にじさんじ甲子園などがきっかけでパワプロシリーズに興味を持った方が、これらを理解しているとパワプロをプレイする際や配信視聴の際により楽しめるゲームシステム・用語まとめのつもり。
立ち上げ人もまだまだパワプロにわかにつき、これは欲しい、これはこういう仕組み等あればお気軽に編集お願いします。
(※一部の表記法について検討中です。詳細は編集画面より確認願います。)
索引
あ行/か行/さ行/た行/な行/は行/ま行/や行/ら・わ行/英数字・記号
あ行
アタックポイント
パワプロの対戦における演出で、4点以上ビハインドのチームがチャンスの攻撃時に発動する可能性がある。この状態で得点すると野手の能力にバフが入るため、逆転の可能性が生まれる。とはいえ点差が点差のため、一気に逆転するのは難しい。これを活用した代表例としては、VTuber甲子園(2019年)のにじさんじ高校対ホロライブ女学院戦最終回表が挙げられる。
イニング
日本語で言うところの「~回」にあたる言葉。日本のプロ野球は2023年現在9イニング制で延長12イニングまで、ということになっている。先発投手として長い回を安定して投げられる投手は「イニングイーター」などと呼ばれて重宝される。
ちなみに、投手がイニングの途中で降りた場合、投球イニングはそのイニングでいくつアウトを取れたのか分数を用いて表す。例えば、1回0アウトから6回1アウトまで投げて降板した場合は5回1/3イニングと記載される。なお、分数表記が難しい場合は小数点第1位の数字で表される。一例
インフィールドフライ
内野へのフライが上がった際に宣告されることがある事象。プロ野球のルールの中でも特に説明が難しいもので、プロ野球選手や審判ですら間違った判断を下してしまうこともあるため、初心者向けの説明ではよく省かれる。結果として何が起こるか、を話すと「打球がファールボールにならない限り、どうやっても打者はアウトになる」ということである。
野球で出塁した打者は、打球がフェアゾーンに落ちていて、自分が打者であるか、自分の後ろに進塁しなければならない選手がいれば次の塁に向かって進塁しなければならない。これを進塁義務と呼ぶ。
例えば、一塁にのみランナーがいる状況では、打者は一塁に向かって進塁する必要があり、一塁のランナーは打者が一塁に向かって走らなければならないので二塁への進塁義務を負う。
一方で、二塁にのみランナーがいる状況では、二塁ランナーの後方である一塁から誰かが進塁しなければならないという状況では無いため、進塁義務はない。フライアウトの際には進塁義務は伴わないが、外野のエラーでは進塁義務が発生する。
だが、これを悪用すると以下のようなプレーが取れる。
1.ノーアウト一塁でバッターはセカンド方向に高いフライを上げてしまった。
2.これを見た一塁ランナーはフライアウトなので進塁義務は無いと考え、一塁に留まろうとした。
3.しかしセカンドがボールをわざと落として、進塁義務を発生させてから二塁に送球。打者も一塁でアウトになりダブルプレーになってしまった。
これでは著しく攻撃側が不利になる。そこで、内野へのフライが上がった際には故意落球によるゲッツーを防ぐために、審判がインフィールドフライを宣告しているのである。
内気【うちき】
栄冠ナインにおける選手の性格の一つ。育成期間においては強力な固有戦術である「魔物」を確率*1で持ってくるため非常に重宝される。
リゼ・ヘルエスタ監督に対しては、魔物を発動していない時に相手チームがエラーをすると「本人が内気」「監督の魔物が発動した」などとイジられることが多い。最近では諦めたのかオイシイと思っているのか、自ら内気ネタを擦ることも。
栄冠ナイン【えいかん―】
パワプロシリーズのゲームモードの1つ。パワプロ14のサクセスとして登場したのが初出で、パワプロ2014以降は独立したモードとして実装されている。
