ヒーローズシリーズとトレジャーズに登場する要素は【モンスターコイン】を参照。
DQ3(GBC版)
GBC版DQ3で追加された要素。GBC版以外には登場していない。
【戦闘】に勝利した時に【ドロップアイテム】の様に落としていくメダルであり、落とした【モンスター】の姿が刻まれている。
手に入るのは1戦闘につき1枚だけで、最後に倒したモンスターがメダルを落とす。
あくまで「倒す」のが条件なので【ニフラム】や【バシルーラ】ではこれを満たせないが、【メガンテ】を使って倒すのはOK。
メダルを入手するとすぐに「メダルの書」に記録される。
これはゲームソフト内の全ての【冒険の書】共有、かつ独立したセーブデータとして存在するもの。
メダル入手後にセーブしないまま電池切れになったり、あるいは冒険の書を消したりしても、「メダルの書」を消さない限り入手したメダルは保持される。
3つの冒険の書を家族で共有していたりするとメダル集めがスムーズに進む。
生息地にはストーリーを進めた際に最初にそのモンスターに出会うであろう地域が書かれている。
ただし、この生息地が書かれているのは地上に出現するモンスターのみで、アレフガルドやクリア後の隠しダンジョンに初めて出現するモンスターは「???」と表記される。
また、地上に出現するモンスターでも【ひとくいばこ】、【ミミック】、【エビルマージ】の3種は「???」表記。
トラップモンスター2種はともかく、なぜバラモス城に出現するエビルマージが「???」なのかは不明。バラモスですら「ネクロゴンドちほう」と表記されるのに。
DQ3に出現する全モンスターにそれぞれ金銀銅の3種のメダルが存在する。
一部のモンスターは通常版と八角形の特殊なメダルと2種類ある場合があり、メダルの種類は全部で165種に及ぶ。
落とす確率については全モンスター共通で、そのモンスターのメダルを一つもゲットしていない場合は最初の1枚は必ず銅のメダルになり、1/8の確率で落とす可能性がある。
銀は銅を1枚以上ゲットした状態で1/32の確率で、金は銀を1枚以上ゲットした状態で1/128の確率でそれぞれ落とす可能性がある。
全てのモンスターについて、金・銀・銅の全て自力で集めるのはDQ5の【5強】の比ではない文字通り桁違いの時間と労力がかかる。
なお、一部のメダルは敵が落とすことはなく、後述の【しんりゅう】への願いイベントでしか入手できない。
さらに敵が普通の【ドロップアイテム】を落とすと手に入らないほか、【盗賊】がドロップアイテムを盗んでいても手に入らないので、メダルが欲しいのなら盗賊は使わないでおこう。
この仕様のため『アイテムを落としやすいモンスター=メダル入手確率が下がる』となっており、特に序盤から中盤に登場するモンスターで【やくそう】(主に【フロッガー】、【おばけありくい】、【キャタピラー】)、【どくけしそう】(主に【バブルスライム】、【ポイズントード】、【どくイモムシ】)、【まんげつそう】(【しびれあげは】)、【すごろくけん】(主に【ミイラおとこ】、【げんじゅつし】)を落とすモンスターはアイテムドロップ率が1/8、1/16、1/32のいずれかに設定されてる傾向が強く、これが地味にコンプリートの障害になることも。
とは言ってもアイテムドロップ率は最も高いのが1/8なので、元の確率に7/8(87.5%)掛けされるだけなのだが、不要なアイテムをボコボコ落とされて道具枠が溜まっていく様はわりとストレスになる。
ただし、【商人】がお金を多く拾うのは問題ない。
しかしアイテムドロップよりも問題点となるのは、特定のモンスターは出現場所が限定されてる事。
特に海上にのみ出現する【マーマン】、【だいおうイカ】、【クラーゴン】。
そして【おどるほうせき】、【ベホマスライム】、【スノードラゴン】、【だいまじん】辺りのメダル集めは完全に苦行を通り越しているレベルである。
