【かわのよろい】

Last-modified: 2020-09-29 (火) 14:35:30

概要

DQ2から登場する最初の鎧。
鞣した皮(革)を繋げて作られた防具で、金属製の鎧ほどの頑丈さはないが軽くて扱いやすいのが長所。
そのため重装備のできないキャラクターでもこれは装備できる、ということが多く序盤戦ではとても頼りになる存在。
 
シリーズ皆勤ではなく、DQ1では同じ見た目で【かわのふく】と表記されていた。
Vジャンプ攻略本にはかわのふくが改良されてこれになったと表記されているので、明確に「服から鎧へ」という変遷をたどっている品。
じゃあDQ3の時代に既に「皮の鎧」が登場しているのは何故なのだろうか…
色々あって製造ノウハウが失われてしまっていたのかもしれない。
 
初めて服から鎧に代わる【しゅび力】の高さに感動を覚えるプレイヤーもいるらしい。

DQ2

初登場作品。守備力6。
【ローレシアの王子】【サマルトリアの王子】の初期装備でもある。
どこの店でも売っていない非売品と、初登場にして珍しい立ち位置にある。
前作の【かわのふく】より守備力は上がったものの、次作以降に比べるとまだ性能が低く、所詮は初期装備といった程度の防具。
しかし間違って売ったり捨てたりすると買い戻せないため、こんなものでも無いと結構苦労する。
ひとつ上の【くさりかたびら】はローレシア大陸で最も高価な480Gもするので、しばらくは皮の鎧が手放せない。
 
売り値は113Gと序盤ではなかなかの金額なので、防具としてお役御免になっても軍資金に活用できる。
【よろいムカデ】【リビングデッド】が落としていくため、売ってしまっても再入手可能。
【ムーンブルクの王女】に着せようとして1着キープしておいた者もいるかもしれないが、王女は装備できないので意味は無い。
「ムーンブルクの王女が装備できずサマルトリアの王子は着られる軽量級の鎧」という区分が存在することをプレイヤーに知らしめるのが役割といったところか。
FC版はドロップアイテムの仕様上複数入手はできないため、初期装備を手放した時点で2着同時所持が不可能になってしまうが、通常プレイで気にする必要は無いだろう。

DQ3

守備力12。【魔法使い】【武闘家】【遊び人】以外の5つの【職業】で装備可能。
前作の皮の鎧ポジションは【たびびとのふく】に移り、こちらはそれよりも少し上の防具になった。
ただし前作でその前後だった布の服と鎖帷子も守備力が倍近く増えていることから、それらと比べた相対的な立ち位置はあまり変わっていないと見ることもでき、その隙間を埋める存在として旅人の服と【こうらのよろい】が新設された形となっている。
旅人の服より守備力が4ポイント高いので、確実に1ダメージ減らすことができる。
HPの低い序盤においてはこの1ダメージの差が結構重要になる。
もっとも買値150Gと序盤にしては高価なため、90Gで買えて同じく1ポイント減らせる【かわのたて】を買う方が効率的と思うかもしれないが、それは後述のようにプレイスタイル次第である。
旅人の服を売れば差額98Gと値段的には大差ないので、後衛のいない【一人旅】であればアイテム欄の節約も兼ねてこの鎧に買い替える利点もあるのだが、そうでない場合は売らずに後衛へと使い回したい。
旅人の服は主人公の初期装備と王様の餞別のほか【岬の洞窟】でも拾えるので計3枚が早々に揃うのだが、ちょうどその岬の洞窟くらいから後衛を無差別に攻撃する敵が目立ちはじめるため、なるべく早くパーティ全員を布の服から脱却させたい。
魔法使いは皮の盾を装備できないので、とりあえず前衛に皮の鎧を1つ買えば、お下がりの旅人の服を魔法使いに回せるという利点がある。
結果的に150Gでパーティ全体の守備力を+8できることになるが、一方で4着目の旅人の服を買う場合は70Gで+4なので、皮の盾と合わせれば160Gで皮の鎧と同じくパーティ全体の守備力が+8となる。
このため皮の盾よりも皮の鎧を買うほうが多少効率が良いことが分かるが、旅人の服+皮の盾なら+4ずつ2回に分けて防具を更新できる利点もある。
差額10Gの損を嫌って皮の鎧まで我慢するか、全滅のリスクを避けて+4ずつステップアップするかは、プレイヤー次第である。
全員に旅人の服以上が行き渡った後であれば、上記の通り差額8Gの損となるので、皮の盾を優先すると良いだろう。
【ナジミの塔】をクリアする頃にはお金にも多少余裕が出てくるので、【いざないの洞窟】に挑戦する前には更新しておきたい。
FC版ではアリアハン大陸で買える最強の防具であり、ロマリアへ着くまではお世話になるだろう。

