我、嘗ての蛇遣の名を墓碑に銘ずる者。
我が蛇身は天魔を放ち、無窮の力を得ん。
(蛇遣といふ名の白骸)傲慢なる星宿の主に邪神の刺客を。
魔障を以って主を討たん。
蛇遣といふ名の白骸、最終型。
(白骸の邪操棍)
我、嘗ての蛇遣の名を天上に銘ずる者。
我が蛇身は星の仔を遣い、天の祝意を伝える。
(極星棍ズィムバル)傲慢なる冥界の主に天道の尖兵を。
破邪の棍星が大悪を討つ。
極星棍ズィムバル最終型。
(傲慢ナル棍星ズィムバ)
目次
概要
- MHXのラスボスである骸龍オストガロアから作られる操虫棍。
下位から生産し、オストガロアが纏う骨を使った蛇遣といふ名の白骸と、
途中で派生しオストガロア本体の素材を用いる極星棍ズィムバルのふたつがある。
なお、猟虫は共通して打撃タイプの「マルドローン」が付属する。
蛇遣といふ名の白骸
MHX
- 下位から生産できるオストガロアの操虫棍で、オストガロアの触腕のような見た目が特徴的である。
- ラスボスの武器だからと期待して加工屋に向かうと…
- 下位だというのに攻撃力160
- 当然といえる会心率-25%
- 一応ある龍属性12
- 斬れ味は黄色40。匠でも黄色が伸びるだけ。
- スロットはひとつある
斬れ味が悪くても鈍器をつければいいと思うかもしれないが、
残念ながら斬り方補正があるため、運用はかなり厳しい。
では、最終強化した白骸の邪操棍はどうなのかというと- 攻撃力は大きく上がり、260
あの崩天杖キキリオンカムと並びトップタイである。 - 龍属性も18までアップ
- 斬れ味は少しばかり改善された緑30、匠+2で青30
- 会心率、スロットは据え置き
まったく使えないということはなくなった。
しかし、斬れ味は改善されたとはいえ操虫棍の手数では、すぐに黄色まで落ちてしまう。
そしてなんといってもかの銃剣【青大将】という鈍器運用にとても適性のある武器が存在する。
ただし、こちらは会心率*1と斬れ味をカバーすることで圧倒的な瞬間火力を得るため、
そのロマンに賭けるのも面白い。
- また、この武器は虫笛部分のみならず発光部分全体が猟虫に合わせた色に変更される。
ガロア武器に共通する点滅ギミックにも変化幅がやや控えめになっているものの対応しており、
この武器のみ捕食形態の如く発光部を赤く点滅させることが可能。- 逆に言えば初期状態のクルドローンでは緑色に点滅するため、
生産画面で他のガロア武器と点滅部分の色が違うことでこのギミックに気付いた人もいるかもしれない。
- 逆に言えば初期状態のクルドローンでは緑色に点滅するため、
MHXX
- G級オストガロア追加に伴い白骸邪操棍ラスアルハが追加された。
- 属性武器どころか無属性武器としてもトップクラスの攻撃力370
- 会心率-25%
- 龍属性23とそこそこ実用的に
- スロットは変わらず1
なんと匠+2で白ゲージが40も出るようになり実用性が一気に増した。
今作では紫ゲージが弱体化しているため白ゲージというのは痛手ではなく、
龍属性の操虫棍としてはトップクラスの物理火力を持つ。- そんな優等生でも問題点は抱えている物で、やはり他のガロア武器と同様に
G級オストガロア自身もまた屈指の強敵として進化してしまった事だろう。
もっとも、それは後述のズィムガロアも同列に抱えている問題である。 - ライバルは強豪の黒龍棍。
あちらは龍属性が40もあるのに紫ゲージの恩恵で物理期待値までこちらより上という大業物。
一見勝ち目が無いが、紫30白20と継戦能力に難が有りスロットも0とスキル負担が重いという弱点がある。
スキル負担の軽さや見切りの効果の高さで差別化していきたい。 - 攻撃力が高く匠で白ゲが出るという共通点を持つ舞羽ン舞王の大跳躍はかなりの強敵。
匠+2での白ゲージは20しか出ないが、攻撃力380と会心率+5%を併せ持つのは
こちらが370と-25%であることを考えたら怪物としか言いようがない。
それに向こうは狩技ボーナスもあるので臨戦での白維持も意外とやりやすいのである。
しかし属性は違うのでそこで差別化できる可能性はあるか。
キキリカムノミの泣き声が聞こえる…
極星棍ズィムバル
MHX
- 蛇遣といふ名の白骸LV3から、オストガロアの本体の素材を使い派生させる。