最大の特徴は、選手となって野球をプレイすることがほとんどのパワプロにおいて、高校野球の監督として指示を飛ばし、采配で野球部を甲子園優勝に導くということが目標である点。このため、パワプロ初心者であっても野球のセオリーなどをある程度学べばプレイ可能な、敷居の低いモードと言える。一方で、裏を返せば自身が操作不可能な関係上、熟練者であってもどうにもならない敗戦が有りうるのも奥深い点である。また、終わりらしい終わりが存在しない関係上、やろうと思えば無限に行える中毒性の高さも売り。
天開司主催の企画「パワフルクズ野球」やその発展形である「VTuber甲子園」、そして「にじさんじ甲子園」の育成が行われるのはこのモード。「にじさんじ甲子園」以降ストリーム界でも徐々に人気が高まり、夏になると個性豊かな野球部が甲子園を目指す姿が見られる。
2023年に「栄冠ナインクロスロード」としてスマートフォン用アプリ化。ソフトの栄冠ナインとはまた違った、スルメなゲームとして楽しまれている。
炎上【えんじょう】
投手が大量失点すること。役割によって大量失点の基準は異なるが、先発であれば5失点以上、中継ぎや抑えは逆転を許してはいけない場面での失点でも炎上とみなされる。
にじさんじ甲子園の際には「【悲報】○○(ライバー名)炎上」といったコメントが見られるかもしれないが、前述の意味の可能性があるため注意が必要である。
抑え【おさ―】
試合の終盤から最終回までを担当する投手。現在では特に僅差でリードしている状態での9回の1イニングのみを投げることが多く、「守護神」「クローザー」とも。相手チームの逆転を許さずに試合を締めくくることを目的として投げる。そのため常に全力を出して投げ、失点はゼロで及第点、失点したらその時点で概ね役割遂行は失敗とみなされるという大変プレッシャーのかかる立場だが、登板するかは試合展開次第なので次の登板がいつなのか全く分からない、準備の難しい厄介な役回りでもある。プロ野球では、「セーブ」という投手記録*2が成立する状態で投げることが殆どとなるため、3点差以内での勝ち試合が多くなる場合は登板続きとなり、それが故障に繋がることもある。逆にチームが勝てない時には全くと言っていいほど出番が回ってこない。
オリジナル変化球【-変化球】
その投手特有の変化球。パワプロシリーズの投手育成の1つの目玉とも言えるシステム。
ベースとなる変化球から球のキレや球威、変化量、そして固有のエフェクトなどを調整して作成し、サクセスモードなどで育成した選手に覚えさせることが出来る。栄冠ナインでは自力習得不可能*3。なお、変化球と銘打っているが、ストレートをオリジナル改造することも可能。
サクセスモードで登場するキャラクターが覚えていることも多く、パワフェスなどではオリジナル変化球持ちの投手が難関として立ちはだかることも*4。
か行
外野手【がいやしゅ】
球場の一塁・二塁・三塁・本塁を結んだ四角形の外側にあるフェアゾーン、すなわち外野を守る選手。センター(中堅手)、ライト(右翼手)、レフト(左翼手)の総称であり、実はポジションによって求められる能力も違う。そのため実際の野球選手では、「レフトは出来るがセンターは無理」というようにポジションが決まっている選手が大半である……が、パワプロでは特段区別されず、等しく外野手である。
選手ステータス画面などでは選手名表示が緑色、メインポジションの場合「外」のアイコンで表示される。
ガレリア/GALLERIA
株式会社サードウェーブの展開するゲーミングPCブランド。にじさんじ甲子園では2022年から協賛についているほか、2023年には派生のサブ企画であるはずのサイレン甲子園にまで協賛についている。
協賛としては例年の優勝・準優勝監督にゲーミングPCを贈呈しているほか、看板賞として球場内のGALLERIA広告看板に打球を当てた選手に対して商品を贈呈しているのが大きな特徴。この看板賞の影響で、GALLERIA看板に当たるヒットが「ガレリアヒット」と呼ばれたり、惜しくも当たらなかった場合に「あわやガレリア」と呼ばれる、看板賞の対象となったライバーが「〇〇・ガレリア・〇〇」とミドルネームがガレリアであるかのように呼ばれるなど、一種の代名詞的な呼ばれ方をする場面が多く見られる。
