炎戈竜アグナコトルの素材を用いたランス。
目次
概要
- MH3シリーズおよびMHXシリーズに登場する、アグナコトルの嘴を使ったランスである。
特徴的な嘴が切先となっている他、刀身はヒレ製なのかドリルの刃を思わせる模様がある。
遠目に見るとどことなく閉じた番傘に見えなくもない。
逆巻く焔の大渦は眼前の全てを喰らい、砕き、灰塵と散らすという。
- 突進やカウンター突きの溜めモーション時に槍が回転する機能があり、さながらアグナコトルのようである。
MH3GのPVでも、槍身の回転するスパイラルヒートが映っていたので、知っている人も多いだろう。
他にこれと同じ特徴を持つランスは、ドリルランス系や悲哀の重槍系がある。- オトモ武器のアグナネコランス系統の形状は小型のスパイラルヒートである。
そちらには残念ながら盾や回転機構は備わっていない。
- オトモ武器のアグナネコランス系統の形状は小型のスパイラルヒートである。
- また、凍戈竜アグナコトル亜種の素材を用いたランスであるスパイラルアクアも存在する。
本項ではスパイラルアクアについても述べる。
MH3
- ボーンランス→ラギッドランスを得て強化で入手することができる。
ランスの中ではずば抜けた緑の斬れ味を持っている。
MH3では、イベント武器を除けば火属性ランスはこれだけなので、
水中が戦いやすいランスと相まってラギアクルスの素材集めの頼もしい相棒となる。
MHP3
- 同じ強化ルートで作成できるほか一発生産できるようになった。相変わらずの緑ゲージの斬れ味である。
ここから炎槍アグナコトルに強化できるが、覇竜の宝玉が必要になるのがとても厄介。- また、火属性ランスはこの他にリオレウスの素材を使ったプロミネンスピラー、
コラボ武器の特捜隊専用槍【百狐】がある。
これらと比べると白ゲージの長さで下回り、あちらにはスロットも空いている。
ただし、属性値・物理期待値ともに此方がトップであり、攻撃面では非常に強力。
- また、火属性ランスはこの他にリオレウスの素材を使ったプロミネンスピラー、
- スパイラルヒートで強化分岐し、スパイラルアクアを経て水槍アクアコトルになる。
亜種武器の宿命か青ゲージ・匠時の白ゲージどちらも短めになっている。
しかし、攻撃力はブースト込み215に会心率25%、属性値も最低限の20と優秀な逸品。
水属性ランスは他にスパイラルボア、シャークキング、凶矛【凌雲】が存在する激戦区だが、
総合的な性能ではトップと言っても過言ではない。
ただしこちらにも明確な弱点がある以上一強とまではいかず、スキル・敵次第で他武器と逆転も起こり得る範疇にある。
MH3G
- やはり同じルートで強化、一発生産できるが上位からでないと入手できなくなった。
相変わらずの優秀さは変わらず、本作は水中戦が復活したので、
ラギア希少種の雷魂集めに頼もしい武器になりそう。
- 本作では、炎槍アグナコトルから灼槍ヴァスティアグニに、
水槍アクアコトルから大瀑槍アクアヴァルナに強化することができる。
灼槍ヴァスティアグニ
- 攻撃力529、火属性360とやや控えめだが、会心率15%がそれを補い、またスロットも2つ付いている。
特筆すべきは斬れ味で、素の斬れ味こそ青止まりだが、斬れ味レベル+1で紫が40も出現する。
…が、ストッパー素材の火竜の天鱗が立ちふさがるのがネック。
「火竜サミット」や「空の王2頭の狩猟」、「USJ・蒼火竜狩り」等をマラソンして、頑張って入手しよう。
- ただ、やはり今作でもリオレウスのランスが登場するほか、
ラスボスの素材を用いた「渦巻ク紅蓮ノ矛楯」が登場。
MHP3の時と比較してさらにライバルが増えている。- リオレウスのランスは、亜種または希少種の素材を用いて2種類のランスに強化される。
- 渦巻ク紅蓮ノ矛楯は、他のミラオス武器と同様攻撃力こそ低めだが、
620という極めて高い火属性値と長大な紫ゲージを持つ。ただし、スロットは空いていない。
ミラオス自身が非常に手強いことに加え、作成にレア素材の光炎の大龍玉と
