- 種族
- 獣竜種(竜盤目 獣脚亜目 冠頭竜上科 ボルボロス科)
- 別名
- 氷砕竜(ひょうさいりゅう)
- 英語表記
- Jade Barroth
- 危険度
- MH3G:★4, MHP3:★6
- 登場作品
- MHP3, MH3G, MHSP, MHXR, MHST, MHST2
- 狩猟地
- 凍土, ザラムの遺跡
目次
生態・特徴
- 凍土に生息する土砂竜ボルボロスの亜種。
通常種のそれよりも肥大化し、より頑強に発達した頭部を持ち、
それを凍った地面を叩き割るように振り下ろす習性を持つ。
この特徴からハンターズギルドでは《氷砕竜》と呼んでいる。
通常種と同じく昆虫食であるが、生息域の関係からブナハブラなどを主食としている。
- 通常種が泥を身に纏うように、こちらは身体から分泌される粘液で氷雪を纏う習性を持つ。
これによって外殻は氷漬けの状態になっており、ただでさえ高い硬度を更に増している。
強靭な個体ほどより寒い地域に縄張りを持とうとする習性があり、
特に強力な個体から得られた素材は触れただけで凍傷を負いそうなほどの極低温にまで冷却されている。
また、全身から雪の塊を振り飛ばして威嚇や攻撃を行う事もある。
粘液の影響によって氷砕竜が纏った雪は非常に解けにくい性質を得ており、
飛ばされた雪塊をまともに受けると体が瞬時に凍りついてしまうので注意が必要。
なお、体表の氷雪を引き剥がすと美しい青緑色の外殻が露わとなる。
- 通常種と同じく頭突きや突進を得意とするが、驚くべき事に凍り付いた地面を全速力で走っても、
更に急カーブを加えたとしても決して転倒する事は無い。
雪崩の如き勢いで雪を撒き散らしながら爆走する様子から「雪原のスノーダンパー」の異名でも知られる。
また、頭殻をシャベルのように使い、外敵へ向けて雪や氷の塊を打ち出すという戦法を取る事もある。
- 余談だが、通常種と同様に尻尾の肉は食材としての需要もある。
寒さによって熟成されたそれは旨味が増しており、通常種のものを超える極上の珍味であるという。
しかしボルボロス亜種はその戦闘力の高さや生息地域の環境の過酷さから
狩猟が許されるハンターが限られており、尻尾を含めた各素材が流通するのは極めて稀、
市場に出回る際にも時には通常種の数倍の価格での取引となる場合がある。
また、食材として調理するにも非常に高い技術が要求されるため、その味を堪能できる機会は滅多に無い。
概要
- 土砂竜ボルボロスの亜種。MHP3から登場した。
こちらは凍土に生息しており、泥ではなく雪や氷の塊を飛ばして雪だるま状態にする。
頭の冠で氷を粉砕することから『氷砕竜』とも呼ばれている。- ちなみにボルボロス通常種の別名は『土砂竜』。
亜種としては初めて別名が通常種と全く関係がない種となる。
この名前のせいで一部ハンター(特にMH3Gからモンハンを始めた初心者)からは、
ボルボロス亜種ではなくブラキディオス亜種と勘違いされることもある。- なお、ブラキディオス亜種と呼ばれる個体は現在登場していない……
が、MHXRではよりにもよって氷を纏ったブラキディオスが特殊種として登場してしまった。
幸い別名は「爆氷竜」と、氷砕竜と被らないようにはなっているが、
これはこれであちらも通常種と全く関係がない別名となった。
- なお、ブラキディオス亜種と呼ばれる個体は現在登場していない……
- ちなみにボルボロス通常種の別名は『土砂竜』。
- 暖色中心の体色だった通常種とは異なり、エメラルドブルーの体表をしている。
やや頭部が肥大化しており、鉱石のような色も合わせて無機物に近い印象を受ける。
氷雪を纏った姿から「氷冠の爆走王」なる煽り文句が付けられることもある。- 通常種より亜種の方が頭殻が大きいが、目を見張るほど巨大化しているわけではなく、
初見では気付かない人も多い。
モンスターサイズ早見表などで確認してみると分かりやすいだろう。
- 通常種より亜種の方が頭殻が大きいが、目を見張るほど巨大化しているわけではなく、