球場【きゅうじょう】
野球を行うフィールドを指す、「野球場」の略語。
世界には様々な球場が存在するが、実は球場の形状や外野の広さについては明確な規定があまり存在していない。*5
アメリカメジャーリーグで使われている球場は左右非対称のものがほとんどを占め、場所によっては「センター方向だけ丘のような上り坂になっている」「ホームランが出やすい方向に高い壁が作られている」「ホームランボールが池に落ちることがある」など、なんでもありの様相を呈している。
日本では左右対称の球場がほとんどを占めるため、主に外野の広さ、フェンスの高さ、芝の質、ドーム球場かどうかなどが個性を産む。外野が狭くフェンスも低い神宮球場などは非常にホームランが出やすい一方、外野が広くフェンスが高いバンテリンドームナゴヤは投手有利な球場として知られる。
劇場【げきじょう】
投手が自らピンチを招きながら無失点に抑えること。通常中継ぎ・抑え投手に対して使われる。観客をハラハラさせるため、このような呼び名がついた。抑えた後には投手の発言として、「お楽しみいただけたかな?」といったコメントがされがち。
ただし、ハラハラさせながら抑えたら劇場と呼ばれるが、抑えなかったらただの失点投手である。あくまで逃げ切れる者だけが劇場の名を冠することが出来るのだ。
にじさんじ甲子園では何故か卯月コウがよく劇場しがちである。ライブ王の看板ゆえだろうか。
ゲッツー
ワンプレーでアウトを2つ取ること。「ダブルプレー」「併殺」とも。打者以外からアウトを取るためランナーが最低1人必要であり、その多くは進塁義務を負っている。打球の勢いやコース、攻撃側野手の走力など様々な要因に左右されるが、概ね守備側野手の守備力の高さが重要になる。このようにゲッツーを量産できる守備はチヤホヤされる一方で、打者にとってのゲッツーとは「自分がアウトになるだけの三振よりも酷い、考えうる限り最悪の結果」と言える。それゆえ、1アウト満塁の場面で投手が打席に立った際にはスイングせず三振するよう監督が指示する、といったことも。
また、ワンプレーでアウトを3つ取った場合は「トリプルプレー」と呼ばれるが、こちらは滅多に発生しない。
甲子園【こうしえん】
にじさんじ語録集/か行から引用
(1)兵庫県西宮市の地名。同地を開発した阪神電気鉄道の登録商標でもある。 |
虚空ボール【こくう―】
にじさんじ語録集/か行から引用
もしかして:トロールボール |
コンバート
『転向』を意味する英単語で、野球においては選手の守備位置(ポジション)の変更を意味する。*8
栄冠ナインでは、『守備能力の高い選手を内野の要である二塁手や遊撃手に転向させる』『チーム事情により、守備位置を変更する』『野手能力の高い投手を野手に転向させる』といった行為がコンバートに当てはまる。
さ行
サクセス
パワプロシリーズのゲームモードの1つ。野球に打ち込む主人公が恋人との恋愛や謎の人物の改造手術、全国大会への挑戦を経てプロ入りを目指すというもの。
パワプロシリーズにおける看板モードであり、毎年個性豊かなキャラクター達がストーリーを盛り上げてくれる。一般には高校野球がテーマとなる作品が多いが、シリーズによっては大学や社会人、独立リーグなどがテーマとなるものもある。
なお、パワプロシリーズの中でもパワポケシリーズのサクセスはかなり異質で、第二次世界大戦を兵士として生き延びたり、未来世界での人類滅亡を救うために暗躍を続ける組織と対決するなど、完全に「野球がおまけ」のレベルまで到達している。
小野町春香が全球団にじさんじ化計画として選手を作成しているのはこのモード。
サクサクセス
