モンスター/ランゴスタ

Last-modified: 2025-09-20 (土) 03:24:31
種族
甲虫種(殻虫目 針尾亜目 ランゴスタ科)
別名
なし
英語表記
Vespoid
危険度
MHX・MHXX:★1
登場作品
MH, MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MHX, MHXX, MHWorld, MHW:I, MHR:S, MHWilds,
MHF, MHOnline, MHST, MHST2, アイルー村, アイルー村G
狩猟地
森丘, 旧密林, 旧砂漠, 旧沼地, 密林, 砂漠, 沼地, 雪山, 火山, 樹海, 決戦場,
古代樹の森, 大蟻塚の荒地, 陸珊瑚の台地, 瘴気の谷, 龍結晶の地, 渡りの凍て地, 導きの地,
城塞高地, 緋の森, 油涌き谷, 氷霧の断崖, 竜都の跡形

目次

特徴・生態

シュレイド地方やドンドルマ地方、王域周辺や東地域など、非常に広い範囲で生息が確認されている巨大な昆虫。
突然変異によって巨大化したの一種であり、
その大きさは個体によっては2mを超える巨体を誇り、たかが虫などと侮る事は出来ない。
環境に対する適応力が非常に高く、凍えるほどに寒い洞窟の中や火山の内部などでも頻繁に目撃され、
現大陸のみならず新大陸においてもその姿が頻繁に目撃されている。
腹の先に鋭い針を持っており、これを獲物に突き刺して強力な麻痺毒を送り込む。
これによって痺れて動けなくなった獲物の肉を強靭な顎で食い千切り、巣に持ち帰る。
また、小動物などの小さな獲物はそのまま抱え込んで巣へ拉致してしまう事もある。
個々の肉体は非常に脆く弱い。物理的な衝撃を加えると大概は木端微塵になってしまう。
しかし変則的な動きと毒針、そして圧倒的な個体数がそれを補う武器となっている。
ついでに常に集中力を削るような羽音を立てながら飛び回るため、非常に鬱陶しい。
なお、紙よりも薄いその羽は強度こそ弱いが、掠めるだけで皮膚を切り裂く程鋭利である。
光を発するものに引き寄せられるように群がる習性があり、
ランゴスタに襲われた際にはヒカリゴケなどをぶつけてやると注意を逸らしやすい。
松明や篝火などに集まってくることもあるが、火や熱に高い耐性を持っているわけではないため、
そのまま篝火に自ら飛び込んで燃えてしまうこともある。
また、光蟲などが放つ強烈な閃光を浴びると、そのショックに驚いて一時的に失神したように動かなくなることもある。
このような性質から「ランゴスタは光が弱点」と認識しているハンターも一定数いる。
間違いではないかもしれないが、中途半端に明るいだけではむしろ群れを引き寄せてしまう危険性もあるため、
対抗手段としての利用を考える場合は要注意。
クイーンランゴスタ」と呼ばれる大型の雌を女王とし、それを中心としたコロニーを形成する。
コロニーの規模が大きくなりすぎると、群れを分割すると考えられている。
分割された小規模なコロニーは各地に点在しており、
コロニーが近い場所では数え切れない程のランゴスタが確認される。
先述した通り、同じ群れの中でも大きさによる個体差があるが、
特に女王の護衛を任される個体は「親衛隊」と呼ばれており、通常の個体より一回り程大きい。
新しい巣を作る場合は親衛隊を引き連れた女王が自ら先頭に立つが、
近くで飛竜等の危険が迫っている場合は親衛隊が卵を運ぶ事で女王の安全を確保しようとするという。
女王の羽音を聞き分け、特殊な連携を取ることもある。
強い衝撃に弱いため、ランゴスタの羽や甲殻などを素材として使用できる状態で確保するには
致死性の毒を利用して徐々に弱らせるなどの工夫を施さなければ難しい。
しかし、一部の工房に伝わる複雑な加工技術や生態研究の結果により、
素材の物理的な強度を大幅に強化できる技術が確立されている。
この技術により仕立てられた防具は一部の属性攻撃には極端に弱いという弱点こそあるが、
見た目以上に重く頑丈であり、狩猟用の装備としては十分に実用的な性能を誇る。
なお、麻痺性の毒を有する針は素材として剥ぎ取る事も加工を施す事も難しく、
基本的には素材としてはほとんど認識されておらず、流通もしていない。
しかし、一部のハンターは何らかの拍子に欠けてしまったランゴスタの針を回収し、
それをスリンガーなどで大型モンスターへ向けて発射する即席の弾丸として利用する場合もある。

