レピュブリク級戦艦 レピュブリク


この迷彩を付けるとSE音も変化する。


性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
| Tier | 8 | 種別 | プレミアム艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 戦艦 | 派生元 | - |
| 国家 | フランス | 派生先 | - |
| 生存性 | 継戦能力 | 76,000 | |
| 装甲 | 4-590mm ・艦首・船尾 32-235mm ・対水雷防御 32mm ・上部構造 4-400mm ・砲郭 60-400mm ・主砲 26-590mm ・補助区画 20-32mm ・重要区画 40-370mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 55% | |
| 機動性 | 機関出力 | 220,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 30.0ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 980m | ||
| 転舵所要時間 | 18.3秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 16.1km | 17.6km | 18.1km | 16.0km | |
| 航空発見距離 | 12.9km | 21.5km | 15.9km | - |
| 射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| - | mod.1 | 17.6km | 0m |
| 主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 431mm/50 Mle 1940 | 2基×4門 | HE弾 6000(48%) AP弾 14000 | 25.0秒 | 36.0秒 |
| 副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 127mm/54 Mle 1948 152mm/55 Mle 1950 | 8基×2門 3基×3門 | HE弾 1800(9%) HE弾 2200(12%) | 4.0秒 8.0秒 | 6.0km 6.0km |
| 対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|
| - | 57mm/60 ACAD Mle 1951 127mm/54 Mle 1948 152mm/55 Mle 1950 | 12基×2門 8基×2門 3基×3門 | 306 126 33 | 4.5km 5.2km 5.0km |
・アップグレード
| スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
| ○ | ○ | ○ | ○ |
| 1 | ![]() | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 |
![]() | 照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | |
![]() | 副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | |
![]() | 対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | |
![]() | 兵装耐久力強化 | +50%:主砲の抗堪性 +50%:副砲の抗堪性 +50%:対空砲座の抗堪性 -5%:最大HP | |
| 2 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 |
![]() | 操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | |
![]() | 推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | |
