【アイアンナイト】

Last-modified: 2025-02-02 (日) 13:36:39

この項目はモンスターとしての「アイアンナイト」について解説しています。
DQ6とDQ7に登場した【パラディン】の称号の「アイアンナイト」については当該項目を参照。

GBC版・HD-2D版DQ3とライバルズにのみ登場するモンスター。
白っぽいカラーリングをしている鎧型の魔物。
長いシリーズの歴史の中でいそうでいなかった名前のモンスター。
【さまようよろい】【キラーアーマー】【じごくのよろい】【カンダタこぶん】【シュバルツシュルト】を同種に持つ。
 
この系統は外伝含め多くの作品で常連として登場・活躍しているが、こいつだけは現時点においても先述の作品にしか登場していない。
しかも出現場所が新規【隠しダンジョン】の一部のみと、やたら限定されている。
そのため、DQファンでもこのモンスターを知らない人が多いだろう。
 
下位種が『キラー』や『じごくの』といったシンプルで分かりやすい形容詞を冠した名前を持つのに対し、こちらが一応は系統最上位種として登場したにもかかわらず、直訳すると『鉄の騎士』という序盤モンスターと勘違いしそうな凄みのない名前なのも使いづらい一因だろうか。
更に言うと名前がDQ2の最序盤に登場する【アイアンアント】と紛らわしいというのも、不憫さをより一層際立たせている。
白っぽい色からせめてミスリルナイトでも良かったのではなかろうか?
 
実際、DQ3で【てつのよろい】は「よろい」と冠する中では【かわのよろい】【うろこのよろい】に次いで下から3番目の「鎧」だったりもするし、下位種であるじごくのよろいのドロップアイテムでもある。彼らが着込んでるのが同じ鉄の鎧かは定かではないが。
こいつの直接の関係はないが、上記のパラディンの称号として見ても、下から2番目の称号という風格の無さである。
現在外伝作品でこの系統が登場する際には、最上位種はもっぱら【ピサロナイト】が担当しており、最早忘れられたと思われたが、ライバルズでようやく再登場できた。

【氷の洞窟】の最深部にのみ出現。
つまり、No.155までの銀の【モンスターメダル】をコンプリートしないと会うことができないレアキャラ。
通常攻撃の他に【バイキルト】【スクルト】【ルカナン】を唱えるうえ、【痛恨の一撃】も使う。
 
物理戦を有利に導く3種の補助呪文を使いこなすという、戦略的な行動をとるモンスター。【ダースドラゴン】【はがねのきょぞう】と一緒に出現すると特にこれらの呪文が生かされる。
【マホトーン】も効きづらいが、HPは300程度とさほど高くないので呪文と打撃で素早く倒そう。
なお、この頃になるとパーティーメンバーの運の良さもかなり上がっているのでルカナンは結構外れる。
倒すと稀に【スタミナのたね】を落とす。
 
ちなみに、隠しダンジョンのモンスターなのだが説明書のモンスターメダルの項目に名前が掲載されている。

【試練の神殿】の「爪とブーメランの試練」に登場。
攻撃パターンはGBC版からほとんど変わっていないが、1~2回行動となり、【さみだれけん】を新たに使用するようになっている。
また、残りHPが最も少ない相手に痛恨の一撃を与えることもある。
守備力やHPも大きく強化され、敵の強さインフレにより補助呪文の厄介さも増している。
メラ系およびギラ系など炎系が弱点である他、ザキ系も効きやすい。
 
今回は【てつのよろい】を落とす。
確かに名前通りではあるが、この時点で落とされてもはっきり言って鉄クズでしかないが…。
しかも下位のキラーアーマーは【はがねのよろい】を落とすのでなんなら素体的にはキラーアーマーよりも劣化しているともとれる。
鉄クズなだけあってドロップ率は高く、同じエリアに出現するはがねのきょぞうから【そうてんのトーガ】を狙う場合は嫌と言うほど目にすることになるだろう。
まめちしきによると歴戦の戦士の鎧に悪しき魂が宿り、無数に刻まれた怨念のような傷跡で異様に硬くなっているとのこと。
それだけボロボロの鉄の鎧でも正規価格で売却可能なのを喜ぶべきか、呪われたままならもう少し高く売り飛ばせたかもしれないと悔しがるべきか…

そんな超マイナーだった彼が僧侶専用カードに登場。

5/3/6
におうだち
死亡時:ランダムな味方ユニット1体を味方ヒーローのレベルの数分+1/+1

高めのステータスとにおうだちを持つ上に、死亡時効果のバフも強力。死亡時発生の能力なので僧侶の蘇生とも相性がよく、採用率はそれなりに高かった。
マイナー脱却の足がかりになったかもしれない。
におうだちを使うのは、上記の通りパラディンの称号と同名だからだろうか。