【メタルスライム】、【はぐれメタル】については後述の救済があるが、むしろこの2種は出現率が高い場所が存在するし、【メタル狩り】を行っていなくても案外自力でゲットしやすい。
シナリオを進める上では全く役に立たないやりこみ要素だが、【氷の洞窟】を進むにはこれを集めなければならない。
1階の途中にNo.155までの銅メダルを全部集めてこいと言うじいさんが立ちふさがっていて、奥に進むと銀メダルを集めてこいと言うじいさんが立ちふさがっている。
(正確にはメダルそのものではなく「メダルを入手した経験」があればいい。後述)
幸いにも銅2枚と銀1枚を交換してくれるという救済措置があるが、このあたりで投げ出す人もいたと思われる。
最奥にいる【グランドラゴーン】に「全ての金メダルは集められまい」と挑発じみたセリフを言われるが、集めても彼からお褒めの言葉をいただけるのみで他にご褒美的なものは何もなく、達成感があるだけである。
グランドラゴーンと戦いたいだけなら、銅2枚もしくは銀1枚を入手しつつシナリオを進めていくと良い。そんなことをしていたら、まず間違いなく適正レベルを大幅に超えてしまうが…。
逃走確定でないエリアでメダル集めをやるよりは、瞬殺できるぐらい十分にレベルを上げてから戻ってきて狙った敵を集中的に狩る方が時間効率は良い。
どのモンスターがどこに出やすいか、【エンカウントエリア】を正確に把握することも求められる。
【しんりゅう】の願いの4つ目に「めずらしいメダルがほしい」というのがある。
3n-2回目では倒しにくいモンスターや一部のボスモンスターのメダルを6種族×金銀銅各1枚のメダルを入手できる。
これらのモンスターのメダルは直接戦うよりもここで狙う方が効率は良いだろう。
3n-1回目では5種族、3n回目では3種族のモンスターのここでしかもらえない8角形のメダルをそれぞれ金銀銅各1枚入手できる。
なお、グランドラゴーンと戦うために必要なNo.155までのメダルにこれらも含まれている。つまり、少なくとも3回はしんりゅうを25ターン以内に倒す必要がある。
最後のメダルはもちろんグランドラゴーンであり、【ルビスのけん】入手後に再度グランドラゴーンを25ターン以内で撃破すれば毎回金銀銅各1枚入手できる。
【ひとくいばこ】【ミミック】【カンダタこぶん】【カンダタ】【やまたのおろち】は戦う機会が限られるが、氷の洞窟で雑魚敵として出現する。
カンダタとやまたのおろちは強さの違う2種類が存在するが、それぞれ独立した別のメダルを落とす。
一方で同じく2種類いるカンダタ子分はなぜか共通のメダルしか落とさない。
メダルの書のデータは冒険の書とは独立に保持されているので、ミミックについては密集して転がっている【サマンオサ南の洞窟】の分を残しておき、後で戻ってきてまとめて狩ってリセットを繰り返すのも手である。
通信ケーブルを介して他者から譲り受けることもできるので、可能ならばこれで集めるのが手っ取り早い。
またモンスターメダルを他者に譲渡したり、銀メダルを入手するために銅メダルを手放したりして、そのモンスターのメダルが『0枚』になったとしても、システム的にはなお所持していることになっており、氷の洞窟でも問題なく先に進める。
ある意味モンスター図鑑に代わるやり込み要素といった風であるが、単に戦闘時のグラフィックが表示されるのではなく、新たに作成した書き下ろしのドット絵を見ることができるため、集めて眺める楽しさも合せ持つ。
ともすれば作業に成りがちな平凡な雑魚モンスターとの戦闘において、ある種の射幸心を煽るシステムを導入することで、すべての戦闘でちょっとした期待を抱きながら飽きずにプレイできる工夫とも言える。
……が、メダルを落としやすくする救済要素のようなものが存在しないため、自力でコンプしようとすると非常に面倒なのが欠点。
銅のメダル1枚ならまだしも、2枚目以降ともなると必然的にすでにシナリオ上は何の用もなくなった場所で延々と戦闘を繰り返すことになる。