概要

  • 様々な環境に姿を見せる小型モンスターで、蜂のような姿の甲虫種。
    生息範囲が非常に広く、登場作品における様々な狩猟地に出現する。
    ファンの間では名前を縮めて「ランゴ」と呼ばれることが多い。
  • 小型モンスターの中でも非常に脆弱・繊細な体の持ち主であり、
    過大なダメージを与えると粉々に砕け散ってしまう*1
    攻撃力も高くはなく、単体であれば非常に弱いモンスターといえる存在ではあるが、
    実際のところは初期作品の中でも指折りに邪魔な嫌われ者としてのイメージが強い
    特に旧作プレイヤーが抱く感情は根が深く、その外見も相まって登場する作品では怨嗟の声が上がる事も。
  • 討伐すると同時に高確率で砕けるため、なかなか剥ぎ取ることができない。
    の割にはラウンドフォースを当てても砕けないことがある。
    毒弾毒けむり玉などによる毒ダメージで削り殺すと100%剥ぎ取れる。
    幸い、ランゴスタは毒さえ入れば、どのランクとサイズ個体でも毒のダメージだけで体力を削りきれる。
    細かい体力調整を要求されることもあるカンタロスと比べると素材集めは多少楽である。
    • MH3から登場した後輩であるブナハブラにも言えることだが、
      日頃相手にしている時は簡単に砕けてしまうのに大型モンスターとの戦闘中、
      特に大型モンスターの攻撃に巻き込まれて倒されると綺麗なまま落ちてくることが多い。
      大型モンスターとの戦闘で忙しいハンターに対して、
      暴れ回る大型モンスターの足元で「さぁ剥いでみろ」と言わんばかりに横たわるランゴスタ。
      これも一種の嫌がらせであろうか?
      • 遺骸が残ればしばらくの間は次のランゴスタが湧かないので、
        わざわざ追加で処理する手間がかからなくてラッキーとも言える。