| 3 | ![]() | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 |
![]() | 目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 | |
| 4 | ![]() | 主砲改良3 | -12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度 |
![]() | 副砲改良3 | -20%:副砲装填時間 | |
![]() | 対空砲改良3 | +25%:平均対空ダメージ |
・消耗品
搭載可能 消耗品
| 十字キー左 | |||
|---|---|---|---|
![]() | 応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:15 秒 消耗品の準備時間:80秒 |
| 十字キー上 | |||
![]() | 修理班 | 3回 | 回復:+379(0.5%)HP/秒 消耗品の動作時間:28 秒 消耗品の準備時間:80 秒 |
| 十字キー右 | |||
![]() | 強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 消耗品の準備時間:160秒 |
| 十字キー下 | |||
![]() | エンジンブースト | 2 回 | 最大速度:+8% 消耗品の動作時間:180 秒 消耗品の準備時間:180 秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
レピュブリク級戦艦は、戦後期における戦艦の設計案のひとつです。その主な特徴として、極めて強力な対空兵装を備え、1930 年代後半にフランスで開発された 431 mm 砲を搭載していました。
設計年:1946
解説
- 概要
フランスティア8プレミアム戦艦。
2022年7月25日以降から始まる*1「L'Ambassadeur」キャンペーンの報酬艦艇である。*2
2022年7月26日に実装されたティア8枠の最初に実装されたプレミアム艦艇であり、PC本家ではティア10だった艦艇である。HPと主砲がティア8?相応に調整若干ナーフされたこと以外はPC版順序である。
ゲーム中では「レピュブリク」というちょっと発音しにくい表記だが、
掲示板などでは英語風に「リパブリック」や「リパブリク」短く「リパブ」と呼ばれることもある。
名前の意味である「共和国」と呼ばれることも。
- 主砲
4連装2基8門を船首と船尾に搭載している。主砲口径は431mmとなり、大和、Georgiaに次いで大きいが、砲門数はワースト2位である。しかし、装填速度は25秒と同格のTier8以降戦艦の中で1番早い。UGの主砲改良3を取れば21.12秒まで短縮する事が可能で、更に艦長スキルを併用すれば巡洋艦にも迫る装填速度となる。大和のような精度で勝負ではなく、手数で勝負といった性能''と言える。
AP弾で強制貫通できる装甲の厚さは、高Tier帯で多くの戦艦が搭載する16インチ砲が28mmに留まるところこの431mm砲は30mm装甲まで強制貫通できる。この30mmという厚さは多くのTier8以降の巡洋艦が甲板や側面に採用しているため、他の戦艦が跳弾されてしまう角度でもRepubliqueであれば貫通、あわよくばバイタルへのダメージを出していくことができる。手数の多さと相まって、あの固くて高機動な巡洋艦の脅威になりうる数少ない戦艦である。
残念ながら高Tier戦艦標準の32mm装甲は強制貫通できないため、大和のような対戦艦での顕著なアドバンテージはない。しかし非公式の情報だが、AP弾の初速が大和に比べかなり高いため貫通力は大和の主砲に匹敵し、14km以内であればむしろ僅かに上回るほどのようである。
主砲射程が17.6kmと非常に長いが、これまでのフランス戦艦と同様に散布界は悪い。しかし砲塔旋回は優秀。そのため旋回性の低下するUGの主砲改良3を装備しやすい。またMontanaのSHSを上回る重量弾であるにも関わらず破格の初速を持つため、弾道は素直な放物線であり遠距離でも当てやすい部類に入る。非公式でσ値は2.0あるとみられており、どうせ散布界はガバガバなので偏差は適当に合わせるだけで構わないというのは間違いである。