- 通常種は泥を纏うことによって弱点を変化させるが、亜種の方は雪を被っても弱点にほぼ変化が無い。
元々火に弱いのに、熱で解ける雪や氷を身に着けても大きな変化が無いのは仕方がないということだろうか?- 一応、雪無しでは雷属性が最大の弱点になるが、
雪を纏っている間は雪無し時の火属性より通りが悪いため、火属性の方が使い勝手がいい。
ただ、パーティ戦なら雪はボロボロ剥がれるので雷属性も十分有効。
なお、氷属性は雪の有無に関係なく一切通じず、
水・龍属性は雪を纏っていない時にのみ僅かに効く程度。
- 一応、雪無しでは雷属性が最大の弱点になるが、
- 地面が氷や雪に覆われているからか、最初から出歩いている。
攻撃手段は通常種と一緒だが、頭を叩きつける(後ずさってもう一度行う)、
地面をえぐり氷塊を飛ばす(モーションこそイビルジョーの岩投げだが、
実際はティガレックスのように氷のつぶてが3wayで飛び、氷属性やられを伴う)等を行う。
- 恐ろしいのは突進。なんと通常の突進に加え、Uターンしてこちらを狙ってくるUターン突進が増えている。
Uターン突進は軌道修正がとても正確で、横に一回転がった程度では狙いを外すことは困難。
アグナコトルのような先読み能力があると見て間違いない。
その上地形に沿って移動するととても解釈不能な軌道を描くようになり、
より一層逃げにくくなる。
動くより棒立ちしていたほうが当たらないのはご愛嬌
- 体に纏っている氷塊は皮膚から分泌されている特殊な粘液によって貼り付いているらしい。
この粘液は「凍った粘液塊」という素材として入手できる。
しかしこの粘液塊、困ったことに剥ぎ取りでも部位破壊でも出ない。
出るのは落し物と捕獲報酬と基本報酬だけである。
微妙なところで妙な数要求されるが、こういったものに非常に良く件のセンサーが発動する。
そのため討伐数と捕獲数を見たらレア素材を持つ奴等よりも捕獲数が多かった…などという笑えない人もいる。
MH3Gでは一応ふらっとハンターにボルボロス亜種を依頼すればたまに取ってくるため、
前程シビアではなくなった。
- 空腹時は凍土のエリア1でブナハブラの巣を襲い捕食する。
- 瀕死状態になると、イビルジョーと同じく凍土のエリア1の行き止まりを破壊して、
隠しエリアへの道を開く。
- 通常種同様、亜種も3GのG級ではモーションがかなり強化されている。
通常種のように、後方へ雪の塊を飛ばすようなことはしないものの、
尻尾回転の際に尻尾の雪を振り撒いてハンターを氷属性やられにしたり、
雪を付ける動作の際に尻尾に接触したハンターを雪まみれにしてしまうようになった。
しかし、いずれもスキルで補えてしまうため、対策すればG級モンスターの中では戦いやすい。
MHST
- 通常種と共に久々の登場。ストーリー終盤のセリオン山に出現する。
- 基本的に通常種と同様スピード攻撃を主体とし、雪を纏うとパワー攻撃を使うようになるが、
雪飛ばしによって特技封じ状態になったキャラがいると、
テクニック型のスキルである「特技封じチェイサー」を優先的に使うようになる。
- 「雪浴び」を行うと属性耐性が変化するのも通常種と同じだが、
亜種の場合は非常におかしなことになっている。
雪浴びの効果は「属性耐性の高いものと低いものを入れ替える」というものであり、
ボルボロス亜種の属性耐性は氷、次いで水に強く火に弱い。
つまり雪を纏うと「火に強くなり氷に弱くなる」というわけがわからないことになる。
因みにハンティングアクションの方では雪を纏うと「雷に少し強くなり火にさらに弱くなる」というものである。
どうしてこうなった。
「火に強くなる」に関しては雪で熱を遮断していると解釈できるかもしれないが、
「氷に弱くなる」の方はどう考えてもおかしい。- 一応、MH3ではハンターが雪だるま状態になると、氷耐性も大幅に下がってしまったという前例はある。
だからと言って納得はできないが。
- 一応、MH3ではハンターが雪だるま状態になると、氷耐性も大幅に下がってしまったという前例はある。
