概要
DQ1で初登場した元祖【ドラゴン】・【キースドラゴン】系の最強種。
本編にはリメイク版の追加モンスターを除けばDQ11まで長らく登場しなかったが、外伝作品では常連モンスターで、本編シリーズよりも特に【不思議のダンジョン】シリーズにて高い確率で話題になる。
むしろ【おおめだま】・【キラープラスター】・【ドッグスナイパー】共々、不思議のダンジョンシリーズで一気に知名度を上げたモンスターの筆頭と言っても過言では無い。
モンスターズを除けば基本的に終盤からクリア後に登場する強豪モンスターとして一貫した地位を築き上げている。
ファミコン版では背中側が薄茶色、腹側が灰色、背びれが水色という暗い色合いだったが、それ以降は背びれが薄紫色・体色が赤系統で統一され、【スクウェア・エニックス】と合併した辺りから明るい赤色や橙色がメインとなっている。
本来「ダークドラゴン」という名前にする予定だったが、【よく使う20文字のカタカナ】から「ク」が漏れたのが理由で、この名前になったとよく知られている。
別にドラゴン1ダース分の強さという意味合いではない。せいぜい3体分(1/4ダース)くらいである。
ちなみに単位の「1ダース」は漢字で「一打」と書く。そう考えると、いかにも打撃力のありそうな名前に思える。
DQ10では【ダースギズモ】同様、1ダースを意味するdozen(12個の組)を意識した感じの記載が見られる。
というか公式は絶対に認めないでしょうが、由来は映画スターウォーズシリーズの暗黒卿ですよね?
なお「ダース」が付く名は以後【ダースリカント】(DQ3)、【ダースウルフェン】(DQ8)等が登場。
前者はDQ1の前史を踏まえた意味が強く思われ、後者はdearth(不足、飢饉)で「飢えた~」という解釈が理に適っている。
他方「ダーク」は、文字制限が緩和された2以降(※完全に解消されたのはスーパーファミコンの5以降)、【ダークアイ】(DQ2)【ダークドリアード】(DQ4)以下、本編タイトルだけでも20種類以上、スピンオフも含めるとその倍以上が登場している。
海外版表記は”Red Dragon”または”Dread dragon”。
DQ1
【竜王の城】の地下5~7F、最深部のみの出現。
【しにがみのきし】と共に、本作で最後に初登場する雑魚モンスターである。「雑魚」の定義が壊れるレベルである。
HPは【りゅうおう】第一形態と同じく100もある上、攻撃力・守備力・回避率のいずれも竜王第一形態を上回るという超強敵。
特に、攻撃力は120と、竜王の第二形態と20しか相違無く、被ダメージにして5~10の差と、ボスを除けば名実とも最強のモンスター。
というか、ボスを含めても竜王第二形態の次に強いと言って良い。
だが、それに加えてこいつの最大の脅威は【ラリホー】を唱える点。なにしろFC版1では敵のラリホーは【必中】なのだ。
どうにかして【マホトーン】で封じたい所だが、中程度の耐性を持っており、効く可能性は五分五分なので、確実性に欠ける。
マホトーンの効果が効かずに、隙を見せてラリホーで眠らされると、ほぼそのまま【あなたは しにました】に直結するだろう。
レベルを上げても事故死の危険性を完全に排除し切ることはできず、そういった点では竜王以上に脅威的な要素を持っている。
【ほのお】も吐いてくるが、こちらは他の雑魚モンスター同様の低威力版でまず通常攻撃より弱く、ここまで来れる実力があるなら完全なサービス行動。
本作のほのおは竜王第二形態用の強威力版との2種類しかないので弱い方を吐くのも当然ではあるが、せめてもの情けと言うべきだろうか。
当然ながら報酬も多く、【メタルスライム】に次ぐ100ポイントの【経験値】を獲得できる。
オリジナル版のみキースドラゴン同様、ドラゴンとの色違いに加え火を吐くグラフィックになっている。
なお、FC版のモンスターデータは各16byteずつでモンスター名にはそのうちの8byte(8文字分)のデータアドレスが与えられているが、ダースドラゴンは「タ゛ースドラコ゛ン」と9文字必要な名前となっており、実際にデータ内では8文字分の「タ゛ースドラコ゛」までしか格納されていない。
そのため、このモンスターに限っては最後の「ン」の文字を特殊な処理で表示させている模様。
| 攻 | 守 | HP | 行動 | 呪文耐性 ラリ/マホ | ギラ耐性 /回避 | EX | G | 名前データ8byte | |||||||
| 58 | 4A | 41 | 09 | 7F | 22 | 2D | A0 | 42 | 40 | 45 | F8 | 46 | FA | FA | FA |
| 88 | 74 | 65 | 炎 | 7/15 | 2/2 | 45 | 160 | ド | ラ | コ | ゛ | ン | |||
| 62 | 54 | 46 | 09 | FF | 72 | 3C | 96 | 6A | 4E | 69 | 42 | 40 | 45 | F8 | 46 |
| 98 | 84 | 70 | 炎 | 15/15 | 7/2 | 60 | 150 | キ | ー | ス | ド | ラ | コ | ゛ | ン |
| 78 | 5A | 64 | 19 | F7 | F2 | 64 | 8C | 47 | F8 | 4E | 69 | 42 | 40 | 45 | F8 |
| 120 | 90 | 100 | ラリ/炎 | 15/7 | 15/2 | 100 | 140 | タ | ゛ | ー | ス | ド | ラ | コ | ゛ |
リメイク版
【ひのいき】→マホトーン→攻撃→ひのいき→攻撃→攻撃→ひのいき→攻撃の、完全ローテーションの基本行動。
見ての通り呪文がラリホーからマホトーンに変更された影響で弱体化が著しい。
【ロトのよろい】によるマホトーン無効化はなくなったが、最初から呪文を使わないならば封じられても怖くなく、そもそもラスボスまでの道中はMPを節約しなければならない。
【ロトのつるぎ】を持っていれば大抵3ターンで倒せるため、食らうのはひのいき止まりなことがほとんど。
ひのいきは基本的に通常攻撃より弱いのでほぼサービス行動。
一応FC版よりHPが5、守備力が14増えたが、焼け石に水。ちなみに攻撃力は5下がった。
これで経験値を350もくれるのが申し訳ないくらいだ。
FC版と異なりこちらからマホトーンを仕掛けると逆に危険だが、無理して使うまでもないだろう。
スマホ版では行動パターンが変わったのか、1ターン目に通常攻撃してきたり、2ターン目にマホトーンを使用しない場合がある。
恐らく、上記の完全ローテーションが、どこから始まるかがランダムになったと思われる。
SFC版等よりはやや厄介だがいずれにせよラリホーは唱えてこないので、FC版ほどの脅威は持たない。
なお、3DS版等はスマホ版ベースであるが、こいつのパターンは従来のものに戻されている。