懸念すべき点は主砲の損傷、及び大破である。4連装2基のため、主砲が1基でも停止すれば火力が半減、あるいはそれ以下にまで下がってしまう。Tier8であるため大和のような強力な戦艦と相対する機会が多く、そのリスクはやや高い。実際のところ、大破は滅多にないが損傷は無視できない頻度で起きる。
- 副砲
非常に強力。
射程が6kmとドイツ戦艦より少し短いといった程度。UGの副砲改良2と、艦長スキルもあれば最大9.3kmというドイツ戦艦もビックリな射程を誇る。
また、小口径の副砲は127mmであるため、マッチングする駆逐艦の船体19mm装甲を貫通する事が出来る。中口径の副砲(152mm)は、前後配置により左右両方へ3連装3基の全9門を指向可能。連射性も良好で、小口径副砲と合わせてレジェンダリー独戦を上回る副砲最高レベルの基本DPMも併せ持つ。ただし、貫通する相手にはだが*3…実際に有効な射程はやや内側となるが、その内側へと入った敵駆逐艦をほぼ生きて返さないだろう。(※ソ連レジェンダリー砲駆を除く)
副砲の砲弾は全てHE弾で火災発生率も小口径9%・中口径12%と比較的高く、例え貫通できなくとも副砲の有効な射程では高確率で火災を発生させることができ、巡洋艦や戦艦が相手だろうが着実にダメージを重ねることができる。カタログスペック上は非常に強力だが独戦のそれと異なりレピュブリク自体の生存性に難があるため、できればこれに頼る戦い方は避けたいが不意の接近戦での思わぬダメージソースとなり、逆転すら狙える。
…ただしドイツ戦艦と違いこちらは生存性に問題があり、強引に副砲を活かすようなプレイは不向きだ。そもそもMM帯では副砲を活かすこと自体難しいが、この艦では特に副砲の活躍できる場面は限定されるだろう。
- 対空
戦艦最上位クラス。
スペック的には同じフランス戦艦のJean Bartには流石に差をつけられているものの、高対空な米国戦艦の最高峰Montanaと比べても長距離対空でやや劣り中距離対空で顕著に上回っている。1.0km以内の近距離対空がないが、あっても役に立つシーンは少ないので問題にならないだろう。
しかし、対空能力が高いと言っても艦載機の攻撃を完封できるわけではない。T7艦載機には1投目を許してしまうし、レジェンダリー艦載機には複数回投下されることもある。あくまで艦載機に多少の出血を強いることができるといった程度のものであり、体力が減っていればすぐに止めを刺そうとする艦載機によって猛烈な空襲を受けることになる。あくまで他艦と共同で防空するのが基本である。
- 機動力
速い。
素の状態で30ノット、エンジンブーストで32.4ノット、加速力も良く、Tier8戦艦の中ではかなり快適。
それでもIowaやMissouri(30kt)と同じじゃないか、と思うかもしれないがそれはアイオワ級が速すぎるのである。エンジン基本出力と重量のバランスは巡洋戦艦のAmagiに近い。
船体が大きいため例えエンジンブーストをかけてもいても完全に弾を回避する事は難しく、偏差を狂わせる動きや回避までは望めない。しかし、同格戦艦の中では転舵速度が良いため、艦長スキルから防御姿勢を取りやすく、急減速転舵なども駆使すれば戦艦主砲による直撃を避ける事が出来るのは大きい。
エンジンブーストの有効時間は3分。ブーストの使い所は(仏巡洋艦のような)通常の砲戦中ではなく、追撃や逃走、急速移動や大移動での位置取りなど戦闘の要所に投入したい。
- 抗堪性
低い。
HPの少なさはConquerorに次いで低く、Conquerorのような優秀な修理班もないため総合的なHPはConquerorにも劣ると言えるだろう。装甲にも難があり、戦艦は盾というが大和のように艦首を立ててもあまり粘れない。優秀な機動力を生かして砲弾を躱す盾となろう。
船体の外側の装甲板と甲板は全面32mmで重巡以上のHE弾を弾ける要素が無く、APにも容易に貫通される。一応、側面装甲板-装甲体-防郭までの装甲は32mm+400mm+70mm+50mm(中央40mm)の合計552mm×各傾斜、上部甲板-防郭までは32mm+170mm(中央150mm)+60mmの合計262mmと装甲の数値そのものは高いとは言える。しかし防郭へ届かずとも外側を貫通されればダメージは出る。戦艦であれば32mm+400mm装甲くらいなら貫通は難しくない他、落角がつけば当然として装甲帯の上から刺さる。
