【キラーパンサー(乗り物)】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:00:57

概要

DQ8などで登場する【乗り物】
DQ5では【ゲレゲレ】として有名になったモンスターの【キラーパンサー】に、DQ8からは騎乗することができるようになった。
フィールドの3D化に伴って登場したDQ初の地上を高速で移動できる乗り物であり、それまでの乗り物は【船】空を飛ぶ乗り物、移動速度は変わらない【馬車】しかなかった。
ただし、これによって行動範囲が広がるわけではなく、モンスターとのエンカウントにも影響しない。
ファイナルファンタジーシリーズの【チョコボ】的存在とも言えるが、性能だけを見ればチョコボというよりはポケモンシリーズの自転車やポケモンライドによく似ている。
 
なおDQ5の原作では乗ることはできないが、同作に基づいた映画ユアストーリーには乗り物としての機能が逆輸入され、主人公やビアンカなどが騎乗する場面がある。

DQ8

背に乗るとフィールド上を高速移動できる。乗ったまま【宝箱】も開けられる。
 
最初は【ラパンハウス】で質問に答えて【ラパン】の依頼を受けると【カラッチ】から貸してもらえる。
この時点ではラパンの飼っているパンサーを借りただけなので、一度降りるとパンサーは帰ってしまい、乗り直すにはもう一度ラパンハウスに行かないといけない。
依頼を完遂するとラパンから【バウムレンのすず】が貰え、以降はこれを使うことでフィールド上で自由に呼び出せる。
騎乗中のBGMは【大平原のマーチ】
呼び出すと疾走感あふれるムービーと共にキラーパンサーが出現。しかし呼び出すまでのエフェクトが長いと一部では不評。
降りる際はキラーパンサーが前方に飛んだ後少し経ってからようやく操作可能になる。崖スレスレの位置で降りるとどう見ても身投げにしか思えず、建物の前だと内部に飛び込んでいるように見える。
 
例外として海上、【隔絶された台地】【翼を持つ者の場所】では呼び出せない。イベントの都合か一番使いたい隔絶された台地で使えないのが不便。
乗れない場所で呼ぶと困り顔のキラーパンサーが表示されるお茶目な仕様もあるが、呼び出せないときのエフェクトは要らないとの声も。
 
なおこれに乗った状態だと、錬金が終了するまでに必要な歩数が通常の倍必要となる。要はプレイヤーの体感時間的にはほぼ徒歩と同じくらいということ。
また【ルーラ】を唱えた時や町・ダンジョンに入ったとき、フィールド上でイベントが発生したときには自動的に降りる。
 
見た目はどう見ても一人乗りで、グラフィックでも先頭キャラ一人だけしか乗っていない。しかし仲間たちや馬車はちゃんとついてきている。謎だ。
まさか【ミーティア】も鈴の音に反応して高速移動できるのだろうか? 実は呼び出されたキラパンは4匹いて、仲間もそれぞれ同じようにキラパンに乗っているとでもいうのだろうか?
 
キラーパンサーといえばゲレゲレなど様々な名前が特徴だが、こいつに名前は無い。
一応、ラパンから「鳴らすと最寄りのキラーパンサーを呼び出せる」という説明があるので、呼ぶたびに違うキラーパンサーが来ているのであろう。
キラーパンサーが敵としてエンカウントするのはベルガラック地方だけなのだが、実は隔絶された台地以外のほかの地方にも住んでいるのだろうか?
 
欧米版では呼び出す時のムービーが結構気になる点であったのか、×ボタンでスキップできるようになった。地味な改良点である。

スマホ版

画面上にキラーパンサーアイコンが搭載された。
呼び出せる場所であればいちいちバウムレンのすずを使わなくても、このアイコンを表示させてタップするだけで乗れるようになった。
また、乗るときのアニメーション演出自体がカットされている。

3DS版

下画面の「バウムレンのすず」のタッチボタンにより、スマホ版同様に簡単に呼び出せる。
セーブデータをロードして最初の一回の呼び出しに限って、強制的にムービーを見させられる(スキップ不可)。2回目以降は挿入されない。
 
また、【写真クエスト】の対象となる白のキラーパンサーと黒のキラーパンサーが存在し、それぞれ消耗品の【しろがねのすず】【くろがねのすず】で呼び出せる。性能は普通のキラーパンサーと変わらない。

DQ10オンライン

【ドルボード】の外見を【キラーパンサープリズム】で変更することで疑似的に再現することが可能。
白、黒、青(【ローソン】とのコラボ)といったカラーバリエーションもある。

DQ11

無印版では【モンスター乗り物】には登場しないが、3DS版の【冒険の書の世界】のラパンハウスでは、乗り物のキラーパンサーが飼われている様子が見られる。
他メンバーの歩調についていくのが大変だからキラーパンサーに乗りたいと話す人物もいる。

DQ11S

世界に異変が起きた以降の【グロッタの町】のカジノの景品として【キラパン呼びのすず】を得られ、3Dモードのフィールド上でこれを使うと呼び出せる。便利メニューにも搭載される。
騎乗時はBGMもDQ8の『大平原のマーチ』になる。
 
性能はDQ11Sにおける【ウマ】【ダッシュ】相当がデフォルト移動扱いとなったもので、ダッシュボタンを押していなくてもモンスターを蹴散らすことができる。主人公の移動同様に、ほんの少し移動スティックを傾けるようにすれば走らずに歩かせることも可能。
固有アクションは「ほえる」で、周囲のモンスターシンボルをこちらに向かわせる効果がある。
降りるとDQ8のように去っていくことはなく、ウマや他のモンスター乗り物と同じくその場にとどまり、Aボタンで再度乗れる。
 
難点としては操作面で小回りが利きにくいことが挙げられ、ウマのダッシュに慣れているとつい誤操作で吠えてしまいがち。また通常移動がダッシュ扱いになることから弱い敵との任意エンカウントが難しい(少しでも走ると吹き飛ばしてしまう)という難点もあるため、臨機応変にウマと使い分けるといいだろう。
 
なお【馬呼びのベル】で2Dモードでもウマを呼べるようになったDQ11Sだが、このキラーパンサーは他の新規モンスター乗り物と同じく2Dモードには登場しない。したがってキラパン呼びのすずを使っても何も起こらない。

余談だが、【プチャラオパレード】中に騎乗してもBGMは『オーレ!シルビア!』のままとなる。別にバグでは無いが、疾走感の無いBGMの中キラーパンサーが駆け抜ける絵面は中々にシュールである。

ジョーカー3

【ライドシステム】によりキラーパンサーに乗ることができる。
過去作よりは速度が遅いが、同作内では比較的速めであり、序盤から頼りになる。