小説版
竜王の城でドラゴン軍団を率いて登場。【アレフガルド】侵攻以来数百年、竜王の城をずっと守り続けていたらしい。
強烈な炎でアレフを苦しめるが、ロトの剣の一撃で首をはねられる。
なおDQ1有数の強敵にもかかわらず【竜王六魔将】には名を連ねていない。【ギガンテス】よりこいつのほうが相応しい気がするが、設定を同じくするモンスター物語によると、【ドラゴン系】は竜王の直属軍団とされる。ダースドラゴンも将軍ではなく親衛隊扱いなのだろう。
ゲームブック(双葉社)
竜王の城・茶の部屋を守るモンスター。竜王と戦う前に必ず倒さなければならない。
【ロトのよろい】と【みかがみのたて】を揃えていないと、この敵の吐く炎は防げない。
DQ2(エニックス版ゲームブック)
物語最終盤の決戦で、【ハーゴン】のお供として悪魔神官デヌス、キースドラゴンと共に出現する。
デヌスとキースドラゴンは途中で乱入してきた【竜王のひ孫】に倒されてしまうので、最終的には彼だけがハーゴンと共に主人公らと戦うことになる。
ちなみに、この戦いではたとえ主人公側が負けたとしてもカイン(サマルトリアの王子)が【メガンテ】を唱えて自分の命と引き換えにハーゴンらを倒してしまうので、彼らが勝つことは決してない。
まあ、このゲームブックでは戦いに負けてもそれでゲームオーバーになることは滅多にない。
むしろ、勝てないはずの戦いにインチキをして勝ったことにするとゲームオーバーというパターンもあるので、彼らだけが特別なわけでもないが。
DQ3(エニックス版ゲームブック)
下巻で【メルキド】包囲網を形成しているモンスターの一匹であり、メルキドに入る手前で戦闘になる。
エニックス版ゲームブックでは【ストーンマン】と並んでロト3部作皆勤となっている。
DQ3(GBC版)
隠しダンジョンの【氷の洞窟】の地下4~5階のみに出現。
キースドラゴンの上位のハズなのに、使うのはなぜか【はげしいほのお】。そして今まで厄介だった呪文は使えなくなった。
キースドラゴンは、より強い【こごえるふぶき】を吐くのだが……。
実は攻撃力でもキースに負けている上、モンスターレベルは63でキースドラゴンより9も低い。
一応、HP・守備力といった耐久力ではこちらに軍配が上がっており、【すばやさ】もわずかに高い。
しかし物理・ブレスともに攻撃面でかなり負けているので、キースドラゴンに下克上を許したと言われても仕方がない状態だろう。
出現場所のせいで存在感が薄いのはキースドラゴンと同じだが、ある意味で名前負けてしまっている。
一方で、補助呪文への耐性は非常に高く、【メダパニ】がたまに効く以外は全て無効化する。
攻撃では【ザキ】は効かず、【バギ系】には強耐性、【炎系】と【ヒャド系】と【デイン系】にも弱耐性を持っている。
280ダメージ程度の【痛恨の一撃】も繰り出せるので、流石に油断し過ぎるのは禁物。しっかり気を引き締めて戦いに臨もう。
落とすアイテムは【ちからのたね】。
HD-2D版
【試練の神殿】の「爪とブーメランの試練」に登場。DQ3に久々の再登場を果たした。
ブレス攻撃は変わらず【はげしいほのお】で、上述のキースドラゴンの【こごえるふぶき】より弱化した状態。
一方で、攻撃力はキースドラゴンの454に対してこちらは443と、ほぼ誤差程度にはなった。
痛恨の一撃は、残りHPが最も少ないキャラクターを狙うようになり、ここの他のモンスター同様に、痛恨の一撃の頻度自体も高くなっているので結構危険。
なお、残りHPが最も少ないキャラクターを狙うのは、下位種のキースドラゴンも同様。
またキースと共通の【おたけび】に加えて【やけつくいき】や【あまいいき】を吐くようになった。
耐久面での差はGBC時代よりも大きくなり、トータルではキースドラゴンよりやや強くなったと言えるだろう。
色違い同様の完全1回行動に加え、流石に【はがねのきょぞう】ほど凶悪なステータスではないという点では多少地味なところもあるが、十分に強い。
それこそはがねのきょぞう等の強敵とともに現れた場合は、当然ながら放置していると状態異常攻撃を絡められて厄介なので、早めに処置したい。
そもそもこいつ自身のHPも1680とかなり高く、倒すのも一苦労。【ザキ系】は通用するが、無耐性ではない点は一応頭に入れておこう。
何だかんだで決して油断できる敵ではないだろう。
【討伐モンスターリスト】では雑魚モンスターのトリを飾り、経験値も雑魚の中ではメタル系(こいつを含む)や【パンドラボックス】といった特殊なモンスターの次に高いという形で、ちょっぴり優遇されている。
今回は【ドラゴンクロウ】を落とす。
DQ7(リメイク版)
【トクベツなモンスター】No.082。
公式配信石版【猛獣たちの森】に登場して、【ロトシリーズ】以来となる本編への復帰を果たす。
HPや攻撃力はトップクラスなのだが、DQ1のような呪文は使用せず、DQ3同様吐く息は【はげしいほのお】。
【しゃくねつ】を吐くモンスターが多いDQ7のこと、コイツもせめてしゃくねつ位は吐かせてやって欲しい。外伝作品では吐きまくるのだが……。
基本ステータスはGBC版のDQ3がベースで、今作では【ゴードンヘッド】とほぼ同じくらいのステータスである。
強さの割に【経験値】が3750と非常に高いのが特徴。最大3体で出るので、その場合は経験値11250と【はぐれメタル】一匹分を上回る程。
ドロップは【ドラゴンクロウ】。
【モンスターパーク】では他のドラゴン同様洞窟に配置。他の2匹と違い、知能が高く人間の言葉を喋れる。
DQ10オンライン
Ver.6.4より神話の時代に存在したモンスターとして登場。
キース同様一般モンスターで、ボスに強化版の【ダースロード】が登場している。
しゃくねつのほか、DQ1のオリジナル・リメイク双方を反映してかラリホー、マホトーンを使ってくる。
まめちしきでは、「一度に12個のタマゴを産むが 成長の早い1匹が他の兄弟を全て殺す習性があるらしい。」とある。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
過ぎ去りし時を求めた後の【ユグノア地方】や【ユグノア城跡】に出現。3DS版では【旅立ちのほこら】周辺にも徘徊している。
キースドラゴンとの登板間隔も開き系統最上位種の威厳復活と思いきや、今作では【ネルセンの迷宮】仕様の【ドラゴン・強】が最上位にのし上がってしまった。
とはいえ、こいつの戦闘力は凶悪そのもの。
なにせ確定2回行動の上に高確率で転ばせる通常攻撃、しゃくねつ、かがやくいき、痛恨の一撃も完備、果てはFC版DQ1を彷彿とさせる異様な命中率を誇る【ラリホーマ】まで唱えてくる。
特にダースドラゴンに限っては、追憶の迷宮のボスが使用するものと遜色ない命中補正がかかっている。
今作のラリホーマ自体、味方側からすると防具や装備品による耐性がない場合、ほぼ100%確実に命中する仕様になっている。
