土砂竜ボルボロスやその亜種の素材から作られた武器群。
目次
概要 
- ボルボロスの頑丈な甲殻をベースとしており、武骨な外観をしている物が多い。
切断系の武器であっても「刃」と言えるような部分が見られず、
「斬る」よりも「打ち砕く」「叩き潰す」といった攻撃を主体としている。
その圧倒的な硬度から生み出される破壊力は正にボルボロスの頭突きや突進に匹敵すると言われ、
比較的軽量な片手剣の一撃でさえ骨をも砕き、ハンマーに至っては鉄塊さえも叩き潰すという。
ただし、絶大な威力を誇る分扱いづらさも相応で、
それが主に良いとは言えない斬れ味やブレる弾道、低い会心率として反映されている。
- 打撃感タップリの見た目と説明文からはガンキン武器の前段階的な印象を受ける。
事実、爆鎚竜武器の中には当武器群から派生するものも見られた。
性能 
MH3(G)・MHP3 
- 通常種の武器は基本的に無属性だが、覚醒によって水・麻痺・毒属性を得ることが多い。
そして最大の特徴は非常に高い攻撃力と非常に低い会心率である。
傾向としては(後述の斬れ味を除いて)ティガレックスの武器と似ている。
ボルボロスは比較的序盤で戦う事になるモンスターだが、その割には武器の攻撃力が異常である。
物によっては下位の武器でありながら上位序盤並みの攻撃力だったりする。
しかしこれまた異常なマイナス会心によってその全力が発揮される事は滅多に無い。
中には見切り+3でもフォローしきれないものまであり、使い勝手はそれほど良くない。
ただ、本当に上手く使いこなせるのならその実力は全武器の中でも上位に食い込むレベルである。
- MHP3から亜種が登場したことにより、一部の武器は新たな強化が可能となった。
基本的には通常種の武器に素材を追加する事による派生強化によって入手できる。
最終的には通常種の武器と同等の攻撃力に加え、やや低めの氷属性を併せ持つ。
さらに会心率がやや落ち着き(それでも基本的にマイナス)、斬れ味もより使いやすくなる。
ただしアグナコトル亜種やウカムルバスなどといった
ボルボロス亜種以上に危険度の高い強力なモンスターの素材も必要となり、製作難度は高めである。
- 及第点ではあるものの、斬れ味はさほど優れてはいない傾向がある。
G級武器でも斬れ味レベル+1を発動させていても紫には達しないものも少なくない。
また、スロットの数も武器ごとにまちまち。どちらかと言えば少ない傾向がある。
前述の会心率の問題もあり、如何にして数値以上の攻撃力を引き出すかが
この武器群を使う上での大きな課題となる。
その課題をクリアできればどんなモンスターをも圧倒できるほどの力を得られるだろう。
- 片手剣やスラッシュアックスなどは強化の過程でボルボロスの武器としての面影を失ってしまう。
他の獣竜種やディアブロスなどの素材と相性が良いのか、それらの武器へと派生していくものも多い。
MHXX 
- MHXXでは久々にボルボロスが登場したことでチャージアックスが増えた。
また亜種が登場しないためどの武器種も通常種の姿のまま最後まで強化でき、
強化途中で外見が変わっていた武器は派生先が増えている。
そして、会心率の酷いものはあるスキルの恩恵により実用性が大きく増した。- しかし、片手剣のように武器種と性能が全く噛み合ってない物もあれば、
ランスやチャージアックスのように性能自体は悪くないが強化時期にやや難があり、
強力なライバルが存在するせいであまり活躍できない物もある。 - だがそれよりもさらに酷い扱いを受けているのがハンマーの方。
どういうわけかハンマーだけはあまりに低すぎる攻撃力、裏会心でも微妙すぎるマイナス会心、
匠でも鈍器でも中途半端な斬れ味という謎の三重苦を背負わされ、
歴代でもトップクラスの産廃に使い道のないハンマーに成り果ててしまっている。
ボルボモメンタムはまだギリギリ実用できるが、ボルボダンガーは本当に救いようがない。 - 素で水属性を持つ武器が初めて実装された。
G級獰猛化端材から作られる獰ボロスネコメイスである。
- しかし、片手剣のように武器種と性能が全く噛み合ってない物もあれば、
MHWorld 
- MHWorldでもボルボロスと共に登場。
能力は相変わらずの傾向であり、欠点を補える裏会心のスキルこそ無くなってしまったが、
ボロス武器の傾向と合致する強力なスキルである無属性強化の登場で
かなり強力な物理性能を得ることができるようになり、従来作よりも実用性が大きく向上した。
また、覚醒スキルで麻痺属性が実用域の数値で現れるようになっており、
無属性強化は受けられなくなるものの麻痺属性を覚醒させてサポート武器としての運用も充分に可能となっている。
MHRise 
- ボルボロスの続投によりこの武器群も参戦。本作ではしれっと太刀が追加された。
作成時点では非常に高い攻撃力を備え、マイナス会心と微妙な斬れ味…といつも通りの性能。
- しかしながら、本作ではあまり存在感を発揮していない。
というのも、上位ボルボロスを狩猟すればすぐ最終強化できるものが多いのだが、
裏を返せば上位中盤程度の性能で限界を迎えてしまうということである。