セミレア素材の不死の心臓がそれぞれ1つずつ要求されるので、こちらも作成難易度は高い。
大瀑槍アクアヴァルナ
- 対する大瀑槍アクアヴァルナは、デフォルトでそこそこの白ゲージを持ち、
斬れ味レベル+1で全水属性ランス中最高の紫40になる。
また、本作では全体的に緑や青が多少伸びているので、欠点は大幅に改善されたと言える。
ただし、水属性値は210とかなり低めである。- 水属性ランスもバリエーションが多く、中々の激戦区である。
ガノトトスの「海流槍エスメラルダ」、古代鮫の「シャークカイザー」、
ナバルデウス亜種の「海王鋒ナバルエクス」、
覚醒込みだとドボルベルクの「山塊衝ベルグランデ」も候補になる。- エスメラルダは攻撃能力こそこちらの上位互換だが、
匠無しだと青ゲージ止まりなので、匠が必須な上に持続力にも難がある。 - ベルグランデは攻撃力・属性値共に凄まじいが、
真価を発揮するのに覚醒と匠を発動させなければならないため
その他の発動スキルが大きく制限されてしまう。 - シャークカイザーは作成難易度がダントツで低いにも拘らず、
水属性値は600のトップと極めて高いため、肉質が硬く、属性攻撃に弱い敵
(ウラガンキンやリオレウス希少種等)を相手に真価を発揮するが、
素の攻撃力が最低かつ匠で表れる紫ゲージが最短である。 - ナバルエクスは、攻撃力は506とアクアヴァルナに劣るものの、
水属性値520・匠でそこそこの紫ゲージとトータルバランスに優れている。
ただ、レア素材の深淵の皇龍玉に加え、収集の面倒な皇海龍の豪鎧毛を5個、
さらにこれまた入手の面倒な白海竜の剛角まで4本も要求されるため、作成難易度が高い。
- エスメラルダは攻撃能力こそこちらの上位互換だが、
火力面で彼らと比べると見劣りしがち。
特に、ナバルエクスあたりには勝ち目が薄いだろう。 - 水属性ランスもバリエーションが多く、中々の激戦区である。
MHX
- アグナコトルの復活に伴いスパイラルヒートが再登場。
アグナが上位限定モンスターのため、この武器も上位武器となる。
最終強化で「炎槍アグナコトル」の銘に変わるが、その性能は……- やや低めの攻撃力190
- 属性値は申し分ない火属性30
- 高めの会心率25%
- 斬れ味は素で青30、匠+2でようやく白20が出る
- 残念ながらスロットなし
- 特徴なのがその高い会心率。
火属性ランスには、同じくプラス会心率を持ち、高攻撃力低属性値の灼槍ラーヴァルクがおり、
物理面ではどうしても押されがち。
差別化を図るなら属性会心を採用するなど、高属性値も活かしたいところ。
MHXX
- 究極強化によって、「灼槍ヴァスティアグニ」の銘を再び賜る。
その実力は……- やはり少し低めな攻撃力300
- 火属性36と上々
- 上位と同じく会心率25%
- 素で白30、匠+2で紫30
- スロットは貰えなかった
- MH3Gの頃と比べると斬れ味やスロットが減らされている代わりに、会心率が盛られている。
火属性ランスの勢力図は上位とあまり変わっていないため、引き続き会心重視の装備で狩場に赴くこととなるだろう。
- なお、究極強化までに覇竜の素材を2回に亘って要求されるため、完成には時間がかかるという妙な欠点がある。
余談
- G級が追加された3Gにて初登場した銘、灼槍ヴァスティアグニと大瀑槍アクアヴァルナ
…これらの元ネタはインド神話の火神アグニと水神ヴァルナであろう。
アグニという銘なら既にグラビモス素材で作成された片手剣が存在するので、
「神話の知識はからっきしだけど聞いたことならあるよ」というハンターは多いのでは?
アグニは素材源のアグナコトルの名前の由来と思われる。
- 関連性は全くないのだが、効果音がアニメ「∀ガンダム」の作中にて∀ガンダムが動く時の効果音に酷似している。
関連項目
モンスター/アグナコトル
モンスター/アグナコトル亜種
武器/アグナ武器
武器/炎剣リオレウス - 強化を施すことでモンスターの名を冠する火属性武器。こちらは大剣。
武器/ルカーニアソー - 強化を施すことでモンスターの名を冠するランス。こちらは氷属性。