武器/ダークネス

Last-modified: 2023-06-20 (火) 17:40:43

目次

概要

  • 初代から登場しているダークランス系列の強化形態。意味は英語そのまま「闇」と思われる。
    MHP2G以前やMHXではカンタロス素材と麻痺袋をベースに作製され、麻痺属性を帯びる。
    一方MH4(G)ではネルスキュラやランゴスタの素材をベースに作製され、属性は睡眠属性となる。
    名前やその物々しい外観から勘違いされがちだが、ミラボレアスの素材は一切使われていない。
    解説文も機構の説明などが主で至って普通である。
  • 名前の通りの黒を基調とした虫っぽい槍で、見た目は地味にかっこいい。
    盾の見た目は翼を模したような意匠で、悪の組織の幹部が持ってそうな感じ。
    カンタロスの殻やランゴスタの羽が鋭い斬れ味を実現させ、
    ランゴスタによる強烈な麻痺液を槍の先から敵の体内へ注入する。

性能

無印

  • カンタロスの上質な素材から生産できる上位武器…なのだが、性能は劣悪そのもの
    ダークスクウィードまで強化しても攻撃力160・麻痺属性16。
    更に緑の斬れ味がごく僅かしかないため使い物にならず、
    本作においては、トライデントへ至るまでの強化途中段階に過ぎない。

MHG

  • 攻撃力に大幅な調整が加わり、ダークスクウィードの時点で攻撃力414。
    麻痺属性値重視のトライデントとは対照的な、火力重視の麻痺槍という位置づけとなった。
    また、本作ではダークスクウィードの強化先として、
    スタンガンランスに加えてG級版のダークが用意された。
    属性値こそ160に据え置かれたものの、
    攻撃力437、斬れ味緑も長くなるなど火力面がさらに向上した。
    特に強力な武器というわけではないが、
    トライデントの強化前ポジションから脱却し一人前の性能を獲得。
    無印でのあんまりな扱いから一転、大躍進を遂げたといえるだろう。

MH2&MHF

  • MHGまでと比べ、攻撃力が控えめになった代わりに属性値が上昇、バランス型の麻痺槍となった。
    ダークランス⇒ダークスクウィード⇒ダーク(MH2はここまで)⇒ダークネス⇒オプスキュリテ
    と派生する。
    現在ではゴゴランス等の存在で、あまりその姿は見かけない。
    また、SP武器版の「アビスランツェSP」も存在する。
    不気味に尖る狩猟槍。強烈な麻痺毒を秘めている。
    属性は同じ麻痺属性で、棘の部分は赤色、刀身は蒼色になっている。

MHP2(G)

  • バランス型の傾向はMH2と同様だが、
    本作より虫武器には斬れ味レベルが高いという個性付けがなされ、
    上位武器のダークの段階で、MHP2当時では最大の斬れ味レベルと白ゲージを持っていた。
    MHP2Gで追加されたG級版のダークネスは、G級序盤のバランスブレイカー
    なんとG級に昇格したあとに、大型モンスターを一匹も狩ることなく作成することが可能。
    攻撃力はダークの322から506に一気に上昇
    麻痺250とスロット2を兼ね備えたハイレベルな武器に化けた。
    持ち味の優れた斬れ味はさらに研ぎ澄まされ、デフォルト紫ゲージを得るに至った。
    しかも紫ゲージがそこそこ長く、斬れ味がいかに大事かを教えてくれる、初心者御用達のランス。
    なお、斬れ味ゲージを見ればわかるが、ナルガ武器と同様に、斬れ味レベル+1は効果を発揮しない。
    • MHP2Gは多人数プレイ時に、麻痺や罠を使った速攻プレイが流行っていたこともあり、
      手数の多い片手剣や太刀程ではないものの、麻痺要員として喜ばれた。
      他の麻痺武器と比較して「斬れ味+1が必要ない」「スロット2」という点は、
      ダークネスにしかない長所である。
      反面ソロプレイでは麻痺がダメージソースになり難いため、やや厳しい。
      もっともG級上がりたてで斬れ味が紫に届くランスはしばらく作れないので、
      その間は活躍の余地は充分にある。
    • G武器版としてダークスクウィードGも登場。
      こちらもデフォルト紫ゲージを持っているが、ダークネスと比べると紫が短め。
      スロットも1つで属性値も低いが、
      攻撃力は若干こちらが上回っており完全な下位互換ではない。
  • ダークランスに強化する時に「女王虫の尻尾」を要求される。
    村クエ下位または集会所クエ下位の
    ランゴスタ20~50匹の討伐クエストの報酬で低確率で出るので、
    根気よくクエストをマラソンして尻尾を集めなければならない。
    • クイーンランゴスタが登場するようになったMHP2Gでも、
      相変わらず「女王虫の尻尾」が必要となる。
      ただ上記ランゴスタ討伐クエストの報酬でもらえるのも相変わらずなので、心配は不要である。