リメイク版

【盗賊】も装備可能であり、これより上の鎧は【みかわしのふく】【くろしょうぞく】になるため男盗賊は長い事これで耐え凌ぐ事となる。
なお【カザーブ】でタダで拾える【ステテコパンツ】と性能的には大差ないので、お金がもったいないならそちらで代用するのも手。その場合は入手するまでは旅人の服で我慢しよう。
女盗賊は【かわのドレス】【マジカルスカート】で男より早く装備を更新できるので、こちらはお世話になる期間は短い。

DQ4

守備力は引き続き12。買値は180Gに上昇。
モンバーバラの姉妹以外全員が装備可能な他、NPCの仲間キャラ【ロレンス】も装備している。
【知られざる伝説】の挿絵では実際にロレンスが着ている姿が描かれているが、そのせいで同書の彼の出で立ちはいまいち【詩人】に見えない。
 
初期装備は【ライアン】のみだが、【勇者】も冒険開始直後の【きこりの家】で手に入る。
 
二章メンバーの初期装備は全員これより弱く、特に【ブライ】は二章の間はこれが最強の鎧となるので、いずれ1着は買うことになる。
ブライが直接装備してもよいし、最初は【クリフト】に装備させてブライに旅人の服をまわしてもいい。
旅人の服が前作より守備力が1下がってはいるものの、皮の鎧と布の服は前作と一緒なので、パーティ全体の守備力が合計+8になる点は同じ。
皮の盾を2枚買うのと値段は一緒だが、皮の鎧を買ったほうが布の服を売り払える分だけ若干安く済む。
と言っても大差は無いので、先に皮の盾を揃えるか、皮の鎧を目指すかは、やはりプレイヤー次第だろう。
【アリーナ】には【きぬのローブ】があるので、わざわざ買う必要はないだろう。
ブライは皮の鎧&盾が装備できるので、序盤は前作の【魔法使い】よりも打たれ強くなる。中盤の防具は前作同様に乏しいが……。
なお極端な選択肢ではあるが、開始直後に防具を売り払って武器を優先し、あとから防具を揃えるような戦法の場合、売却した防具と同じものを買い戻すのは効率が悪いので、その場合は皮の鎧が手頃な狙い目となる。
 
【トルネコ】もバイトで資金を貯めて最初に買う防具としては悪くはない。
しかも【ボンモール】まで行けば、買った時よりも高く売れる。
ただしこの章では序盤の敵が頻繁に防具を落としてくれるので、最初は武器を優先し、布の服のまま旅立っても意外となんとかなる。
リメイク版では旅人の服と守備力が大差ないステテコパンツをきつねの村で拾えるようになったので尚更。

DQ5

価格はそのままに守備力が11にダウン。守備力11で180Gという設定は8まで共通。
 
【主人公】【ヘンリー】【男の子】【ピピン】と、装備グループE・J・M・Pの仲間モンスターが装備可能だが、男の子とピピンはもっといい鎧を初期装備しており、ヘンリーと大体の仲間モンスターも、仲間になった時点でもっといい鎧を買える。
よって、装備させる可能性があるのは幼年時代の主人公のみと思われる。
 