MH~MHP2G

  • 無印からMHP2Gまでは殆どの通常フィールドに登場しており、色んな意味で語り種になっていた。
    登場しないのは決戦場型フィールドや塔、北エルデ地方の火山くらいである。
  • ブルファンゴ等と並び、旧作を代表する「ザ・小型モンスター」として活躍。
    …つまりは頻繁にハンターの邪魔をしてくるタイプであった。
    全く遠慮せず様々な場面でやって来るため、本気の殺意を抱いているハンターすらいたほどである。
    • 大型モンスターとの戦闘などで瀕死の時、回復薬を飲もうとしたら後ろから刺されて死ぬ、
      もしくは毒針による麻痺に陥って大型モンスターにやられるハンターは後を絶たなかった。
      鬱陶しいからといって倒すために武器を出すと急に距離を空け、
      斜め上→斜め後方→斜め前方など複雑かつ三次元的な移動で攻撃を避けるため、
      散弾を使えるボウガン以外は処理に手間取る。
      そもそも無限湧き掃除できない場所もある。
      武器を納刀すると接近して攻撃してくる付かず離れずの攻撃方法も併せ持ち、
      すれ違いざまに一刺ししていったり、何度も何度も近づいて刺そうとしてくるなど厄介この上ない。
      TAやノーダメージ縛りなどのプレイスタイルにおいては、背後を突かれると再戦を余儀なくされるため
      最も恐れられている小型モンスターである。
      ちなみに、無限湧きの場合、空中にポッと突然出現する。異世界から転生してきたのだろうか。
    • 戦闘時のみならず、移動時や採取剥ぎ取り釣り中にも寄って来て邪魔をする。
      蔦を上っているときに刺されれば下に落ちるため、上りかけのところで落とされるととてもイライラする。
    • ランゴスタに限った話ではないが、小型モンスターが眠った(休眠)状態の
      大型モンスターを意図的に起こすような挙動を取る場面にしばしば出くわす。
      中でもランゴスタは不規則かつ移動しながらの攻撃を有するため、チャンスを台無しにされやすい。
      眠ったモンスターに奇襲をかけたいときや睡眠爆殺をしたい時は十分注意すべきだろう。
    • また、様々なフィールドに配置されているため普段からやたらと目にする機会が多い。
      特に、高台のあるエリアには必ずと言っていい程配置されている。
      高台からモンスターをほぼ一方的に狙えるガンナーを邪魔するためなのだろうが、
      高台を利用しない剣士にも纏わり付いてくるためうっとしいことに変わりはない。
    だが、ボウガンのリロードの完了を手伝ったり、大型モンスターのブレスの盾になったりと、
    そのしつこい行動パターンが意外な場面でハンターの助けになることもない訳ではない。
    ……もっとも、麻痺にならないことが大前提ではあるのだが。
    • 火竜などの放つブレスの射線に割って入り、爆発四散する様はどこか悲哀を誘う。
      といいのだが、プレイヤーからしたら邪魔者が勝手にいなくなった程度にしか思わないかもしれない。
  • MHPでは集会所星6に控える「ランゴスタ掃討戦!」というクエストがあった。
    こちらの成功条件は、名前の通りランゴスタをたくさん狩ればいいというお得そうなクエストである。
    しかし実際にフィールドを探すと、ランゴスタが全く見当たらない代わりにゲリョスが徘徊している。
    なんとこちらは真逆なことにゲリョスを狩らなければランゴスタが出現しない。
    • 甲虫種は毒に弱いため、辺り一帯に毒を撒き散らすゲリョスがいる間は
      外に出るべきではないと考えたのかもしれない。
      この状況だとランゴスタを掃討する必要もなさそうだが、
      ゲリョスはゲリョスで毒を撒き散らして植物などを枯らしてしまうこともあるので、
      いずれにせよ放っておく訳にはいかないのだろう。
  • 少なくともMHPでは何と当時最難関と言われたクエスト"熱風と落雷"にて、決戦場にまで飛び回っていた。
    火山奥地と、2頭の幻獣、そして紅龍などが闊歩している中で、恐るべき適応力である。
    …とはいっても何時の間にかハンターと古龍達の戦いで巻き添えを食らうだろうが…
  • MHP2Gでは、ボス級の超巨大ランゴスタが出現する。
    下腹部が肥大化しているため、女王蜂と思われる。
    • イベントクエストにて超巨大ランゴスタが登場したこともある。
      MHP2の「雲霞の如く」ではハンターの背丈を軽く超える特大ランゴスタが出現する。
      当時のランゴスタは大きさによって体力が変動し、この個体は特別体力が多く設定されている。

MHX(X)

