ワイアードマーナガルム

Last-modified: 2021-10-26 (火) 02:16:23

ワイアードマーナガルム

CV:サクラ(RECAIUS)

「いつか この孤たる個が消えてしまったら…
あらゆる忘れかけた記憶も
総て灰燼と化してしまうんですよね…」
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種族

バステト魔眼
アンドロジナス騎士団
トリックスタージェヴォーダン族
ワイアードマーナガルム
Wired Managarmr

解説

 アードウルフを媒介とする魔導生物。
ナギ平原地方の出身者であり、サー・ヴァルトリウスキャラ=キャロルの2人とは顔なじみ。
 詳細は不明ながら、王族としての地位を追われ故郷が火の海に沈んだ過去を持ち、何としても運命(さだめ)の地を求めんとしていた。また以前から、大地の慟哭やファルシを恐れて移住を繰り返しており、ストラトエイビスの協力を得て堅牢な前哨基地を探していたが、50魔大戦もの時を経ても見つけられず仕舞。
 魔導生物としては珍しく、「家畜の安寧」を求めるなど臆病で警戒心が強いが、何よりも記憶を失う事を恐れていた。それは偏に、ファルシに屠られ*1記憶を失ったトラウマが原因だったことが終盤に明らかとなる。

 

 雨宿りするために訪れた《水神の祠》にて、おぼろげに残る*2そのトラウマを吐露し、希望を失いかけていたが、バンクルルが産み落とした《神代書式》*3に触れて、命に代えても守るべき新たな思い出を得たことにより、トラウマを乗り越え希望を取り戻した。

メタ的な解説

 ノムリッシュ翻訳されたアードウルフ(漫画版)。
ノムけもシリーズにおいては気弱な人物が尊大な性格にされることが多い中、珍しくそのまま弱気な性格となっている。
 漫画版原典の時点で1期のアードウルフとの関係が示唆されていたが、翻訳を通した結果「示唆」が「暴露」に変わり、同一個体であることがはっきりと明言された。
 なお、魔導生物としては露出が多いためか「帝国最高学府のミス・キャンパスでグランプリに選ばれたこともある」「男どもの視線が熱い」など自分の容姿には自信があるキャラ付けがなされている。

『ワイアード』はFFに登場するモンスター。FF12で滅びた都を未だに思念だけになって守り続けているという悲しいエピソードを持つ。
『マーナガルム』は北欧神話に登場する狼で、名前は「月の犬」という意味。FF13,14にもモンスターとして登場する。
どちらも本編を思えば意味深に感じるネタである。

関連項目

???(1期のアードウルフ)
ストラトエイビス(Ⅱ)



*1 サー・ヴァルトリウス曰く、《予言の書》にはそう記されていた
*2 記憶を失ったこと自体を忘れている為
*3 パズル