【ドラゴンの像】

Last-modified: 2020-02-18 (火) 08:22:01

DQ5

DQ5に登場するトラップの一種。SFC版の名称は「炎の石像」(公式ガイドブックより)。
【デモンズタワー】の6~7階にのみ設置されている。
主人公達が像の前を通ろうとすると炎を吐き、大ダメージを与えてくる。
この像が大量にある7階ではモンスターが出現することがないが、この像があるために【全滅】の危険性がある。
しかも【ダメージ床】ではないので、【トラマナ】も効果がない。
炎が当たった時の凄まじい効果音と激しいエフェクトは、一度喰らったらトラウマになること必至。
 
DQ5以降、ダメージ床(毒の沼地やバリアなど)では、いくら歩いてもHPが1より減ることは無く、それらによってマップ上で味方が死ぬことは無くなったが、この像は問答無用でHPを0まで減らし、全滅にまで追い込んでくる。
しかも、状態変化の【毒】【猛毒】・HPの【呪い】のダメージでも移動中はHPが1までしか下がらない仕様になったため、(バグを除けば)このトラップが「移動中に全滅する唯一の可能性」となった。
だが、それゆえに、移動中の全滅に関する処理を入れ忘れたらしく、この炎で全滅してもゴールドが半分に減らなかったり、他の状態異常が治ってなかったりと、不具合がいくつもある。
ピンチになったら炎に焼かれてノーコストで教会へ帰ってくることもできる。
この像があるフロアは【ジャミ】らが待ち構える部屋へのルートであるため、必ずこのトラップは抜けなければならない。
 
この炎によるダメージは耐性無視のため、耐性のある仲間だろうと防具を装備していようと問答無用でダメージを受ける。
1発のダメージは最大HPの半分(小数点以下切り捨て)。かなり痛い、というか痛いどころの話ではない。
HPが満タンの状態であっても、最大HPが偶数のキャラは2回、奇数のキャラは3回で死んでしまうという、あまりにも理不尽なダメージだ。
奇数キャラが有利になるという珍しい仕様であるが。
もちろん、HPが半分以下の場合は一撃で即死である。
毒の沼地のような感覚で回復を怠り、全滅してしまったプレイヤーも多いのではないだろうか?
当たってしまったら、その度に【ベホイミ】【ベホマ】で回復しなければ到底耐えられないだろう。炎に当たるたびに呪文を使っていては、回復係のMPが幾らあっても足りない。
ちなみに当たり判定は先頭のキャラで、その味方が炎に当たれば全員が同時にダメージを受ける。
 
炎の射程は像が設置されている通路の半分ほどまでで、岩を押して像の前に置くことで防ぐことができる。
通路の片側にしか設置されていない前半部分は像から距離を置くように移動するだけで回避できるが、両側に設置されている後半部分は基本的に片側の像を岩で塞がない限りはダメージを受けてしまう。
しかも、像の正面にきちんと1個置かなければならない。
例えば2つの岩をつかって半マスずつ塞いだつもりでも、しっかり隙間から炎が飛んでくる。
岩は7階だけでなく8階にもいくつも置かれており、8階にある穴から落とせば7階の像を塞ぐのに利用することができる。
ただし、8階では通常通り敵が出てくる点には注意が必要。
とは言え、炎に特攻して大ダメージを受けることを考えれば、岩を取りに行った方が間違いなく安全。
像を塞いで全ての炎を回避するためには、岩を3つ落とせばOK。
8階には宝箱もあり、その道すがらにある穴周りの3個の岩を落とせば足りる。
DQ5内でも屈指の難易度を誇るデモンズタワーを象徴するトラップだと言える。
ちなみに岩には【ばくだんいわ】も混じっているが、まあ1戦闘あたり1匹しか出ないので1人旅でもない限り普通に瞬殺できるので恐れる必要は皆無。
 
もちろん、頭を使うのが面倒という人は回復しながら特攻するのも自由。
特攻したいという命知らずな方は、【ホイミ】or【やくそう】⇒ベホマ⇒ホイミ(薬草)⇒ベホマ…と交互に強弱の回復を施せばよい。【せかいじゅのは】など蘇生手段があれば、回復役以外を見捨てて最後に蘇生させてもOK。
また、ジャミ戦でMP(とHP)が回復する主人公を回復役にするのがオススメ。
 
一方で6階には向かい合うドラゴンの像の前に屍が転がっている部屋があり、迂闊に像の前に立つと扉を閉じられて炎の餌食となる。
これは後のトラップの危険性を学習させるために存在するのだろう。
ちなみに炎を吐かれるのと同時に閉まる扉は、近づくと勝手に開くのでこれは攻略上は何の意味もない仕掛けである。拷問部屋の演出だろうか。
屍だけでなく、像の奥には意味もなくバリアまで置かれており、加えて二重の壁に囲まれた狭い部屋という不自然なレイアウトが、近づきたくない雰囲気を全面的に醸し出している。
引っかからなくても、これは危険物だとなんとなく予想できる演出。
 