青年時代に入るとまず再入手はできない、DQ2以上の隠れレアアイテムでもある。
幼年編では【アルカパ】【妖精の村】で販売しているが、青年編になると同じ店に行っても品揃えが変わっているため購入できない。
同じく幼年時代でしか買えない【うろこのよろい】同様、アイテムコンプを目指す際は忘れずに購入しておこう。
【ふくろ】がないSFC版ではこれに加えて【たいまつ】【ゴールドオーブ】などの重要アイテムにより元々少ない持ち物欄がかなり圧迫されるため、アイテムコンプをする際には幼年時代で結構な負担が強いられる。
一応バグを駆使すれば青年時代での再入手も不可能ではないが……。
 
また、【くさったしたい】【ばくだんいわ】【チゾット】【ブラッドメイル】が手に入るまで、
布の服より強い鎧がコレと旅人の服、鱗の鎧と、全て入手が幼年時代からの持越しに限定されるもののみである。
あまりこの2匹を使う人はいないだろうが、もし彼らを使うならばこの鎧も使えないこともない。
しかし、せっかく持ち越すなら、うろこのよろいを持ち越したいところ。

DQ6

【ミレーユ】【バーバラ】を除く人間キャラとA、B、C、Eグループの仲間モンスターが装備可能。
値段は180Gと据え置きだが、【シエーナ】【マルシェ】)の露店では+20Gぼったくりで売っている。
 
【ハッサン】は守備力が1高い【かわのこしまき】を初期装備としているし、
【チャモロ】以降の仲間はもっと強い防具がいくらでも買えるため、使う可能性があるのは【主人公】ぐらいだろう。
その主人公にしても、【山肌の道】で拾えるたびびとのふくのまま進み、レイドックで早々にうろこのよろいに買い換えるため、活躍時間は非常に短い。
かっこよさは15と地味に高いが、時期的になんの役にも立たない。
 
SFC版の【公式ガイドブック】ではハッサンが着ているが、上記の通り実際に彼が着ることはまずないだろう。

DQ7

【マリベル】【ガボ】以外が装備可能。かっこよさは前作と同じで15。
過去・現代双方の【ウッドパルナ】で購入できる。
DQ7では全体的に装備品の価格が値上がりしているが、この鎧は価格が据え置きなためコストパフォーマンスは良好な部類に入る。
 
ウッドパルナ編の段階では雑魚もボスもそこまで強くない上、後半は【ハンク】のサポートもあるので無理に購入する必要は無いが、上位の【うろこのよろい】は次の【エンゴウ】編をクリアするまで登場しないため、前衛のどちらかが布の服のままでいるのが不安ならエンゴウ編が始まる前には1つは購入しておきたい。
 
後に過去の【フォーリッシュ】でタンスから入手できる。
この時点では大抵は既にうろこのよろい以上のものを装備しているので不要だろう。
特にフォロッド地方は雑魚ボスも直接打撃が痛すぎるため、この鎧では心許ない。

DQ8

守備力11で価格は180G。装備可能なのは【主人公】【ククール】
【トラペッタ】で販売されている他、【バル】がレア枠(1/64)で落とす場合がある。
 
ゲーム開始直後に180Gは結構な値段だが、町周辺で稼ぐか、トラペッタのアイテムを漁って不要なアイテムを売却すれば充分用意出来る。
主人公はまずコレに買い替えると主人公の被ダメが殆ど1に抑えられる為かなり楽になる。防御を重視するならあり。
ただし、これを購入してしまうと狩り効率を大幅に上げられる【ブーメラン】の購入がだいぶ遅れてしまうのは痛い。
ブーメランさえ買えば敵の攻撃は受けることもなく蹴散らせるので稼ぎやすくもなるが、【リーザス村】に行けば【うろこのよろい】があるので後回しにするぐらいなら無理に買わなくてもいいだろう。
ククールは初期装備である【騎士団の服】があるので不要。
 
錬金ではたびびとの服と【まじゅうの皮】を合わせると作れるほか、これと【竜のうろこ】を合わせればうろこのよろいになる。
ただいずれも錬金材料の方が圧倒的に貴重なので実行する意味はない。