MH4

  • MH3以降しばらく出番を失っていたが、久々の登場を果たす。
    …のだが、今作では何故かフレグランスの強化先という扱いになっており、
    フレグランス共々、睡眠属性に変更されている。
    麻痺ランスにはガララアジャラの物チャナガブルの物があるため、
    競合相手がいないのはいいことなのかもしれないが…。
    今作にはカンタロスが登場しないため、
    ネルスキュラ素材とランゴスタ素材(ブナハブラ素材と交換)を主に使用する。
    • 今作唯一の睡眠ランス。
      状態異常武器らしく攻撃力は345とやや控えめだが、属性値は260、
      そして何より匠で白60という優れた斬れ味を持っており、十分実用に足る性能となっている。
      スロットが1つ空いているのも嬉しい。

MH4G

  • 本作に登場する2つしかない睡眠ランスの内の1つ。
    G級になりダークネス改を経てダークルードへと強化先が追加された。
    相変わらず匠が必要で、さらに過去作にあった紫ゲージは没収されている。
    斬れ味は匠で白90。空きスロットは1のまま変わらず。
    状態異常武器らしく攻撃力は483とかなり低めに設定されており、属性値は300。
    もう1つの天涯のゲガルドは属性値が微量で物理性能特化な為、差別化されている。

MHX

  • なぜかたった1世代で先祖返りを果たし麻痺属性ランスに帰還。最終強化はダークスクウィード。
    攻撃力は150と貧弱で麻痺属性も23と乏しいが、何といっても素で斬れ味白がありがたい。
    スロットも1個あり、スキル自由度は抜群の高さ。
    期待値そのものは高くないとはいえ、弾かれの怖いランスで斬れ味関連のフォローを付けずに
    バシバシ殴っていける運用の楽さで、他の麻痺ランスとは食い合わない独自の立ち位置にある。
  • なお、マイティパラッシュの完全上位互換である。パラッシュ…

MHXX

  • 本作では睡眠ランスとしてダークへの派生が追加され、麻痺と睡眠のそれぞれで強化が可能になった。
    麻痺ランスのままで究極強化するとダークチェイナーになる。
    斬れ味は短めかつ、匠で伸ばせないがが復活
    も十分に長いのでフォローの必要は皆無なのが嬉しい所。
    属性値の伸びは今一つだったが、麻痺ランスでは断トツの素の斬れ味の良さから使い勝手は上々。
    状態異常武器としてそれなりの攻撃力280とそこそこの麻痺属性値26を持つ一振りとして、
    麻痺ランスでは最終装備に残れる一品となった。
  • 一方の睡眠ランス系列のダークルードは素で長いゲージを持ち、
    スロット2とスキル自由度は抜群に高いが、
    攻撃力がダークチェイナーと同率だが、後出の事情から本作の睡眠ランスでは今一つと言える280しかなく、
    睡眠ランスとしては属性値が最低の16しかないのが痛すぎる。
    • 本作の睡眠ランス界隈には攻撃力310・睡眠24・素で白30、匠で紫30の斬れ味・おまけのスロット1と
      攻撃力寄りの睡眠ランスとして非常に優秀な寝槍大公ペサドミトルがあり、
      二つ名版の寝槍大侯ゲンドルミル共々、属性特化型のエレガンフレグランス以外の睡眠ランスの立場を脅かしている。
      ダークルードはこの二本に睡眠属性値で負けているうえに、
      スロット2をもってしてもこの性能差を覆すのは困難なので、残念ながらこの武器を作る価値はほぼ無いだろう。

