Tier 6 イギリス 中戦車 
スペック 
パッケージ 
┏ | Cromwell Mk I E:3,800 S:49,000 | ┏ | Comet E:58,000 S:1,350,500 | ||||||
Cromwell E:25,000 S:900,000 | ━ | Cromwell Mk II E:5,200 S:49,000 | ┻ | Cromwell Mk III E:15,000 S:95,500 | ┳ | Cromwell Mk IV E:16,400 S:102,500 | ┻ | Setter E:63,000 S:13,100,000 | |
┗ | Cromwell Mk III* E:13,700 S:87,500 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細 
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
Cromwell | Nuffield Liberty Mk. V | QF 6-pdr Mk. III | A27L | Cromwell Mk. I | 700 | WS No. 19 Mk. I | |
410 | 34 | 76/64/57 | 400 | ||||
14.92 | 48 | 360 | |||||
Cromwell Mk II | Rolls-Royce Meteor | QF 6-pdr Gun Mk. V | A27L | Cromwell Mk. I | 700 | WS No. 19 Mk. II | |
600 | 34 | 76/64/57 | 450 | ||||
21.52 | 48 | 360 | |||||
Cromwell Mk I | Rolls-Royce Meteor | 3.7-inch Howitzer | A27L | Cromwell Mk. I | 700 | WS No. 19 Mk. II | |
600 | 34 | 76/64/57 | 450 | ||||
21.56 | 48 | 360 | |||||
Cromwell Mk III | Rolls-Royce Meteor | 75 mm Gun Mk. V | A27M | Cromwell Mk. IV | 750 | WS No. 19 Mk. II | |
600 | 36 | 76/64/57 | 450 | ||||
21.48 | 48 | 360 | |||||
Cromwell Mk IV | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | 75 mm Vickers HV | A27M | Cromwell Mk. IV | 750 | WS No. 19 Mk. III | |
650 | 36 | 76/64/57 | 550 | ||||
23.19 | 48 | 360 | |||||
Cromwell Mk III* | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | 3.7-inch Howitzer | A27M | Cromwell Mk. IV | 750 | WS No. 19 Mk. III | |
650 | 36 | 76/64/57 | 550 | ||||
23.36 | 48 | 360 |
主砲性能 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
QF 6-pdr Mk. III | AP APCR HE | 45 6G 32 | 105 170 30 | 75 75 100 | 26.09 | 1,957 | 1.90 | 0.41 | 75 | +20 -13 | |
QF 6-pdr Gun Mk. V | AP APCR HE | 45 6G 32 | 110 180 30 | 75 75 100 | 26.09 | 1,957 | 1.90 | 0.39 | 75 | +20 -13 | |
3.7-inch Howitzer | HE HEAT | 156 14G | 47 110 | 370 280 | 8.57 | 2,400 (HEAT) | 2.30 | 0.53 | 40 | +20 -10 | |
8.57 | 2,400 (HEAT) | 2.30 | 0.53 | 40 | +20 -10 | ||||||
75 mm Gun Mk. V | AP APCR HE | 56 7G 56 | 120 165 38 | 110 110 175 | 20 | 2,200 | 1.90 | 0.41 | 64 | +20 -13 | |
75 mm Vickers HV | AP APCR HE | 100 7G 56 | 145 202 38 | 135 135 175 | 15.38 | 2,076 | 2.30 | 0.36 | 64 | +15 -8 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説 
- 火力
全体的に単発火力は低いが、それを補う圧倒的な連射力から高いDPMを持つ。- 75 mm Vickers HV
単発火力こそ135と控え目ながら高い精度とDPMを誇り、いわゆるNDK戦法で猛威を振るう。
ただし、他の砲と比べて俯角が狭くなっている。それでも-8°と十分な値ではあり、そこまで困ることは無いだろう。
- 75 mm Vickers HV
- 装甲
ほとんどLTから持ち上がったような装甲で、前面で64mmだが側背面が32mmと75mm相当の榴弾砲でも貫通できてしまう。
