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【全滅】

Last-modified: 2019-04-12 (金) 08:30:20




概要 Edit

文字通り、全ての人や物が滅ぼされる、あるいはダメになること。
パーティ制のRPGなどのゲームにおいては、プレイヤー側全員が死亡などの行動不能かつ自然治癒が不可能な状態になることを指し、いわゆる敗北を意味する。
なお全編一人旅のDQ1ではこの言葉は適切ではないが、便宜上同作についても本頁で「全滅」として扱う。

全滅と見做される条件 Edit

DQシリーズでは基本的に、パーティの【プレイヤーキャラクター】全員が以下のいずれかの状態となり、自軍側で全く行動が取れず勝利の可能性が消滅した際に全滅となる。

(FC版DQ4の説明書には、全員【混乱】状態でも全滅すると記載されているが、誤り。)
 
スタンバイシステムのある作品では、バトルメンバーとスタンバイのPC全員が上記の状態になると全滅となる。
バトルメンバーが全員死亡などになった場合、スタンバイに生き残りがいればそのメンバーが自動的にバトルメンバーとして出てくるが、【いれかえ】のできない環境の場合はバトルメンバー全員が死亡等になるとそこで全滅となる。
 
【NPC戦闘員】がいる場合は作品にもよるが、NPCが生き残っていてもPCが全員死亡等になれば全滅となることが多い。
また、DQ5の幼年時代は【主人公】【気絶】すると、他のキャラが元気でも全滅扱いとなる。

ペナルティ Edit

他のゲームでは全滅すればゲームオーバーとなり、最後のセーブデータからやり直しとなるものが多い。
だが、我らがドラクエにおいては最後のセーブポイントから、

  • 所持【ゴールド】半減
  • 【主人公】のみ復活(DQ7以前)あるいは、全員が全快して復活(DQ8以降)
    • 麻痺などによって全滅した場合、死亡しなかったメンバーは生存したまま
  • 【経験値】や取得済みの【アイテム】(一部を除く)やアイテムの使用状況はそのまま

といった状況での再開となり、作品により被害の程度はまちまち。
なお当初、DQ1のプロトタイプ版の段階では死亡するとゲームオーバーとなっていた模様だが(『月刊LOGiN』1986年7月号)、主人公を早く成長させることができるようにするための配慮として、この制度が導入された。
ただし例外的にDQMCHではゲームオーバーの概念があり、【冒険の書】からのやり直しとなる。
 
所持ゴールドが半減するというデメリットはなかなか痛いものの、代わりにそれまでの進行状況(イベントの進行具合や獲得した経験値)を引き継いだままゲームを続けられるという一種の救済措置的役割を担っていた。
この点がDQの特徴ともいえるシステムである。
実際DQ1では店で購入できる最後の装備である【ほのおのつるぎ】【みかがみのたて】さえ揃えてしまえば、後は大金が必要になることはなくなってしまう。
そのため、【竜王の城】へ特攻→全滅を勝つまで繰り返すことも可能である。
 
パーティ制が採用されたDQ2以降は、増えた仲間の蘇生費用という新たな問題が生じるようになってきた。
全滅して主人公以外のメンバーが死亡している状態で再開した場合、
ゴールドが少なければ彼等の蘇生代を稼ぐ必要があり、レベルが高い場合はその額が多くて大変である。
元々パーティメンバーが揃っていることを前提とした戦闘バランスとなっているので、たった一人で【戦闘】を行うのは非常に難しいものがあるのだ。
このため無理に続けようとすると、一人きりで戦い全滅→ゴールド半減→仲間の蘇生が更に遠のく、という悪循環に陥りやすい。
蘇生代すら無いような状態なら、敵が弱い地域まで戻って少しずつゴールドを稼ぎ、一人ずつでも蘇生させて徐々に【パーティ】を立て直していく、という手段も考える必要がある。
場合によってはこれまでの進行状況を捨ててでも以前にセーブした状態(全滅前のデータ)から始めたほうが結果的には進めやすいということもある。
安易な全滅が許されないのは当然だが、作品によっては全滅した後でも、それを受け入れるか否かの選択が必要になる。
 