パワプロシリーズのサクセスモードの1つ。ボードゲーム上のコマのように主人公キャラを動かし、動いた先のマス目や出会った別のキャラなどから能力を手に入れることで強力な選手を作ることを目指す。セオリーこそあれど非常に運任せなモード。舞元啓介はこちらのモードでライバーを作成する配信を何度か行っている。
サブポジション
本来の守備位置以外に守ることが出来るポジション。例として、2023年大会での葛葉(にじさんじ高校)は投手だけでなく外野と三塁も守れる。
栄冠ナインでは守備能力が優秀な選手に遊撃手や二塁手、野手能力が高い投手にサブポジションを付ける事が多い。サブポジションを覚えさせるには、月初めなどに行う「練習指示」で覚えさせたい守備位置を指定する。
なお、サブポジションを覚えさせただけでは守備能力がメインポジションより劣った状態なので注意が必要。
実際の高校野球でも、投手と野手のポジション兼業は非常に多い。
サヨナラ
最終回裏に勝ち越し点を上げて勝利すること。野球は3アウトになるまで攻撃が続けられるスポーツだが、試合単位で見ればこれ以上失点することがなくかつ勝ち越している状態で追加点を取ることに意味が無いため、最終回裏ではどんな状況であったとしても勝ち越した瞬間に試合が終わる。同様に、後攻チームが勝ち越している状態で最終回表に勝ち越されなかった場合でも、最終回裏は行われずにゲームセットとなる。こうした理由から、野球は後攻有利なスポーツとされている。
現実・パワプロ問わず盛り上がる劇的な勝ち方であるが、栄冠ナインではコールドゲームでのサヨナラは獲得出来る経験値が減ると考えられているため、あまり喜ばれない。また、にじさんじ甲子園においては、特に勝ち上がりの条件が設定されるリーグ戦で「得失点差の関係上*9サヨナラしてしまう後攻は不利」などといった事情が絡んでくることがあるため、リーグ戦が終盤になるほど後攻はリスキーな選択になってくる。
指名打者【しめいだしゃ】
→ DH
神宮大会【じんぐうたいかい】
毎年11月に、東京都新宿区にある明治神宮野球場で開催される学生野球のトーナメント大会。全国の秋季地区大会*10で優勝した10校が出場し頂点を目指す。
栄冠ナインでは2022で初実装され、秋季地区大会2回戦を勝利すると同大会へ出場する。にじさんじ甲子園の育成期間では、2022年の神速高校と2023年の横須賀流星高校が育成2年目で優勝している。
申告敬遠【しんこくけいえん】
相手打者との対決を避けることを監督が申告し、投球を行わずに一塁へ歩かせること。強打者相手の勝負ではなく、より抑えやすい打者との対決を狙う。もちろん、後の打者に打たれた場合のリスクを背負う必要がある選択である。
にじさんじ甲子園での成功例は、2022のパンパカパンダ高校対加賀美大附属高校での笹木監督の事例が挙げられる他、2023のまめねこ工科高校対帝国立コーヴァス高校戦では申告敬遠を巡った戦略のぶつかり合いが見られた。
進路【しんろ】
読んで字のごとく、高校を卒業した部員の進路のこと。栄冠ナインではプロ野球選手以外に「本屋*11」「ミゾット社員*12」「アイドル*13」などが喜ばれる一方、「大学生」「専門学校生」「フリーター」など現実にありがちな進路は一切歓迎されない。*14
スイッチヒッター
右打席・左打席のどちらでも打てる打者。両打ちとも。
基本的に打席選択は早いうちから固定されることが多いため、途中から監督やコーチの指示で両打ちの練習を行った、という選手がほとんどである。メリットとしては、投手の左右問わずに打席に立てること*15、俊足の選手であれば、内野安打を狙いやすいことなどがある。主な有名選手としては柴田勲(元巨人)*16や松井稼頭央(元西武、楽天)*17などがいる。
パワプロシリーズにおいては対左投手の能力が低ければ左打席、高ければ右打席に入れるというメリットがあり、これに目をつけたレオス監督(2022)は3年生スタメン野手5人を全員スイッチヒッターにした。
スタメン
和製英語『スターティングメンバ―』の略称で、先発出場選手とも言われる。
