概要 
DQ4以降に登場する【武器】。その名の通りいばらを編んで作った鞭である。
DQ5以降のシリーズでは基本的に序盤の女性キャラの武器というイメージが定着している。
DQ3にも似たような武器が存在しているが、あちらは【とげのむち】である。
ちなみに「とげ」と「いばら」はそれぞれ数種類の漢字で著されるが、その中には『棘』という共通して使われるものがある。
DQ4(FC版) 
攻撃力14、買値200G、売値150Gで各章序盤の大抵の店で販売している。ブライ以外の全員が装備できる。
攻撃力が2しか違わない割に100Gも安い【どうのつるぎ】が装備できる場合はこちらで代用した方が効率がいい。
ただし銅の剣はどの章でも実質的に使い回しができないので、後々の使い回しまで考える場合は、いばらのむちの出番となる。
実質的には、【アリーナ】、【マーニャ】あたりに買い与えることが多いだろう。むろん他者のお下がりというパターンもある。
特に序盤のアリーナはこれを装備しているのと【こんぼう】(攻撃力7)を装備するのとではダメージが大きく変わるので、最初の難関【カメレオンマン】戦では是非とも装備させておきたい。
これによる印象が強いためか、FC版当時の派生作品であった小説やCDシアターではアリーナの初期装備として登場している。
FCの頃はまだ【ブーメラン】などと同様、単体攻撃である。表記も「いばらのむち」であった。
リメイク版ではSFCでリメイクされたDQ3のバランス崩壊を反省したのか(【とげのむち】参照)、安直に攻撃範囲をグループ攻撃に変更したりせず、武器自体を【せいなるナイフ】に変更した。
そのせいで、【どくがのナイフ】を扱えるブライがこちらは装備できないことにやや違和感が生じた。
小説版 
サントハイム王宮伝統の護身道具という設定で、アリーナが勝手に持ち出してきたとのこと。
打ち据える、引き裂く、締め上げる、柄で敵の攻撃を受けるといった多彩な使い方をされていた。
エンドールでは酒宴の余興でこの武器を使って皿の上の料理をこぼさず運ぶ曲芸もやってのけた。
しかしアリーナとしては威力に不満があったようで、もっと強い武器を早く手に入れたいと語っている。
DQ5 
攻撃力18、買値350G、売値は262Gとなっている。
集団攻撃武器の導入に伴い、本作からグループ攻撃武器となった。表記も「いばらのムチ」に変更。
本作では装備キャラ自体は多いが、序盤の武器ゆえ主に幼年時代の【ビアンカ】だけが活用できる。
この時期では割高ではあるが、ノーコストでのグループ攻撃が強力なため、買う価値は十分。
【主人公】のブーメランとのタッグで次々と敵をなぎ倒していく姿はプレイヤーに攻撃呪文の存在を忘れさせた。
ちなみに青年時代に再会した際のビアンカの初期装備にもなっている。
幼年時代の【アルカパ】の武器屋でしか購入できないが、【エビルプラント】や【まものつかい】が落とすので青年時代以降も量産は可能。
また、【ポートセルミ】の踊り子たちの楽屋の奥の【まほうのかぎ】の部屋の宝箱にも入っている。時期的には入手価値はほぼないアイテムだが、何か卑猥な意味でも込めているのだろうか…。
リメイク版 
売値は175Gに変更。
【ふくろ】が使えるようになったので、ビアンカに装備させていたものを売り払わずに袋の中に入れておけば【ドラキー】や【おばけキノコ】ら序盤メンバーの間に合わせ武器として活用できる。
というかおばけキノコや【ばくだんベビー】ならこの武器だけでも充分強い。
DQ6 
かっこ良さが7である以外はSFC版DQ5据え置きの性能・値段である。
【ミレーユ】と【バーバラ】、装備グループDのモンスターが装備可能。
バーバラの初期装備であり、またミレーユが装備可能な唯一の鞭でもある。
最初に購入できるのは【サンマリーノ】から。
一応ミレーユの対複数用武器として使えないこともない。
これ単体ではあまりダメージには貢献しないだろうが、それでもバーバラ加入前、パーティーが3人しかいない時期は主人公の【やいばのブーメラン】+ミレーユの茨の鞭の組み合わせで雑魚グループを薙ぎ払うのに役に立つ。
ただし【とうぞくのかぎ】があれば、単体武器だがこちらより強い【どくがのナイフ】もタダで手に入る。
この時期は防具も買いたいものが色々増えて金欠になりがちなので、ミレーユ用に買うかは財布と相談で。
バーバラ用の武器としては、加入時点から【チェーンクロス】が売っているのでそれを買うお金がない時くらいか。
ミレーユにこれを買い与えてない場合は、チェーンクロスをさっさと買ってバーバラ所持の物をお下がりしてもいいだろう。
【ベストドレッサーコンテスト】では、【あみタイツ】との組み合わせで25ポイントのボーナスがつくが、使うことはないだろう。
DQ7 
DQ6の時に比べて攻撃力・かっこ良さは据え置きなのに、値段は770Gと跳ね上がった。
