Tier 4 ドイツ 自走砲
スペック
車体
HP | 190 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 30/15/14 |
最高速度(km/h) | 45 |
重量/最大積載量(t) | 15.85/16.0 |
本体価格(シルバー) | 156,000 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | ━ | ━ | Grille (16,330/400,000) | |
StPz II (7,900/156,000) | ┻ | 15cm s.I.G. 33B Sfl (1,750/12,360) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
Sturmpanzer II | Büssing NAG L8V/GS 36 | 15cm sIG 33 L/11 | StPz-Ketten Ausf. A | Sturmpanzer II | 190 | 340 | |||||||
155 | HE HE HEAT | 75 75 185 | 350 450 300 | 30 | 200 280 12G | 5.41 6.50 0.83 | 20 | --/--/-- | 16 | 340 | |||
15cm s.I.G. 33B Sfl | Büssing NAG L8V/GS 39 | 15cm sIG 33 L/11 | StPz-Ketten Ausf. B | Sturmpanzer II | 190 | 700 | |||||||
180 | HE HE HEAT | 75 75 185 | 350 450 300 | 30 | 200 280 12G | 5.41 6.50 0.83 | 22 | --/--/-- | 16 | 340 |
解説
- 概要
Tier4ドイツ自走砲。
基本的にはSturmpanzer I Bisonの上位互換。
二種類ある榴弾は値段が高いが威力も高い方を購入しよう。
- 火力
砲はBisonと同じだが装填速度が早く、装弾数も12発から30発に改善されている。
ただし、より上のランクの戦車とマッチングするようになるため、威力不足を感じる場面もあるかもしれない。
山なり弾道を活かして敵戦車の天板を貫くことで火力を補おう。
Bisonから乗り継いだ人には違和感は無いだろうが、射程距離は約600mと同格自走砲に比べて短く、戦線が進むのに合わせて適宜前進する必要がある。またそれゆえに、危険が迫った場合に早めの陣地転換の判断が必要となる。 - 装甲
BisonよりHPは60増え、正面装甲厚は30と倍以上になっている。
とはいえ高Tierの戦車の前では無いに等しい。運が良ければ車体で機関銃を防いでくれるかといった程度。
前身よりかなり低車高になり隠蔽率は大きく強化されている。
- 機動性
Bisonから最高速度こそ上がっているが、出力重量比の低下により機動力はやや悪くなってしまった。走り出しはあまり速いとは言えないため、Bisonよりも早めに移動して行く必要があるが、砲撃の合間の陣地転換などに最低限必要な足は確保している。
尚珍しくドイツ専用の追加グローサーを装備可能。搭載することで劣悪な接地抵抗が若干改善される。
と言っても、自走砲の拡張パーツはガンレイとラマーを最優先すべきなため、迷彩ネットとどちらを装備するか、という問題になるが。
そもそも追加グローサーの効果が誤差程度。 - その他
最終無線機の性能は700mと非常に優秀だが、中間無線がLuchsと3号E型?、および別ルートのWespe以外と互換性が無く、この車両以外では最終無線機である為か性能の割に開発に手間がかかる。
また、最終無線機も当車以降の自走砲ルートには互換性が無く、これ以降のTierでは駆逐戦車Sturer EmilルートとLeopardのみと互換先が案外少ないのが悩み。
そのため、前身のBisonや、軽戦車のI号C型や2号G型から最終無線を引き継がなかった場合は何かと無線機に困るという欠点がある。 - 総論
前身のBisonに比べ火力以外のあらゆる面が改善され、扱いやすくなっている。
特にこのTierでの装填時間17秒は範囲効果がある自走砲全体で見ても非常に早く、精度も照準時間も悪くないため援護射撃に向いた特性を持つ。
射界の狭さや射程の短さを理解した上で運用すれば、自走砲の特徴を掴むには悪くない性能をしていると言えるだろう。ただし今後高弾道自走として扱えるのは精々Tier6のHummelまでである事には注意。
また対Tier6ともなればO-IやAT 8といった圧倒的な重装甲を持つ車両が増えることもあり、それらに対しては明らかに力不足となるため、撃つべき敵の判断が本格的に必要となるだろう。
史実
1933年にラインメタル社によって開発された歩兵砲「15cm sIG33」を運搬する為に開発されたSturmpanzer I Bisonが1940年5月10日からのフランスの戦いで思わぬ戦果を挙げた事から兵器局はより本格的な自走重歩兵砲を開発する事を決定。1940年6月13日にはベルリン近郊のクンマースドルフ陸軍車両試験場でPz.Kpfw.II Ausf Cの車体を利用したプロトタイプによる試験が行われた。
1940年10月、アルケット社はPz.Kpfw.II Ausf Bの車体を用いてプロトタイプを作製したがそのままの車体では搭乗員のスペースや砲撃の反動を抑えられない事が分かった。1941年2月18日、車体を延長し砲塔を排除したPz.Kpfw.IIの改良型車体を採用。同年7月~8月にSturmpanzer II Bison lenghtened version(Sturmpanzer I Bisonの車体延長版)の生産が決定された。生産数は実験車両的な意味合いから非常に少なく、アルケット社によって1941年に7両。翌1942年に5両の合計12両のみである。
1942年2月~4月にリビア、北アフリカに12両全て新たに編制された第707、708重歩兵砲(自走式)中隊に6両ずつ配備されることになった。砂漠での運用は過酷であり、エンジン冷却は効かずエンジンその物も冷却の為に開けたハッチから侵入する砂埃により損耗したりした。同年7月1日から始まったエル・アラメインの戦いで同車両は次々と失われ、12月2日には全車両を失った。
ところがイギリス軍によって放棄された修理中の6両が鹵獲され、その内の1両が1948年のアラブ諸国とイスラエルによる第1次中東戦争でエジプト軍によって使用されたという。
またこの車両の実験的な製造から新たなSPGであるWespeが生まれる事となる。