派生させると、オストガロア本体のカラーを反映したデザインになる。 - この武器の最終強化である傲慢ナル棍星ズィムバの性能は…
- 攻撃力は190で、ほかの最終強化と比べると少し見劣りする。
- 会心率は0%とやはり火力が心もとない
- 龍属性はないに等しい8
- 素で斬れ味がマックスで白10と目を見張るほど異常に長い青
- うれしいスロット2
これだけ長ければ通常のプレイングではまず緑には落ちない。
継戦能力は極めて高いが、火力不足である感が否めない。
- このすばらしい継戦能力が活きるのはやはりソロプレイ時であろう。
パーティープレイでは、継戦能力が際立つ前に狩猟完了してしまうことがあり、
砥ぐ機会もそれなりにあるので、火力が高い武器が推奨される。
しかし、ソロプレイでは砥ぐチャンスが少なく、
ダメージは全て自分で与えなければならないので、斬れ味の消耗も早い。
そしてこの武器は前述の通りたとえソロプレイであっても
斬れ味が緑になることはほぼないので、快適な狩猟が可能となる。
- 発光部分の色が猟虫に合わせて変更されるギミックは白骸武器の頃から引き継いでおり、
こちらでも発光色を好きな色に変更することが可能。
ただし、どういう訳か発光部分の点滅ギミックが白骸武器以上に控えめになっており、
見る角度によっては殆ど色が変わらない事もあるレベルで変化が少ないのが残念な所。
MHXX
- 白骸同様にこちらもG級武器として極星傲棍ズィムガロアが追加された。
そしてG級に上がったということであのビックリする程ながーい青ゲージは白ゲージへと変貌……していない。
具体的な性能は以下のようになっている。- かなり高くなった攻撃力320
- 操虫棍の手数を考慮しても尚低い龍属性13
- 素で斬れ味が延長不可の紫10と白60、そしてお馴染みのビックリする程ながーい青
- 変わらなかったスロット2
「素で実用的な斬れ味を持つ龍属性棍」としてはこれの他に神滅龍棍アル・イニア、赫醒棍レヴィアナがある。
しかし彼らは属性偏重の性能となっており、こちらが短い紫や白ゲージを維持できるスキルを盛り込めば差別化は容易である。
- むしろ警戒すべきは同条件で十分な火力を出せる無属性武器だろう。
具体例としては攻撃力+10と防御ボーナス、スロットも1多く倍の紫20で延長可能の真名メトイエル、
長大な白ゲージを持ち継戦能力にも長ける鎧裂棍ドナギハライなどが挙げられる。
それらの武器も匠で紫ゲージを出した旦明に食われ気味なのが厳しい。
- 性能も他の極星武器よりよいスペックを得たはずが強力なライバルの登場や差別化点の龍属性の低さもあり
なんとも中途半端な感じとなってしまった気が否めない。
余談
- オストガロア武器の名には星座、特に黄道十二宮の名を冠するものが多いが、
この操虫棍が冠する「蛇遣い座」は、この十二宮の中には含まれていない。
ただし位置的には黄道*2の上にあるため、この星座が選ばれたのだろう。 - ちなみに、一部では蛇遣い座を含めて黄道十三宮とする説もあるが、黄道十二宮の方が広く使われている。
- それ故に、黄道十二宮をテーマとした作品に『イレギュラー要素』や『失伝した最後の一つ』などの
ポジションで扱われる事も多い。
また、「13」は西洋で不吉な数字とされているため、
13番目の蛇遣い座を純粋にラスボス格として採用する事もあったりする。
- それ故に、黄道十二宮をテーマとした作品に『イレギュラー要素』や『失伝した最後の一つ』などの
- ちなみに操虫棍が初登場し、更には看板武器として扱われたMH4のラスボスも蛇である。
「蛇遣い座」を当てたのは偶然ではなく、もしや狙って…? - こんな名前だが蛇竜種のモンスターとはあまり関係しない。
蛇の防具を着てこの武器を担いでみるのも一興か。 - 蛇遣い座の元になったギリシア神話として、医者アスクレピオスが登場する。
非常に優れた医術の持ち主であり、その技は死者をも甦らせる程であったが、
この行いにより冥府の王ハーデスの強い抗議を受けてしまい、
聞き入れたゼウスの雷に撃たれ死亡した。その後、医学の功績を讃えられへびつかい座となった。
関連項目
モンスター/オストガロア
武器/ガロア武器
武器/ウルス=ダオラ - こちらは見た目がイカな操虫棍。