ジャンクマンティス

Last-modified: 2024-07-29 (月) 05:44:39

◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【ジャンクマンティス】 ◆殺◆

登場エピソード

 

「なにがダイハンジョウだよ、オヤジ。しみったれた店だぜ。ナゴヤ。お前もこんな店に縛られやがってよォ」


人物

  • ネオサイタマでヨージンボや傭兵として生計を立てているフリーランスのニンジャ。本名「カワダ・ソメイ」
  • 骨董品店「ダイハンジョウ」を営むカワダ家の長男だが、家を飛び出し、明日をも知れぬ日々を生きる中でニンジャとなった。
  • 現在の境遇については「ビジネスでアゲ・アゲ」「依頼は引っ切り無し」と嘯くが、作中の行動からして、実情は本人の言とは程遠く、カネに困っている模様。
  • 彼曰くの「しみったれた店」を守るイチロクとナゴヤのことは軽蔑し切っているが、未だに家族への感傷を捨て切れていないような言動が随所に見られる。

外見

  • ダボダボのPVCコートを着用。バースト銃を収めたホルスターを身につけている。
  • 開閉する機構を備えたメンポを装着している。
    • メンポの奥には傷痕の残る薄い唇がある。
  • 髪型はピンクと緑のモヒカン。

元ネタ・考察

  • ジャンク(junk)は「ガラクタ」、マンティス(mantis)は「カマキリ」の意。
    • "junkman"(くず屋、廃品回収者)とも掛けているのかもしれない。いずれにせよ、彼の古巣であるダイハンジョウへの皮肉めいた思いが伺えるニンジャネームである。
    • 余談ながら、「マンティス」の名を冠するニンジャはジャイアントマンティスカタナマンティスに続いて三人目となる。いずれも活躍したとは言いがたいニンジャではあるが……。

ワザ・ジツ

  • 地の文曰く「一定の場数を踏んだニンジャ」とのことだが、それでも暗黒メガコーポに所属する手練れのニンジャとは大きな実力の隔たりがある。
    • 彼我の実力差を正しく認識できる辺り、まるきりサンシタというわけではないのだろうが、高いワザマエの持ち主とも言いがたい。
  • 作中では成り行き上、宝刀「ソード・オブ・セレスチャルドラゴン」を振るう場面もあったが、本来はバースト銃をメインウェポンとしている模様。
  • 肘からはサイバネブレードを展開する。

ストーリー中での活躍

「どうでもいいんだよ。店なんてよ。俺はネタバレでアゲ・アゲだ」
  • イチロクがソード・オブ・セレスチャルドラゴンを拾ったとの情報を嗅ぎつけ、自らをカワダ家の跡取りと称してカタナを奪うという無法に手を染めようとする。
  • しかし、彼の事情を察したナゴヤと問答している間にカタナ・オブ・リバプール社ディカスティスが散逸したレリックを回収しに現れ、さらに兄弟剣の片割れを求めるツジギリニンジャのブレイドレイスまで店に乗り込んでくるという事態に直面する。
  • ディカスティスを瞬殺したブレイドレイスを相手に必死に応戦するも、カラテの差は覆しがたく致命傷を負って崩れ落ちてしまう。それでも父と次男を守るべくブレイドレイスの踵を掴み、満身創痍の身体を起こして攻撃を仕掛けようとしたが、ソード・オブ・セレスチャルドラゴンを頚部に突き下ろされて爆発四散した。
    • 当初の彼はニンジャの力に任せて実家に金品をたかりにきた放蕩息子に過ぎなかったが、今際の際に見せた勇姿は、紛れもなくカワダ家の長兄・ソメイのそれであったといえよう。家族の絆に包まれてあれ……。

一言コメント

「テメエ……テメエいったい何なんだ。このコメントは俺のモンだぞ……!」
  • 最後に全てのDKKを帳消しできて良かった、、、けどもう少し粘ってたら赤黒が来て助かっただろうにそれが悔しい。 -- 2024-07-22 (月) 16:19:09
  • 家出して久しぶりに帰ってきたら家族から金目の物を奪おうとするロクデナシ。でもニンジャとしてはわりと控えめで邪悪ではないっぽいし、荒んではいるけど家族としての情は残っているっぽいし、なんか憎めないんだよな。 -- 2024-07-22 (月) 22:41:44
  • ほぼ間違いなくカマキリ・ニンジャクランの憑依者だと思うが、拳銃をメインに中距離戦闘し、距離を詰められた際に奥の手として肘からサイバネブレードを展開するのが本来の戦闘スタイルだろうか。 -- 2024-07-23 (火) 14:00:02
  • 一般的にフリーランスとしてやっていけるレベルが大体これぐらいというのを読者に示すニンジャでもあったと思う。たぶん彼よりもカラテや知能が劣るニンジャはよほど運がよくないと生き残れないのではないか -- 2024-07-23 (火) 22:31:14
  • 方向性は違えどスカラムーシュ=サンを思い出した。もちろんニンジャらしく殺人を厭わぬ邪悪存在ではあるのだが、それでも家族には情が残ってたりビズに行き詰ってたりとあっけなく爆発四散するには惜しいニンジャであったことだなぁ。 -- 2024-07-24 (水) 06:38:36