低かった。
    • さらに公式サイトで「グレンゼルブ」と名前を間違えられるという珍事も発生し、
      当時流行っていたインなんとかをなぞらえて
      グなんとかさん」というあだ名で呼ばれるようになった。
  • 剛種は更にハメ対策が強化されてはいたが、一応当時の技術でハメ自体は全く不可能ではなく、
    当時は拡散祭りによる狩猟も多く行われていた*1
    剛種武器は比較的優秀なものが多く、多少評価は取り戻したものの、
    それでも「行きたくないけど行かざるを得ない」という程度のものであった。
  • フォワード.1では上述した飛竜種の逆鱗が実装され、
    「無理矢理狩猟する意味を作った」と言われ盛大に批判されることになる。
    ただし上述した睡眠ガンと大剣によるハメが開発されてからは多少は沈静化している。
  • 本体の戦闘面の評価はこの頃に行われているのだが、
    元の印象が最悪に近いこともありその評は極めて悪いものがあった。
    特にフレーム回避による対処がほぼ余儀なくされる高火力の技の数々*2や、
    尻尾回転のしなりなどが不評であった。
  • 潮目が変わったのはフォワード.4の特異個体実装からである。
    上述したように戦闘面で戦いやすくなったことで、
    ハメに頼らず普通に戦った方が早いといわれるようになる。
    この頃からハンターの火力インフレが進行したこともあり、特異個体の評価はかなり良いものとなった。
    フォワード.5では剛種が「ギルド優先依頼」の対象となり、当時のMHFの主流からこれまた大人気となった。
    また、この頃になるとグレンゼブルのハメ対策については問題にされなくなった。
  • MHF-G2でG級グレンゼブルが登場したが、こちらの評判も上々であった。
    尻尾回転がほぼオミットに近いレベルで使用しないため立ち回りやすくなっている他、
    MHF-G1~G2にかけて「ハメが可能なモンスターはつまらない」という風潮が出てくるようになったため、
    元からハメ対策が万全なグレンゼブルは更に評価を高めることになったのである。
    極めつけは武具面で、特にグレン剣珠GFは後にハンターナビの報酬に採用されるほどの人気となる。
    ディス射珠GX5が有名になってからはやや陰りが出たが、
    それでも高い人気を誇っていたのは間違いない。
  • MHF-GGぐらいまでは、MHFにおけるモンスターの良し悪しは多くの場合、
    モンスター本体ではなく環境で変わってしまう、という事象が発生していた。
    グレンゼブルはそれを象徴する存在として知られている。
    G級ではG5以降人気に陰りが出たが、G7以降剛撃スキルが再評価された事に伴い再び注目されるようになった。
  • MHF-GGではハンターナビでG級の(ある意味)先生役に選ばれるなど、
    その躍進からかつての不遇だったころの面影は見られない。
    戦闘面についても、MHFプレイヤー側の意識が変わってきたこともあり、
    個体を問わず(尻尾回転攻撃が多めな上位通常個体以外)昔ほど悲惨な評価はされなくなってきている。
    ただしグなんとかさんに象徴される、その不遇ネタは現在でも語り継がれているが…
  • 2017年末の運営レポート動画版にて、2018年のアップデートにて部位破壊の仕様がリファインされ、
    部位破壊条件にモンスターの残体力が設定されているものについて、それが撤廃される事が発表された。
    2017年春に登場したG級シャガルマガラの角破壊で特に要望が多かった事がきっかけとなったようだが、
    同発表のスライドではシャガルマガラに並んでグレンゼブルの姿があった
    MHFにて、部位破壊が極めて面倒なモンスターとして認知されている事がうかがえる一幕である。