もはやDQ1とDQMシリーズの良い所取りのようなもので、行動パターンで見ればキースドラゴン・邪より数段強い。系統最上位の威厳はここにあった。
なお、ネルセンの迷宮に登場するドラゴン・強はキースドラゴン・邪以上のステータスを持ち完全2回行動もする。
ただししゃくねつ以外のブレスがかがやくいきから【はげしいほのお】にランクダウンし、状態異常技も単体対象、転び効果やダメージ付き。
だが、ラリホーマほどの脅威は持っておらず、数値に見合う戦力差はつけられていないと言えるかもしれない。
幸い火力インフレについていける耐久力は持っていないので、先手必勝で先に動かれる前に倒そう。討伐モンスターリストを埋めた後は無視した方がいい。
落とすアイテムは【魔竜の皮】(ノーマル)、【ドラゴンクロー】(レア)。
しかし、先述の極悪な行動パターンにより、こいつ相手に魔竜の皮を稼ごうとすると返り討ちに遭うのでやめた方がいいだろう。
今作では後述のイルルカの「十二氏族最後の生き残り」という設定が逆輸入されている。どうやら十二氏族とやらは相当昔から存在していたようだ。
また「ドラゴンの王」を自負しており、他のモンスターにも一目置かれている等の、初代ドラゴン系雑魚最上位に相応しい設定になった。
シリーズを重ねるごとにパワーインフレが増加してきたが、11で再登場することで歴代のドラゴン系モンスターを凌駕する強さを得て帰ってきたと言える。
しかし後の時代においてその名もズバリ、【りゅうおう】を名乗る存在に仕えることになる因縁を感じさせる設定である。
ちなみに今作のドラゴン系は強版・邪版と【デュラン】のアレンジ版である【邪竜軍王ガリンガ】系を除くと、
【サバクくじら】系、【ウルフドラゴン】系、【ヘルバイパー】系、【おにこんぼう】系、【ドラゴンライダー】系、
【キングリザード】系、【グレイトドラゴン】系、【スノードラゴン】系、【スカルゴン】系、【デンデン竜】系、
【りゅうはかせ】系、そしてドラゴン系と、ちょうど12種類のグラフィックがある。
キャラバンハート
敵専用モンスターとして登場。こちらはドラゴンと同じ色をしている。
【オーブのダンジョン】で戦うりゅうおうの隣にキースドラゴンと共に出現する。
こごえるふぶきに加え、DQ1のラリホーの再現なのかラリホーマを使う。
GBC版DQ3でのキースドラゴンと吐く息が入れ替わっている。先に倒したいがHPが高くなかなかしぶとい。
ジョーカー1
ナンバリングや不思議のダンジョンシリーズでの凶悪さからは一転して、ドラゴン系のDランクと中堅モンスター。
野生では出ないが、一般配合のほか、ドラゴン×魔獣系でも生み出せる。
能力の伸びも普通だが、【じどうMPかいふく】の特性があるのでMP切れに困ることはないだろう。
所持スキルは【ふういん】。
【メタルハンター】か【メタルライダー】との配合で【メタルドラゴン】を作れる。
ちなみに「燃えさかるマグマの中から生まれた」という設定が追加されている。
ジョーカー2
配合の方法はドラゴン×魔獣系で前作と変わらず、ドラゴンさえ手に入れば序盤で作れる。
魔界のエリアにおいてごく稀に出現する。
【あまいいき】、【どくのいき】、【ベギラゴン】を使用する場合がある。
【メガボディ】、自動MP回復、【こんらんブレイク】の特性を持つ。
2枠モンスターになり。一部の能力値が上昇したが、それでも中途半端感は否めず、戦力としては微妙。
ジョーカー2プロ
1~2回攻撃できるようになり、HP1200、攻撃力も960と段違いに上昇。
特性は【ねむりブレイク】、吹雪ブレスブレイクに差し替え。
自動MP回復が消えてしまったので、MPに気を配る必要が生じている。
眠りブレイクはFC版DQのラリホーの再現か。
炎を思わせる真っ赤なボディに似合わず、持っているブレイクは炎ブレスではない。
Dランクなので強種、最強種を作ることが可能で、最強種になると【いきなり冥界の霧】が付く他、攻撃力は全ての強種、最強種を含めた800体以上の中でも最高の1200を誇る。
最強種までの道のりは遠いが、作るだけの価値はそれなりにある。
【メタルドラゴン】は【メタルライダー】が使えなくなり【メタルハンター】のみとの配合になった。
また、【ぼうれいけんし】との配合で【シュプリンガー】ができる。
テリワン3D
死神の騎士がSランクなのにDランクに甘んじているが、メガボディらしい高い火力と耐久力は健在。
野生でこそ出ないが、ドラゴンが序盤で必ず手に入る(旅の扉の主として登場する)ため、かなり早い段階から作っていける。
特性は【メガボディ】、【AI1~2回行動】、【ねむりブレイク】、吹雪ブレスブレイク、+25で【いきなり冥界の霧】、+50で【ときどきシャッフル】。
メタルドラゴンは【メタルスライム】との配合に変更されている。
イルルカ
位階228、ドラゴン系のDランク。
ドラゴン系としては【ディゴング】の一つ上、【たつのこナイト】の一つ下。
能力傾向や特性のおおまかな特徴はテリワン3Dと同じ。
装備可能武器は爪と杖。所持スキルは【ふういん】。やはりマホトーン使いのイメージか。
特性は【メガボディ】、【AI1~2回行動】、【吹雪ブレスブレイク】、ねむりブレイク。
+25で【いきなり冥界の霧】、+50で【ときどきシャッフル】、【新生配合】で【いあつ】。
さらに【ギガボディ】化で【最後の息吹】が付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-7。
吹雪&眠り使い、加えていあつと、攻撃と妨害のどちらもこなせ優秀。
……ではあるが、いきなり冥界の霧&ときどきシャッフルは扱いにくいどころの話じゃない。
回復ができず先に殴られる可能性も上がると、シナリオでパーティに入れるには全くの不適格である。
対戦の場合は、相手が出してくると意外と嫌なやつかもしれない。
- ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP:455 MP:119 攻撃力:296 守備力:319 素早さ:250 賢さ:288 - ステータス上限の基準値(新生配合済み・特性抜き)
HP:1753 MP:433 攻撃力:961 守備力:1056 素早さ:817 賢さ:1056 - ステータス上限の実数値(新生配合済み・メガボディ・AI1~2回行動)
HP:2366 MP:584 攻撃力:908 守備力:996 素早さ:772 賢さ:998
ステータスはMPと素早さ以外はなかなか。上限基準値も悪くない。
高めの賢さが吹雪ブレイクと噛み合わないのは残念。
まめちしきによれば、ドラゴン族で最も古い12氏族の最後のドラゴンで、
竜王さえもその力を恐れたという。実際、FC版では人間形態の竜王よりも強い。
明らかに同ランクのモンスターと比べて浮いている強キャラ設定。ならもっと高ランクにしてやればいいのでは?