ステータス
能力値のこと。パワプロシリーズにおいては特殊能力を含まないステータスのことが「基礎ステータス」などと呼ばれる。特に記載がない場合、最低値は1、最高値は100であり、どの数値かによってSからGまでのランク分けがなされる。主なステータスの内容は以下の通り。
- 球速…球の速さ。ただしステータスになるのはあくまでも最高球速なので、いつでもこの速さで投げられる訳では無い。速い方が空振りや詰まった当たりのアウトを取りやすいため有利とされがちだが、球速が遅くとも活躍する選手はいる。
- コントロール…狙ったところにボールを投げられる精密性。現実ではコントロールが悪いことを逆に武器としている選手もいる*18が、低いと失投が出やすくなる。
- スタミナ…球を投げ続けられる持久力。投球は非常に体力を消耗するため、長い回を投げられるスタミナを持ち合わせている選手が先発を任される。スタミナが切れると、球速が10~15km程落ちた上で変化球が曲がらなくなる。
- 変化球…どの方向に、どんな変化球が、どれほど変化するかという表示。ステータスとしての最大変化量は7。覚えられる変化球は5方向+第二変化球+第二ストレートの計7種類。変化球ごとの特性は書くと長くなるので、ここでは扱わない。
- 弾道…打球が上方向にどれだけ上がりやすいか。最高値は4。ホームランの出やすさに関係しており、弾道1ではたとえ打撃に関連したステータスが高くともホームランを打つのは至難の業だが、弾道4であれば能力が噛み合っていれば比較的容易に打てる。
- ミート…簡単に言うのならばバットの当たり判定。バットは真芯ほどよく飛ぶので、当たり判定が広がれば真芯も広がり、三振も出にくい。
- パワー…力の強さ。打球の飛距離や速度に影響を与える。
- 走力…足の速さ。走塁・盗塁といった攻撃面や、守備範囲の拡張といった守備面の両面で必要になる能力。
- 肩力…肩の強さ。高いほど送球が山なりにならず、早く着くようになる。要不要がもっともポジションによって左右されやすい。
- 守備力…守備時の動き出しの速さ。たとえ走力が高くとも、動き出しが遅いとボールに追いつけず、ピンチを招くようになっている。
- 捕球…エラーのしやすさ。低いとエラーが増える。必要でないポジションは少ないが、高いことのアドバンテージは低い。ただし捕手と一塁手はポジションの性質上あまりに低いと明確なディスアドバンテージとなってしまう。
性格【せいかく】
栄冠ナインにおける選手たちが持っているもの。「ごくふつう」「熱血漢」「お調子者」「やんちゃ」「クール」「したたか」「内気」「天才肌」の8性格が存在し、「天才肌」以外はランダム要素が絡むものの、占い師や自分探しの本によってなることが可能。
各性格によって伸びやすいステータスや固有のイベント、伝令や固有戦術が存在している。
センバツ
毎年3月頃に阪神甲子園球場で開催される選抜高等学校野球大会の通称。都道府県予選の優勝校が出場する夏の大会とは異なり、出場校は選考委員会によって決定される。
秋の地区大会はあくまで出場校選考時の参考資料であり、本大会の予選ではない。選考委員会によって出場校が決まるため、にじさんじ甲子園の育成期間でも秋の地区大会2回戦で敗退したがセンバツに出場した高校がある。
先発【せんぱつ】
スターティングメンバーのこと。野球では単に「先発」という場合、「スタメン投手」のことを指す。
長いイニングを投げられるスタミナはもちろん、豪速球や鋭く曲がる変化球など、相手打者を抑えられる能力を有している必要がある。試合を作れるかは先発にかかっていると言えよう。
プロ野球ではローテーションを作って複数の投手で先発を回すのが一般的なのだが、栄冠ナインでは投手の不足や「連投しても怪我をしない」設定であることを悪用利用し、1人の先発投手が酷使されることが多い。
た行
ターニングポイント