素材

蛮竜の鱗
グレンゼブルの身体を覆う群青色の鱗。水に浸ける事で光沢が増す性質がある。
他の飛竜の鱗とは違い、重なり合って甲殻を形成する事は無い。
強力な個体の一部の鱗は特性が異なり、透けるような青色をしている。この鱗は「蛮竜の上鱗」と呼ばれる。
そして最近発見された強力な個体の鱗は「絶鱗」と呼び、
その強さから、見る者を圧倒させる覇気を纏っていると言う。
蛮竜の絶殻
最近発見された強力な個体から得られる甲殻。
見る者を圧倒させる覇気を纏っていると言う。
なお、グレンゼブルの甲殻が素材として扱われるのはこれが初めてである。
蛮竜の腹皮
グレンゼブルの腹部を覆う弾力性に優れた皮。
上空から地面が揺れるほどの勢いで落下しても、この皮がクッションとなり衝撃を吸収する。
しかしその特性上、斬撃に弱いという弱点がある。
伸縮性も備えた上質なものは「蛮竜の上皮」と呼ばれる。
使い勝手が良く加工も簡単なので、職人達からの人気は高い素材である。
蛮竜の爪
グレンゼブルの身体を支える朱色の爪。主に後ろ足の爪を指すらしい。
密度が非常に高く、見た目以上に重い。
より鋭さを増したものは「蛮竜の尖爪」と呼ばれる。数多の獲物を引き裂いた尖爪は鈍色に光るという。
バッシの異様に堅くなっていしまった毛を切るための、ハサミの材料になった。
蛮竜の翼
グレンゼブルの強靭な翼。
ナルガクルガと同じように縁が刃物のように薄く鋭く、不用意に突進を避けた相手をそのまま切り裂く凶器。
さらに異常なまでの筋力を有し、その羽ばたきで巻き起こる突風は竜巻のようにハンターを巻き上げる。
研ぎ澄まされた縁に刃紋を持ち、刃こぼれしにくいものは「蛮竜の上翼」と呼ばれる。
蛮竜の尾
グレンゼブルの尻尾。先端部にはぼんやりと発光する突起が数本付いている。
非常にデリケートで、無理に剥ぎ取ろうとするとひび割れてしまい、素材として扱えなくなってしまう。
切断も非常に困難で、グレンゼブルを瀕死の状態にまで弱らせなければ切断できない。
特にしなやかで、さらに発光する突起が多く残った状態のものは「蛮竜の靭尾」と呼ばれる。
そして、最近発見された強力な個体の尻尾は「練尾」と呼び、
鍛え上げられ、良くしなる尻尾から繰り出される一撃は非常に強力。
蛮竜の角
頭部と一体化している水色の角。
グレンゼブルの象徴とも言える素材で、壊れる事を知らない圧倒的な硬度を誇る。
この角を活かした突進攻撃は石柱をも簡単に突き崩し、全力で叩きつければ地盤をも揺るがす。
その硬度と鋭さのために素材として扱うには相当な技術が必要。
より硬度と鋭さを増したものはグレンゼブルの魂が宿ると言われており「蛮竜の尖角」と呼ばれている。
また、特異なグレンゼブルから得られ、硬度が通常のものと比べて桁違いに高い角を「蛮竜の荒角」、
通常のものより長く、猛々しい角を「蛮竜の猛角」、
生半可な職人では傷一つ付けられないほど頑強な極上の角を「蛮竜の暴角」と呼ぶ。
そして、最近発見された強力な個体の角はグレンゼブルの怒りの影響を受けており、「怒角」と呼ぶ。
この角は逆鱗のような状態になっており、生半可な攻撃ではグレンゼブルをさらに怒らせてしまう。
蛮竜の棘
グレンゼブルの翼や尻尾に生える朱い棘。材質は爪と同じだが、こちらは針のような鋭さを持つ。
ただでさえ強力な翼や尻尾による攻撃の威力をさらに高める危険な部位である。
大人の腕ほどの太さにまで発達したものは「蛮竜の上棘」と呼ばれる。
そして、最近発見された強力な個体は尻尾に鋭利な棘が生えており、その棘を「絶棘」と呼ぶ。
その棘は尻尾を守ると同時に攻撃にも転用され、非常にデリケートであるため、
素材としての価値を保ったまま入手することは困難を極める。
蛮竜の豪棘
尻尾や翼の先端に生えている結晶のような棘。
通常の棘と違い、避雷針の性質を持つ。
これを直接飛ばして攻撃攻撃に転用するだけでなく、
設置して一定時間が経過、あるいは外敵が近づくと雷を呼び寄せ、落とすというトラップとしても用いる。
剛種、G級に認定された強力な個体がこの棘を持ち、攻撃に使用するが、
素材として扱えるのは後者の特異個体からのみである。
また、入手することができても、その性質上雨天候時の持ち歩きは危険であるとギルドは警告している。
乾かない皮
常に濡れている軟らかい皮。峡谷の崖の上に放置しても乾くことがないらしい。
特定のアップデート記念クエストの報酬のみで入手可能であり、グレンバレッタの製作に必要。

関連項目

フィールド/高地
武器/グレン武器
防具/グレンシリーズ
BGM/高地戦闘BGM
イベント・メディア展開/MHFガールズ・フロンティア -原種が第2シーズン3回に登場
モンスター/ブラキディオス -後に共演を果たすリーゼント仲間。
モンスター/アンジャナフ - の別名を持つ獣竜種


*1 肉質上やるメリットは薄いが、超速射では拘束しきれず、肉質自体もそこまで深く検証するまでもないとされてしまった
*2 逆に言えばフレーム回避可能な攻撃が多いということだが、当時はそれ自体が好評とは言いがたかった