【乗り物】

Last-modified: 2024-02-04 (日) 17:41:18

概要

DQシリーズでの乗り物とは、プレイヤーの移動を手助けしてくれるもののこと。
DQ1では登場していないが、DQ2から水上を、DQ3から空中を移動する乗り物が登場しており、これらを入手することで行動範囲を広げることができる。
またDQ8からは地上を高速で移動するための乗り物が登場している。
DQ10では公共交通機関としての乗り物など、様々な乗り物が登場している。詳細はこちらを参照。
 
なお、【天空シリーズ】などの【馬車】も乗り物の一種だが、これは【パーティ】の規模を拡張したり、あるいは旅の演出上の乗り物であり、移動範囲を広げたり速さを上げたりというものではない。

水上の乗り物

DQ2から登場。
【海】の上を移動し、離れた大陸に移動することが可能になる。ただし【浅瀬】は通れない。
毎回【船】が登場しており、亜種としてDQ6では【ひょうたん島】がある。DQ7では複数種の船が登場している。
基本的に持ち運びはできず、接岸するとその地点に留まっているが、【ルーラ】の呪文を唱えると着地場所の最寄り地点に移動する。
水上では地上と同様に【エンカウント】が発生し、【シンボルエンカウント】採用の作品やモードであっても水上は必ず非シンボルエンカウントとなる。
 
町・城やダンジョン内でも、水路を移動する小舟や【イカダ】などの乗り物が備えられていることがある。
特殊な用途として、DQ6の船は【マーメイドハープ】の使用によって【海底】のフィールドマップを移動することができる。

空中の乗り物

DQ3から登場。
岩山・高い山地を越えて、徒歩や船では行けない場所を訪れることができる。
「船」でほぼ固定されている水上の乗り物と異なり、空中の乗り物は毎回世界観に合わせた、バラエティに富んだ乗り物が登場している。
空飛ぶ乗り物の場合、着陸するとその場所に留まっている停泊型もの(船と同様の仕様)と、アイテムを使用することにより呼び寄せてどこからでも乗れるものとがある。
全作品とも飛行中はエンカウントは発生しない。また飛空石を除いて飛行中は【オートラン】状態になる。
 
多くの作品においては、これらが手に入るタイミングは、その世界での冒険が終盤に差しかかる時期である(DQ9はエンディング後)。
その頃には既に地上にある国や町などを全て訪れているというケースが多く、これらで訪れることができる場所は敵の拠点であったり、人里離れた神秘的な場所であったりすることが多い。
ゆえにDQ7までは、これらで新たに訪れることができる地点はごくわずかであり活躍する期間は短く、DQ6に至っては【はざまの世界】に行く以外には全く使わなくてもクリア可能。
DQ8以降では空を飛ばないと行けないスポットが増え、【宝箱】があったり【クエスト】を受けたりできるので、活躍の機会は以前より増えている。
 
DQ4以降の【エンディング】は、これらの空飛ぶ乗り物が自動で動いて世界を周るというシナリオが恒例となっている。

低空飛行用乗り物

上述の空中の乗り物と異なり、水上・浅瀬は越えられるが、森林・山地は越えられないタイプの乗り物。
DQ5~DQ7の【まほうのじゅうたん】が該当し、これはアイテムとしての持ち運びができる。
またDQ6では持ち運びのできない停泊型の【空飛ぶベッド】がある。
船と比較すると移動速度が速く、モンスターとエンカウントしないという利点がある。
 
DQ8以降は登場していないが、DQ11/11Sにおける【あおバチ騎兵】系のモンスター乗り物(3DS版3Dモードを除く)がこれに近い。

高速移動型の乗り物

フィールドが完全3D化されたDQ8から登場。
呼び出すことで、地上を高速で移動することができ、移動時間を短縮することができる。
ただし行動範囲を広げる役目は無く、エンカウントは徒歩と同じく発生する。
DQ8・DQ11Sの【キラーパンサー(乗り物)】、DQ10の【ドルボード】、DQ11/11Sの【ウマ】が該当。

その他

DQ世界における公共交通機関としての乗り物は、【定期船】やDQ10の【大地の箱舟】があり、利用には【じょうせんけん】やゴールドを必要とする。
DQ6の【黄金の竜】は、オカリナで呼び出して【ムドーの城】へ渡る用途のみという定期船のような扱いである。
 
DQ11/11Sの【モンスター乗り物】の多くは上記のどれにも当てはまらず、岩を破壊できたり高いジャンプができたりといった特殊な用途がある。空を飛べるタイプもあるが、いずれも利用可能な範囲は限られている。
他の作品でも「モンスターを乗り物にする」という実例は確認されており、少年ヤンガスには【がったいしようぜ】という命令、DQMJ3には【ライドシステム】というシステムが登場する。