オトモン
- オトモンにすることもでき、基本的なステータスは通常種と同様である。
前述の雪浴びも火属性のモンスターや複数のモンスターと戦うライダー戦では役に立ってくれるだろう。
「氷属性を得意とする堅いモンスター」は意外と貴重なため、活躍の機会は多い。
- 基本戦略としては、やはり得意とする特技封じ状態を誘発する特技をうまく組み込むことが基本となりそうだ。
高い防御力を活かして長期戦に持ち込むのもいいし、
封じてからの特技封じチェイサーで大ダメージを狙うもよし。
プレイヤーの趣向によって運用方法は大きく異なるモンスターと言えよう。
- また、伝承の素材として優秀なオトモンでもある。
耐封、氷砕竜の2つの遺伝子を確実に持っているほか、「いいニオイ」や「すごくニオう」卵から産まれた個体は、
耐氷大、氷結大、氷鱗、防御大、効封大、続封大といった
より効果の高い氷属性遺伝子をいくつか持っていることがある。
そのため氷属性ビンゴを狙う場合や特技封じを得意とするオトモンを育てる場合の素材として
大いに活躍してくれるだろう。
- ライドアクションと絆技は通常種と全く同じ…なのだが、
その絆技のボロスチャージがこれまたおかしなことになっている。
ご存じボルボロス亜種は泥ではなく雪を纏うモンスターのはずなのだが、
絆技を使用して移った場面にあるのはなぜか泥沼。
そして、通常種と全く同じように泥に頭殻を付けて大量の泥を跳ねさせながら突進をするボルボロス亜種……。
要するに、内容がほとんど通常種のものの使い回しなのだ。
通常種と使用する属性が全く違うモンスターは他にベリオロス亜種がいるが、
そちらはきちんとエフェクトが変更されているのだが…。- 一応ボルボロス亜種はデフォルトで氷属性を持っているため、
突進のフィニッシュで泥沼が凍り付く描写がなされるのだが、
それは通常のボルボロスに氷属性を持たせた場合にも言えることである。
- 一応ボルボロス亜種はデフォルトで氷属性を持っているため、
MHST2
- 本作は通常種ボルボロスが寒冷地に進出してきたが、こちらも変わらず生息しているのでご安心を。
その為か寒冷地で2種のボルボロスが共演するという、今までではありえない不思議な事態が起きている。- 本作では砂漠地帯が寒冷地よりも後のタイミングで行けるようになっているため、
亜種が通常種よりも早く登場する事態を防ぐための処置だったのかもしれない。
だからと言って納得はできないが…… - 前作のデザインと比べ手足の色味が青っぽくなり、目の色も落ち着いている。
- 本作では砂漠地帯が寒冷地よりも後のタイミングで行けるようになっているため、
- 行動パターンは通常時はパワータイプ、雪まとい状態ではテクニックタイプとなる。
最初は本体のみしか攻撃できないが、しばらく戦っていると雪まとい状態になり、
頭や尻尾など攻撃可能な部位が4箇所出現する。
部位破壊をしていくことで雪まといを解除し、強制的にダウンさせられる。
オトモン
- なんとスピードタイプからパワータイプに変更された。
- 前作では最終盤の登場だったが、今回は序盤で手に入るためストーリー攻略のパーティにも入れやすくなっている。
- 他の氷属性のパワータイプが一応同時期に2種登場するものの、
一方は愛が試されるポポ、もう一方は入手が現実的でないほどの強敵である。
そのため、この組み合わせのオトモンが欲しいという事であれば本種が適任であると言える。
- 他の氷属性のパワータイプが一応同時期に2種登場するものの、
- アイスアーマーかスノーアーマーを使用すると雪を纏った姿になることができる。
また、ダブル絆技では雪を纏った上で潜行してパートナーと並走する。
- アクティブスキルはブレイク遺伝子【中】の「ブレイクストライク」、
雪かぶせ遺伝子【小】の「スノースプラッシュ」、そして氷まとい遺伝子【中】の「アイスアーマー」を持つ。
確定で持っている絆遺伝子は3種類だが、そのすべてがボルボロス亜種固有のものではない。
