MHXのラスボスである骸龍オストガロアの素材から生産される武器の総称。
同じモンスターの装備であるにも関わらず、見た目や性能が全く異なる2タイプの武器が存在するのが特徴。
目次
概要 
- オストガロアの武器は防具の骸装甲・屍装甲シリーズとアスリスタシリーズに同じく、以下の二種類が存在する。
- 身に纏った骸素材を用いた「~の白骸(はくがい)」
討伐後の本体素材を用いて強化した「極星~」
最終強化の銘は後述。
前者を「白骸シリーズ」、後者を「極星シリーズ」と呼ぶ。 - 身に纏った骸素材を用いた「~の白骸(はくがい)」
- 下位で撃退した時点で白骸シリーズが生産可能になる。
上位で本体素材を手に入れて作る事ができる極星シリーズは、
ライトボウガン以外は一発生産ができないため白骸シリーズからの派生で作る事になる。
- 白骸シリーズの外見は、オストガロアの触腕をモチーフとしたような不気味なデザイン。
骨武器とは異なり、明滅するコアを中心に骨の鋭い切断面が随所に露出している。
骨を無理矢理繋げて冠する星座の形にしたような見た目をしており非常に不気味だが、
後述の極星シリーズでは大幅な変化を遂げる。
また説明文には「墓」を思わせる文章が多用されている。
- 極星シリーズではなんと白骸シリーズの特徴であった骨の面影が消え去り、
青い素材で構成された滑らかかつシャープな姿へ変化する。
一部の武器はコアがなくなり、青い本体に灰色のアクセント、そして赤いラインが光る等
オストガロア本体を彷彿とさせる。
その姿はまさに宙に瞬く星の様であり、ある種の美しさを醸し出している。
また説明文には「星」を思わせる文章が多用されている。
性能 
白骸シリーズ 
- 初登場のMHXでは以下の点が全ての近接武器種において共通している。
- 攻撃力は260(狩猟笛のみ250)で固定。これは最終強化の武器種でも非常に高い。
今作で最終強化系となった「風化した」武器に次ぐ2位に付けられる攻撃力であり、
それが存在しない操虫棍ではウカム棒と並びトップである。 - 12~20と並の数値の龍属性を持つ。
- 空きスロットは1。
- 会心率は-20%~-30%とかなり悪い。
- 斬れ味は短い緑ゲージ止まりであり、斬れ味+2を用いてやっと青が現れる程度。
今作にはたった一部位で見切り+2を発動可能な隼刃の羽飾りが存在しており、
マイナス会心のカバーも比較的簡単。
「風化した」武器には攻撃力で一歩負けるが、あちらは会心率-70%前後とカバー不可能な値であり、
こちらの方が実際の攻撃力は高い。 - 攻撃力は260(狩猟笛のみ250)で固定。これは最終強化の武器種でも非常に高い。
- ライバルは高い攻撃力と高い会心率を両立させているアカムト武器。
攻撃力の数値上はこちらのほうが僅かに高いが、あちらの会心率の為に実質攻撃力はこちらのほうが低い。
あちらほど斬れ味が酷くなく、また匠で青が出現すること、
龍属性を持っていること、空きスロットがあることなどで差別化を図りたい。
チャージアックスは強属性ビンでありながら低い属性値であり厳しい立ち位置である。
もし榴弾ビンであったなら最強の一角も夢では無かっただろう*1。- ウカムル武器とは高攻撃力・低会心・なまくらとかなり似た性能。
明確な違いと言えるのはスロットと斬れ味、属性ぐらいだろう。
ウカムル武器と比べてガロア武器はスロットが一つ空いているが緑ゲージの長さが劣っている場合が多い。
属性はどちらも高いとは言えないが、弱点を突くと突かないとでは大違いである。
どちらも一長一短なので、違いを生かして使い分けよう。
- ウカムル武器とは高攻撃力・低会心・なまくらとかなり似た性能。
- 遠距離武器はライトボウガンを除いていずれも汎用性が高い。
ヘビィには何故か会心率にマイナスが付かず、
その代わりに攻撃力も(他のガロア武器に比べて)少々控えめとなっている。
弓は会心率にマイナスが付く上に最初から溜め4が解放されているため、かの神属性弓と同じ呪い悩みを持つ。
ライトは基礎スペックこそ上々だが、肝心の速射が産廃だらけで使い様が無い。
- 白骸シリーズの魅力としては、
