武器/ラギッドランス

Last-modified: 2024-12-11 (水) 14:24:42

MH3で初登場した、ボルボロスの素材を用いたランスの一種。
MHWorldで登場したボルボロス武器であるボロススティンガーも便宜上この項で扱う。

目次

概要

  • ランスでありながら先端は尖っておらず、ボルボロスの頭部のようにでこぼこである。
    突き刺す事より叩きつけて打ち砕く事を目的とした作りになっている。
    しかし、振り回せば当然のように竜の尾を斬り飛ばす。
    盾もボルボロスの頭部を模したような作りになっており、こちらはかなり頑丈そうである。
    • また、槍身の真ん中ぐらいにガンランスのように中折れできそうな線が入っているが、
      ボルボロスのガンランスは別に存在する
  • 多くの作品において、リノプロスの素材でできたリノハスターを強化する形で作成する。
    同じ砂漠地帯に生息する、頑強な甲殻を持つモンスター同士ということで素材の相性が良いのだろうか。
  • 「ラギッド」とはおそらく英語のraggedまたはruggedの意である。
    ragged(ゴツゴツの、ギザギザの、不完全な)もrugged(でこぼこのある、頑強な、無骨な)も
    ボルボロスのイメージに合った単語だが、海外版ではruggedと訳されている。

性能

MH3

  • 同ランクのランスの中では最高峰の攻撃力を誇るものの、
    斬れ味と会心率に難があるため扱いにくさは否めない。
    無属性だが覚醒を発動させると毒属性を得る。
    素材さえ集まれば下位でもラギッドランス改に強化できる。
  • やはり攻撃力だけなら圧巻の威力だが、
    相変わらず斬れ味が悪く会心率は改良されるどころか悪化している。
    しかもこれで最終形である。
    • もう一つの強化先としてアグナコトルの素材で強化されたスパイラルヒートがある。
      攻撃力はラギッドランスと変わらないものの会心率や斬れ味が大きく改良されており、
      高い火属性も追加される事もあってこちらに強化される事が多い。
      が、アグナコトルと戦えるようになるのはかなり後になる。
      クエストのレベル的にもハンターの実力的にもボルボロス討伐直後では無理がある。

MHP3

  • MHP3ではラギッドランス改から更に削槍ボルボロスへと強化できる。
    相変わらず攻撃力は高いが斬れ味の方もさほど強化されておらず、
    申し分程度の青ゲージがあるだけである。
    また残念ながら強化はこれで終わりなので、
    ボルボロス亜種の素材を使って氷属性の槍にするなんて事は出来ない。

MH3G

  • MH3Gでは削槍ボルボロスに亜種の素材を使うことで、クラッシュランスへ強化できるようになった。
    G級では氷槍ボルデンジョルトを挟んで最終強化、氷砕槍アークルチカとなる。
    あいかわらず会心率は低いものの、
    攻撃力が598と作れるようになる時点はトップクラスで、僅かであるものの氷属性をもつ。
    斬れ味も白ゲージまでつくようなり、
    スロットも2個あいているためG級序盤で作れる武器の中ではなかなかの性能をもつ。

MHXX

  • 長らく出番のなかったこのランスだが、MHXXにてボルボロスと同時に見事に復活を遂げた。
    今回は上位でクルハスターLV4からの派生か一発生産でラギッドランスを作成でき、
    強化を進めるか、G級素材で一発生産できる最終強化段階でおなじみの削槍ボルボロスになる。
    そして、限界突破を経て究極強化段階で削岩槍ボルボルグという銘を冠する。その性能は
    • 無属性武器としてはやや高めの攻撃力340
    • 足を引っ張る会心率-25%
    • 素で白10、匠でもは出ない物足りない斬れ味
    • あって嬉しいスロット2
    …性能はどうしようもない程酷くはないが、
    フォロー必須の斬れ味やマイナス会心に対して攻撃力が今一つなのでお世辞にも高性能とは言えない。
    おまけに、究極強化に崩竜の重殻が必要なので完成時期はHR解放後と攻略用ランスとして使うにもイマイチ。
  • このランスの上位互換をいくつか挙げていくと
    • 攻撃力330・斬れ味が匠で延長可能の紫20白10で、
      防御ボーナス+60とスロット3を誇る真名セルケトヘティト
    • 攻撃力350・斬れ味が素で白10だが匠で出るゲージが全てで、
      スロットが無いこと以外は高水準なダイオーガー
    • 攻撃力330で水属性18・斬れ味が素で白10だが匠で紫40が現れ、
      スロットも同等の2あり、この中では唯一HR解放前に完成する水衝ドロスパイラル
    • 攻撃力320で火属性16かつ会心率15%、斬れ味は素白20・匠+2で紫20で、
      スロットも2ある灼噴槍ラーヴァルカナ
    • 攻撃力は300だが会心率25%と素で紫30の斬れ味とそれ以外の面は優秀で、
      おまけにスロットも3ある龍識究槍クロウビーク
    …等々。他にもまだまだ候補は挙がる。
    何なら派生元にも負ける

MHW(:I)