突然「12氏族」の設定が出てきたが詳細は不明。12個でひとまとめの単位「ダース」とかけたネタともとれる。
SP版では【超ギガボディ】化で【ギャンブルカウンター】を習得。
ジョーカー3
ドラゴン系Cランクで、色違いのドラゴンやキースドラゴンと同様に【ギガボディ】になった。
しかし、今作ではキースドラゴンの下位種になってしまった。
【焦熱の火山】のレジスタンス基地に生息しているほか、配合では一般配合の他に赤いドラゴン繋がりか【メラリザード】2体の特殊配合でも生まれる。
ギガボディであるため【超ギガボディ】のモンスターにでも頼らない限り、スカウトは難しい。配合で作ったほうが入手は楽だろう。
野生個体はHPが4500近くもあり(参考までに、直前のボスである【デスバーン】のHPが4500丁度)、【しゃくねつ】、【あまい息】、【やいばくだき】を使う。
特性はイルルカから吹雪ブレスブレイクが【火ブレイク】に、いきなり冥界の霧が【会心でやすい】に変わっただけで後は同じ。
超ギガボディ化で【神の息吹】を習得。
所持スキルは【よどんだ息吹】。
【キラータイガー】との配合で【テラノライナー】が誕生する。
また、ちゃんとイメージ通り持っているブレイクが火ブレイクになった(それまではなぜか吹雪ブレスブレイクを持たされていた)。
ドラゴン系らしくHPと攻撃力は高く、賢さもそこそこあるが、MPと素早さは低め。
図鑑の説明では光の力を持ったドラゴンが闇の力で悪に染まったものと説明されている。キースドラゴンの図鑑でも言及されており、ライバル関係にあるとされる。
ジョーカー3プロ
【スカウト率アップ極大】のおかげで野生の個体をスカウトした方が手っ取り早くなった。
合体特技は【闇獄凍滅斬】、合体特性は【ワイルドキラー】。
DQM3
今までモンスターズシリーズにおいては低ランクに甘んじていたが、近年のナンバリングタイトルでは強敵モンスターとして登場していたためか遂にAランクにまでたどり着いた。
ようやく図鑑説明文に恥じない地位を獲得したと言えるだろう。
【ドラゴン】と【ゴーレム】の各系統を代表する有名モンスター同士の特殊配合で誕生する。
特性は【ねがえり】、【氷結ブレイク】(Lv20)、【最後の息吹】(Lv40)、【1~3回行動】(Lサイズ)、【ねむりブレイク】(Lサイズ)、【プレッシャー】(LサイズLv60)。特性は全体的にイルルカの頃に近い。
所持スキルは【息じごく】。
ステータスに関してはバランス型寄りだが意外にも攻撃よりも賢さのほうが高い。
DQ1における雑魚モンスターの中では最強のドラゴンとして、主君である【りゅうおう】との配合で【竜王】に至ることになる。
不思議のダンジョンシリーズ
シリーズ共通で「フロア内のどこからでも届く炎を吐く」という凄まじい特殊能力の持ち主である。
【風来のシレン】シリーズにおける「アークドラゴン」、または「アビスドラゴン」のポジションに収束している。
あんまりにも特殊能力が強力過ぎたからか、アークドラゴンの方は基礎能力や出現場所が控えめになっている作品もあるのだが、こちらでは全く自重せず、むしろシリーズが進むごとにパワーアップしている。
慣れたプレイヤーなら1つずつ噛み砕いて読んでいけば、いかに異常に強化されているか分かるはず。
トルネコ2
最大HP220、攻撃力600、防御力40、経験値8500(レベル1のステータス)。
【試練の館】の深層で、最強クラスのモンスターが出現するゾーン、21~50Fにのみに出現する。
上述の通り、フロアのどこに滞在していても自動サーチの可能な40ダメージの炎を吐くので、操作プレイヤーの度肝を抜く。
通路や部屋の中を歩いているだけで、画面外から突如として【トルネコ】目掛けて炎が飛んできて大ダメージを受ける。
対策として【ドラゴンシールド】で炎攻撃を半分の20ダメージに抑えられるが、それでもHPの回復を強いられるだろう。
【戦士】に【転職】して挑戦する場合、便利な【身代わりコンボ】が通用せず、下手にレベルを上げると余計に混戦する。
【魔法使い】に転職て挑戦する場合、ドラゴンシールドが装備できず、そのまま40ダメージを受けるのがとにかく手痛い。
特に【開幕】の【ゴールデンスライム】の【マダンテ】との即死コンボには要警戒……、というか、注意していても配置等でどうしようもできない場合も多々ある。
保険として【回復の壺】と【世界樹の葉】は当然として、【身代わりの杖】や【まものしばりの巻物】等の、広範囲に対応できるアイテムは必須だろう。
ダースドラゴン単体を処理するだけなら、【ひきよせの矢】もなかなか便利。
【ロトの盾】・【黄金の盾】を初めて入手する際に立ち塞がる最後の難関である。ここまで来たなら引き返さずに突破したい。
ただし、トルネコ2のダースドラゴンは、純粋なステータスもめちゃくちゃ高いので、接近さえすれば安心とはいかない。
攻撃力600という数値は本作のモンスターで最強である。
あの【ガーゴイル】でさえ攻撃力200(倍速を加味しても400)なのを考慮すれば、いかにデタラメな攻撃力かが分かるだろう。
当然ながらレベルアップしたダースドラゴンに噛み砕かれれば、生半可な強さの盾を装備していれば、一瞬でズンバラリンにされてしまう。
HPも220と【だいまじん】並に高く、攻撃力によるダメージ上限があるPS版では、最低でも4回攻撃しないと絶対に倒せないのが厄介。
開幕以外の【モンスターハウス】にこいつが大量に寝ている場合、入った瞬間マダンテや炎の集中砲火を受ける等、こちらから近付くのはリスクが大き過ぎる。
部屋の入り口近くで寝ている【じごくのよろい】等をバーサー化して、部屋の敵を一掃してもらった方が結果的に安全な局面もままある。
もちろん、一掃した後のLv9のモンスターを【ザキの杖】や【げんじゅつしの杖】等で無力化するのを忘れないように。