  • MH3からMH4Gにかけて長い休暇を取っていたが、MHXにて復活を果たした。
    但し、登場するフィールドは旧作の復活フィールドだけであり、新天地には殆ど進出していない。
  • MHX(X)ではブナハブラもMH4(G)から続投し、新旧のお邪魔虫が共演することになった。
    相変わらず鬱陶しい存在ではあるが、出現フィールドが二分されている関係で、目にする機会は減った。
    また、攻撃頻度も過去作と比べて控えめになっている。
    あのひたすらにウザい回避運動の頻度が減り、ハンターにゆっくり向かってくる頻度が増えた。
    • 今作で判明したランゴスタの危険度は★1であり、ブナハブラのそれに劣っている。
      麻痺毒に加えて腐食液も扱うブナハブラはランゴスタの上位互換と言えないこともないが。
    • なお、それまでの小型モンスターの危険度は、受動的な反撃しかしないおとなしい種が★1、
      能動的に攻撃してくる種が★2と定められているフシがあった。
      アイルーとメラルーや、アプトノスとアプケロスの危険度の差が好例だろう。
      控えめになったとはいえ積極的に攻撃してくる性質は変わらないため、
      そういった点では危険度が★1である理由はなかなか謎である。やはりブナハブラとの比較だろうか
  • ライゼクスの生態ムービーにも出演する……が、
    ライゼクスの放電で次々とショック死し、通りすがりのドスランポスおやつにされてしまうという、
    なんとも哀れな役回りとなっている。
    そのドスランボスがライゼクスのおやつにされてしまうモンハン世界の生存競争の厳しさよ…
    • 実際に、ライゼクスの登場するクエストでは普段以上に個体数が多くなるが、
      ムービーを反映してか、放電するライゼクスの周囲にいるだけで呆気なく絶命し、ぽとりと地に落ちてしまう。
      本来ならかなり邪魔な存在になるはずだが……。
      このことから、ランゴスタの天敵はライゼクスであることがよく分かる。

MHWorld

  • MHWorldでも登場。新大陸においても様々な環境で姿を見せている。
    基本的な性質は変わらないものの攻撃性がやや抑えられており、そこまでキビキビ動かない。
    厄介さが減った分、旧作よりも影は薄くなっている。
    • たまに、ブナハブラの腐食液のようなモーションで溜めて針を刺してくることがある。
      これを食らうと確定で麻痺するため、食らわないように注意。
  • 重要な習性として「スリンガーで放たれた松明弾や、ヒカリゴケなどの光に反応して寄ってくる」というものがある。
    ヒカリゴケの紫色の光に照らされたランゴスタはなかなか妖しい雰囲気を持っている。
    • 光に集まっている間のランゴスタは完全に無防備
      時折横移動する以外は一切の回避・攻撃を行わないため、
      一網打尽にしたり、採集を済ませたりする大チャンスとなる。
      スリンガーで直接チマチマ狙い撃つよりは後述のスキルを付け、光に集めて一気に殴る方が
      素材収集やバウンティ達成の面では効率が良い。
    • たまに松明弾の火に近付きすぎて勝手に焼死することも。
      飛んで火に入るランゴスタ
    • 適当な1匹にヒカリゴケを当てるとその1匹に集まる上に、
      当たった個体も含め寄ってきたランゴスタが全員上空へ飛んでいくという
      珍妙な光景が繰り広げられる。
  • 旧作では効率的に剥ぎ取るのに毒武器や毒けむり玉が必要だったが、
    捕獲用ネットや石ころなど軽ダメージを与えるスリンガーを活用することでも形が残る。
    また、甲虫種の姿を保ったまま討伐できるスキル「昆虫標本の達人」も初登場。
    素材集めで有効活用させてもらおう。

MHW:I

  • MHW:Iでは、ランゴスタのAIに若干の修正が入ったのかMHWorldと比べて攻撃性が高まった。
    以前であれば戦闘中に妨害してくることが無かったから、
    と無視して意気揚々とクラッチ待機しているハンター達の後ろから忍び寄り、
    必殺の麻痺針で折角のチャンスを瞬く間にピンチに変えてしまう事態を発生させ得る。
    またクラッチを行おうとした時に、ハンターとモンスターの間に突然割り込み
    モンスターが食らう筈だったクローを肩代わりしてしまう事も。
    先に掃除したり、種火石やヒカリゴケで誘導する必要性がWorld時代より高まっている。