  • 新大陸ではラギッドランスは登場せず、
    代わりにボーン武器からの派生でドラグロランスという銘の新たな武器が登場する。
    この時点ではボーンランスに素材を張り付けただけの粗末な代物いわゆる皮ペタとなっている。
    強化して「ボロススティンガー」へと強化すると二本のトゲが目立つ刺突武器のようなグラフィックとなる。
  • 最終強化はボロススティンガーIII。
    低くはないが大して高くもない攻撃力460に、手痛い会心率-20%、
    斬れ味が素で短い青なのは仕方ないとしても、匠Lb5でも青ゲージが伸びるだけなのはかなり微妙。
    スロットはLv2とLv1が一つずつと多く、レア度6なのでカスタム強化枠は3つで拡張性は高い。
    …と、これで終わりなら旧作シリーズと全く同じ立場、
    単なる攻略用のつなぎ武器としてボックスにしまわれるところだが、
    属性解放スキルで現れる麻痺属性390こそがボロススティンガーの本領。
    高い属性値によってマルチプレイでも複数回の麻痺が狙えるほどの拘束力を誇る。
    今作のランス自体が強力なガード性能をウリにした強武器とされることもあって、
    苛烈な攻撃を仕掛けてくるイビルジョーやベヒーモスといった強敵でこそ役に立つだろう。
    ただし火力に関してはネタ武器ほど低くはないが決して高い方でもなく、
    特に会心率はカスタム強化で補わないと結構辛いレベルの低さ。
    幸い3枠もあるので回復などを入れる余裕があるのは救いか。
  • 続くMHW:Iのマスターランクではボロスハルバードと銘を変え、
    ボルボロス素材の部分はそのままにベースがハルバード型に変化する。
  • 最終強化のボロスハルバードIIの性能としては、
    割と健闘している攻撃力621を、会心率-20%と素青という斬れ味が足を引っ張る形になっている。
    匠Lv3からようやく白ゲージが出るが、物理性能は上位と同様やはり微妙と言わざるを得ない。
    その一方で麻痺属性は450まで伸びるうえ、カスタム強化でさらに大きく伸ばすことも可能。
    特にランスと好相性かつ麻痺がよく通るディアブロスに対しては、
    マルチプレイであってもかなりの回数麻痺させることができ、
    抜刀スリンガー音爆弾と併せて無類の拘束力を発揮する。
    縄張り争いでは苦汁を飲まされるボルボロスだが、ハンターの武器となって一矢報いるのであった。

MHRise

  • MHRiseではオリジナルデザインのラギッドランスが復活。
    削槍ボルボロスが最終強化なのだが、
    • 並の攻撃力200、会心率-20%
    • 素で短い青ゲージ、匠Lv4から白ゲージ
    • 百竜強化は会心率強化II、防御力強化II、痛恨の一撃
    • この段階でLv1スロットが2つ開く
    と、攻撃力の割に会心率が低く、斬れ味ケアも難しいため採用率は低かった。
    本作では最終強化可能時期が早い武器と遅い武器に絶対的な性能差があり、
    ボルボロスは最終強化時期が早いために相応の性能で止まってしまったためである。

MHR:S

削槍ボルボロスの強化形態。
極限まで硬度を高めた槍に
もはや砕けぬものはない
(削石槍ボルニル)

岩山に築かれた城塞を一突きで
崩壊させたという削岩槍。
刃向かう者は粉微塵と化す。
(削岩槍ボルボルグ)

  • 続くMHR:Sでは最終強化がレア度10で統一され、武器間の格差が是正された。
    本武器も削石槍ボルニルという新たな銘を経て、MHXXと同様削岩槍ボルボルグへと強化される。
    削岩槍ボルボルグの性能は、
    • ランスNo.3の攻撃力360、会心率-20%
    • 素で白ゲージ、匠Lv4から紫ゲージ
    • 通常スロットはLv1が2つ
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    前作では中途半端だった攻撃力が大幅に改善された。
    本作では会心率を盛りやすい環境であるため、負の会心率という弱点を補強しやすい。
    ただし、武器スロットがLv1止まりなので拡張性はやや低い。
    ここは各種耐性を盛るためと割り切ろう。
    • 斬れ味紫を出すと物理火力はトップに躍り出るが、要求される匠Lv4が重い。
      会心率と斬れ味ケアでかなりカツカツになるため、スキル構築はよく吟味しよう。
      会心率がさらに低いが最終的な伸び代が多い角王槍グレオスホーン改もあるので、
      どちらを採用するかは装備や護石とよく相談してから決めよう。
    • 一方で属性攻撃が大きく見直された本作では属性武器が非常に強力であり、
      ボルボルグやグレオスホーンと同等の物理火力を持ちながら高い属性値を持つ武器も登場している。
      基本的には弱点属性を突いた方が早いが、弱点が柔らかくあまり属性の通りが良くない相手や、
      キャンプに戻るヒマのないマルチプレイでの複数クエストなどに適性がある。
      対龍属性やられとして持ち込むのもアリだろう。

余談

  • 紛らわしい名前だがラギアクルスの素材は一切使われていない
    無理やりこじつけるとしても、リノハスターの生産の際に竜骨【大】が必要になるくらいである。
    メインになっているのはボルボロスの素材であり、その姿を見ればすぐに分かる。

関連項目

モンスター/ボルボロス
モンスター/ボルボロス亜種
武器/ボロス武器
武器/雷槍ドーリス - 派生元を混同されやすいラギアクルスのランス。