夢幻泡影

装備情報

メモ

吸血鬼の最強専用装備。
最強専用装備はヒューマノイドやアンデッドマンも装備できない、完全に各種族専用の装備であり、その種族の他の専用装備全ての性能をおおよそ内包している。
それに加えて更に強力な効果が追加されているものが多く、入手後はほぼ必ず該当種族全員に装備させることになる非常に強力な装備群。
しかも、任意のその他アイテムから超レアを移動させてくることさえ可能。詳細は進化の書のページを参照。
また、特定の専用装備からの継承も用意されている。

夢幻泡影は魔剣術と魔矢強化術の効果を内包している。
それ以外のスキルも色々ある・・・が、ステータス固定増加系は誤差レベル。
装備倍率に関しても、細剣はほぼ使わないし、その他は特化しないとメリットが薄いため1.3倍程度じゃ不十分。宝石は論外。
そのため、実質的な追加スキルは魔法結界Lv3とマジックアロー1.6倍だけである。
そのマジアロ1.6倍も、個性を魔法の知識にする必要がなくなる、程度のもので、悪くはないが地味。
総じて、最強専用装備の中ではかなり微妙な性能。運用次第では魔剣術も邪魔になりかねない。

入手にはローズウェルの魔女と魔性のバフォメットのドロップが必要。
神々の宴のダンジョンと魔性の神魔なのでそこそこ高難易度だが、最強専用装備の中ではマシな方。

ちなみにこれは余談だが、魔剣術が実装されたばかりのVer3時代、プレイヤーの間で「吸聖魔」というビルドが話題となったことがある。
これは当時アタッカーとして一線級の活躍をしていた遠距離装備の剣聖において、攻撃力と魔法攻撃力をバランスよく高めることで、心眼の命中精度２倍の効果を発動させつつも魔剣術によって高い攻撃力による打撃を与えることができるというコンセプトのビルドであった。
まさにシステムの穴を突いたような画期的な発想であったものの、要求される装備のレベルは非常に高く、当時の基準でもロマンのあるキャラメイクであったと言える。
それを踏まえてこの装備を見てみると、魔剣術と細剣装備、魔力反撃を狙えるマジックアロー1.6倍と、吸聖の運用にあたり地味に痒い所に手の届く性能を持っていることが分かる。
当然ながら実用性には疑問が残るものの、当時を知るプレイヤーはこの装備を見たときかつて脚光を浴びたこのビルドが脳裏をよぎったかもしれない。

夢幻泡影は、人生の儚さを例える仏教用語。読みは「むげんほうよう」。
悠久の時を生き永らえながらも、最期には討伐によって命を終える吸血鬼の無常な生き様を表現しているのだろうか。
人の血を奪うことでしか生きられない吸血鬼という存在が、仏教における不殺の戒律と矛盾している点も皮肉が効いている。