本種のタマゴはまあまあ手に入りにくいので、この絆遺伝子を求めるなら他を当たった方がいいかもしれない。- ブレイクストライクはパワータイプの無属性中ダメージで、低確率で3ターン防御力をダウンさせる。
加えて燃費が優秀で、序盤のパワータイプのみならず、無属性モンスターにはぜひ欲しいスキルである。
序盤はこの技を会得する為に、滅多に見つからないボルボロス亜種の卵を探し回るハメになる。- この遺伝子を持っているのはモノブロス亜種とティガレックス亜種。
本種より明らかに格上でレア度も倍あるが、彼らは生息域が砂漠にとどまらない上に、
各地でレアな巣を漁っていればタマゴを見かける機会は間違いなくボルボロス亜種よりも多いだろう。
両種ともキングモンスターとして特定のエリアに確定出現する為、実力があればマラソン回収が可能。
- この遺伝子を持っているのはモノブロス亜種とティガレックス亜種。
- スノースプラッシュはパワータイプの氷属性攻撃小ダメージで、低確率でスキル封じ状態にする。
この遺伝子を持っているのはポポとベリオロス。 - アイスアーマーは自身の氷属性攻撃力を中アップさせる。
前作の「雪浴び」がこの技に差し替えられた形になっており、今回は耐性の変化はしない。
この遺伝子を持っているのはザボアザギルと氷ガルク。
- ブレイクストライクはパワータイプの無属性中ダメージで、低確率で3ターン防御力をダウンさせる。
- 絆技の「ボロスチャージ」は演出が変更され、しっかり雪道を突き進むようになった。
ちなみにクリティカルヒットするとヒット時にスローになる演出がなされるのが通常だが、
この技の場合はヒット時ではなく、氷塊が敵の目の前に現れてヒットする直前にスローになるため独特に感じるだろう。
武具
- 通常種の武器は圧倒的な攻撃力と致命的な会心率を併せ持つピーキーな武器として有名だが、
ボルボロス亜種の素材で作られた武器も通常種同様に攻撃力が高く、更にそこそこの氷属性を持つ。
近接武器なら斬れ味も悪くはなく、殆どは斬れ味レベル+1があれば白ゲージを得られる。
しかしながらこれまた会心率は低い。尤も通常種の武器に比べればまだマシなレベル。
スロットを持つ武器も多く、全体的な性能は中々良い物が多い。
ただし、強化にはボルボロス亜種以外の強力なモンスターの素材も必要になるので、入手難度はやや高い。
余談
- ボルボロス亜種を40頭狩猟するとギルドカードにグレイシアなる称号を付けることができる。
モンハンと同じく無数のモンスターを題材にした某RPGのとあるモンスターを思い浮かべる人は数知れないが、
グレイシア*1という言葉自体に「氷河」という意味があり、由来が同じなだけである。
- 英語表記で追加された「Jade(ジェイド)」とは翡翠の事。玉石の玉とは元々はこの翡翠を表していた。
実は「硬玉」と「軟玉」という、よくにているが全く別物の鉱石を一纏めにした呼称だったりする。
他にモンハンではガノス武器銘、あるいはシャンティエンの素材に使われる位で割とマイナーか。
翡翠と聞くと緑色の印象が強く、事実ボルボロス亜種も該当ガノス武器も緑色であるが、
他の色の翡翠も存在する*2。- なお、ガノス武器の由来である「翠水竜/ガノトトス亜種」の英語表記は『Green Plesioth』で、
「Jade」という単語は使わない。
統一される必要は無いし、「みどりすいりゅう」なので何もおかしくはないが。
ついでに同期亜種の「緑迅竜(りょくじんりゅう)/ナルガクルガ亜種」も『Green Nargacuga』である。
- なお、ガノス武器の由来である「翠水竜/ガノトトス亜種」の英語表記は『Green Plesioth』で、
- ボルボロス亜種には登場ムービーや生態ムービーが無い。
それだけなら他多数の亜種モンスターとも共通することなのだが、
ボルボロス亜種の場合はそれによりほんのちょっとした問題が発生している。
通常種はMH3では腕の部位破壊が2段階(泥の剥離→腕本体の破壊)となっており、
1段階破壊の状態では泥を纏っていない腕を見ることができた。