MHR:S

  • MHRiseでは、ブナハブラと交代するかのように出番を退いていたランゴスタ。
    しかし、そのG級相当作品であるサンブレイクのプロモーション映像において、
    新フィールドである城塞高地の樹液の沼のエリアで飛行する姿が明らかとなり、MHW:I以降の復活となった。
    後に公開された動画にて相方のカンタロスの復活も判明し、
    MHXX以降久しぶりの甲虫4匹揃い踏みが達成される事になった。
    • なお、今作ではかの捕食者も復活している。
      また、ゲーム中では描写されていないが、設定資料集によればエスピナスもランゴスタを捕食するようだ。
      エスピナスの吐くブレスに麻痺の効果があるのは、捕食したランゴスタの麻痺毒成分が由来とのこと。
  • 再び攻撃性はMHWorldの頃並みに大人しくなり、MHW:Iと比較して厄介さは減っている。
    一方でスリンガーや「昆虫標本の達人」が未登場のため、
    いざ素材集めしようと思うとそれなりに苦労したりもする。
    ブナハブラにも同じことが言えるが、オトモ隠密隊をうまく活用した方が素材は集めやすい。
  • 本作ではMR級でのみ登場するという関係から、新たに「ランゴスタの重殻」という素材が与えられた。
    今まではG級相当のランクでも得られるのは堅殻止まりだったため、地味に歴代でも初の出来事である。

MHWilds

  • 特に登場が予想されていたわけではなかったのだが、
    なんと発売前のメディア向け先行プレビューツアーの実機プレイにて前作から続投する事が判明した。
    今作では小型モンスターも全く新しい面子が多く、過去作の小型はかなり少ないのだが、
    その中において継続登場するランゴスタの登場は全く予想外と言っていいだろう。
    • 他にMHR(:S)から続投している小型と言えば今のところガライーバくらいしかいない上、
      しかもガライーバは環境生物になっているため、
      狩猟可能なものに絞って考えるとランゴスタオンリーである。
  • 基本はMHW(:I)やMHR:Sのモデリングと変わらないようだが、
    最新機種で展開されるだけあり、更に細かいグラフィックが向上。
    もはや現実の昆虫と相違ないほどリアルな巨大蜂へと進化している。
    • 今作では新しい小型甲虫種としてブブラチカという後輩が登場しているのだが、
      こちらは羽根の無い巨大蚊といったデザインになっている。
      ブブラチカに対するユーザーの反応はかなりのものであったのだが、
      そこに来てランゴスタの続投が判明してしまった事で新旧の巨大昆虫が並び立ってしまった
      ワイルズでは空のランゴスタ陸のブブラチカと、
      まさしく天地ともに隙のない恐ろしいコラボレーションが出来上がったと言える。
    今作では蜘蛛恐怖症対策モードという設定項目が存在しており、
    これをオンにすると多脚小型モンスターがスライム状の謎の生物になる。
    ところが、本種は対策モードの対象外となっており、スライムにはならないようだ。
    ブブラチカやネルスキュラベビーには実装されている機能だが、飛んでいる甲虫には適用されないという事なのか、
    集団で空を飛ぶスライムという珍妙な絵面が爆誕するのを避けたのか、
    とにかくワイルズの美麗なグラフィックで描かれる巨大昆虫の威容がそのままお出しされる事になる。
    ランゴスタが苦手なハンターには残念な報せであろう。
  • 基本的にブンブン飛んでいるだけだったランゴスタだったが、ここにきて「高所に張り付く」という技能を獲得。
    ランゴスタ狩猟クエストでは「ふと振り向いたら高い木の幹にビッシリ」という恐怖体験を味わう事に。
    苦手な人にはますますキツいモンスターになってしまった。
  • 今作では「欠けた麻痺針」なる落し物を落とすようになっている様子。
    拾うとスリンガー麻痺弾という、気軽に大型モンスターをも麻痺らせる強力なアイテムになる。
    特に状態異常武器を担がないハンターにとっては非常に有用なので見かけたらぜひ拾っておきたい。
  • ヒカリゴケの光に反応して寄ってくる習性は今作にも引き継がれている。
    今作ではこの特徴がクローズアップされ、大型モンスターにヒカリゴケを当てるとランゴスタはその対象を積極的に攻撃する
    上手くいけばモンスターを麻痺状態にしてくれる。戦闘の余波で砕け散ることもあるが。