このためエンジンが炎上しやすく、できるなら自動消火装置を用意したいところ。
地形と持ち前の機動力が活かせれば、敵の弾も当たりにくくそこまで問題にはならないが、
そういった物が活かしにくい閉所での戦闘は苦手。
特にTier6付近は10榴やロマン砲持ちが跋扈する戦場だけに、HP750では10榴も貫通2発は耐えられず、ロマン砲ではワンパンされるのでいくら与し易いと言っても、NDKを開始するまでに真正面から突っ込むと、たどり着くまでにやられていたりする。
基本は、背面などから忍び寄れるように側面展開を心がけよう。
- 機動力
快速がウリの巡航戦車だけあって、軽量設計から来るフットワークのよさと1周7秒半という砲塔旋回性能が、紅茶戦車としての本領を発揮する。
出力重量比・加速力・最高速どれを取っても素晴らしい数値でどんなマップでも高速を維持でき、旋回性能と併せた機動戦に強みがある。
また、初期のエンジンと最終エンジンで性能に大きな差がある事も特徴である。
このおかげで最終パッケージでの実際の車体旋回速度は約56°/s*1とスペックを大きく上回っており、小回りも効く。
機動力で言えば軽戦車とほとんど遜色ないと言って良いだろう。
とはいえ、視界は360m&無線が550m、隠蔽率も並のMTより優れているが流石に軽戦車には負けるので、パーツの補助無しには軽戦車的な強行偵察は難しい。
- 総論
旋回性能が低い・砲塔旋回が遅い・リロードが長いの3本立てのHT、特にKV-2やVK 36.01 (H)、Churchill VIIのような戦車からすると天敵と言える存在となる。
狙い目は、孤立・単独行動しているHT・TDであるが、敵を食い散らかすのに夢中で周囲の敵からの集中砲火による袋叩きや、気がつけば支援しているはずの味方が壊滅してるような状況は避けたい所である。
序盤の視界確保やLTの護衛・補佐→中盤の戦線支援→終盤のcap/cap妨害・残存兵力掃討など、マルチに戦える能力を生かす戦法がお勧め。
MTのタフネスを備えながら下手なLT以上の機動力を持つため、SPG狙いの突破も決まりやすいが、退路の確保をしっかりとしておかないと開幕特攻になるので要注意。
正面からぶつかることを避けて、常に相手の背後や側面を取ることを意識すれば、おのずと戦果がついてくるだろう。
史実 
フランス黄作戦で、ドイツ機甲部隊の強さを目の当たりにしたイギリス軍は、大量に損失した戦力の復旧するため、現行戦車の量産を急いでいましたが、その性能には決して満足していませんでした。
なんとかして、ドイツ戦車群に対抗出来る新型戦車を早急に開発する必要があるとして、クルセーダー巡航戦車の車体を拡大して出来たのがキャヴァリエでした。
巡航戦車Mk.VIIとなったキャヴァリエ(A24)は、戦車不足に悩むイギリス陸軍がクルセ-ダーの後継として開発を急がせ、試験中にもかかわらず正式化・発注を行ったため、低出力だったリバティーエンジンに足をすくわれる形となり、これを改修する案が持ち上がりました。
ただちに、変速機と足回りを改良・手直ししたものが、A27後にA27Lとして固体識別が与えられることになった巡航戦車Mk.VIIIセントーでした。
エンジンこそ持ち越しのリバティーエンジンでしたが、イギリス航空エンジンの最高峰といわれたマーリンエンジンの車載版ミーティアと交換できるように、機関室が設計されていました。
セントーは950両生産されましたが、肝心のミーティアのベースとなるマーリンエンジンはイギリス空軍の航空機に多数搭載されていて、ロールスロイス社と米パッカード社に生産を優先させていてもなお、生産が追いつかないという状態で、ミーティアの生産まで時間が掛かったため、そのつなぎとして生産したものだったのです。
1943年、ようやくミーティアの供給が間に合い、セントーのエンジンをミーティアに換えた、巡航戦車MK.VIIIクロムウェル(A27M)が完成、量産が開始されました。
セントーとの違いはエンジンだけなのですが、エンジンの変更で四角い大型の吸気グリルカバーを機関室上面に設けたのが、識別点となりました。
先に、セントーとして生産されたものも、改修されてクロムウェルMk.II~VIとされました。
主武装は、Mk.IIIまでが6ポンド砲、以後は75mm砲で、Mk.VIのみが90mm榴弾砲を装備する近接支援型もあり、回収型や砲兵指揮型などの派生型も作られ、生産台数は約3,000両に達しました。
こうしてやっと登場したクロムウェルでしたが、実戦配備されたノルマンディー上陸作戦の頃になると前面装甲76ミリ厚と6ポンド砲を持っているとはいえ、性能は平凡的というほど戦車の進化が早く、アメリカから次々送られるM4シャーマンの影響もあって、クロムウェルの必要性も減少していってしまいました。
ヴィレル・ボカージュの戦いでは、ミハエル・ヴィットマンのティーガーに20両(1個大隊15両とも)も撃破されてしまい、やられ役というイメージを歴史に残してしまった、クロムウェルにとってあまりうれしくないエピソードもあります。
ただしこれはプロパガンダの為に喧伝されたもので、実際にはクロムウェルは5両だけで残りはM5スチュアート3両とM4シャーマン4両、ハーフトラック10両、カーデン・ロイド・キャリア4両、スカウトカー1両だったそうです。
また、イギリス本国では生産中止が決定されたバレンタイン歩兵戦車の替わりに、クロムウェル巡航戦車のレンドリースをソ連に薦めたところ、バレンタイン歩兵戦車の好評ぶりに負けて、いらないと拒否されてしまうなど、クロムウェルの不遇な逸話は尽きなかったりします。
「クロムウェル(Cromwell)」とは、清教徒革命の議会派の指導者で、鉄騎隊(アイアンサイド)といわれる、厳格な規律と、騎士をも死をも怖れぬ軍団を作った、オリバー・クロムウェルに由来するとされています。
コメント 
最新の5件を表示しています。 コメントページを参照