スキルで武器の足りない性能を補助すれば強力な性能を余す所なく活かせるという点。
触腕に纏った骸の性質を活かして戦うオストガロアらしい武器と言える。
- 続投2作目となるMHXXでは順当に強化された形でG級強化を獲得。
斬れ味レベル+2で実用圏内の白ゲージが出るようになり、
紫ゲージの弱体化も相まって龍属性武器ではトップクラスの物理火力を手に入れた。
さらに匠を発動させやすいグリードXR装備や斬れ味の長さと会心率をケアできるギザミ装備、
マイナス会心を逆に利用する痛恨会心の登場もあり、実用性は前作以上となっており、
特に攻撃力を生かしやすい大剣などは最強候補に名乗りを挙げるほどである。- 一方でスラッシュアックスとチャージアックスに至っては
相変わらず高い攻撃力が全く活かせない強属性ビンになっており、
G級になっても白骸武器の中でも実用性はダントツで低い。
- 一方でスラッシュアックスとチャージアックスに至っては
極星シリーズ 
- 初登場のMHXでは以下の点が全ての近接武器種において共通している。
- 攻撃力は190。最終強化の武器としては少々低め。
- 龍属性を持っているが、8~13とこれまたかなり低い龍属性値。
素材元のあの凄まじい龍属性エネルギーは何だったのか。
死に際に全て絞り出して残り滓にでもなってしまったのだろうか - 空きスロットは2つ。
- 最大の特徴が匠で延長不能な最大値の斬れ味ゲージであり、その刀身の色に違わず
凄まじい長さの青ゲージと申し訳程度の微々たる白ゲージを持つ。
白骸シリーズと異なり、数値面では他の最終強化武器に対してかなりの差を付けられてしまっているため、
こちらは業物や匠スキルなしに最大火力を維持できる長大な青ゲージを持っている点を活かしたい。
この青ゲージは、ガンランスのフルバーストや竜撃砲を連発していてもまず緑まで落ちることがないほど長い。
それもそのはず、なんとその長さは脅威の250。斬れ味レベル+2の5枠ぶんである。
逆に白ゲージはたったの10と、維持したいならば剛刃研磨が必須となるほど短い。
この点を意識してスキル構成を考えよう。- 特にチャージアックスは復帰したナルガクルガとアルバトリオン
双方の武器が追加されなかったという事情から、
実戦的な性能で斬れ味ケアが一切不要な武器は事実上これのみとなるため、独自の地位に位置している。
- では、斬れ味のない遠距離武器はどうなのかというと、弓は溜め3とは異なる種類の溜め4デフォ解放という
使い手に的確な使い分けを要求する、やはり癖の強い性能。- 一方のボウガンはどちらもリロード速度・反動・ブレいずれも非常に優秀な基礎スペックを有しており、
攻撃力もボウガンの水準に合わせてやや高めに設定されている。
特にライトは極星武器の中では珍しく龍属性攻撃に秀でたピーキーな特徴を持っており、
両レベル滅龍弾(LV2は速射の2連発)による圧倒的アドバンテージを活かしつつ
榴散弾速射、全LV貫通弾の回し撃ち、麻痺弾や徹甲榴弾のスタン戦術と癖の無い攻め手が展開可能で
素のスペックの高さも相まって、今作屈指の銘銃の一つとして非常に評価が高い。 - 他方、へビィはスロットが3つ開いていたりと癖のない高水準な性能に纏まっている。
欠点がないわけではなくそれなりのスキルによる補助は必要なものの、
ガロア武器の中でも取り回しやすい部類ではあるだろう。
- 一方のボウガンはどちらもリロード速度・反動・ブレいずれも非常に優秀な基礎スペックを有しており、
- 極星シリーズの魅力は武器自体の基本性能を活かして火力は防具のスキル等で補うという、
白骸シリーズとは真逆の路線の武器である点。
こちらもこちらで装備の性能を最大限に活かすオストガロアらしい武器と言える。
さしずめ「扱いは難しいが破壊力抜群な白骸」と「非力ながらそれを器用に使いこなす本体」
という関係であろう。
白骸武器とアスリスタ装備はあまり相性が良くないが
- 続投2作目となるMHXXでは順当に強化された形でG級強化を果たすが、
剣士武器は新たに登場したバルク武器の性能が比較対象として大問題になる。
攻撃力はほぼ変わらず、属性値では大きく水を開けられ、
特徴だった斬れ味ゲージも相変わらずとてつもない長さの青と、