派生作品

MHST

  • MHSTでは雑魚敵モンスターとして登場している。オトモンに加えることはできない。
    • バブダの密林や稀の棲みか、及び密林タイプのモンスターの巣に出現する。
      相変わらずの三次元軌道で接近してくるため、背後を取られて先制攻撃される…なんてことも。
      接触前は動きに注意しておこう。
    • 戦闘ではテクニック攻撃とマヒ針(テクニック属性)しか使わないため、
      パワー攻撃なら確実に真っ向勝負に勝てる。
      氷属性以外の属性攻撃にも弱いので、全体攻撃でまとめて薙ぎ払っても良い。
    • ちなみに、お邪魔虫仲間のブナハブラとはこちらでも共演しているが、同時に出現するフィールドは無い。
    • 公式サイトのサブクエストの項目の画像では
      既に登場が確定しているモンスターたちがいる中、
      一部が半透明だったり見切れたりしているジャギィと共に、しれっと紛れ込んでいる。

MHST2

  • MHST2でも続投。…なのだが、初登場時期がなんとラストダンジョンと非常に遅い。
    そのため序盤~終盤にかけて幅広く現れるブナハブラと違い、雑魚モンスター最強格の立ち位置を誇っている。
    場合によってはランゴスタの群れの二刺しでオトモンが蒸発したなんてギャグみたいな事態が起こりかねない。
    • よりにもよって同時に現れるモンスターが超火力のティガレックス亜種であり、
      一閃で倒せるレベルであっても下手を撃つとワンパンされる相手と、
      アイルー部屋直前の消耗した状態で戦わなければならない為、中々の難敵に感じる。
      当然麻痺攻撃も使用してくるため、大暴れするティガレックス亜種相手に手が出せないなんて事態も起こりうる。
      • ランゴスタを速攻で討伐して逃げた後に一掃攻撃するのが倒し方としては安全。
        一掃攻撃に必要なレベルがティガレックス亜種よりも高いので場合によってはそれでもダメだったりするが。*2
        主に相方と状況のせいとは言えここまでしなければならないランゴスタはシリーズ初ではないだろうか。
    • 中盤から戦える最強クラスのキングモンスターであるガムートは、
      倒してももう一つの素材が無いため当分防具を生産できないのだが、
      その素材がこのランゴスタ素材である。こんなところまで嫌がらせか
  • 戦闘では相変わらずテクニック攻撃とマヒ針改めパラライズニードル(こちらもテクニック属性)しか使わない。
    肉質は打タイプがよく通るが斬・突タイプはあまり通らないため、
    しっかりハンマーか狩猟笛に持ち替えないと中々手間取る。
  • ランゴスタは「突然変異によって誕生した蜂」と言う今ではほとんど忘れ去られている設定がある。
    そして本作のラストダンジョンではラスボスの影響でとある重大な異変が巻き起こっている。
    ラストダンジョンそのものは異変が起こるより前から踏み入れることができるのだが、
    その時点ではランゴスタの姿はどこにも見当たらない。
    一方で同ダンジョン内にはハチミツが採取できるポイントが複数あるため、蜂の生息は疑いようがない。
    これらの状況から推察するに、本作のランゴスタは通常の蜂がラスボスの影響で突然変異したものである可能性がある