本作では制作時期による武器の格差がより顕著に表れており、
終盤で作成できる武器には最終強化したボロス武器以上の攻撃力であるのにも関わらず、
斬れ味や会心率に秀でていたり低くはない属性が付いてたりするものもある。
マイナス会心と斬れ味がどうしても足を引っ張るボロス武器は、
それらの武器の前に霞んでしまっているのが実情である。
- ただし、それは最終強化としてみた場合の話。
上位中盤としては頭二つ抜けた物理火力と相手を選ばない無属性であることから、
最終強化さえしていれば1本で最後まで戦い抜く性能はある。
序盤~中盤で完成させておけば、難易度の高くなる後半戦をある程度楽にゴリ押すことが可能。
攻略用としては優秀なので、上位終盤を安定して進めたいなら作成しておくのもいいだろう。
- 後に百竜武器の外装変更が解禁され、ボロス武器を相応の性能で振り回せるようになった。
本作では全ての武器がオリジナルデザインで復活しているのも古参ファンには嬉しいところ。
高会心良斬れ味のボロス武器はなんか違う! という意見も尤もではあるが
MHR:S 
- 本作ではMR武器が追加され、オリジナルデザインとしては久方ぶりのMR復帰となった。
また、全ての武器がレア度10まで強化できるようになり、武器群における格差は是正されている。
- 最終強化されると文字通りトップクラスの攻撃力を得る。
また、近接武器では斬れ味も素で白ゲージを得、匠で紫ゲージが出るものもあるなど大きく改善。
会心率は低いままだが、今作では会心率を上げる手段が豊富に用意されていることもあり、
前作までの土砂竜武器のイメージをひっくり返す、非常に強力な武器に仕上がる。
- ただし、本作では属性攻撃が大きく強化されているため、
ただ攻撃力が高いだけでは属性武器に押し切られてしまうこともある。
最たる例がアンジャナフの武器であり、
土砂竜武器に匹敵する物理火力に低くはない火属性値が乗ってくるため、
少しでも火属性が通ってしまえばそのままでは勝ち目がない。
もちろん他の属性武器に関しても素の状態ではこちらに迫る物理火力を持つものも多いため、
こちらは会心率を改善させた上で、圧倒的な物理火力をブチかますスキル構成を考えておきたい。
武器スロットは武器種によってバラバラなのも、運用難易度を高める一因になっている。
脳筋運用のイメージが大きい武器群だが、それを活かすためにかなり頭を使う武器と言えるだろう。ボルボロスだけに
武器一覧 
通常種武器 
- 生産時には「ドラグロ~」、強化されると「ボルボ~」と銘打たれるものが多い。
- MH3GではG級にて見た目が変わるものもあった通常種武器だが、
MHXXではそれらの武器種は獰猛化素材を用いた別武器となり、
各々の見た目のまま最終強化(究極強化)できるようになった。
- MHW(:I)では、土砂竜武器は全て汎用デザインに土砂竜素材をあしらったデザインとなり、
新たな銘が打たれている。
以下の表はMHXXおよびMHRise時点におけるオリジナルデザインの武器銘に則っているため留意されたし。武器種 生産時 1段階強化 2段階強化 最終(究極)強化 大剣 ドラグロソード ドラグロブレイド ドラグロバスター ボルボプレッシャー 太刀 ドラグロカステッロ ボルボカステッルム ボルボカスティージョ ボルボベルグブルグ 片手剣 ドラグロメイス ボルボスマッシュ ボボルボホームラン 削岩剣ボルボルボ ハンマー ドラグロハンマー ボルボスクラム ボルボチャージャ ボルボモメンタム ボルマルテロ 撃鎚バンプ=ボルボ 大撃鎚ボルボダンガー 狩猟笛 土砂笙【戦ノ音】 土砂笙【獣ノ音】 土砂笙【厳ノ音】 岩石笙【越ノ音】 岩石笙【駆ノ音】 岩石笙【美ノ音】 ランス ラギッドランス 削槍ボルボロス 削石槍ボルニル 削岩槍ボルボルグ ガンランス ボルボローダー ボルボロボーデン ボルボロタフデス ボルボロゼミュラ ロスカシュラム ロスカグレモス 大撃銃槍ロスカザタン スラッシュアックス アサルトアックス バンカーバスター バクスバスター バスチオンバスター チャージアックス ボルボロムダンカ ボルボロイボルゼオ ボルボロガディオン ボルボロコンプレート ライトボウガン*1 ボルボバレット ボルボランチャー バズルボローカ アイルー武器 ボロスネコメイス ガルク武器 ボロスガルメイス
亜種武器 
- 亜種武器には「アウロラ~」「アイス~」「氷砕○~」など、
ボルボロス亜種を体現したドストレートなネーミングが多い。
以下の表はMH3G時点における武器銘に則っている。武器種 生産時 1段階強化 2段階強化 最終強化 大剣 アウロラルブレイド ノーザンライト ノーザンクロス ハンマー アイスクラッシャー アイスクラム 氷鎚アイスボルグ 氷砕鎚ボルクレボス 狩猟笛 アイスキュリン アイスエイジ フロストガリバー ジェネラルフロスト ランス クラッシュランス 氷槍ボルデンジョルト 氷砕槍アークルチカ ガンランス ヴァスカクラスター ロスカトルメンタ ロスカアヴァランシ ライトボウガン アウロラフレア アヴァランチャー グラシアラハティ アークティカキャノン