しかしMHP3からは1回の怯みで腕本体の破壊までが達成されるようになり、
泥を纏っていない状態のボルボロスが出てくる登場ムービー以外では無傷の腕を見ることができなくなった。
亜種の場合は初登場がMHP3からなので、やはりと言うべきか通常種と同様に雪の剥離と同時に腕が壊れてしまい、
登場ムービーも無いので部位破壊前の腕を見る事が出来ない。- MHSTなどの派生作品では氷を纏っていない状態が基本である場合があり、
それらの作品では破壊前の腕の様子が確認できる。
- MHSTなどの派生作品では氷を纏っていない状態が基本である場合があり、
- 尻尾の肉が珍味として扱われるのは通常種・亜種共通であるが、
特に亜種の尻尾は氷で熟成されており更に旨味が増しているとのこと。
- 氷雪を纏っている時の方が雷属性の通りが悪い事について、
水分豊富な方が感電しやすいんじゃないの? という疑問がたまに見られるが、それは「液体の水」の場合である。
凍って固体となった「氷」は分子内のイオンが殆ど動けないため、そのままでは殆ど電気を通さない。
つまり、氷雪が付着している方が雷属性が通りにくいのは物理法則に適っているのだ。
- MHP3では、製品版が発売されるより前にモンハン部部員限定で配信された体験版の
上級者向けクエストでこのボルボロス亜種と戦闘することが可能であった。- この体験版よりイビルジョー以外のモンスターが凍土の隠しエリアの道を開く、
カラ骨などの特定のアイテムが一回の採取で複数個入手できるなどの仕様が明らかになり、
一部で話題になった。
今でこそ当たり前になったこれらの仕様は、当時としては初の実装となったシステムだったのである。
- この体験版よりイビルジョー以外のモンスターが凍土の隠しエリアの道を開く、
- 新大陸が舞台となるMHWorldでは通常種が登場し、
MHW:Iでは寒冷地が舞台となったものの、本種は登場しなかった。望まれていたかと言われれば微妙だが- 一方、MHW:Iでは新たな獣竜種「バフバロ」が登場する。
あちらは大きな角を特徴としており見た目こそ大きく違うものの、
彼と同じく寒冷地を根城とし、(地域により)氷属性の攻撃も使用する他、
何よりもその角で岩や木をも巻き込み、本種よりも派手な突進を繰り出してくる。
- また、氷雪を纏うという生態は同じく新モンスターの「ブラントドス」も共通している。
この上でボルボロスを登場させてしまうと、突進も雪纏いも被りが発生してしまう事になり、
それによるマンネリ化を避けるため、本種は休暇を取ったのかもしれない。
或いはこの二体にボルボロス亜種の魂が引き継がれている……のかもしれない。
- MHX看板モンスターのディノバルドの参戦に関連して、ガムートなど他の四天王の参戦については、
実装するとMHXの要素が多くなってしまうという問題があり、実装の可能性は低いと語られている。
ボルボロス亜種が登場したMHP3では同作出身のジンオウガとティガレックス亜種が
MHW:Iに参戦しているため、MHP3の要素が多くなる事を避けるためのリストラとも考えられる。
…が、タイトルアップデート第2弾にてMH3Gにて初登場のジンオウガ亜種が、
さらにはMH3の集会所ラスボスのアルバトリオンが復活している。
前者はブラキディオスが、後者は代理としてベリオロスが参戦済みである。
ましてや、MHWorldの時点でボルボロス通常種、ウラガンキンにイビルジョーと
MH3にて初登場したモンスターが多数登場しており、
過去には関連の深い拠点の復活と、フィールドとモンスターの続投により
参戦確実と思われたモンスターが参戦できずに終わるという例も多数ある。
復活しなかった事にあまり深い理由はないのかもしれない。
- 一方、MHW:Iでは新たな獣竜種「バフバロ」が登場する。
- メインシリーズにおいてはMHXX以降通常種は続投しているものの、
亜種の方はMH3Gから長いこと参戦出来ていない状況が続いている。