それなりの白に極短の紫という扱いづらいものになっており、
バルク武器のもつ驚異の白250に勝つのは厳しいだろう。
剛刃研磨で維持しても大した火力にならないことも向かい風で、
おまけにバルク武器も同じくスロットが2つ空いているときているため、
最早極星武器の出る幕は存在しないと言っても過言ではないほど追い詰められてしまった。
これに加えて作成難易度が高いものの順当に強化されたアルバ武器にもほとんど勝ち目がない性能差があり、
属性値がほぼ無いが故に鎧裂武器などとも競合する為、剣士武器は厳しすぎる立場に置かれている。
やはり骸を被らなければ本来の性能は発揮できないのだろうか- ガンランスは独自の差別化要素である砲撃面により差別化に成功しており、
狩猟笛もとりあえず担げば活躍出来る優秀な旋律が喜ばれ、確固たる地位を築けている。 - 一方ガンナーは、そもそも扱える弾の種類や反動、矢・ビンの性能が異なるので
こういった事態にはなっていない。
- ガンランスは独自の差別化要素である砲撃面により差別化に成功しており、
武器一覧・余談 
- MH3Gのグラン・ミラオス以降、ラスボスの武器はネーミングが強烈なネタ武器となっているのが特徴であるが、
オストガロアの武具ももれなく該当している。
- まず白骸シリーズは、『奈落の妖星』という呼び名故か各武器種が何らかの星座を冠しており、
それに即したデザインが何処かに現れている。
冠している星座名は初期段階である「○○といふ名の白骸」の「○○」の部分に、
黄道十二宮表記での漢字二文字が入る。
なお操虫棍及びチャージアックス、そしてオトモ装備は十二宮外の星座から取られている。- この内、へびつかい座は黄道(太陽の通り道)に星座の領域が一部含まれていることから
十二宮に加えた十三番目の星座として位置付けられる事がある為の選択であろう。
またくじら座も黄道近傍に存在し、へびつかい座を追加した上でその反対側に位置する
星座として取り入れた十四星座という考え方があり、そこから採用されたと考えられる。 - ちなみにネコといふ名の星座……もとい、猫座に類する星座は現在は存在しない。
諸派俗説に於いて「かつて、猫座と呼ばれる星座が存在した?」とされる研究が為され、
現在でも(MH界では無く、現実世界の方で)その真相を巡って議論が絶えないとか。
- この内、へびつかい座は黄道(太陽の通り道)に星座の領域が一部含まれていることから
白骸シリーズ 
- 以下武器名とその由来の紹介。
武器種 名前(生産時) 名前(最終強化) 名前(究極強化) 該当する星座 該当するα星 大剣 獅子といふ名の白骸 白骸の巨剣 白骸巨剣コルレオニス 獅子*2 コル・レオニス*3*4 太刀 双魚といふ名の白骸 白骸の虐刀 白骸虐刀アルレシャ 双魚*5 アルレシャ*6 片手剣 金牛といふ名の白骸 白骸の鬼角 白骸鬼角アッダバラン 金牛*7 アルデバラン*8 双剣 双児といふ名の白骸 白骸の凶双剣 白骸凶双剣カストル 双児*9 カストル*10 ハンマー 宝瓶といふ名の白骸 白骸の巻槌 白骸巻槌サダイメリキ 宝瓶*11 サダルメリク*12 狩猟笛 処女といふ名の白骸 白骸の惑笛 白骸惑笛スピカ 処女*13 スピカ*14 ランス 磨羯といふ名の白骸 白骸の魔槍 白骸魔槍アルゲディ 磨羯*15 アルゲディ*16 ガンランス 人馬といふ名の白骸 白骸の死銃槍 白骸死銃槍ルクバト 人馬*17 ルクバト*18 スラッシュアックス 天蝎といふ名の白骸 白骸の棘剣斧 白骸棘剣斧アンタレス 天蠍*19 アンタレス*20 チャージアックス 鯨鯢といふ名の白骸 白骸の暴盾斧 白骸暴盾斧メンカル 鯨鯢*21 メンカル*22 操虫棍 蛇遣といふ名の白骸 白骸の邪操棍 白骸邪操棍ラスアルハ 蛇遣*23 ラスアルハゲ*24 ライトボウガン 巨蟹といふ名の白骸 白骸の怪弩 白骸怪弩アクベンス 巨蟹*25 アクベンス*26 ヘビィボウガン 天秤といふ名の白骸 白骸の罪砲 白骸罪砲スベンゲヌビ 天秤*27 ズベン・エル・ゲヌビ*28 弓 白羊といふ名の白骸 白骸の業弓 白骸業弓ハマル 白羊*29 ハマル*30 オトモ ネコといふ名の白骸 白骸のネコ杖*31 白骸ネコ杖プエニャ ネコ*32 - - これにも言えることだが、