DQ9

最初からルイーダの酒場に登録されている男戦士が初期装備している。
防具の種類別化に伴い、180Gで守備力が6にまで減退。
旅人の服と比べると110Gも高いクセに守備力はたった2しか増えず、明らかに価格と守備力が釣り合っていない性能に成り下がってしまった。
特にカネに困る最序盤なので、コレを買うぐらいなら135Gで揃えられる旅人の服+皮の帽子を人数分揃えたほうがマシだろう。嗚呼…
一応皮の鎧+皮の帽子なら守備力+9なので上記セットを着込むよりさらに1ダメージ多く軽減できるが、その為に110Gを出すかといわれると微妙である。

DQ10

守備力4にまで落ちてしまったが、体下装備の【皮のズボン】と分かれたためで、合計の基本守備力は6になる。
当初は特定種族専用だった初期装備を除くと、戦士、パラディン、魔法戦士にとってはこれが最弱のからだ上防具。

DQ11

【ベロニカ】以外が装備可能。うち直しに必要な宝珠は2個。
 

-+1+2+3
守備力11121417

 
【デルカダール城下町】(下層含む)、【ナプガーナ密林】(キャンプ地)にて180Gで売っている。
ただ、同時期に宝箱から入手できる【ステテコパンツ】と守備力があまり変わらない。また、【ナプガーナ密林】では【レシピブック】を入手することで【うろこのよろい】を作成できるため、かわのよろいは決して必要とは言えない。
主人公やカミュにステテコパンツを穿かせたくない場合(見た目は変わらないが)であれば出番だろう。
必要時期としては後に仲間になる【セーニャ】も装備できるが、初期装備の【きぬのローブ】で事足りているし、どうせ買うならもっといい防具を買うほうがいいため、総じて今作ではあまり重要ではない。

DQB

守備力9。材料は【毛皮】3つ、【銅のインゴット】【ひも】が1つずつ。
1章と3章で拠点に最初からある作業台から作成可能。前面が鋲で補強されたデザインとなっている。
 
1章では初期装備である【ボロのふく】からの移行に際して、移動速度を重視するのであれば僅かながら補正のある【たびびとのふく】を、守備力を重視するのであれば4ポイント高いこちらを選ぶ事になるだろう。
旅人の服に使う【ボロきれ】は序盤ではそこそこ貴重な上、【ピリン】のクエストで【衣装部屋】を作る際に必要な【石のクローゼット】にも使うため、タイムアタックではこちらが使われることが多い。

3章では序盤から敵の攻撃が苛烈なので少しでも守備力を上げるうえでも欲しい。
 
どちらの章でも上位の【てつのよろい】を作れるようになるのはしばらく先なので、その間は世話になるだろう。

DQB2

守備力22。材料は【毛皮】3つ、【ひも】が1つ。作業台として【金床】も必要となる。
【フサフサ島】の強敵モンスターである【オークキング】を倒すとレシピを入手できる。
【モンゾーラ島】でレシピを入手できる【カメのこうら】よりも1だけ守備力が低い。見た目を気にするのであればこちらを使おう。
しかし、【オッカムル島】ではレベル12で【くさりかたびら】のレシピを入手できるので、活躍できる期間は短い。
フサフサ島の攻略を後回しにした場合は、図鑑埋め以外には無用のものとなる。
 
性能面での活躍の機会は限られるが、【染色がま】でカラーリング変更ができるので、見た目変更のバリエーションの拡張には一役買ってくれる。
鎧そのものの形状が気に入ったのなら、好みの色に染め上げて【ドレッサー】でオシャレに着飾ろう。

余談

強度こそ金属製の鎧に劣るものの、現実世界では丈夫・軽量・安価・加工しやすい、と四拍子揃っていることから軽装の防具として民衆の護身から軍人まで幅広い層で浸透していた。
また刃で切れにくい・矢が刺さりにくいことは防具として極めて重要だった。
特にワックスで煮固めたものは、軽量性と一定の頑丈さを併せ持つため、優れた安価な鎧として世界各地に普及していた。日本でも雑兵の装備する腹巻は革製が多い。
 
金属製造・加工技術が発達した後も、革製の鎧に金属の板やリングを取り付けて強化したり、金属の防具の下になめした革の服を着たりと、銃器が発達して鎧そのものが廃れるまで欠くことの出来ない防具だったのだ。