かつての冒険から、強くなった【バーサーカー】に何度も倒された熟練のプレイヤーならば、そんな失態は晒さないはずだ。
トルネコ3
最大HP150、攻撃力50、防御力55、経験値2400(レベル1のステータス)。
ステータスは前作より大幅に弱体化したが、ダンジョン深層に出現するモンスターとしては十分な強さの持ち主なのは変わらない。
Lv1のモンスターとしては、本作では最も高い【経験値】の持ち主でもある。しかし、こいつを経験値目当てで狩るのはあんまりにも無謀だが……。
ちなみに、初期ステータスの防御力55だが、この数値は本来【ガーゴイルの店】の店主としてしか出現しない【ガーゴイル】を除けば、Lv1の全【防御・晩成】型モンスターの防御力を上回っている(最高はデスマシーンの53)。
また、全【防御・早熟】型モンスターよりも、初期防御力が高い。
前作と同様に、フロア中のどこからでも40ダメージの炎を吐いて攻撃してくる。
今作の持ち込み不可ダンジョン、【もっと不思議のダンジョン】に該当する【異世界の迷宮】90F以降、いわゆる【魔窟】の後半にのみ出現する。
アイテムや仲間モンスターを持ち込み可能ダンジョンとは異なり全て1からの準備になるので、ステータスや対処できるアイテムに限度があり、前作以上に手強くなった。
加えて、シナリオ攻略の関係上レベル維持システムとなった今作ではとにかくレベルとHPが上昇せず、レベルが上がりやすいトルネコのHPでも、高くて200を超えているかどうかである。
その確実なフロアホーミング40ダメージの強力無慈悲な炎で、異世界の迷宮をクリアする寸前の多くのプレイヤーを葬り泣かせてきた最後の試練。
特に仲間モンスターの数が多いと炎を吐く特技の頻度や確率が大幅に上昇するので、【ポポロ】の仲間モンスター10匹もあっという間に壊滅させてしまう。
逃げるだけなら【レミーラの杖】・【トンネルの杖】・【とびつきの杖】等をフル活用して【階段】を目指し【即降り】すべし。
トルネコで挑戦しているなら【ニフラムの巻物】を投げ当てる、またはその呪文の効果を書き込んだ【白紙の巻物】の出番も検討に入れたい。
いくら異世界3強が強いと言っても流石に炎には無力で、HPのドーピングをしないと炎4回喰らうと焼き殺される可能性が高い。
しかし異世界ではドーピングをしている余裕はないのでこいつの存在は異世界3強でも脅威。
また、本作に出現する全てのモンスターの中でも、慣れたプレイヤーの間ですら仲間にするのがトップクラスに難しいとまで断言されている。
大前提として、最難関レベルのダンジョンの90F以降に低確率でしか出現せず、その出現率はなんと約2~3%と恐ろしく低く、狙って遭遇はできない。
上述の通り、今作はシステム的にも非常に難易度が高く、【もっと不思議のダンジョン】系の中でも、90Fまで辿り着くこと自体が尋常では無い程に難しい。
更に、苦労して出会って命懸けで倒したとしてもアイテムを落とすことが多い。その確率驚異の85%で、これは全モンスター中ダントツの数値である。
アイテムを落としたモンスターは絶対に仲間にならないという隠れた仕様があるので、倒して仲間になる確率は、設定されている確率よりも遥かに低い。
いかんせん異世界の迷宮には【クロウアンドレア】や【ゴールドクロウ】は出現しない。
殆どが【初期装備】の【うみどりの爪】か、【へんげの壺】から低確率で入手できる【銀の爪】、最悪素手で挑むのだから。
そこで、ダースドラゴンに【転ばぬ先の杖】を投げつけて、持っているアイテムを先に落とさせるとドロップアイテムの判定を無視できるのである。
偶然、同じフロアに【転びの石像】や【転び石】を発見したら【封印の杖】で封印状態等にして、その部屋に誘い込んで転ばせるのも良い。
転び石の場合は【へた投げの指輪】や【ワナあての指輪】を装備して、ダースドラゴン目掛けて不必要なアイテムを投げつける方法が一番簡単。
とはいえ、上記の方法は都合よくアイテム・地形が揃った場合のみ有効で、ダースドラゴンを狙うトルネコラー達はもっぱら「アイテム敷き詰め」の儀式を行う。
これはアイテムが地面に落ちる際、そのマスを中心に5×5マスの範囲に別のアイテム・ワナ・壁等に占有されていると、そのアイテムが消滅するシステムに着目したもの。
よって、アイテム敷き詰めを行うことで、アイテムを持ったモンスターにも強制的に勧誘判定を適用させることができるのだ。
その仲間にする難しさから、ダースドラゴンの捕獲をこのゲームの最終目標としているプレイヤーも多い。
仲間モンスターにした場合の成長タイプは【攻撃・晩成】で、デフォルトネームは「ダース」。
やはりフロア内サーチの40ダメージの炎を吐くが、接近戦になるとその成長タイプも相まって【防御力】が低めなので意外と打たれ弱い。
また、【開幕】の【モンスターハウス】には滅法弱い。【大部屋】モンスターハウスよりも、小部屋モンスターハウスの方で特に苦戦する。
というのも、フロア中のモンスター全員が炎のターゲット候補になる関係で、目の前のモンスターとはちっとも戦ってくれない場合が多いのだ。
苦労して仲間にできたと大喜びしていたら呆気無く倒されてしまった、という悲しい結末を迎えない様に気を付けよう。
しかし、仲間にする前まで脅威だったフロア内サーチの40ダメージ炎が強力なのは言うまでもない。
上述の通り接近戦が大の苦手なので、開幕部屋の処理能力は強いとは言えないが、遠距離戦においては文句無しに最強の特殊能力を持つ。
開幕の安全さえ確保できれば、その灼熱の炎を存分に活かしてフロア内のモンスターを一掃してくれる。
モンスターハウスさえ、一歩も踏み込まず殲滅して空き部屋にしてくれる。
この場合、【ピオリムの杖】や【イカリの杖】と組み合わせるとさらに強力。
イカリの杖は、その効果で2倍の80ダメージの炎を毎ターン確実に吐くと凶悪極まりないのに、さらにピオリムの杖で倍速2回攻撃にすれば通常の4倍の160ダメージの炎を毎ターン確実に吐く即死砲台と化す。まさに「暴走ダース」である。