【AI】戦闘でモンスターの能力の学習もある作品では、全滅してもそれまでの戦闘で蓄積された学習データが忘れられる事はない。
つまり、ゴールドが半減されるのが嫌だからといって、以前にセーブした状態(全滅前のデータ)から安易に再開するのはそれまで蓄積された学習データを放棄する事にもなる。
このような「リセット」は安易にするべきではない、という喚起はSFC版のDQ5の説明書にも記載されている。
ゴールドを取るか、学習データの蓄積の方を取るか、それは状況やプレイヤーの好み次第。
FC版DQ4の説明書には、こまめにセーブをするべきである助言がひとつの対策として書かれている。
 
ゲームオーバーが存在しないとはいえ、ゴールドが半分になる点は、ゴールド稼ぎの最中だとかなり痛い。
【預かり所】【ゴールド銀行】が登場する作品では、難所に向かう前に全額預ければ被害は大きく減るだろう。
特にDQ9のゴルスラオンリーの地図で稼いでいる時は、所持金が6~7桁になっていることもおかしくなく、当たり前だがその状態で全滅しようものなら何十、何百万ものゴールドを失う破目になるので対策は怠らないように。
また、全滅後のパーティ建て直しでは、その最中にまた全滅した場合のリスクを考え、残ったゴールドを一旦預けるのも一つの対処法。
 
例外として、以下のパターンでは、全滅してもゴールドを半分取られずに済む。

  • DQ5の【ドラゴンの像】
    ただし通常なら治っているはずのほかの【状態異常】もそのまま。
    しかし、この作品は【負けバトル】で全滅してもゴールドは半減してしまうので、イベントまでにゴールドは出来る限り使い切ってしまいたい。
    リメイク版では仕様が変わっており、このような事態は起こらなくなっている。
  • DQ7の山賊戦
    その場で復活する。その代わりに忌み嫌われる効果音を聞く羽目になるのだが。
    山賊のくせにゴールドを奪わない理由は不明。
  • DQ11の【ロウ】戦(2回目)
  • DQ11の【ネルセンの最終試練】
    その場で復活し、任意で再戦することが出来る。

 
DQ9のマルチプレイにおいては、他の仲間と離れて行動しているときに全滅すると、「助けを待つ」で生きている仲間が蘇生してくれるのを待つか、「教会で生き返る」かを選択できる。この場合はゴールドは減らない。
DQ10でも同様の選択肢がある。
 
PS4版DQ11では復活場所を最後にセーブした場所、最後に訪れた町、【オートセーブ】した場所からを選択することになり、その選択により状況が変化する。
最後にセーブした場所と最後に訪れた町を選ぶと、従来と同じくゴールドが半減するが、オートセーブした場所を選ぶとオートセーブした状況に巻き戻る。
したがって、ゴールドが半減することはないが獲得した経験値やゴールド、アイテムも同様に巻き戻ることになるので注意。つまり早い話がリセットである。
3DS版DQ11はオートセーブがないので、その選択肢も存在せず従来と同じ復活形式のみ。
 
【戦歴】システムのある作品では全滅した回数も記録されるようになり、それに応じた【称号】も与えられる。
DQ8は【モンスター・バトルロード】での敗北も全滅回数にカウントされるが、海外版・リメイク版ではカウントされなくなった。
 
ちなみに、主に【タイムアタック】(中でも特にRTA)などを行う場合は、上記のペナルティによる被害を最小に抑えつつ、全滅によって即座に【城】【町】に飛ばされることを利用した【デスルーラ】というテクニックがある。
また、タイムアタックに限らず、あえてデスルーラを積極的に活用した方が楽に攻略できるケースも稀ではあるが存在する。

DQBでは所持アイテムの一部をその場でばら撒いてしまい、拠点に戻される。

全滅時とその後の復活 Edit

全滅時のメッセージは、DQ1では

あなたは しにました

DQ2では

○○○○たちは ぜんめつしました。

DQ3以降は

○○○○たちは ぜんめつした!