また巡洋艦からも側面の装甲体から甲板までの幅(補助区画の部分)が微妙に広く、もちろん甲板は32mmしかないため遠近両面で巡洋艦のAP弾もよく刺さる構造となってしまっているようである。もちろん重巡以上のHE弾(力の均衡込みの軽巡含む)はなおさらよく通る。そして上部構造体がかなり広いという特徴のためか、戦艦や巡洋艦などからの過貫通を起こしそうな砲撃でも上部構造体に刺さる角度で通常貫通ヒットが起きやすいという現象まで発生しているようである。詳しくは不明だが、とにかくダメージを受けやすいのだ。
そのため遠距離であろうが生存には防御姿勢・回避運動を徹底しなければならない。また側面から防郭までの装甲の合計が分厚いといっても同格戦艦の10km圏内では十分貫通されうるため抜かれないためには防御姿勢は必須だ。…ただし460mm砲は真正面からも抜けるためその相手にはうまく傾けて凌ごう。
ただ抗堪性が低いとはいえ、高い機動力を活かして立ち回れれば生存力自体はそれなりに高くなる。辛い時は離脱したり島陰に隠れて生き残り、修理班をしっかり使い切ろう。
ちなみにPC本家実装当初は水中弾*4に関するバグがあったようで、度々巡洋艦のAP弾でも防郭への命中を許してしまうという状態であった。(色んな憶測も流れたが)現在では修正されそこまで簡単には防郭を抜かれないようになっている。
- 隠蔽性
16.1kmと劣悪だが、艦長スキル、隠蔽UG、迷彩で14.1まで縮めることができる。
Yamatoと同値だが、同格含めてこれより隠蔽の良い戦艦も多数いる。
- 総評
攻撃力と機動力に能力を極振りした、軽装甲の戦艦。
スペック表をひととおり眺めた艦長であれば、生存性が低めで、足が速く、砲のリロードも早いといったことから本艦が戦艦というより巡洋戦艦に近い特性を持っていることにお気づきであろう。ダメージを引き受けることは得意ではないが、与えることに関しては抜きん出ている。
装填特化にしておけば手数=火力は非常に脅威的。巡洋艦一歩手前の連射速度で431mm砲をぶっ放し、しぶとく生き残れれば修羅と化す。多くの戦艦にとって難敵であるティア7~レジェンダリー巡洋艦にもダメージを出しやすいため、ティア8戦艦で最も警戒される艦の一つと言って過言ではない。
また、優秀な副砲は活きる場面において非常に強力。ただしG.Kurfurstのような堅牢な装甲と体力が無い事とレジェンダリー帯での接近戦が難しい事を考えると、副砲特化はよほどのマニア以外にはおすすめしづらい。
扱いや立ち回りは非常に難しいが、機動力、装填時間の短さの爆発力を活かし開幕、速攻で敵を粉砕したり生存性の低さをカバーしつつ高い攻撃力をどこで振るえばいいのか、最大限に生かせるように戦術を組み替えていけば、高い戦果を期待できる可能性を大いに秘めている。しかし、扱いを誤ればあっという間に沈んでしまうだろう。是非とも腕に覚えのある艦長にチャレンジして欲しい。本艦にしか出来ないことも多く、使いこなす価値は存分にあると言える。
一応前の方へ出つつうまく生き残って戦うという方向性が基本だが、長射程高機動のRichelieuと同じように装填特化にして、序盤は前線へ出てダメージを引き受けつつ攻撃し離脱し、遠距離から敵艦隊へ投射しダメージを稼ぐという作戦もある。ただし遠距離でも悠長な行動が危険である点は変わらず、必要に応じて回避運動・防御姿勢を取ることは必須である。
史実
wargaming社による架空艦である。
小ネタ
艦名の由来はパリ市内にあるレピュブリク(共和国)広場と思われる。なお、発音しにくかったり表記しにくいのは仏語圏以外の人も同じようで、掲示板等では「リパブリック(英語風)」や「リパブ」と呼ばれることもある。歴史的な話をすると、元々は「シャトー・ドー(水の城)」広場と呼ばれていたが、19世紀の第2帝政時代にジョルジュ・オスマン(セーヌ知事)が取り組んだ「パリ改造」において、本広場を起点とした複数の大通りを新たに設定。これによりパリ東部における新たな基点とされた。また、観光地として有名な「マリアンヌ像(フランスの自由の女神)」が設置されたのは第3共和政時代の1883年である。
余談ではあるが、自由の女神ことマリアンヌはフランスにおける自由と革命のシンボルである。頭にかぶった赤い三角帽はフリジア帽と呼ばれ自由の象徴であり、右手に持ったオリーブの枝は平和の象徴、左手に持った書籍のようなものは「フランス人権宣言(1879年8月26日にフランス革命において憲法制定議会が採択した宣言。正式には人間および市民の権利の宣言という)」の碑板である。ちなみに同様のモチーフは絵画にも描かれ、教科書にも載っているドラクロワの「民衆を導く自由の女神」がつとに有名。この絵はフランス革命時にパリの農民女性がヴェルサイユまで行進したことをモチーフとしている。後にこの絵はフランス国家に買い上げられ、マリアンヌは共和国を象徴するシンボルとして扱われるようになった。