MHR:S

  • 本作でランゴスタがまさかの復活を遂げたことにより、ダークランス系統も復活を遂げた。
    強化ルートはダークランス→ダークランス改→ダークスクウィード。最終強化形態のダークスクウィードの性能は
    • 平凡な攻撃力320
    • やる気のない麻痺13
    • 斬れ味は紫10長い白。匠で延長可能
    • 会心率0%
    • スロット無し
    • 百竜スロットLv1
    …と、MHXXのダークルードを思わせる斬れ味重視の性能になった。
  • …が、本作では痺槍マイセティズムが規格外の攻撃力370を手に入れており、
    斬れ味は素ながらこちらのとは期待値が横並びとなっている。
    ならば紫+白の弾かれにくさど継戦能力で勝負……と、言いたいところだが、
    斬れ味が白に落ちた時点で同攻撃力である伸槍ラングハスラー改に属性値とスロットの差から完全敗北を喫するため、
    ダークスクウィードを生かすためには意地でもを維持する必要がある
    そうすると火力スキルに加えて斬れ味維持スキルを積む必要が出てくるが、
    今度はやる気のない麻痺値が災いして、あえてこのランスを装備するメリット自体が怪しくなってしまうのである…。
  • 百竜スロットLv1なのもネックで、特効系が積めないため伸びしろの面で劣る。
    ダメ押しとばかりに白ゲージが非常に長いことから、当然ながら研磨術【鋭】との相性は最悪。
    最短のラングハスラー改でも素の白+青で60なので、本作の麻痺ランスでは火力ではなく砥石時のバフという扱いになる。
    このどちらか今よりマシか、攻撃力か素の紫斬れ味があと10あれば、
    ギリギリラングハスラー改と差別化が可能になり、火力型麻痺ランスとしてマイセティズムと競合対象になれたのだが…。
    • Ver.11.0から百竜スロットの問題については拡張という手段で解決されることとなったが、
      肝心の低すぎる属性値については強化こそ叶えど改善はされず今現在解決の目途は立っていない。
      更に言うならラングハスラー改も同様の強化を施すことが可能なため、
      マイセティズムとの差が僅かに縮まったことを除けば、立ち位置は何一つとして変わっていないのである…。
      問題解決ってなんだっけ。
  • だが、Ver.14.0において傀異錬成の段階に応じて基本性能が強化されるという仕様が追加されたことで状況は一変。
    この武器は状態異常武器なので性能が向上するのは攻撃力と斬れ味だけ…ではあるものの、
    限界まで強化を施せば素で紫30と多少物足りないものの従来とは比較にならないほど実用的な斬れ味になり、
    攻撃力の上昇量こそ同値ではあるが、斬れ味の差から素の期待値ではマイセティズムに明確な差をつけて追い抜くことに成功。
    スロット周りの問題と、白ゲージになるとラングハスラーに完全敗北を喫する立場こそ据え置きだが、
    マイセティズムは性能の特性上攻撃力の固定値上昇スキルとの相性が悪いため、
    スキルの組み方によっては火力型麻痺ランスとして十分以上に勝負できるようになった。
    結局最後まで改善されなかった麻痺属性値の話はやめてあげよう。

余談

  • この武器に思い入れを持っているランサーは非常に多く、
    MH3以降で「ダーク」シリーズがリストラになったことに嘆いているものも多い。
    一応、オオマヒシメジを素材としたパラッシュニードルという麻痺属性ランスは存在するものの、
    同時に罠について耐性が導入されたことや、
    殆どの麻痺武器の攻撃力・斬れ味が控えめに修正されたため、
    ランスを含めて麻痺武器は完全にガンナーの仕事となってしまった。

関連項目

モンスター/ランゴスタ
モンスター/カンタロス
武器/虫武器
武器/トライデント