DQ10においてソロで全滅した場合は

○○○○は ちからつきた。

と表示される。
 
特殊な例としてFC版DQ4では、移動中に全滅すると

○○○○たちは しんでしまった!

となっている。
 
その後、DQ3まではセーブポイントが王様のため【おお ○○○○! しんでしまうとは なにごとだ!】と文句を言われる。
セーブポイントが【教会】に変わったDQ4では王様に代わって謎の声が【みちびかれしものよ……。 まだ しぬときでは ありません。】と叱咤激励(?)し、その後【神父】or【シスター】の「おお神よ~」という言葉が続く。
DQ5以降では謎の声は入らず、神父orシスターの言葉からの再開となる。
 
イベントの都合で最後にセーブした教会が使えない(行けない)場合は他の場所で復活することになる。
多くはメインイベントの最寄り教会だが、DQ7ではセリフ無しでいきなり【フィールド】【旅の扉】の前から再スタートということもある。
移動呪文をイベントで覚えるDQ5では、【ルーラ】習得前だと最後に立ち寄った街に戻されるが、習得後は最後にセーブした街に戻されるようになっている(SFC版の説明書では記載が逆になってしまっている)。

DQH1では「コートルダ奪還目前!」クリア前に全滅するとキャンプに、「コートルダ奪還目前!」クリア後に全滅すると【空艦バトシエ】に戻されるようになっているが、「王様のもとへ」~「あらわれた強敵」で全滅するとそのバトルの最初からやり直しとなる。

DQH2では【ゼビオン】の教会に戻されるが、ゼビオン到達前に全滅するとゲームオーバーとなり、タイトル画面に戻される。

全滅した際のみに見られるイベントなど Edit

ボス戦などのイベントバトルで一度全滅すると、全滅したことによるイベントを見ることができる場合がある。
大概戦闘前のセリフが「また来やがったか」的なセリフになる程度だが、SFC版DQ6の【クラウド城】3連戦では伝説の装備品を奪われるなど、一見の価値有りのイベントも存在する。
 
3DS版DQ7ではとある戦闘で全滅しないと見られない過去の冒険項目がある。
またDQ9等の【あらすじ確認機能】では「○○は△△に挑んだが敗れてしまった」等という、全滅したとき限定のエピソードも記録されていたりする。同様に【戦歴】にも全滅したとき限定のコメントが用意されている場合がある。
DQ11では【鉄鬼軍王キラゴルド】戦で全滅した時のみ聞ける仲間会話がある他、3DS版では【妖魔軍王ブギー】戦で全滅しないと再戦時のムービーが【旅のおもいで】に登録されないというバグがある。
 
3DS版DQ8のボイス付きの作品でも、全滅して再開した場合にのみ聞けるボイスがあったりするので、全滅に決して意味がないわけでもない。
全滅を恐れず闘ってこそ勇者。……まあ特攻隊のごとく突撃してポンポン全滅していたら話にならないわけだが。

その他 Edit

FC版DQ4ではクリアデータが保存されないので、【クリフト】【ザキ系】を連発するのを防ぐために、【デスピサロ】戦の学習データを保存する唯一の手段が全滅である。
保存しなくても、毎回【アストロン】(もしくは敵に【マホステ】をかける)すれば学習自体はしてくれる。
 
また、シナリオ上必ず全滅することになる【負けバトル】というものも存在する。
逆にシナリオ展開上、復活ポイントが設定不能なDQ7~DQ9の初回戦闘など全滅不可能に設定されていることもある。