パワプロの対戦における演出で、2点差以内で攻撃側のランナーが2塁以上にいる際に発生する。ターニングポイント独自の要素として、攻撃側は得点したら即座に、守備側は無失点に抑えたら次回の攻撃時に、どちらかがこのバフを獲得可能である点が挙げられる。そのため、どちらかが極めて不利なターニングポイントが発生する可能性もある。
ディフェンスポイント
パワプロの対戦における演出で、守備側が4点差以上で負けている時のピンチで発生する。そのピンチを無失点で抑えた場合、次回の攻撃時にバフがかかる。ただし、このような点差で負けている場合の投手はそれほど強力ではなく、抑えられる可能性が高くないことも多い。
転生選手【てんせいせんしゅ】
栄冠ナインにおいて、1年生として現役プロ選手やOB選手が入ってくるシステム、並びにその選手。プロ入りするような選手はモブ選手と比較した際に強力であることが多いため、大いに歓迎されやすい。1年目は高校の存在する都道府県を出身校とする選手、それ以降は出身の都道府県問わずランダムに入部してくる可能性がある。
ただし、一部の選手はあまりにも致命的な赤特を有していることもあり*19、引ければ勝ちと言えるものでも無いのは留意しておきたい。
投手【とうしゅ】
読んで字のごとく、打者(バッター)に打たれないような球を投げる選手。ピッチャー。投手の種類も様々であり、球速は遅いが変化球で相手を手玉に取る「軟投派」、コントロールなどは荒削りながら球速で全てをねじ伏せる「速球派」、球速・コントロール・変化球が全て高水準でまとまった「本格派」などに分けられる。
試合の展開を決めるのは投手の仕上がりの影響が強く、双方の投手の調子が悪いととんでもない試合になることも。
選手ステータス画面などでは選手名表示が赤ないしはピンク色、メインポジションの場合「投」のアイコンで表示される。
登板適性【とうばんてきせい)
投手が先発・中継ぎ・抑えのどのポジションを担えるかという適正。栄冠ナインモード内ではどこでも投げれるようになっているが、卒業後のプロ入り時にはスタミナから適したポジションの適正のみに絞られる。
特殊能力【とくしゅのうりょく】
各選手に基礎ステータスの他に付けられる、得意・不得意分野を表すアビリティ。特能と略されることも多い。大きく対左投手A、キャッチャーB、走塁Fなどのランク系特能*20と一般的に特能と呼ばれるアビリティ系特能の2種類に分類され、さらに性能によって次のようなタイプに分けられる。
- 青特殊能力(青特)…いわゆるバフ効果。
【例】キレ◯、重い球、奪三振、守備職人など - 赤特殊能力(赤特)…いわゆるデバフ効果。
【例】三振、エラー、併殺、ムード×など - 青赤特殊能力(青赤特)…状況によってバフにもデバフにもなり得るアビリティ。
【例】ポーカーフェイス、ゴロピッチャー、フライボールピッチャー、荒れ球など - 緑特殊能力(緑特)…主に選手の能力ではなくプレイスタイルに影響するアビリティ。
【例】調子安定、チームプレイ×など - 金特殊能力(金特)…青特殊能力やランク系特能よりも強力なバフ効果をもたらす。栄冠ナインでは、一部の転生プロ・OBは入学時点で金特を既に習得*21していることも。
【例】強心臓、精密機械、安打製造機、アーチストなど
「◯◯の本」のアイテムで新しい特能を覚えさせることができたり、試合後に基礎ステータスと共に青特・赤特が付くことがあるほか、サクセスモードでは特定のイベント発生時、栄冠ナインではマスの進行や特訓イベント、世界大会出場などで習得したり、卒業生がプロ野球選手になった場合イベントマスに登場し赤特を消してくれたりもする。
例えば青特同士相乗効果を発揮させたり、青赤特は他の青特などでマイナス面をカバーできることもあるため、どう組み合わせるかが重要となる。ただし、プルヒッターと広角打法のように青特同士でも相反する効果のものは重複して習得することはできず、一方を既に習得済みの状態でイベントでもう一方を習得した場合、既存の青特に強制的に上書きして習得される現象が発生する*22。さらに、金特を新たに習得すると対応する元の青特やランク系特能に上書きされる(例:強心臓を習得した場合、対応する対ピンチ特能に上書きして習得となる)。