やはり女性用武器として【マリベル】、【アイラ】が装備可。時期的に実質マリベル専用武器だろう。
【エンゴウ】から店売りしているが、大枚を叩いてでも是非購入したい。
マリベルにとってはエンゴウ含めて石版を4つ攻略するまでの間はこれが最強武器であり、【どくがのナイフ】か【皮のムチ】が手に入るまでのけっこう長い期間お世話になる。
転職できるようになるまでは純粋に複数攻撃の手段が少ないこともあり、金欠になる羽目になってでもなるべく早期に購入したほうが良い。
敵では【サボテンボール】が稀に落とす。
サボテンボールは早ければ【カラーストーン採掘場】の下の方で出てくるので、そこで手に入れられればかなりラッキー。
とは言え、ウッドパルナ編をクリアしてエンゴウに着けば店で買えるので、無理してサボテンボールを狩り続けて狙うほどの物ではないが、エンゴウでは【ほむら祭り】の最中に【かわのドレス】等の少し強い防具を買えるため資金貯めに敢えて狩り続けるのも手。複数手に入ればこの時点では儲けも大きい。
また、【いっぱつギャグ】の一つに、「いばらのムチくらいで いばらんといて!」というものがある。
リメイク版 
マリベルが【イオ】を覚えるようになり、複数攻撃手段はPS版の時より充実している。
とはいえ、いばらのムチが役に立つ時期には覚えたてのイオはそう連発できる消費MPではない。
単純にマリベルにとってこの時期では最も攻撃力が高いこともあり、この武器の有用性は変わらないと言える。
やはりなるべく早く買ってあげるのが良いだろう。
また、シンボルエンカウントとなったためレベルを上げ過ぎずにサボテンボールのドロップを狙う難易度が下がった。
過去東の塔を1階から入り、2階の小部屋を出入りしてシンボル厳選するのがオススメ。
小説版 
原作同様サボテンボールから入手し、マリベルが装備する。
DQ8 
攻撃力は14と落ちたが、その分価格も350GとDQ6までの値段に戻った。
装備可能者は【ゼシカ】と3DS版の【ゲルダ】。
【船着き場】と【ドニの町】で販売している。
敵では【ドラゴンブッシュ】(1/32)が通常枠で、【レッドテイル】(1/128)、【いばらドラゴン】(1/64)はレア枠で落とす。ほとんど見たまんまの内訳。4コマでもネタにされた。
リーズナブルな値段でそこそこの攻撃力を持つコストパフォーマンスに優れた武器。
ゼシカの初期装備である【皮のムチ】より強力であるうえ、彼女の加入直後から買える。
…のだが、彼女の場合、手持ちの皮のムチと同時期に入手可能な【うろこのたて】を錬金することで、より強力な【ヘビ皮のムチ】が作れてしまう。
他の錬金レシピにも一切かかわっていないため、基本的にはまったくもって用のない武器。
ただ、ヘビ皮のムチの錬金レシピが見つかるのは少々先に進んだ【湖畔の宿屋】であるため、事前情報等を一切仕入れていないプレイヤーにとっては一時的に利用されることもあるだろう。
また、皮のムチを手放してしまったという人には、そこから先の【パルミド地方】で二つ目の皮のムチを手に入れるまでお世話になることもある。
DQ9 
値段はDQ8据え置きで攻撃力が11と減少。オシャレさは7。
【セントシュタイン城】と【ベクセリア】で店売りされている。
本作でも残念ながら錬金材料となるレシピは存在しない。
DQ10オンライン 
主人公(【魔法使い】、【盗賊】、【スーパースター】)、【ダストン】が装備可能。
【出身村】にて180Gで売っている。攻撃力6、みりょく2。
DQ10オンライン 
レベル7より装備可能。攻撃力は6。各大陸序盤の武器屋で売っている。
詳しくは【いばらのムチ】を参照。
DQ11 
【ベロニカ】と【シルビア】の【初期装備】で、3DS版ではシルビアの初登場シーンの【サマディー城下町】のサーカスでも使用されている。
- | +1 | +2 | +3 | |
攻撃力 | 11 | 14 | 18 | 22 |
DQ11初期装備の例にもれず、やっぱり非売品。うち直しに必要な宝珠は4個。
過去作では序盤店売り武器の常連だった故に店にダブりを売ろうとして「もう二度と手に入らないかもしれない」と言われた時は軽く驚いたことだろう。
【サボテンボール】(邪ver含む)のレアドロップとしても入手可能。
また3DS版3Dモードでは、シルビアがサーカスで公演している際にこれを愛用している。
ベロニカの場合は攻撃力が足りてないこともあって【ギラ】を唱えてもらった方が便利だが、シルビアの場合だと【ローズウィップ】が手に入るまではこれを使わせることがあるかもしれない。
DQトレジャーズ 
【お宝】の一つとして登場。
お宝No. | 194 |
レアリティ | ジャンク |
カテゴリー | ヒストリー |
コレクション | 武器 |
標準価格 | 35,000G |