そして、トラップとして登場する7階では、像を避けて通れば回避できる前半部分を通過することで、性質を自然に学ぶことになる。
ここでは最初の像の前に予め岩が配置されているため、プレイヤーはこの時に炎が岩で遮られる仕組みも理解することができる。
さらにその先にある上り階段の先の8階には大量の岩があり、落とせと言わんばかりの落とし穴。
後半を切り抜けるには岩を落とす必要があるぞ、とプレイヤーに印象付ける。
そうして全てを理解させた上で、後半部分は容赦ない数の像を配置している。凶悪だが、しっかり対処させる姿勢がよく現れた仕掛けでもあるのだ。
DQシリーズのダンジョンの作りの丁寧さを如実に示す好例と言えるだろう。
 
なお、炎の射程と岩の運び方によっては上の階から1つも岩を落とすことなく、最初から7階に置いてある岩を利用するだけで全ての炎を回避することもできる。
これは、通路の片方の像が炎を吐いた場合、そのまま平行移動して反対側の像に近づいても炎を吐かないことを利用したもの。
言い換えると、Y座標さえ変えなければ炎は1回しか吐かれないのである。
そして、岩を壁まで押していくと、その岩は壁で停まらずに、横に退けることができるのも本作の仕様。
これらを上手に活用すると、少ない数の岩で全ての炎をやり過ごせる。
判定がシビアなため普通にやるのは難しいが、最速かつノーダメージで通過できるためRTAで利用されたりする。

リメイク版

ダメージが25で固定とだいぶ下がった。
その代わり敵の出現数が増えており、岩を取りに行って回避しようするとかえって被害が大きくなりやすい。
PS2版の場合、通路の幅が広くわざわざ石で塞がずとも強行突破が可能で印象に残りにくいが、DS版以降はSFC版同様岩できっちり塞がないと容赦なく炎を食らう。塞ごうとしたら微妙にズレて結局食らうことがあるのも健在。
HPを0まで減らす仕様はそのままなので、残りHPが25以下の状態で炎を喰らえばもちろん死者は出る。
HPの低いメタルスライムとかはぐれメタルにとってはかなり痛いのでこいつらを使っている時は注意。
そうそう全滅までには至らないであろうが、警戒を怠ると危険なトラップという点は変わっていない。

小説版

この像の置かれているフロアが「火噴き竜の階」と呼ばれている。
ここへやって来たリュカと対峙した【ダックカイト】が、攻撃をかわした際に誤って像の前に出てしまい、炎を受けて丸焼きにされてしまっている。

DQ7

【バロックタワー】内に存在。
DQ5のものとは異なり道を塞ぐように常時炎を吐き続けており、また炎の当たる場所に立ち続けていると連続でダメージを受けてしまう。
この像の眼に【竜のひとみ】という宝石をはめ込むことで炎が止まるようになっている。
いくつかある像に竜のひとみの付け外しを繰り返して道を開いていくのが本来の進め方。
 
炎の威力はおよそ1秒に100ダメージで、敢えて立ち止まれば大ダメージを受ける。普通に突破すると30ダメージ。
ただしHPが残り1で止まるようになり、DQ5ほどの脅威では無くなったため、竜のひとみを使わずに強引に突破するプレイヤー多数。
アイテムコレクターにはそのまま竜のひとみも持ち逃げされるなど、トラップとしてはあまり機能しているとは言い難い。
ただ、このフロアには普通に敵が出現するので、瀕死の状態で出会うとショボい攻撃でも昇天してしまう恐れがあるので注意。
 
グラフィック上は像というよりドラゴンの形に切り抜かれた壁のようでもあり、目の部分も貫通した穴が空いているのだが、何故か竜の瞳を付け外しできるのは一方向からだけで、裏側からは竜の瞳を嵌め込むことも外すことも不可能になっている。
 
実際に炎に当たっているキャラのみがダメージを受ける仕様になった。

リメイク版

1秒あたり約20ダメージと大幅に弱体化した。
駆け抜けると約5ダメージ、歩いても約10ダメージなので、やはり強引に突破するプレイヤー続出。
というか、カマボコ状の見た目の構造に違わず反対側からでも瞳の取り外しができるようになったので、瞳の持ち逃げを目論むアイテムコレクターでも強引突破する必要すら無くなった。
 
また、竜のひとみの出し入れに関係なく像の目を調べると敵シンボルがリセットされて消滅するので、敵とのエンカウントを避けるのに利用できたりもする。

勇者ヨシヒコと導かれし七人

第11話に登場。
魔王城2階に設置されており、無策に突っ込んだヨシヒコに炎を浴びせ、棺桶にした。
次に「出来たての小龍包を丸ごと食べられる」と豪語するダンジョーが行くが、あっさり棺桶に。
ムラサキの【ザオリク】で甦った直後、ヨシヒコは屈んで像の下を潜ろうとしたが、結局炎を喰らい、棺桶に。
その後、炎を防ぐため、ヨシヒコは大岩を動かすが、うっかり像を通り過ぎてしまい、またしても炎を喰らってしまった。