そして、その2種類の杖を無限に使える【ようじゅつし】とは最高のコンビ。
もしダースドラゴンを仲間にできたら、是非ようじゅつしとタッグを組ませて「暴走ダース」を心行くまで楽しんでもらいたい。
【封印の洞くつ】と【不思議の宝物庫】では10体のダースドラゴン「ダース艦隊」をなだれ込ませるだけでフロア内の敵は約5ターンで全滅するので、クリア速度が格段に上がる。
1体でも仲間にできれば、あとは【分裂の杖】で容易に増やせるので頭数を増やすのも難しくはないだろう。
GBA版
封印の洞くつと不思議の宝物庫で、【テーマ別モンスターハウス】のドラゴンハウスに出現する可能性がある。
また【まものの壺】は、その階に出現する可能性のある特殊ハウスのモンスターを低確率で引いてくる(詳細は【異常ランク】の項目を参照)場合がある。
【不思議の宝物庫】50F以上の階層でのドラゴンハウスは、ドラゴンLv20、キースドラゴンLv20、ダースドラゴンLv20の三種しか出現しないため、ドラゴンハウスさえ引けば、こいつがいる可能性はかなり高い。
異世界の迷宮以外のダンジョンでも出現するようになったので、捕獲はかなり楽になった。
その分、価値が下がったのを嘆く者(マゾプレイヤー)も多いとか。
もちろん【草の神の壺】や【転ばぬ先の杖】等の事前準備は必要だが、持ち込み無制限なのでもっと不思議タイプの異世界よりははるかに楽。
GBA版では【ゆうれい】・【しにがみ】等の壁の中のモンスターにまで炎が命中する仕様に強化された。そこまで強化されなくとも既に恐ろしいのだが……。
PS2版でも起こり得る悪夢だが、GBA版では特に【ようじゅつし】との絡みで40ダメージ×イカリ2倍×倍速2倍のフロアホーミング1ターン160ダメージを叩き出す即死砲台と化すのが頻繁に起きる様になってしまった。
上記の理由により「異世界最強」とも言われている。
少年ヤンガス
最大HP350、ちから110、まもり58、かいひ24、うんのよさ30(レベル1のステータス)。
【魔導の宝物庫】深層100F以降にランダムで登場する限定モンスターの一種。
特性【かみかぜのかご】によるフロア内完全自動サーチの炎は【しゃくねつ】に進化し、しかも1発の炎のダメージは過去最高の脅威の80にまで上昇した。
しかも、今までの作品と異なり炎が高い弧を描いて飛んでくる演出になり、フロアの何処から炎が飛んできたのかが分かりにくくなったので一層性質が悪くなった。
更に、こいつからは普段は姿が見えないはずの''【シャドー】系モンスターですらサーチして炎をホーミングさせる。
しかし、こいつの出現するフロアでは出現率がかなり低く設定されているのが幸い。100Fに到達するまでには何らかの対策を講じておきたい。
何の対策もしていなければ、仲間モンスターもろとも数歩進んだだけで一切抵抗できずに焼き殺されてしまい、そのまま冒険失敗は免れない。
運悪く【回復の壷】と【世界樹の葉】を持ち合わせていない場合は、フロアの探索を諦めて【即降り】せざるを得ない。命が最優先である。
対策として【ヤンガス】のメインの盾には、炎や爆発のダメージを軽減する【真紅の盾】・【みかがみの盾】を入手するか、最悪の場合【火炎草】の【異種合成】が必須になる。
【大おやぶんの盾】の怯えカウンターは炎攻撃にも有効判定がある為有効。
また、今作の【おいかぜのかご】と「かみかぜのかご」の性質は、自分から最も近い相手に対して最優先で特殊能力を発動する(炎を吐く)という習性がある。
もし炎や爆発攻撃への対策が万全なら、ヤンガス自身が最前線に立って仲間モンスターの盾になれば、仲間モンスターへの被害を最小限に抑えられる場合もある。
メインの仲間モンスターには最低でも【ほのおむこう】を覚えさせよう。他のフロアでより出現する可能性が高い、キースドラゴン・【メラ系】と【イオ系】呪文・【大型地雷】への対策にもなる。
それでもどうしようもできない場合は【モリーの壷】系の壷の中の方が安全かつ確実な避難ができるが、魔導の宝物庫では全ての壷の中でもかなり出現率が低い。
危険な状況ならば上手に壷の中と外を交代したり、時と場合にはヤンガスとの合体を駆使したりして、1匹でも仲間モンスターを守り抜く形を徹しておきたい。
また、ダースドラゴンが出現する可能性があるかどうかは、実はそのフロアに出現する別のモンスターで判別できる。
【ボストロール】・【デビルロード】・【ドールマスター】・【ギガンテス】のいずれかのモンスターを見掛けたら要注意。
なお、ダースドラゴンの出現パターンは、上述の通りほとんどパワータイプのモンスターばかりで構成されており、怖いのは実質ダースドラゴンだけである。
今作では【透視の指輪】・【一時しのぎの杖】が登場しないので、開幕でダースドラゴンの位置を予測できるアイテムは【レミーラの巻物】のみ。
なお今作のマップはフロアを普通に渡り歩けば前作の【地獄耳の巻物】の状態に近い親切設計になったとは言え、持っていないと苦戦する場合も訪れる。
しかし、魔導の宝物庫の最序盤からしっかりと先々を考えて仲間モンスター達を鍛え上げて揃えてきた場合は、全く怖い相手ではない。
【フレイム】か【ひくいどり】から【配合】でほのおむこうを継承させておけば、炎の演出が厄介なだけのモンスターになる。
これを配合で何らかの融合系のモンスターに継承した場合、ヤンガスがそのモンスターと合体すれば、ヤンガスも炎攻撃を無効化できる。
この状態なら【大型地雷】に囲まれた【秘密の通路】(通称【地雷原】)にもそのまま踏み込めるので、安定感は抜群に上昇する。
【ひとくいばこ】系が持つ【まだんはんしゃ】か【どくイモムシ】が持つ【マヒむこう】のどちらかを継承すれば、別パターンで出現する【げんじゅつし】等も怖くない。