直近のMHST2に登場できていることを考えると、開発からその存在を忘れられているという訳でもないのだろうが
いかんせん通常種に比べると影が薄い。
派生作品も含めた登場作品数も通常種の丁度半分となっており、少々可哀想である。- MHRise、MHR:Sで砂原や水没林、密林といった過去作のマップがシームレスとなって復活したことを考えると、
今後彼のホームグラウンドである凍土も同様に復活する可能性があるかもしれない。
また、そうでなくても他の新規含む寒冷地フィールドで問題なく登場してくることも考えられる。
どちらにせよ、復活に関しては気長に待つしかない。
- MHRise、MHR:Sで砂原や水没林、密林といった過去作のマップがシームレスとなって復活したことを考えると、
素材
- 氷砕竜の堅殻
- エメラルドグリーンが映えるボルボロス亜種の堅い甲殻。
生息域や生態の関係から氷漬けになっており、それによって強度が一層増している。
極低温の氷を纏った最上質の甲殻は「氷砕竜の重殻」と呼ばれ、区別して扱われる。
MHSTの下位素材やMHXRでは「氷砕竜の甲殻」が登場。
甲殻の表面は氷が付きやすいような構造をしている。
- 氷砕竜の堅甲
- 氷に覆われたボルボロス亜種の背甲。
通常種のそれと同じく、ボルボロス亜種の全身を守る外殻の中でもとりわけ頑強。
剥ぎ取るのが困難であるため希少性があり、高額で取引されるという。
一層強度が増したものは「氷砕竜の重甲」と呼ばれる。
- 氷砕竜の鋭爪
- 鋭く尖ったボルボロス亜種の爪。
芯まで凍り付いており、触れるだけで凍傷になってしまいそうなほどに冷たい。
分厚さと鋭さを増した最上質なものは「氷砕竜の剛爪」と呼ばれ、
こちらはあまりの冷たさに触れるだけで身を切られるような激痛が襲い掛かってくる。
MHSTの下位素材やMHXRでは「氷砕竜の爪」が登場。
下位の時点でも凍傷を起こしそうなほど冷たいようだ。
- 氷砕竜の頭殻
- ボルボロス亜種の頭部を守る外殻。
通常種のそれよりも大きく発達しており、氷漬けになっていることもあってまるで氷の冠の様。
通常種同様に鼻孔も存在するが、霜が付きにくい構造をしているという。
やはり打撃武器で集中的に攻撃しなければ容易に破壊できないほど堅い。
そしてその強度故に素材としての価値は高いが、剥ぎ取りや加工は非常に難しい。
より頑丈に発達した最上質なものは「氷砕竜の重頭殻」と呼ばれる。
MHSTの上位個体からは「氷砕竜の堅頭殻」が入手できる。
- 氷砕竜の尻尾
- 氷結した状態のまま剥ぎ取られたボルボロス亜種の尻尾。
通常種のそれと同じく珍味としても重宝されており、
しかも亜種の場合は低温によって熟成され、より旨味が増していると言われている。
ただし全体を覆う氷を上手く解かしながら調理しなければならず、非常に高い技術を要求される。
より強靭なものは「氷砕竜の靭尾」と呼ばれる。
靭尾は素材としての価値は勿論、食材としての価値も増しているが、これまた加工(や調理)が困難な代物。
- 凍った粘液塊
- ボルボロス亜種が泥の代わりに纏っている粘液の塊。
体表から分泌された特殊な体液が、雪と混ざりあって固まったものであり、普通の雪よりも硬く解けにくい。
肥沃なドロとは異なり、肥料として用いることはできず、武具の材料としてのみ用いる。
- 氷砕竜の骨
- ボルボロス亜種の骨。
MHXRで追加された固有素材。
関連項目
モンスター/ボルボロス
武器/ボロス武器
防具/ボロスシリーズ
モンスター/ザボアザギル - 雪だるま状態を引き起こす、ばらまき攻撃を引き継いだ両生種。
モンスター/ネルスキュラ亜種 - 表面に物を纏って弱点をカバーするモンスターの亜種仲間。
モンスター/ガムート - 足首限定で雪を纏い、また纏い直す事がある牙獣種。
モンスター/ブラントドス - 雪を纏う魚竜種。親戚はこちらの通常種とライバル関係にある。
モンスター/ブラキディオス - 本種の別名が「氷砕竜」に対して「砕竜」の獣竜種。
クエスト/MGS・ソリッド&リキッド