A-43

Last-modified: 2024-01-17 (水) 15:32:32

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Tier 6 ソビエト連邦 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)60/45/40
最高速度(km/h)55
マッチング範囲(戦闘Tier)6~8
本体価格(シルバー)925,000
派生元車輌T-34

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比旋回速度視認範囲
初期状態V-2-3457 mm ZiS-4A-43 variant AA-437409R
5004260/45/45325
18.8148350
76 mm S-54開発時V-2-3476 mm S-54A-43 Variant BA-439R
5004260/45/45325
18.3648350
85 mm ZiS S-53開発時V-585 mm ZiS S-53A-43 Variant BA-448309RM
6004475/75/75525
21.4948360
 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
57 mm ZiS-4AP
APCR
HE
56
7G
56
112
189
29
85
85
95
26.092,2182.300.34100+25
-5
76 mm S-54AP
APCR
HE
80
6G
48
125
156
39
115
110
165
16.671,8602.300.41100+25
-5
18.182,0911.900.41100+25
-5
85 mm ZiS S-53AP
APCR
HE
109
7G
98
126
167
43
160
160
280
12.502,0001.900.4060+25
-5

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    WolfPackで追加されたTier6ソ連中戦車
    マッチング上ではHTと同等の扱いを受ける。
    必然的にHTの相手をすることが多くなるので、弱点はしっかりと把握しておこう。
    砲は開発元のT-34から引継いだ57mm砲と75mm砲に加え、新たに85mmが加わった。貫通力に不満が残るものの、照準速度がイギリス戦車並みに速くなっており、更に照準拡散も非常に少なく砲垂直安定装置を積んだM4A3E8 Shermanとほぼ同等。
    スペックから受ける印象よりも扱いやすくなっている。
     
  • 火力
    • 57 mm ZiS-4
      T-34の最終砲。
      前身と比べ、照準時間が改善されているがその他は変わりない。
      搭載できる砲の中で金弾貫通力こそ最も高いものの、このTier帯になってくると単発火力の低さに悩まされることになり、特にHTと対峙する場面が多い本車には厳しい戦いとなる。
    • 76 mm S-54
      T-34でも開発出来る本車の中間砲。
      発射速度と照準時間が大幅に改善されており、かなり頼もしくなっている。
      やや精度が悪い以外は非常にバランスの取れた砲であるが、しかしT-34から悪化した-5度の俯角は斜面の利用や射撃位置への影響が大きく、注意が必要。
    • 85 mm ZiS S-53
      本車の最終砲。
      T34-85の最終砲である85 mm D5T-85BMと比べると、貫通で大きく劣り、ダメージも抑えめで精度も悪くなっている。
      しかし、その分発射速度と照準時間が優れておりDPMはこちらの方が上。
      特に、照準時間は1.9秒と非常に優れており咄嗟の射撃でも狙いをつけやすいだろう。
       
  • 装甲
    • 砲塔
      改良砲塔でも全周75mmと薄いので被弾は端に当たって強制跳弾する以外は全て貫通すると思いましょう。
    • 車体
      前面は60mm、傾斜によって100mm相当になるため、昼飯等を駆使すれば格下MTの砲は弾ける。
      ただし先に述べた様に俯角があまり取れない為、地形の起伏を利用した防御力では劣る。
      側背面はT-34から変わらないのでTierが上がったことで相対的に貫通される可能性が高くなった。
      また弾薬庫やエンジンなど全体的なモジュール耐久値がかなり低いため湿式弾薬庫サイクロン・フィルターの搭載も考慮すべきである。
       
  • 機動性
    MTとして比較的軽量な車体に十分な出力のエンジンを搭載しており、車体・砲塔共に旋回も良好でCromwellに匹敵する高い機動力を持つ。
     
  • 総論
    本車は高い機動性・発射速度と低い貫通力から、MTの基本とも言える「耐えて機を待っての側背面攻撃」を同格MT以上に強く求められるだろう。
     

史実

第183工場において、A-43という認識名でT-34/76の後継案1つとして、1940年秋から1941年に装甲強化型T-34という位置づけで開発が計画されていました。
そもそも、1941年5月に前面装甲厚を60mmに強化する決定がされたものが棚上げされていたのですが、12月5日に改めて量産が発令されました。
1942年3月に取り消しが通達されるまで、第183工場(車体前面に15mm厚の装甲を追加。前面装甲厚75mmの六角砲塔のため、砲塔には装甲を追加せず)、第112工場(車体前面に8分割の増加装甲と、初期型砲塔全周に増加装甲を追加)、スターリングラード・トラクター工場(車体前面に15mm厚の4分割追加装甲。砲塔は不明)で量産されていたそうです。

このA-43は、足周りはKV戦車に似たトーションバーサスペンション、新型トランスミッション、距離1,000mからの88mm徹甲弾射撃に対抗するため砲塔前部は90mmの装甲厚とし、砲塔を3名用として砲塔リングを拡大して砲塔上面後部中央には車長用キューポラを装備、砲塔は八角形をしている他は1942年型T-34/76と同様で、主兵装は76.2mm戦車砲F-32を搭載、車体前部も75mm55度に強化された前面装甲を採用する案でした。
エンジンはV-2Kディーゼルエンジン(600馬力)で最大速度49.6km/hと、機動性能も確保していたともされています。
1942年に東部戦線に出現したティーガーに対して、火力も装甲も充分ではないということが判明し、装甲強化をあきらめて、攻撃力のみをティーガーとの戦闘に対応させたT-34-85が採用されることになり、A-43は計画のみで終わりました。
車体は前面のみT-34に似ているのですが、側後面はIS戦車シリーズのような感じになっていました。

資料によっては混同されがちですが、T-26の砲塔をBT-7Aと同じものに換装し、76.2mm榴弾砲M1909を搭載した、歩兵直協型AT-26が当初はA43という名称で開発されていましたが、後にAT-26へ正式に変更されています。
また、T-43ともスペックが似ているために、こちらとの混同がかなり多いようです。

コメント

  • A-43-57が抜けてますね。A-43/44のパッケージの砲塔の名称が正しくはA-44ですね。装甲値等はあってるのでコピペミスかな -- 2017-01-25 (水) 23:55:17
  • 85mm砲が追加されてるぞ -- 2018-09-24 (月) 16:06:38
  • なんかパッケージ詳細の誤記がそのままだったり85mm砲が追加されたりしたみたいなのでページ更新しました。
    仰俯角とか85mm砲の弾種の更新は分かる人お願いします。 -- 2018-09-30 (日) 23:07:25
  • 85mmは、+25、-5度でした。 -- 2018-10-01 (月) 11:11:26