な行
内野手【ないやしゅ】
内野*23を守る一塁手(ファ―スト)、二塁手(セカンド)、遊撃手(ショート)、三塁手(サード)の総称。なお、実際に守っている場所は一塁・ニ塁、二塁・三塁間を結ぶ線より後ろになることが多い。
選手ステータス画面などでは選手名表示が黄色、メインポジションの場合守備位置ごとにそれぞれ「一」「二」「三」「遊」のアイコンで表示される。
中継ぎ(投手)【なかつ-】
先発の降板後に投げる、抑え以外の投手の総称。先発から抑えへの「中継ぎ」から名が取られている。
ただしひとくちに中継ぎと言っても、「接戦」「リード時」「逆転のピンチ」「大量失点時」など場面によって起用される投手は異なる。抑えと同様に登板予定が不定期なため、酷使と隣合わせのポジションでもある。舞元啓介によるマイライフ配信で、中継ぎ投手だった星川サラが場面問わず投げさせられていたのがその極地と言えよう。
ナックル
下方向の変化球の一種。特徴として球がほぼ回転せず、投げる度に変わる不規則な軌道を描く点が挙げられる。そのため、一時期は非常に打ちにくい魔球として打者を翻弄していた。その一方で、変化するかはその時次第、気温や風などで変化が大きく変わる、捕手の捕球が難しい、何よりストライクになるかどうかすらわからないなど現代ではデメリットの方が大きく見られている。
パワプロシリーズでは対人ならまだしも、CPUが不規則な変化先にカーソルをピタリと合わせてくることが多く、おまけにスタミナの消費量も激しいため、にじさんじ甲子園では地雷認定されている。先発予定の投手が覚えないことを祈ろう。
二刀流【にとうりゅう】
投手でありながら、登板が無い日に野手としても出場して打撃・守備も行うこと。代表例は大谷翔平。というか、プロの世界では普通そんなこと出来ないので、大谷翔平の固有名詞ともいえる。*24
は行
馬鹿試合【ばかじあい】
双方、ないしは一方が大量得点した試合。両投手の仕上がりがいい試合と比べて、非常に大味な展開になる。
にじさんじ甲子園では本番よりも育成期間に勃発することが多く、帝国立コーヴァス高校(2022)の2年目夏大会3回戦、虚空学院(2023)の1年目夏県大会1回戦などが挙げられる。
パリコレ
にじさんじ語録集/は行から引用
コナミ『パワフルプロ野球』シリーズの「栄冠ナイン」モード配信において、勝ち試合の最終盤で控え選手の経験値稼ぎのために代打・代走や守備の交代選手を連続して送り込むこと*25*26。ベンチとバッターボックスor守備位置の間で選手が代わる代わる往復していく様を、世界的な新作服飾発表会「パリ・コレクション」*27でモデルたちが入れ代わり立ち代わりランウェイに現れる様に例えた。 発祥は椎名唯華の配信。この野球ルールの盲点を突いた手法に対して高野連から遅延行為として警告が下る日も近いとされている。 |
パワフェス
パワプロシリーズのゲームモードの,1つで、過去作品のサクセスに登場したキャラクターたちと共に野球大会を戦っていくモード。シリーズによるが、最初か途中でまともな場所での野球を放棄する 。
他モードと比較した際に、「最低難易度であっても打撃や投球はおろか、走塁や守備の操作が必須」「2022ではアプリや過去作などから200を超えるキャラクターが実装されている」など、シリーズプレイヤー向けの要素が非常に強い。一方で、このモードでキャラクターを入手するとフォームモーションも手に入るため、個性的なモーションを手に入れたいのであればぜひプレイして欲しい。
防御率【ぼうぎょりつ】
ざっくり言うと、「この投手が9回投げたら何失点するのか」という数字。高い方が悪く、低い方が良い。先発投手なら3点台前半で良い投手、2点台であればさらに優秀な投手、1点台まで来ればリーグを代表する投手と言える。