白骸シリーズの銘に入っている「~といふ」は歴史的仮名遣い表記であるため「~という」と発音する。
まぁこんな事は言ふまでも…もとい言うまでもないだろう。- MHXXの究極強化で追加される単語はそれぞれ該当する星座のα星が由来となっている。
一部レギオス武器の銘と被っている
ついでに片手剣はド級の散弾銃とも被っている。 - ちなみに、下位白骸シリーズの生産時のお値段は6666zという不吉な、
そして何処かで聞いた事あるような数字である。
- MHXXの究極強化で追加される単語はそれぞれ該当する星座のα星が由来となっている。
極星シリーズ 
- 極星シリーズは比較的おとなしめ…かと思いきや…。
武器種 名前(派生時) 名前(最終強化) 名前(究極強化) ロシア語 大剣 極星剣ガレフ 恐怖ナル剣星ガレフ 極星恐剣ガルガロア リェーフ*33 太刀 極星刀リグイ 戦慄ナル刀星リグイ 極星戦刀リグガロア ルィーブィ*34 片手剣 極星刃ギリエ 憤怒ナル刃星ギリエ 極星憤刃ギリガロア チリェーツ*35 双剣 極星双剣ブリジニッド 狂喜ナル双剣星ニッド 極星狂双剣ニドガロア ブリズニツィー*36 ハンマー 極星鎚ヴァダリエ 幽愁ナル鎚星ダリエ 極星幽鎚ダリエガロア ヴァダリェーイ&*37 狩猟笛 極星笛ディエーヴ 憂悶ナル笛星ディエヴ 極星憂笛ディエガロア ディエーヴァ*38 ランス 極星槍ガズィーロ 怨恨ナル槍星ガズィ 極星怨槍ガズィガロア カズィローグ*39 ガンランス 極星銃槍ストリゲーツ 絶望ナル砲槍星ゲーツ 極星絶砲槍ゲーガロア ストリリェーツ*40 スラッシュアックス 極星斬斧スカルヴィア 焦燥ナル斧星スカルヴ 極星焦斧スカルガロア スカルピオーン*41 チャージアックス 極星護斧ガント 寂寞ナル護斧星ガント 極星寂護斧ガンガロア ギント*42 操虫棍 極星棍ズィムバル 傲慢ナル棍星ズィムバ 極星傲棍ズィムガロア ズィミィノストサ*43 ライトボウガン 極星弩グラーグ 驚嘆ナル弩星グラーグ 極星嘆弩グラーガロア ラーク*44 ヘビィボウガン 極星砲ヴィズィ 悲哀ナル砲星ヴィズィ 極星悲砲ヴィズガロア ビスィ*45 弓 極星弓アヴィアン 呵責ナル弓星アヴィア 極星呵弓アヴィガロア アヴィエーン*46 オトモ 極星剣ニャゴン - 極星爪剣ニャゴガロア - - はい、そういうことです。
ご覧のとおり、最終強化すると「□□ナル△星~」という
ミラオス武器とアマデュラ武器を足して2で割ったようなネーミングとなる。
独特の銘が多いが、これらは星座のロシア語名を訛らせたものである。
- そしていずれの武器も説明文が見事なまでの厨二病テイスト全開である。
白骸武器は骨という題材故か「地の底の地獄(もしくは冥府)・闇」といった雰囲気であり、
対して極星武器は「星空の天国・光」といった雰囲気であり、
文がそれぞれ対になった構図となっている。- 特に最終強化の説明文では多くの武器で互いを罵り合っている様相を見せる。
同じ龍の素材から生まれたんだからもうちょっと仲良くしろよと言いたいところであるが、
よくよく考えてみると白骸武器に使われている骨はオストガロア自体に由来する素材ではなく、
彼の犠牲者達の素材と見なしてよいため、そう考えてみるとやたらと極星武器と対立しているのも頷ける。
怨念に駆られる白骸達と違って、極星武器の説明文が高潔なものになっているのは
生態系の頂に立つ古龍たる風格ゆえだろうか。
- 特に最終強化の説明文では多くの武器で互いを罵り合っている様相を見せる。
- G級で追加された究極強化では「極星○○△△ガロア」という、
モンハンとしてはスタンダードな銘となった。
なお、このパターンもアマデュラ武器と共通している。
関連項目 
モンスター/オストガロア
武器/ラスボス武器
武器/アカムト武器 - 攻撃力で肉薄されているラスボス武器
武器/ウカムル武器 - 攻撃力に低めの会心率と斬れ味という特徴のラスボス武器
武器/レギオス武器 - 星座を構成する天体の名を冠する武器
武器/バルク武器 - 彗星の名を冠する武器