これに限らず、制約の多いヤンガス自身より、仲間モンスターを鍛えた方がより安定するだろう。もしくは、序盤は武器よりも盾の合成を最優先に考えて行動すると良い。
【しゃくねつのほら穴】エリアまでには、アイテムに被害を与えない【インパスの壷】等の何らかの壷・【マヌーサの杖】・【マヒの杖】は確保しておきたい。
なお100F以降でも【メタルハンター】・【スターキメラ】他から、ほのおむこうを持ったモンスターを配合で作成できるので、どうにか間に合わせるのは可能な範疇。
問題は【秘密の通路】で【モリー】に運良く遭遇できるかである。こればかりは完全に運任せなので、秘密の通路の【階段】を降りる前に強く祈っておこう。
成長限界はレベル30。デフォルトネームは♂が「ダランゴ」、♀が「ダーラン」。
配合方法はキースドラゴン×2。配合方法が簡単なのは嬉しい。
早ければ【いにしえの闘技場】10Fのドラゴン系モンスターハウスか【盗賊王の大宮殿】で配合素材を揃えられる。
【ヘルジュラシック】や【ボボンガー】など、各種ドラゴン系の最上位種の配合元ともなるので、しっかり鍛え上げよう。
また、捕獲条件も下位種のキースドラゴンと同様にHPを減らすだけなので、【クオーターの杖】があれば容易に捕獲条件を満たせる。
特殊能力の強さは文句無しに最強クラスだが、前作同様にフロア内の全てのモンスターが攻撃対象となる仕様上、炎を吐き過ぎてすぐに疲れるのが難点。
トルネコ3のダースドラゴンの仕様と異なり、炎の連発はできないので過信は禁物だが、初期ステータスの高さが光るので接近戦でもかなり強くなった。
レベルアップでは、ちからが上がりやすいがまもりはほぼ並の上昇値で、最大HPがすぐカンストする関係もあり、意外と打たれ弱い部分も垣間見える。
同じく魔導の宝物庫に出現する【メタルドラゴン】を相手に【まもりの指輪】等の贈り物配合を繰り返して、まもりを高めて少しでも安定感を増そう。
しかしそれでも、ある程度レベルアップした【ドラゴンキッズ】にまもりを追い越されてしまう。ちょっと可哀想である。
バトルロード2
第一章から登場。
ステータスはHP:681 ちから:141 かしこさ:63 みのまもり:117 すばやさ:16。
使える技は「アサルトクロウ」と「しゃくねつ」。
前者は前足の爪で敵1体を攻撃する打撃技。後者は灼熱の息を吐き、敵全員を焼き尽くす。
主人公の職業が【戦士】だと、しゃくねつが敵全員を行動不能にする「いかく」になる。
ただし、攻撃手段が減るので、ご利用は計画的に。
他のドラゴンと比べるとHPが低めだが、素早さ以外のステータスが優秀で、打撃/灼熱/暗黒属性の呪文に強く、状態異常への耐性も高めで使いやすい。
ドラゴン、キースドラゴンとチームを組むことで、【ギガントドラゴン】へと合体する。
スキャンバトラーズ
第三弾から登場。レア度は星4のギガレアで、レベルは127。
ステータスはHP:1698、ちから:1326、すばやさ:88、かしこさ:601、みのまもり:792。
【連携】はにおうだちで、相性の良い職業は【戦士】。
技は青ボタン:やみのブレス→暗黒竜のいぶき(テンション50)、赤ボタン:かみつく→ほのおのキバ(テンション20)→暗黒竜牙弾(テンション100)。
トップクラスのちからを誇るパワーファイターで、【みのまもり】や【たいりょく】も中々高水準である。
眠りと魅了にめっぽう強く、単体、全体攻撃を使い分けられる優秀なモンスター。
さらに相性がいい特技が戦士なので自慢の力と身の守りがさらに上昇し、こうなると手が付けられない。
ちなみに今作では珍しく従来のイメージとは違い「暗黒竜」の要素が前面に出されているが、本来は「ダークドラゴン」という名だった(本項目の概要を参照)ことによるものだろう。
まあ同じく先述のダースベイダーよろしく「シスの暗黒郷」が元ネタの可能性もあるが。
剣神
ステージ7の【エビルももんじゃ】の直前で戦う。
今作では呪文は唱えないが、代わりにエビルももんじゃがマホトーンを唱えてくる。
火炎放射は首を回しながら行うが、首が上に来たときに方向転換するのでガードしづらい。
【スクルト】を必ずかけて攻撃に備えておくこと。
なお、ここまでのボスは全員喋るのに対し、こいつだけはうめき声を上げるだけだったりする。
また、それまでのボスは倒した後に有益なアイテムが得られるのに対し、こいつからは【やくそう】しかもらえず、苦労の割に合わない。
むしろ、そのやくそうの回復を理由にMPをケチってしまうと、次のエビルももんじゃに開幕マホトーンをかけられ、体力の回復がままならなくなる。
どちらもなかなかに苦戦する敵なので、HPの回復は廊下を移動している最中に済ませること。
ヒーローズ1
本作における、ドラゴン属の最上位モンスターとして立ちはだかる。
今作では特に呪文を使わず、ブレス攻撃が主である。
弱点は下位種と同様に顔と尻尾。
余談だがゼシカ&ヤンガス編のクエスト「商人を たずねて」で出てくるこいつを先に倒しておいても、【防衛対象】の商人が【コートルダ】の出口を向かうと何事もなかったかのように復活する。
先に倒す意味は無いので流れに従って無視していい。
ヒーローズ2
クリア後の【闇の砂漠】に出現。
また強敵として【アマル峡谷】にもいるがクリア後にしか会えない。
というのもこいつのいるテリトリーに行くにはこいつらをパーティコンボで倒すという試練を超えないといけない。
ちなみにこの該当クエストもクリア後でないと受注できないのである。
また【時空の迷宮】では【おにこんぼう・強】や【ミュシャド】(【時空の番人】)に呼ばれて登場する。
さらに、【竜王・極】でも呼ばれて登場する。
ビルダーズ1
終章および【フリービルドモード】の四の島に登場。
【竜王軍バトル】およびラスボスのりゅうおう戦で登場する他、【魔の島】エリアや四の島では雑魚モンスターとしてフィールド上を歩いている。