しかも氷の洞窟を攻略するためには収集が必須であり、特に上記のレアモンスターやHPの多いボスモンスターのメダル収集は苦痛とすら言えるため、途中で投げ出してしまったプレイヤーも少なくない。
そのため、グランドラゴーンは歴代でも随一の出会うことが難しい裏ボスとなっている。
幸いなことにソフト内の冒険の書全てで共有しているため、一度コンプさえすれば新データでは集める必要はないのが救い。
金銀銅それぞれ99枚までカウントされる。
モンスター1種類につき最大297枚ということになる。
モンスターメダルは165種なので、全部集めると49005枚。
想像を絶する時間と労力と根気が必要である。
複数の人から通信で貰うのも含めないとまず無理だろう。
もちろん何も報酬はなく趣味の領域でしかない。
金銀銅いずれもカラーではないので色違いのモンスターは構図などのグラフィックの違いで表現されるため、同属同士を比較して見るのも面白い。
以降のリメイクや移植では、すごろく場ともども完全に削除されてしまった。
後になってスタッフからも面倒なシステムだと思われたのだろうか。
ちなみにメダルのナンバーは内部データであるモンスターIDを基に割り振られている。
基本的にはストーリー上で出会う順番に沿って並んでいるが、その中でエビルマージ、【キメラ】といった一部のモンスターの配置がやけに前の方に、逆に【ライオンヘッド】は後の方に設定されてるのはこのため。
DQ4のメダル
GBC版DQ3のデータ上には「IVのメダル」としてDQ4のモンスターメダルも存在している。
GBシリーズでDQ4のリメイクを計画していた名残だと思われる。
だが実際にDQ4のリメイク版はGBシリーズでは出なかったため、このデータは使われずに終わった。
詳細は【GBC版DQ4の没モンスター】を参照。
DQ8
このメダル自体は登場しないが、良く似たアイテムに「モンスター硬貨」というものが登場している。
こちらも金、銀、銅で分かれている。
星ドラ
【モンスター闘技場】専用の通貨。
バトルに勝利したり人気度が上がったりミッションをクリアすることで入手でき、ショップでの買い物やスペシャルスカウトで使用する。
ウォーク
2024年5月27日より開催の「DQ3ReWALK」イベントで登場。
このイベントで登場するイベントモンスター、及びイベントクエストで登場するザコモンスターを倒した時、一定確率で落とす。
こちらも金、銀、銅で分かれ、銅メダルや銀メダルを一定枚数集めると金メダルの確率が上がっていく。大半のメダルは銅5枚と銀3枚。狙える機会が少ないメダルはより少ない枚数に設定されていた。
ドロップ率は高くないが、メダルじいさんスポットに触れると1日1回10分間ドロップ率がアップ。
めったに枠を目当てにする場合は、大魔道士のウォーカーズスキルの魔力のたてごとを併用すると効果的。
金メダルを手に入れると、ミッションでそのモンスターのグレードSのこころを1つ確保できるほか、集めたメダルの種類に応じて報酬がもらえる。
ほこら以外のボスモンスターとメガ・ギガモンスターは確定でメダルを落とすが、ミッション報酬はグレードAのこころや期間中のふくびき補助券に差し替えられている。
対象モンスターは全61体。ミッションでは金・銀・銅の色別で1種としてカウントされ、総数は183種。
ボードゲーム
【冒険活劇ボードゲーム ドラゴンクエスト デスパレス】は3色のモンスターメダルを集めたうえでゴールに到達することが目的である。
ゴールド、シルバー、パープル、グリーン、レッド、ブルーの6色の金属製メダルが付属しており、ゲーム開始時にこれを付属の巾着袋から3枚取り出し、その色のモンスターメダルカードを集めることになる。
モンスターメダルカードには6色の他に、オールマイティのマジックメダルと、マジックメダルを無効化するうえに捨てることができないドクロメダルが存在する。
メダルの絵柄はいずれも、ヒゲを付けた【スライム】。