【グジャラード】

概要

約2500年前に滅びた【海運都市ザード】の【魔王】。
先代魔王ヴァルザードの息子。
　
3500年前、【大魔王】だった父ヴァルザードがアストルティアに攻め込んだ際に当時の【勇者】である【アジール】に敗れて死去したため、その後を継いでザードの魔王として即位する。
その後魔王として約500年ザードを存続させるが、塩害にあっていた民を救わず、自分の財産のみを守るなどの愚劣な統治で反乱を招き民に処刑された。
さらには力自慢の長男と次男が次期魔王の座をかけて争ったため、彼の処刑から500年後にザードは滅びた。
唯一争いに加わらなかった三男【ディンガ】は邪封の宝玉を持ち出して逃走、現在のディンガ交易所にて使用し関所の奥へ消えていった。
　
自分勝手度で言えば、【エテーネ王国】の15代王【ギリウス】、同じ国の26代王【クレグニス】と同レベルといっても過言ではないだろう。
　
ちなみに父ヴァルザードは生前高いところに登ることが好きだったらしく、その行動や性格、【大魔王顔壁】に彫られている顔がどこか【ユシュカ】に似ているため、もしかすると彼の先祖にあたるのかもしれないと示唆されていたが、2021年8月18日の【ドラゴンクエストX TV】の「ネタバレイトショー」にてユシュカがディンガの子孫であると明言されたため、正式にヴァルザードやグジャラードの子孫であることが確定した。
これを踏まえると初期のユシュカの傲慢さはグジャラードの血を引いていたことも関係していると思われる。
　
なお、クエスト【ザード遺跡の息吹】などでは「グジャラート」という表記もみられたが、Ver.5.5後期までの間に修正されている。
石の魔人から放蕩息子呼ばわりされるなど好かれておらず、王子のころから素行はよくなかったようである。
また将来的に石の魔人を利用すると父親に危惧されるなど、アストルティア侵攻より前の時点で親子関係が悪かったと思われる。
そしてこのクエストで「息子たち」という単語が出てきたことから、彼には兄弟がいたことが分かっている。
ちなみに【海魔獣ブルラトス】もヴァルザードが作った魔獣であり、ある意味彼と兄弟といえる。
また、【万魔の塔】に出現する【カラミティスコルプ】のまめちしきなどから、娯楽の殿堂として万魔の塔を建てた魔王も彼のことだと思われていたが、こちらも上記の「ネタバレイトショー」でグジャラードが建造したことが明言された。
　
名前は「愚者」からだろうか*1。