余談

  • ハンターからすれば鬱陶しいだけで単体ではそれ程脅威とはならない。
    しかし、一般人にとっては脅威そのものである。
    見た目が生理的にイヤとかそういう問題の話ではない。
    ランゴスタの全長は約1.36m位である。つまりほぼ確実に子供より巨大な上、麻痺性の毒針まで有する。
    しかもランゴスタは肉食で、強靭な顎で獲物の肉を食い千切り捕食するのである。
    麻痺させられた末路を考えたら鳥肌物どころではなく、非常におぞましい生き物である。
    強力な弱点である毒けむり玉は害虫退治アイテムとして主婦にも人気らしいのだが、
    ランゴスタは大量発生することがある上、繁殖地はモンスターの跋扈するフィールドで
    一般人はおいそれとは近付けない。
    これを考えると、ギルドに50匹のランゴスタをどうにかしてくれとハンターに依頼が来るのも納得である。
    • アイルーの全長が1.16mほどと考えると、その恐ろしさがお分かりいただけるだろうか。
      生息域の広さと、何匹もの集団で行動していることを考慮すると、人類以外のコミュニティにとっても大変な脅威だろう。
  • ランゴスタから作られた防具は、剣士ガンナー共に麻痺に強いが毒には弱い。
    毒けむり玉でポトポトと落とされるランゴスタの特徴をよく表しているといえよう。
    また何故かアイテム使用強化が付く。
    見た目は剣士は紫黒色の羽を重ね合わせたような感じで中々オシャレだが、
    どういうわけかガンナー用は仮面ラ○ダーに登場する蜂怪人のような外見となる。
  • 現実世界では、「ランゴスタ(langosta)」とはスペイン語でロブスターの事を言う。
  • MH3~MH4(G)、MHRiseにはランゴスタは生息していない。
    が、代わりにブナハブラという新種の甲虫種が生息している。
    基本的にはランゴと同じく麻痺針とウザい飛行を武器とし、
    更に属性耐性ダウンの液をかけたりたいまつの光に寄って来るなど、更なる能力も獲得している。
    しかし縄張りに入らない限り襲って来ない上、そもそも攻撃性がランゴより低いので
    ランゴよりはマシといった印象である。もちろんウザい事には変わりないのだが。
    外見上の特徴として、大きく横に張り出した赤い胸部を持ち、腹部は黒っぽい。
    そして、顔に見せかけた体の模様が異様さを醸し出している。
    • ところが、MH4Gでは本来ランゴスタが生息していたはずの旧砂漠
      ブナハブラが生息していることが確認されており、逆にランゴスタの姿は当時は一切確認されていなかった
      これについては様々な憶測が飛び交ったが、MHXではランゴスタも生存し続けていることが確認され、
      共存していたことが明らかとなっている。
  • ちなみに、最初期作品のネタとして「らんご☆すた」と☆を付けて呼ぶ人も一部存在していた。
    これは当時流行していた漫画・アニメ作品『らき☆すた』と名前が似ていたためである。

素材

ランゴスタの甲殻
ランゴスタの外殻。用途の幅広い、応用性のある材質。
普通の虫に比べれば相当大きくて頑丈だが、モンスターの素材としての強度はかなり低い。
衝撃に非常に弱く、少しでも力の入った攻撃を加えると砕け散ってしまう。
強度が高いものは「堅殻」と呼ばれるが、それでもやはり衝撃には弱く、砕けてしまいやすい。
飛行のための軽量化に加え、堅さも備えた上質なものは「重殻」と呼ばれ、優れた素材として扱われる。
ランゴスタの羽
ランゴスタの持つとても薄い羽。軽く鋭い材質で、武器によく使われる。
あまりの薄さに紙のような斬れ味を持っており、掠めるだけで獲物に傷を与える。
しかしランゴスタの甲殻以上に強度が低く、ほんの僅かに力が入っただけで破れてしまうため、
小型モンスターの素材の中では指折りの入手難度を誇る。
また、その羽音は非常に耳障りである。
より薄く鋭いものは「薄羽」、さらに鋭さを増したものは「斬羽」と呼ばれる。
斬羽は入手も加工も非常に難しいが、それで作られた刃はとても軽く、
刃先が触れただけで物体を両断するほどの斬れ味を持つという。
なお、かつては普通の羽と薄羽の中間くらいの性質を持つ物を「刃羽」と呼んでいた。

関連項目

モンスター/クイーンランゴスタ - 大将
防具/ランゴシリーズ
武器/虫武器 - ランゴスタ素材を用いた武器への個別リンクあり。
世界観/ハチ
モンスター/カンタロス - 同期
モンスター/ブナハブラ - 後輩


*1 カンタロスも同様だが、こちらはより体力が低い
*2 ティガレックス亜種はレベル41もあれば一掃できるが、ランゴスタは44でも一掃できない