ヴェルサイユを目的地に行進する女性の話が出たついでに余談を一つ。物語の世界にも遠くボスニアからパリを目指して旅をしてきた女性が存在する…それはフランス人作家「E・アンリ・マロ」の著作である「アン・ファミーユ(直訳すると「家族と共に」)」の主人公であるペリーヌ・パンダボアヌである。カンの良い人は既に主人公の名前で「ペリーヌ物語」との関連性を思い浮かべたとは思うが、まずは原作のあらすじを説明させて欲しい。
あらすじは19世紀末に馬車で長旅を続けてきた写真技師の妻マリと娘のペリーヌがパリに到着するも母親のマリは病死してしまう。父親の祖父を頼るべく北フランスのマクロールに向かったペリーヌだが、頼りにしていた祖父は父エドモンと母マリの結婚を快く思っておらず孫娘の存在すら知らぬ有様であった。このためペリーヌは身分を明かさず偽名を使って祖父の工場で下働きをし、持ち前の明るさで周囲の信頼を得、やがて母から習った英語を活かし翻訳の仕事を任される。翻訳の仕事に関わったペリーヌは祖父が父エドモンの死を知らず、後継者とすべくその消息を調べさせていた事を知る。父エドモンの死を知った祖父は生きる気力を無くしてしまうが、ペリーヌの訴えにより工場の福祉改革に取り掛かる。そして新設の保育所や新しい住居の屋根を観た祖父はこの景色をペリーヌの「作品」と評価する。やがてペリーヌがエドモンの娘であるという調査の結果がもたらされ、家族と共に幸せに暮らすことを誓う。
本作は1893年に発表され、子供が自らの出自を問うストーリーをベースに産業革命後の急速な社会変化や劣悪な労働環境・児童労働問題を訴えた作品となっている。また、マロ自身が既に発表済の作品「家なき子」の姉妹作品とも言える。日本では1918(大正7)年に翻訳が行われ「雛燕」の名で発表されている。その後芝居や映画にもなって居るが、日本アニメーション制作の連続テレビアニメーション「ペリーヌ物語(1978)」の原作といった方が通りが良いだろう。
テレビアニメ版(以降アニメ版と呼称)では原作と異なり、ボスニアのある村に逗留していたペリーヌ一家が父親であるエドモンを病で亡くす所からスタートしている。このためパリ到着までのボスニア、クロアチア、イタリア編、アルプス越え等はアニメオリジナルであるが、パリ到着後は概ね原作に忠実となって居る。また、原作では1890年台(執筆当時)の社会情勢を元にして描かれているが、アニメ版においては時代を約100年前の1870年代としている為、作中に登場している技術(白熱電球や手術の麻酔、消毒等)との矛盾が生じている。またアニメ化されるにあたっては登場人物の設定やエピソードに大きな変更が加わっているが、それはいつもの事なので興味のある人は自分で調べて欲しい。
なお、本作は当初監督として予定されていた高畑氏がタイトル決定後に原作に対する否定的な立場を表明、急遽監督を降板している(表面的には労働問題を扱っているのにオチが貴種流異譚だから仕方が無いよね)。このため当初参加予定であった宮崎・小田部らのスタッフも不参加となった結果、恒例の海外ロケを行う事ができなかった。そのせいもあってかフランスの風景の筈がドイツのハイデルベルグの風景となって居るケースや、ヨーロッパには居ない筈の蝉の鳴き声が夏の場面の効果音として使って居る等、明らかなミスが発生している。
本家におけるテスト時の艦名は「France」であったが、フランス海軍の命名規則(戦艦の場合は地名や人名)からしてふさわしくないと判断されたのか実装時には現在の名前に変更された。
一見、後部構造物と一体化しているように見える煙突にはモデルデータ内にジョイント(回転用関節)が仕込まれている。開発動画ではこの煙突をぶん回してる様子が映されていたが、残念ながらゲーム内で動作することはないようだ。恐らく排煙方向を制御するためのものだろうが、史実的に研究されていた構造なのかは不明。
コメント欄
- 遠距離の精度が酷いから遠距離で戦うなって事だろうな。 -- 2022-09-13 (火) 15:08:47