より細かい話をすると、防御率には「誰が出したランナーによる失点なのか」(これを自責点と呼ぶ)が大きく関与する。たとえ満塁ホームランを打たれたとしても、その時塁に出ているランナー全てを自分が出していなければ、ホームランを打たれた投手の防御率は1失点分しか上昇しないのだ。
なので、中継ぎの能力を防御率のみで判断するのは非常に危険な行為である。
特に中継ぎによっては、他人のランナーは返すが自分のランナーは絶対に返さない、という形で自身の防御率を良くする「防御率詐欺」と呼ばれる事態が起こることもある。2023年のVR関西圏立高校のエナーはこの傾向があると樋口監督から指摘されたことがあった。
捕手【ほしゅ】
投手の球を受け止める野手。キャッチャー。野手の中でも特殊なポジションであり、投手と「バッテリー」と呼ばれるコンビ関係を築き、相談しながら投球内容を決める司令塔的な役割を担う。「打撃成績が振るわなくとも守備で役割を果たしている」と捉えられることも多く、成績から評価を下すことがなかなか難しいポジションでもあるが、逆に言うと「打てて守れる捕手」がいるチームはそれだけで大きなアドバンテージを得た状態であるといえる。
選手ステータス画面などでは選手名表示が青色、メインポジションの場合「捕」のアイコンで表示される。
ま行
魔物【まもの】
栄冠ナインにおける内気の固有戦術「〇〇(球場名や大会名)の魔物」のこと。発動すると1イニング限りだが、相手の全選手の捕球が1になった上でエラーがつくというド派手な効果を持つ。なんでもないフライやゴロを落球・トンネルしてしまうだけでなく、送球時にも暴投しやすくなる栄冠ナイン最強の固有戦術。2020辺りからナーフが入っているものの、その強さは未だ健在である。
や行
横須賀のイチロー【よこすか―】
横須賀流星高校(2020)のエリー・コニファーについた愛称。本戦終了後に行われた育成配信中、高い時で打率5割を記録した事に因み名づけられた。
ら・わ行
英数字・記号
DH
守備につかない打者を投手の代わりに打席に立たせるシステム、またはその打者のこと。指名打者とも称される。プロ野球ではパ・リーグで導入されているものの、セ・リーグでは未導入。交流戦などではホームチームのリーグのルールが適用されるが、それでやらかした監督もいる。
にじさんじ甲子園ではエキシビションマッチでのみ導入されている。
1舞元
にじさんじ甲子園(2020)にて、舞元啓介率いるにじさんじ農業高校の1年目新入生の星評価平均値が由来。新入生6人の星評価合計が389、平均すると65(※小数点以下切り上げ*29。他校と比較してかなり悪い引きであったことから、舞元のフリーチャットで『★65=1舞元』とする「舞元算」なる指標が浸透した。2021年以降も、新入生ステータスの平均値を計る単位として用いられている。
1レオス
にじさんじ甲子園2022において、レオス・ヴィンセント率いる楽園村立まめねこ高校の2年目新入生の星評価平均値。1舞元(=★65)すら下回る★61.5という値に、にじ甲リスナーたちの間で衝撃が走った。
★(星)
各選手のステータス(スタミナ・コントロール値、野手ステータス、特殊能力など)を総合的に評価した指数。当然ながらステータス数値が高かったり青や金特殊能力の数が多いほど★数値は上がり、逆にステータス数値が低かったり青や金特殊能力の数が少ないほど★数値は下がる。
栄冠ナインでの一般論としてはこの★数値が入学時点で100以上あれば強い選手とされており、転生プロ・OBなどは初期★数値が通常よりも高いのでそこで判別することも可能である。
メインポジションが投手の場合、野手ステータスは★数値に反映されないが、サブポジションをつけると反映されるようになる。例えばにじさんじ甲子園2023の快盗学園高校・ライブ王選手(モデル:卯月コウ)は、野手のサブポジションを付けて★数値を底上げすることで日本代表選出の条件を満たしている。