このためか、攻撃力や防御力はキースドラゴンよりも高いものの、実はHPはチャレンジ対象のドラゴンやボス仕様の終章キースドラゴンよりも低い。
しかし本作において自然発生する雑魚敵の中では1と同じように最強クラスの強敵。
行動パターンは下位種同様の火炎ブレス、および近距離全方位のなぎ払い。また、離れていると口から火の玉を飛ばしてくる。ブレスよりも射程が長いので油断しないように。
しかし何と言っても40近いダメージを受ける火炎ブレスが驚異的。
こんな奴が魔の島と四の島の最奥では【だいまどう】と一緒になってゴロゴロ出てくるのだから堪ったもんじゃない。幸いどちらも障害物が少ないので【超げきとつマシン】を用いれば比較的安全に倒せる。
りゅうおう戦で召喚されるもの以外は、この系統としては珍しく普通に歩きまわる。
竜王軍バトルにおいては油断していると、怪獣映画よろしく悠然と城内へ乗り込んでくるので注意。
ドロップアイテムは【ほねつき生肉】。【トロル】や【しのさそり】と比べると落としやすい気がする。
ビルダーズ2
【ムーンブルク島】では第四の兵団、【ドラゴン兵団】の兵団長として登場。
【ロンダルキア】で【ゆうきのオーブ】入手後、城に帰るとこいつが城を襲っているので戦うこととなる。
一見知性が無さそうに見えるがこの兵団長、他の部下を出城側に突っ込ませるのは相変わらずだが、自身は何と城の北側から来るという他の兵団長には無い戦略性を見せる。他の兵団長のようにセリフは無いが高い知能を
持っているようだ。もっとも相手の守備の穴を突くのは戦闘の基本中の基本であり、今までの兵団長達がむしろ脳筋すぎただけだが。
なんと攻撃だけではなく体そのものにブロック破壊能力があるので、ただ前進するだけで城内が真っ平らになってしまう恐るべき相手。
【マガマガ島】では強敵として登場。
倒すと【ドラゴンの肉】5個と【りゅうのうろこ】2個をドロップし、さらに初回撃破時(【はかぶさの剣】を除き)最強武器である「【ロトのつるぎ】」のレシピを閃く。
クリア後に開放される【そざい島】の中でも最後の島と目するべきマガマガ島のボスポジションだけに、実質、本作最強格モンスターの一角。
ラリホーを習得している上、はぐれメタル装備でさえ100~130圏のダメージを叩き出す【痛恨の一撃】を撃ってくることもある。
こいつそのものもかなり強敵であるが、マガマガ島では出現地点によっては他の厄介な魔物の攻撃にも晒されることになり非常に戦いづらい。【赤い水】付近で出ることもあり、水に落ちてしまうとさらに戦いづらくなる。
100以上のダメージを迅速にリカバリーできる薬草量と、【高級ブイヤベース】・【メガモリまもの飯】等の料理のバフ効果なども駆使して戦いたいところ。【ヒャドトラップ】で動きを止めるのも有効。
マガマガ島に出現するのにも関わらず、なぜか図鑑には主な生息地が不明扱いされている。
どこパレ
とくぎセレクションで登場したドラゴン系のモンスターで、ランクはなんとSSと大出世。
とはいえ初代最強のドラゴン系モンスターであるため、意外と位置的には妥当なのかもしれない。
固有特性は2回行動で、目玉特技は「煉獄の火球」。初の物理依存ブレスで、しかも会心の一撃が出ることで話題になった。
とくぎセレクション登場のモンスター全般に言えることではあるが、ステータスや耐性は微妙なのでよっぽど愛がある人しか素体としては使わないであろう。
星ドラ
ブルリア星 マホラッド大陸 小火山の洞窟 地上4階のボスなどで登場。
【火炎大車輪】【かえんのいき】【ラリホー】などを使用してくる。
ライバルズ
第5弾カードパック「勇気の英雄譚」にて実装。占い師専用の特技【タロットフォーチュン】、【召竜の儀式】の効果で出てくるトークンカード。
7/7/7 ドラゴン系
極めてシンプルなユニットだが、こいつが出てくるカードはどちらも他に効果が付いていて強力なカードなため、見かける機会は多い。
ドラゴン系なのもさりげないポイントで、【しんりゅう】、【バルンバ】などの強力なドラゴン系シナジーを得られる。
ライバルズエース
真3弾カードパック「星降りの決戦」で実装された【テラノバット】の効果で出現。
ウォーク
2019/9/19~10/24まで開催された「DQ1イベント」にてイベントクエストを受注している間のザコ敵として登場した。
こころの色は黄でコストは50。高グレードではメラ系への耐性がつく。
タクト
DQ1イベント中の限定ガチャ、ドラゴン系のSランク、こうげきタイプで登場した。同スカウトガチャのAランクは【しにがみのきし】
使用とくぎは「せんねつの息」/「閃熱さみだれ斬り」/「ボルケーノブレス」
リーダー特性は「自分を含む5x5マスのギラ属性威力を10%上げる」
覚醒スキル 10Pで「ギラ属性特技のコツ」を習得できる。
才能開花で才能開花とくぎ「閃熱の双火球」
才能開花特性「ギラ属性息の極み」/「ドラゴンスケイル」/「いどう力+1」を習得できる。
ドラけし!
DQ1イベント「悪の化身とロトの勇者」限定【ドラポン】より排出されていた★4ドラけし。
属性は紫で、スキルは上かスライド方向にブレス攻撃する「はげしいほのお」。
魂の絆
基本的に様々なクエストで【ボス級モンスター】の一種として登場する。
特にコンテンツ【断空神殿】「火より生まれし朱き竜」のボスとして採用されており、報酬として【ドラゴン系】特攻の【討伐の証】「ダースドラゴンの証」を獲得できる。
後に強化版である【破断獣】ダースドラゴン(英表記:Breakbeast Dread Dragon)が実装され、星4の金色の討伐の証を獲得できるようになったが、その分こちらは実装時点のエンドコンテンツ的な強さとなっている。星4のものはドラゴン系からの被ダメージ軽減も付いたが、その分スカイドラゴンの証よりは軽減率が抑えられている。
なお破断獣の設定としては、【異空神ゼバロ】がより強力な破断の力を与えたモンスターとなっている。