- 精度が悪すぎて勝ち確の時に敵を追撃したりしても、こっちの攻撃は当たらず敵の攻撃はバカスカ刺さって返り討ちとか戦艦にありがちなやられ方なんだけどこいつの場合それが数割増で酷いと感じる。 -- 2022-09-13 (火) 15:29:14
- 精度はシャンパーニュに比べると格段に悪いしバラけるが、精度を補強すればそこそこ当たる。戦艦は土手っ腹晒してるの以外はイギリス戦艦の如く燃やしまくり巡洋艦はAPでっていうのが1番活躍出来るかな、他のフランス戦艦に比べると取り回しが重いけどその分安定感はある。 -- 2022-09-14 (水) 17:34:56
- こいつ乱闘艦長乗せて対空特化ビルド組むと近距離対空射程が6kmに伸びて秒間450ダメとかになるからすごい楽しい。ソ連攻撃機とか近く通っただけで速攻で煙吹くor落ちるから完全に寄って来なくなる。 -- 2022-09-28 (水) 09:49:08
- 真横向いてる艦艇を狙うのは武蔵より精度が良いな。フランス散布極まれりと言う感じで横に広がり縦に纏まる。 -- 2022-10-02 (日) 19:12:19
- 副砲の貫通ダメージで1/3くらい余裕で削られるのほんとやばいでしょ。こいつの装甲は全艦艇の砲撃がもはや天敵だわ。 -- 2022-12-05 (月) 23:33:11
- ティア8ではマシかなっと思ってたけど偶に使うと本当弱く感じるし、結局どんぐりの背比べだね。 -- 2023-01-23 (月) 16:39:17
- レピュの宇宙迷彩もう原形留めてないじゃんwwwもう少し控えめがよかったわ -- 2023-06-27 (火) 11:55:45
- 元々見た目が仏戦っぽくなかったからそれを仏戦らしいデザインに変えた上宇宙迷彩を施したらこうなったってだけでは?というかレピュの四連装砲塔はどう見ても英国製だったし(仏四連装砲塔は中央に隔壁がある) -- 2023-06-27 (火) 11:59:11
- レピュの主砲も中央の2つの砲身の間隔が少し広くなってるから、中央に隔壁あると思うんですが… -- 2023-06-27 (火) 20:15:03
- マジで?ちょっとそれは確認不足だった。すまない -- 2023-06-27 (火) 21:04:38
- 元々見た目が仏戦っぽくなかったからそれを仏戦らしいデザインに変えた上宇宙迷彩を施したらこうなったってだけでは?というかレピュの四連装砲塔はどう見ても英国製だったし(仏四連装砲塔は中央に隔壁がある) -- 2023-06-27 (火) 11:59:11
- こいつの主砲はニュージャージーみたいに遠距離でこそ輝くタイプだから間合いさえ間違えなければ強いな 副砲が強力だから場合によっては思い切って殴り込みかけるのも悪くないし、へんてこな砲配置のわりに意外と器用だわ -- 2023-08-15 (火) 01:54:59
- ガスコーニュ「へんてこ?」シャンパーニュ「誠に遺憾である」 -- 2023-08-15 (火) 09:13:18
- 砲塔が一つにまとめられただけで、内部的には2連装砲が2つと、ヴァンガードとかビスマルクと実質的に同じ前後4門配置なのよね~。連装砲4基8門が前についてるリシュリューのほうがヘンテコと言える。 -- 2023-08-15 (火) 09:43:52
- 史実の話をしてしまうと英国式四連装砲塔(KGVのアレ)は非常に故障率が高かったそうな。だから仏式は信頼性の高い連装砲塔を横並びに2つ並べる方式にしたとかなんとか -- 2023-08-15 (火) 10:12:21
- ネルソン「…………(知らん顔)」 扶桑型なんかもそうだけど、凝った事をやろうとすると大失敗するのは兵器開発においてありがち -- 2023-08-15 (火) 11:00:03
- ガスコーニュ「へんてこ?」シャンパーニュ「誠に遺憾である」 -- 2023-08-15 (火) 09:13:18
- 18km先の巡洋艦をワンパンで撃破する威力と精度を20秒前後でぶっ放せるのがやべーな 得意な間合いを保って動ければ強いわ -- 2023-09-05 (火) 07:54:38
- 主砲口径があと1mm大きければフル強化したジョジャール艦長で32mm装甲も強制貫通できたあたり、意図的な設定ぽいな -- 2023-11-04 (土) 11:01:32
- ジョジャール艦長の基本特性は強制貫通を強化するわけじゃないぞ -- 2023-11-04 (土) 12:18:35















